スキルマスター

とわ

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第一章 ムーン・ブル編

第57話 変わったこと

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 前向きな俺は、次の用事のために森の宿へと向かう。環状通りに建つ店先が開放的な造りの雑貨屋の前で思わず足を止めてしまう。店内に顔を向ける。必須アイテムかのように煌めく商品を発見する。

(おおっ! カラフルなトランクスだ! 真っ白なTシャツもあるな!)

 日常な俺は、思わず目を見張りながら着心地の良い下着は重要と強く思考してた。まずは行動と店内に向かう。思わず目移りしてしまう。

(とりあえず、三つずつでいいか)

 安堵な俺は、カラフルなトランクス3枚と真っ白なTシャツ3枚を手に取る。

「すみませーん! これくださーい!」

「あいよー!」

 元気な俺は、店内の奥側に向けて声を強く掛けた。奥側からおばちゃんと思われる声が強く届いた。恰幅の良いおばちゃんが登場する。

「Tシャツ3枚と、トランクスも3枚だね。それだけでいいかい?」

「ああ」

「一つ銅貨1枚だから、全部で銅貨6枚だよ」

(円に換算すると銅貨は百円? いや千円ぐらいか? 今の円は価値がおかしいからやり難いな)

 平穏な様子のおばちゃんは、俺の手元の商品を確認して疑問に尋ねた。満足な俺は返事を戻し、納得な様子のおばちゃんは笑みを見せて話した。真剣な俺は、銀貨一枚をポケットから取り出して思考した。

「これで」

「じゃあお釣りね。袋に入れるわ」

 平静な俺は、銀貨を手渡して話した。微笑むおばちゃんは、お釣りを戻して両手を俺に差し出して話した。俺から商品を受け取る。付近のテーブルに向かい、商品を布袋に仕舞い始める。慎重な俺は、お釣りの銅貨6枚を確認する。

(そう言えば…)

 失念な俺は、目的の一つを思い出したと思考した。

「おばちゃん、最近変わったことはあるか?」

「なんだい急に?」

「ちょっと気になることがあってさ」

 平静な俺は、お釣りをポケットに仕舞いながら疑問に尋ねた。荷物を布袋に仕舞い終わるおばちゃんは、俺の下に歩みながら疑問に尋ね返した。不安な俺は、さらりと返事を戻した。

「特にないけど…、あっ、そうだわ。しいて言えばだけど、何も変わらないことが変わったってことかね」

「どう意味だ?」

 左上に顔を向けるおばちゃんは、顔を戻して布袋を俺に手渡しながら返事を戻した。困惑な俺は、布袋を受け取りながら疑問に尋ねた。

「3年前に魔王は倒されたでしょう。昔の勇者様の物語だと魔王が倒されたあとはモンスターの数が減るじゃない。でも、減らないのよ。嫌になっちゃうわね、ホントに」

「う~ん…、なるほど…」

 陳列棚に肘を突くおばちゃんは、おばちゃんの仕草を交えて返事を戻した。困惑な俺は、思わず首を捻りながら声を漏らしていた。顔をおばちゃんに戻す。

「ありがと」

「どういたしまして。あんたら冒険者に期待してるよ」

「任せとけ! それは今の俺の目的の内の一つだからな」

 感謝な俺は、笑みを見せて返事を戻した。元気な様子のおばちゃんは、両手を左右の腰に突いて話した。前向きな俺は、自分を右の親指で示して話した。

「頼もしいね~。期待してるよ!」

『バチン!』

「うおっ」

 感心な様子のおばちゃんは、左手を俺の右腕にフルスイングして強く話した。鎧から悲鳴のような音が強く届いた。ひ弱な俺は、思わず陳列に吹っ飛ばされて声を漏らしていた。

(この世界のおばちゃんは、昔の日本のおばちゃんみたいだな…)

 恐怖な俺は、笑顔のおばちゃんを化け物のように見つめて思考した。思わず身震いを起こしてしまう。

「あんた、明日またおいでよ。いい物が入るから」

「いい物?」

「新人の冒険者に必須のアイテムさ」

(新人と見抜かれてる…、この格好なら当然か)

 パワフルな様子のおばちゃんは、再び両手を左右の腰に突いて話した。困惑な俺は、姿勢を戻して疑問に尋ねた。得意な様子のおばちゃんは、右の手の平を見せて話した。困惑な俺は、新品の鎧を見つめて今後はこの手のことは気にしないと思考した。

「カラフルなトランクス以外に、必須アイテムがあるのか?」

「そりゃあるさ…。まあ、楽しみにしておいで」

「分かった。明日また依るよ」

 引き続き困惑な俺は、疑問に尋ねた。困惑な様子おばちゃんは、表情をしかめたあとに明るく返事を戻した。平静な俺は、笑みを見せて話した。

「じゃあ」

 満足な俺は、さらりと話した。雑貨屋をあとにしようとする。

「応援してるよ!」

 背後からおばちゃんの心に響く声が強く届いた。感銘な俺は、思わず笑みを零してしまう。顔をおばちゃんに向ける。

「ありがとう」

 安堵な俺は、思わず笑顔を見せて声は心にしっかり届いたよと話していた。


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