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01.愛してないなんて言葉にせずともわかってる
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私こと『ノエル・ルーマン』は、平凡な(?)貧乏貴族であるルーマン子爵家の次女として生まれ『レイバ辺境伯』の嫡男との政略的婚約を1歳の時に交わした。
婚約から15年。
今日は年に1度のレイバ領の収穫祭。
婚約者である『フラン・レイバ』との久々のデートの日。
「お待たせして申し訳ありません」
彼の住む本宅から300mも離れていない古い屋敷に住んでいる私を迎えに来るのが普通でしょうが、彼はあえて人の多い街中での待ち合わせを望みました。
「いいえ、賑やかな街は見ていてとても楽しく、時間が過ぎるのも気になりませんでしたわ」
私が穏やかに言えば、既に待ち合わせから3時間が経過しているにも関わらず、彼は呟きました。
「アナタは、僕がいなくても平気なのですね」
可哀そうな自分を周囲にアピールするため、何時もより少し大きな声で訴えてきます。
ですが、私は聞こえないふりを通すのです。 そうすればソレを耳にした領民の方達も無視できるでしょう? 私がどれほど勉学に勤めても、辺境伯領のために頑張っても、結局は貧乏子爵家の娘でしかありません。
文句等言える立場ではないのです。 ならば、せっかくの祭りの日を、チラチラ不安そうに眺める領民の方々が楽しく過ごせるよう、平穏に過ごすための努力をするまでです。
「フラン様、お食事はどうなさいました?」
何しろ11時に約束し、今は14時です。 その約束には食事も一緒にと考えるのが普通でしょう。
「今日は、王都でも一流の料理人が招かれているからね」
私はニコニコと嬉しそうに微笑んで見せました。
「君との食事のために、シェフに特別な料理を準備させたんだよ。 ただ……妹がね……どうしてもシェフの料理を食べたいと。 王都の一流シェフの料理なら、食べられるのではないかと言ってね。 申し訳ないとは思っていたんだけど、妹と共に食事をすませてしまったんだ」
「そうですか、それはとても残念です」
「君は、あの恥ずかしがり屋で、食の細い妹が珍しくも積極的に食事を食べたいと言ったのに、自分の欲を優先すると言うのか! 妹に不満があると言うのか!! なんて、冷たい女……」
「そんなつもりは……」
領民の怯えたような視線が向けられれば、慌ててフランは微笑みを浮かべた。
「あぁ、そうか、そうだね。 すまなかった。 あの病弱で可哀そうな妹を思うとつい、君だって僕と一緒に食事がしたかったんだよね。 ショックだったのだね。 すまない。 今からでも何か食べようか?」
既に、ここまでの会話は、遅刻も含めデートと名のつく行為のたびに交わされていた会話。 流石に3時間の遅刻は想定外でしたが、食事は妹であるフレイと行うだろうと考え、私は家でユックリと食事をすませ、1時間ほど前に待ち合わせ場所に辿り着き、出店を回り買い物まで終えています。
「いいえ、こうやってフラン様と共に歩けるだけで、幸福でございます」
私は都会で流行りのマニュアル言葉と共に微笑んで見せた。
「そんな風に言ってもらえるなんて嬉しいよ。 そうだ、デートの記念にアクセサリーでも買おうか?」
「ありがとうございます」
そして向かった宝石店。 祭りの露店とは違い、高価な品が並べられていた。
「実はね。 ソロソロ社交界デビューを迎える君のために、ちゃんとした贈り物をするようにと両親から言われたんだ。 王都の華やかな貴族達に、辺境の田舎者と言われないような代物を買わないとね」
「勿体ないお言葉です」
店の中を見て歩けば、フランは、金色の台座に綺麗な赤色のルビーが乗せられたものばかりを見ています。 店主はチラチラと私を気にしながら、フランに恐る恐る声をかけました。
「辺境伯様からお話は伺っております。 ノエル様の髪と瞳に似合うものを準備するようにと、色々とご用意させておりますので、今お出ししますね」
そして少しばかり強引にフランの目の前に出されたのは、銀の髪、青みがかった紫の瞳に似合うだろう、サファイア、アメジストを中心としたネックレス、カフスリング、髪飾りである。
「いや、華やかなルビーがいい。 そうだろうノルン?」
乱暴に宝石箱を腕で払えば、店主は慌てて宝石箱を守り抱えた。
「ですが、辺境伯は」
フレイは大きな溜息をつく。
「僕は、彼女に聞いているんだ。 選ぶのは僕と彼女だ。 君と父であって良い訳がない!!」
ここまで聞けば良い話だが……。
「どうせノエルは、宝石など余り好まないのだろう? いつだって僕からのプレゼントを蔑ろにする。 どうせまた優しい妹が使われない装飾品が可哀そうだと身に着けるのだから、最初から妹に似あう宝石を選ぶのが良いと思わないかい?」
「そのような考え方もありますのね……」
そう正直に口にすれば、
「やっぱりオマエは、僕のことなんてどうでもいいんだ!! 僕からのプレゼントなんて嬉しいなんて思ってもいないんだろう!!」
悲劇を演じてみせるが、口元がニヤニヤしているのが止まらない。
そして、どうだと店主を視線を送り、再び宝石へと視線を向けた。
そこへフランとよく似た娘が、宝石店にやってきた。
「お兄さま!!」
カランカランと店の鈴がなる。
「どうしたんだいフレイ」
二人は男女の双子として生まれながら、とても良く似た双子だった。 美しく華やかに整った顔立ち。 魔物の対処を行う炎の力を血統により受け継いでいる。
お互いがお互いの瞳を見合わせ、ウットリとした表情で見つめあう。
「どうしたんだいフレイ、身体の弱いオマエがこんなところまで出てくるなんて」
「だって、今日はとても体調が良いのですもの。 せっかくお祭りなのだから、私も一緒に楽しみたくて……」
先ほどまで一緒に食事をしていたことを考えれば、とてもわざとらしい演技だ。 そして、何よりレイバ辺境伯の血縁にある者の多くは、頑強な肉体を持っている。 病弱と言うのは、礼儀作法やレイバ家の務めである騎士としての修行をサボりたいが故の言い訳に過ぎない。
彼女が病弱なふりを始めたのは、私がフランの婚約者として仲良くできるよう。 土地に馴染めるようにと、親元を離れこの地に来た10歳のころから。
仲の良い双子の兄妹。 その仲を割って入ろうとするものがいれば、不安になるのも仕方あるまいと、レイバ辺境伯はフレイの仮病を認めてしまったのだ。 最初だけ、シバラクの間、そのうち落ち着くだろうから、何十人もの家庭教師を追い出した今、どうせ言っても無駄だからと、あきらめてしまったのだ。
私にすれば良い迷惑。
と、言いたいところですが……婚約者であるフランにトキメキ1つ感じた事の無い私は、どう反応していいのか? 今後どう対応していいのか? どうやって逃げ出せばいいのか?
いい加減、耐えかねている。
……この後、2人は私のための、私しかいない古い屋敷にやってくるのだろう……。
なぜ、1人で古い屋敷にいるのか?
それは10歳のころまで時間が遡る。
私は、
婚約者としての心得、教育を受けるために親元を離れやってきた。
そんな私に、奥様はこうおっしゃったのです。
「良く来てくれたね。 今日からは本当の親子だと思って接して頂戴」
ですが、次の瞬間……3つ年上の、フレイはこう言って暴れだした。
「婚約者だからと言って、男女が同じ屋根の下で暮らすなんて不潔よ!!」
それはもう、凄まじい怒号。
ドンドン体温が上がり、陽炎が身体を覆うほどの癇癪。 大声で泣きわめき、10歳になったばかりの私が、淫乱でありフランを誑かすのだと大声で叫びながら、街に向かって走り出したのです。
レイバ辺境伯夫婦は私に謝罪し、辺境伯がかつて使っていた旧宅を私に与え、時期を待って欲しいと告げました。
そして、時期をまった今では、親に叱られる事を恐れ、世間の視線を恐れ、2人は隠れるように私の住まう旧宅に訪れイチャイチャするようになったのです。
恋愛経験がなくとも、それが普通ではないことぐらい理解できます。
実家に助けを求めようとしたこともありました。
ですが実家は、貧乏子爵家です。 そして、なにより……、双子が人を雇い、レイバ辺境伯の素振りで私の実家に手紙を出したことにより、私は実家に戻る事を禁じられてしまったのです。
『親元を離れたノルンは好き放題ワガママをし暴れ迷惑をかけている。 少々厳しく躾けが厳しくしても許して欲しい。 そして、嘘を付き戻りたいと言っても決して迎えてやってくれるな』
と……。
婚約から15年。
今日は年に1度のレイバ領の収穫祭。
婚約者である『フラン・レイバ』との久々のデートの日。
「お待たせして申し訳ありません」
彼の住む本宅から300mも離れていない古い屋敷に住んでいる私を迎えに来るのが普通でしょうが、彼はあえて人の多い街中での待ち合わせを望みました。
「いいえ、賑やかな街は見ていてとても楽しく、時間が過ぎるのも気になりませんでしたわ」
私が穏やかに言えば、既に待ち合わせから3時間が経過しているにも関わらず、彼は呟きました。
「アナタは、僕がいなくても平気なのですね」
可哀そうな自分を周囲にアピールするため、何時もより少し大きな声で訴えてきます。
ですが、私は聞こえないふりを通すのです。 そうすればソレを耳にした領民の方達も無視できるでしょう? 私がどれほど勉学に勤めても、辺境伯領のために頑張っても、結局は貧乏子爵家の娘でしかありません。
文句等言える立場ではないのです。 ならば、せっかくの祭りの日を、チラチラ不安そうに眺める領民の方々が楽しく過ごせるよう、平穏に過ごすための努力をするまでです。
「フラン様、お食事はどうなさいました?」
何しろ11時に約束し、今は14時です。 その約束には食事も一緒にと考えるのが普通でしょう。
「今日は、王都でも一流の料理人が招かれているからね」
私はニコニコと嬉しそうに微笑んで見せました。
「君との食事のために、シェフに特別な料理を準備させたんだよ。 ただ……妹がね……どうしてもシェフの料理を食べたいと。 王都の一流シェフの料理なら、食べられるのではないかと言ってね。 申し訳ないとは思っていたんだけど、妹と共に食事をすませてしまったんだ」
「そうですか、それはとても残念です」
「君は、あの恥ずかしがり屋で、食の細い妹が珍しくも積極的に食事を食べたいと言ったのに、自分の欲を優先すると言うのか! 妹に不満があると言うのか!! なんて、冷たい女……」
「そんなつもりは……」
領民の怯えたような視線が向けられれば、慌ててフランは微笑みを浮かべた。
「あぁ、そうか、そうだね。 すまなかった。 あの病弱で可哀そうな妹を思うとつい、君だって僕と一緒に食事がしたかったんだよね。 ショックだったのだね。 すまない。 今からでも何か食べようか?」
既に、ここまでの会話は、遅刻も含めデートと名のつく行為のたびに交わされていた会話。 流石に3時間の遅刻は想定外でしたが、食事は妹であるフレイと行うだろうと考え、私は家でユックリと食事をすませ、1時間ほど前に待ち合わせ場所に辿り着き、出店を回り買い物まで終えています。
「いいえ、こうやってフラン様と共に歩けるだけで、幸福でございます」
私は都会で流行りのマニュアル言葉と共に微笑んで見せた。
「そんな風に言ってもらえるなんて嬉しいよ。 そうだ、デートの記念にアクセサリーでも買おうか?」
「ありがとうございます」
そして向かった宝石店。 祭りの露店とは違い、高価な品が並べられていた。
「実はね。 ソロソロ社交界デビューを迎える君のために、ちゃんとした贈り物をするようにと両親から言われたんだ。 王都の華やかな貴族達に、辺境の田舎者と言われないような代物を買わないとね」
「勿体ないお言葉です」
店の中を見て歩けば、フランは、金色の台座に綺麗な赤色のルビーが乗せられたものばかりを見ています。 店主はチラチラと私を気にしながら、フランに恐る恐る声をかけました。
「辺境伯様からお話は伺っております。 ノエル様の髪と瞳に似合うものを準備するようにと、色々とご用意させておりますので、今お出ししますね」
そして少しばかり強引にフランの目の前に出されたのは、銀の髪、青みがかった紫の瞳に似合うだろう、サファイア、アメジストを中心としたネックレス、カフスリング、髪飾りである。
「いや、華やかなルビーがいい。 そうだろうノルン?」
乱暴に宝石箱を腕で払えば、店主は慌てて宝石箱を守り抱えた。
「ですが、辺境伯は」
フレイは大きな溜息をつく。
「僕は、彼女に聞いているんだ。 選ぶのは僕と彼女だ。 君と父であって良い訳がない!!」
ここまで聞けば良い話だが……。
「どうせノエルは、宝石など余り好まないのだろう? いつだって僕からのプレゼントを蔑ろにする。 どうせまた優しい妹が使われない装飾品が可哀そうだと身に着けるのだから、最初から妹に似あう宝石を選ぶのが良いと思わないかい?」
「そのような考え方もありますのね……」
そう正直に口にすれば、
「やっぱりオマエは、僕のことなんてどうでもいいんだ!! 僕からのプレゼントなんて嬉しいなんて思ってもいないんだろう!!」
悲劇を演じてみせるが、口元がニヤニヤしているのが止まらない。
そして、どうだと店主を視線を送り、再び宝石へと視線を向けた。
そこへフランとよく似た娘が、宝石店にやってきた。
「お兄さま!!」
カランカランと店の鈴がなる。
「どうしたんだいフレイ」
二人は男女の双子として生まれながら、とても良く似た双子だった。 美しく華やかに整った顔立ち。 魔物の対処を行う炎の力を血統により受け継いでいる。
お互いがお互いの瞳を見合わせ、ウットリとした表情で見つめあう。
「どうしたんだいフレイ、身体の弱いオマエがこんなところまで出てくるなんて」
「だって、今日はとても体調が良いのですもの。 せっかくお祭りなのだから、私も一緒に楽しみたくて……」
先ほどまで一緒に食事をしていたことを考えれば、とてもわざとらしい演技だ。 そして、何よりレイバ辺境伯の血縁にある者の多くは、頑強な肉体を持っている。 病弱と言うのは、礼儀作法やレイバ家の務めである騎士としての修行をサボりたいが故の言い訳に過ぎない。
彼女が病弱なふりを始めたのは、私がフランの婚約者として仲良くできるよう。 土地に馴染めるようにと、親元を離れこの地に来た10歳のころから。
仲の良い双子の兄妹。 その仲を割って入ろうとするものがいれば、不安になるのも仕方あるまいと、レイバ辺境伯はフレイの仮病を認めてしまったのだ。 最初だけ、シバラクの間、そのうち落ち着くだろうから、何十人もの家庭教師を追い出した今、どうせ言っても無駄だからと、あきらめてしまったのだ。
私にすれば良い迷惑。
と、言いたいところですが……婚約者であるフランにトキメキ1つ感じた事の無い私は、どう反応していいのか? 今後どう対応していいのか? どうやって逃げ出せばいいのか?
いい加減、耐えかねている。
……この後、2人は私のための、私しかいない古い屋敷にやってくるのだろう……。
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それは10歳のころまで時間が遡る。
私は、
婚約者としての心得、教育を受けるために親元を離れやってきた。
そんな私に、奥様はこうおっしゃったのです。
「良く来てくれたね。 今日からは本当の親子だと思って接して頂戴」
ですが、次の瞬間……3つ年上の、フレイはこう言って暴れだした。
「婚約者だからと言って、男女が同じ屋根の下で暮らすなんて不潔よ!!」
それはもう、凄まじい怒号。
ドンドン体温が上がり、陽炎が身体を覆うほどの癇癪。 大声で泣きわめき、10歳になったばかりの私が、淫乱でありフランを誑かすのだと大声で叫びながら、街に向かって走り出したのです。
レイバ辺境伯夫婦は私に謝罪し、辺境伯がかつて使っていた旧宅を私に与え、時期を待って欲しいと告げました。
そして、時期をまった今では、親に叱られる事を恐れ、世間の視線を恐れ、2人は隠れるように私の住まう旧宅に訪れイチャイチャするようになったのです。
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ですが実家は、貧乏子爵家です。 そして、なにより……、双子が人を雇い、レイバ辺境伯の素振りで私の実家に手紙を出したことにより、私は実家に戻る事を禁じられてしまったのです。
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