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第一章 ムーン・ブル編
第23話 城門
「次は、城門だな~」
平静な俺は、腕組したままで道へと戻りながら呟いた。道の上で再び仁王立ちして威風堂堂な城門と城壁を眺める。左側の城壁上部を歩く弓兵が、城門上部を通過して右側の城壁上部へと移動する。
「おおっ! 上は繋がってるのか!」
感嘆な俺は、思わず前のめりで繋がっているのならば城門も自分の所有物と声を強く上げていた。城門を改めて確認する。
「高さは城壁より少し高いのか。出入り口の上のアーチ構造のせいか? アーチ状に並ぶ石は凄いよな。あれを手作りするのは至難の業だ。出入り口の横幅は5メートルぐらいだな。柱も城壁に負けず劣らずの大きな石を積み上げて力強さ満点だ!」
職業病な俺は、思わず身振り手振りを誰かに解説するように交えて強く呟いていた。改めて腕組すると同時に仁王立ちする。
「うんうん。城門も立派なもんだ」
再び得意な俺は、惚れたと二度頷いて自分の所有物を自慢するかのように呟いた。冒険者と思われる女性と村人風や農民風の人々が城門の内側へと移動し始める。
「そろそろ行くか。一応、声を掛けた方がいいよな?」
満足な俺は、城門の左右から言葉を交している門番2人を観察しながら疑問に呟いた。右側に立つ門番の下に向かい始める。
(何を聞かれるかな~)
陽気な俺は、頬を緩めて通過手順を推測しながら思考した。会話を続けている門番の下に到着する。
(けっこう若いな…)
警戒な俺は、兜の下の横顔を窺いながら初々しいと思考した。心構えを行う。
「すまない。初めてここに来たんだが?」
「ん? ああ、旅人か」
程好く緊張な俺は、門番の目を見つめて疑問に尋ねた。顔を俺に気付いたように向ける門番は、笑顔を見せて返事を戻した。顔を俺の身なりを確認するように上下に向けたあとに周囲に向ける。
「んん? おまえ、1人で来たのか?」
「ああ」
顔を俺に戻す門番は、困惑な様子で疑問に尋ねた。悪意な俺は、笑顔で返事を語尾に被せてさらりと戻した。
「そんな恰好で…、ってまさか?! 犯罪者じゃないだろうな?!」
「違うさ。離れたの山の中に住んでて金がなくなったからギルドで稼ぎたいと思って出て来ただけさ。ポツンと一軒家ってやつでさ。自給自足で暮らしてたから殆どの人は気付いてないよ」
「やっ、山の中? ポツンと? そっ、そんな話、聞いたことないぞ…」
困惑な様子の門番は、呆れ顔を見せたあとに徐々に目を丸くして突如と憤怒の形相を見せて声を疑問に強く上げた。引き続き悪意な俺は、再び笑顔で返事を語尾に被せてさらりと戻した。言葉を詰まらせる門番は、視線を逸らして不満に呟いた。俺も視線を逸らす。
「う~ん、怪しいか~?」
(う~ん、情報料を多くして混乱させる作戦は失敗か~? 冒険者の詮索はしない事が異世界の大抵の決まり事だから、これからそれになろうとするやつも詮索されないと思ったが、これは次の手を打たないと…)
「「う~~~ん………」」
首を捻る門番は俺を数回新人のように瞥見しながら声を疑問に漏らし、陰湿な俺は瞥見のタイミングをずらして門番を数回ベテランのように瞥見しつつ思考した。互いに体を右側に向けて手を顎に当てて唸り声を漏らした。
(これじゃあ団栗の背比べだな……。そうだ! 女神みたいな泣き寝入にするか?)
「ふう~。ギルドに登録するならいいよ。それで問題はなくなるからな」
(おおっ! 上手くいった!)
向上な俺は、程度が低いと恥じて直ちに新たな作戦を思考した。息を漏らす門番は、体の向きを俺に戻して穏やかな表情で話した。歓喜な俺は、思わず目を見開いて勝利宣言のように思考していた。体の向きを門番に戻す。
(フッ、俺の勝ちだな)
勝者な俺は、門番を見つめて口元を不敵に緩めて思考した。混乱な様子の門番は、敗者かのように狼狽する。
(いや待てよ。ギルドに登録すると何か分かるのか?)
冷静な俺は、視線を逸らすと同時に右手を口元に当てて疑問に思考した。アニメなどの展開を思い出す。
(凡その見当は付くが…)
慎重な俺は、情報を引き出すような舐め回す視線を門番に静かに戻しながら思考した。門番の表情が強張る。
(顔色だけじゃ分からないな。だが、答えはきっと明るい未来にある! ここは、出たとこ勝負だ!)
前向きな俺は、視線を城門内に移して強く思考した。小学校に初登校するような甘酸っぱい心の一欠けらを胸に抱きならも大人の力強い右足を未来に向けて大きく踏み出した。
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