27 / 36
改革
27.それは愛か憎しみか?
しおりを挟む
「ま、待って下さい!! お腹がパンクします。 破裂して中身が出てきます」
ケーキは好きだが、これはなんのチャレンジなのか? と、4個目を目の前に突き出された時点でギブアップした。 これは……もしや、一周回って怒っているのでは?!
でも、怒られるようなことはしていないよね?
逃げようとすれば、頭を撫でていた手が素早く腹部に回され、食べ過ぎてぷっくりとなってしまったお腹がナデナデされ、ひぃいいいいいいいと必死で逃げ……たくても、逃げられない。
「な、何をするんですか。 ちょ、や、それはダメ、触れちゃダメ」
必死になる私をディック様は楽しそうにしているのだけど、私は面白くないんだから!!
「カワイイな」
「何が!? 何が!! 私は恥ずかしいよ!!」
涙ながらに訴えれば、反応に困ったディック様は頭を撫でてくる。
「で、殿下……助けて……」
半分本気、半分冗談なのに、ディック様は不機嫌になった。
「なぜ、ヴァルナを頼る」
「ぇ?」
「婚約者を言い訳に、リーリヤに近づき過ぎだ」
「陛下から理由は聞いていないのですか? 婚約者となった人を大切にするのは当然です。 家族になるのですから」
「俺の大切な存在を気安く奪い語るな……」
「リーリヤが大切だ等とよくも語る事ができますね。 笑えない冗談ですよ。 いえ……むしろ叔父上がそのように語れば語るほど、リーリヤをどれほど憎んでいるのかと疑いたくなると言うものです」
「ふざけるな」
珍しくヴァルナ殿下が感情的と言うか喧嘩腰と言うか……そっかぁ……私って憎まれていたのかぁ……。 まぁ、嫌われる事をした覚えが無い訳でもないし、貴族がどういう物かを知れば嫌われていたのかな? と考えなくも無かった。
でも、自分が勝手に思うのと、自分に優しい第三者が言うのとでは重みが違う。
「ふざけて等いません。 なぜ、公爵家の娘として受け入れておきながら、彼女を放置していたのですか」
「放置? ちゃんと生きるに必要なものは与えていただろう」
少しずつ2人は早口となり、声色が荒くなっていた。 逃げ出したい気分にディック様の膝の上から去ろうとしたが……ガッシリ腹回りを掴まれたままだった。
「年頃の女性が、親の膝の上に乗せられて喜ぶと思っているんですか? 嫌がらせでしかありませんよ。 気持ち悪い……」
冷ややかなヴァルナ殿下の視線に、険の有る視線で返すディック様。
「俺が親だから気持ち悪いと言うなら、叔父にあたるお前はどれほど気色悪いか……」
叔父? と言う疑問をこの時は聞き出す事はできなかったが、後で聞いた事情はこんな感じだった。
国王陛下に一目惚れをした王妃は、身の回りの金品をもって家出。 かなり長い間、身分を隠し、陛下の押しかけ恋人をしていた。 だけれど、王妃の父であるレックス国の国王は王妃を見つけ出し無理やり連れ戻した。
誘拐同然に連れ戻された時、王妃は綺麗な顔立ちをした1人の幼児を連れていた。
『この子から父親を奪うのですか!!』と、父王を責めたのだと言う。 で、その時の子が……国王陛下とディック様の末の弟ヴァルナ殿下だったと言う訳。
無茶苦茶だ……。
無茶苦茶だが……、ヴァルナ様はレックス国に滞在している間、レックス王との間に良好な関係を築き、最もお気に入りの孫となったと言う。 そこまでくると正直に話す事も出来ず、レックス国の支援のうまみもあり、ヴァルナ殿下は国王夫婦の子で通す事となったそうだ。
ちなみに……国王陛下とディック様の末弟は死亡扱いとなっている。
「それに婚約者と言うのも国に必要な知識を持つ者を保護するためだと聞いたが? ソレも俺は認めていない」
「確かに最大の目的は保護ですが、私は叔父上とは違いリーリヤを昔から可愛らしいと思っていました。 物を知らずに王宮に訪れる彼女を、何も教えられていない彼女を可哀そうだとも思っていました。 出来るなら自分の手で大切にしたいと、どれほど思った事か……」
「だが、今までは何もしませんでした。 と?」
「当然でしょう。 リーリヤを守る準備もなしに彼女を感情のままに可愛がれば、彼女を危険にさらしてしまうのは十分に理解できましたからね。 そうでなくても……娼婦の娘が叔父上にいらぬ子を押し付けたと……食事の礼儀作法も知らず、下着姿だと誤解されそうな薄い布地で王宮に訪れたと笑い者にされていたのですよ!!」
初めて呼び出されたのは、とても日差しの強い暑い日の事でした……。 だって!! 私の世界(下町)では、私の着ていた服は下着姿ではなくただのワンピースだし!!
「大切でなければ、家族として受け入れなどしない」
「……えぇ、叔父上の行動は確かに英断だと思いますよ。 リーリヤが持つ魔法薬師の知識を考えれば、叔父上が保護しなければ年齢に関係なく生贄とされていたでしょう。 そして、今日のように国を救うための道が生まれる事は無かった。 ですが!! 5年前と言えばリーリヤも子供……いえ、魔法薬師が血統であると言う事を考えれば、母親を亡くしたばかりの子供です。 もう少し思いやりをもって接する事が出来たのではありませんか?!」
「俺とリーリヤの関係、勝手に判断するな。 自分の想像に酔っているだけだろう。 お前がリーリヤの何を知っていると言うんだ。 この子は5年前にはもう一人前の魔法薬師だった」
「想像? 公爵家の食卓が携帯用野戦食中心と言うのは、事実でしょう」
「何の問題がある。 うちで使っている携帯用野戦食は、リーリヤの曾祖母によって考えられたもの。 栄養価は通常の食事よりも高く身体強化を行う際にも積極的に取り入れられている品だ。 それに無駄口、嫌味の応酬をしながらチマチマする食事に何の意味がある」
「……リーリヤは女の子ですよ!!」
「そんな事ぐらい知っている」
「公爵家の娘として受け入れながら、貴方は彼女を公爵家の娘として扱わなかった」
「くだらん」
「ですが、それでリーリヤは恥をかき、陰口をたたかれ、馬鹿にされていた」
「なるほど、誰に何を言われた?」
突然に話を振られて焦りながらも、私は答えた。
「む、昔の事です」
「では、思い出せ。 公爵家を馬鹿にした者には相応の報いが必要だろう?」
「必要ありません。 相応の罰は与えました。 彼女はもう私の婚約者なのですから」
「認めてない」
「リーリヤも、もう大人です。 幾ら親だからと言って、叔父上の身勝手に付き合う必要はないはずです。 いいえ……婚約者として!! 阻止します」
「だから認めないと言っている」
「私は……リーリヤが可愛くて仕方がないんですよ」
「はぁ? ……殺されたいか?」
「脅しても無駄です。 貴方に私は殺せません」
「……何故、そう思う? お前がそれ以上干渉すれば、俺はお前を殺しリーリヤを連れて遠くに逃げるかもしれないぞ?」
「……狂っている……」
「こんなことになるなら、戦場にも連れて行くべきだった。 なぁ……そう思うだろう? リーリヤ」
私は、何が間違っていて、何が正しいのかわからぬまま……殿下が語った、そこまで憎いのかと言う言葉だけがぐるぐると脳裏を巡っていた。
笑えない……。
ケーキは好きだが、これはなんのチャレンジなのか? と、4個目を目の前に突き出された時点でギブアップした。 これは……もしや、一周回って怒っているのでは?!
でも、怒られるようなことはしていないよね?
逃げようとすれば、頭を撫でていた手が素早く腹部に回され、食べ過ぎてぷっくりとなってしまったお腹がナデナデされ、ひぃいいいいいいいと必死で逃げ……たくても、逃げられない。
「な、何をするんですか。 ちょ、や、それはダメ、触れちゃダメ」
必死になる私をディック様は楽しそうにしているのだけど、私は面白くないんだから!!
「カワイイな」
「何が!? 何が!! 私は恥ずかしいよ!!」
涙ながらに訴えれば、反応に困ったディック様は頭を撫でてくる。
「で、殿下……助けて……」
半分本気、半分冗談なのに、ディック様は不機嫌になった。
「なぜ、ヴァルナを頼る」
「ぇ?」
「婚約者を言い訳に、リーリヤに近づき過ぎだ」
「陛下から理由は聞いていないのですか? 婚約者となった人を大切にするのは当然です。 家族になるのですから」
「俺の大切な存在を気安く奪い語るな……」
「リーリヤが大切だ等とよくも語る事ができますね。 笑えない冗談ですよ。 いえ……むしろ叔父上がそのように語れば語るほど、リーリヤをどれほど憎んでいるのかと疑いたくなると言うものです」
「ふざけるな」
珍しくヴァルナ殿下が感情的と言うか喧嘩腰と言うか……そっかぁ……私って憎まれていたのかぁ……。 まぁ、嫌われる事をした覚えが無い訳でもないし、貴族がどういう物かを知れば嫌われていたのかな? と考えなくも無かった。
でも、自分が勝手に思うのと、自分に優しい第三者が言うのとでは重みが違う。
「ふざけて等いません。 なぜ、公爵家の娘として受け入れておきながら、彼女を放置していたのですか」
「放置? ちゃんと生きるに必要なものは与えていただろう」
少しずつ2人は早口となり、声色が荒くなっていた。 逃げ出したい気分にディック様の膝の上から去ろうとしたが……ガッシリ腹回りを掴まれたままだった。
「年頃の女性が、親の膝の上に乗せられて喜ぶと思っているんですか? 嫌がらせでしかありませんよ。 気持ち悪い……」
冷ややかなヴァルナ殿下の視線に、険の有る視線で返すディック様。
「俺が親だから気持ち悪いと言うなら、叔父にあたるお前はどれほど気色悪いか……」
叔父? と言う疑問をこの時は聞き出す事はできなかったが、後で聞いた事情はこんな感じだった。
国王陛下に一目惚れをした王妃は、身の回りの金品をもって家出。 かなり長い間、身分を隠し、陛下の押しかけ恋人をしていた。 だけれど、王妃の父であるレックス国の国王は王妃を見つけ出し無理やり連れ戻した。
誘拐同然に連れ戻された時、王妃は綺麗な顔立ちをした1人の幼児を連れていた。
『この子から父親を奪うのですか!!』と、父王を責めたのだと言う。 で、その時の子が……国王陛下とディック様の末の弟ヴァルナ殿下だったと言う訳。
無茶苦茶だ……。
無茶苦茶だが……、ヴァルナ様はレックス国に滞在している間、レックス王との間に良好な関係を築き、最もお気に入りの孫となったと言う。 そこまでくると正直に話す事も出来ず、レックス国の支援のうまみもあり、ヴァルナ殿下は国王夫婦の子で通す事となったそうだ。
ちなみに……国王陛下とディック様の末弟は死亡扱いとなっている。
「それに婚約者と言うのも国に必要な知識を持つ者を保護するためだと聞いたが? ソレも俺は認めていない」
「確かに最大の目的は保護ですが、私は叔父上とは違いリーリヤを昔から可愛らしいと思っていました。 物を知らずに王宮に訪れる彼女を、何も教えられていない彼女を可哀そうだとも思っていました。 出来るなら自分の手で大切にしたいと、どれほど思った事か……」
「だが、今までは何もしませんでした。 と?」
「当然でしょう。 リーリヤを守る準備もなしに彼女を感情のままに可愛がれば、彼女を危険にさらしてしまうのは十分に理解できましたからね。 そうでなくても……娼婦の娘が叔父上にいらぬ子を押し付けたと……食事の礼儀作法も知らず、下着姿だと誤解されそうな薄い布地で王宮に訪れたと笑い者にされていたのですよ!!」
初めて呼び出されたのは、とても日差しの強い暑い日の事でした……。 だって!! 私の世界(下町)では、私の着ていた服は下着姿ではなくただのワンピースだし!!
「大切でなければ、家族として受け入れなどしない」
「……えぇ、叔父上の行動は確かに英断だと思いますよ。 リーリヤが持つ魔法薬師の知識を考えれば、叔父上が保護しなければ年齢に関係なく生贄とされていたでしょう。 そして、今日のように国を救うための道が生まれる事は無かった。 ですが!! 5年前と言えばリーリヤも子供……いえ、魔法薬師が血統であると言う事を考えれば、母親を亡くしたばかりの子供です。 もう少し思いやりをもって接する事が出来たのではありませんか?!」
「俺とリーリヤの関係、勝手に判断するな。 自分の想像に酔っているだけだろう。 お前がリーリヤの何を知っていると言うんだ。 この子は5年前にはもう一人前の魔法薬師だった」
「想像? 公爵家の食卓が携帯用野戦食中心と言うのは、事実でしょう」
「何の問題がある。 うちで使っている携帯用野戦食は、リーリヤの曾祖母によって考えられたもの。 栄養価は通常の食事よりも高く身体強化を行う際にも積極的に取り入れられている品だ。 それに無駄口、嫌味の応酬をしながらチマチマする食事に何の意味がある」
「……リーリヤは女の子ですよ!!」
「そんな事ぐらい知っている」
「公爵家の娘として受け入れながら、貴方は彼女を公爵家の娘として扱わなかった」
「くだらん」
「ですが、それでリーリヤは恥をかき、陰口をたたかれ、馬鹿にされていた」
「なるほど、誰に何を言われた?」
突然に話を振られて焦りながらも、私は答えた。
「む、昔の事です」
「では、思い出せ。 公爵家を馬鹿にした者には相応の報いが必要だろう?」
「必要ありません。 相応の罰は与えました。 彼女はもう私の婚約者なのですから」
「認めてない」
「リーリヤも、もう大人です。 幾ら親だからと言って、叔父上の身勝手に付き合う必要はないはずです。 いいえ……婚約者として!! 阻止します」
「だから認めないと言っている」
「私は……リーリヤが可愛くて仕方がないんですよ」
「はぁ? ……殺されたいか?」
「脅しても無駄です。 貴方に私は殺せません」
「……何故、そう思う? お前がそれ以上干渉すれば、俺はお前を殺しリーリヤを連れて遠くに逃げるかもしれないぞ?」
「……狂っている……」
「こんなことになるなら、戦場にも連れて行くべきだった。 なぁ……そう思うだろう? リーリヤ」
私は、何が間違っていて、何が正しいのかわからぬまま……殿下が語った、そこまで憎いのかと言う言葉だけがぐるぐると脳裏を巡っていた。
笑えない……。
0
あなたにおすすめの小説
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
婚約破棄ブームに乗ってみた結果、婚約者様が本性を現しました
ラム猫
恋愛
『最新のトレンドは、婚約破棄!
フィアンセに婚約破棄を提示して、相手の反応で本心を知ってみましょう。これにより、仲が深まったと答えたカップルは大勢います!
※結果がどうなろうと、我々は責任を負いません』
……という特設ページを親友から見せられたエレアノールは、なかなか距離の縮まらない婚約者が自分のことをどう思っているのかを知るためにも、この流行に乗ってみることにした。
彼が他の女性と仲良くしているところを目撃した今、彼と婚約破棄して身を引くのが正しいのかもしれないと、そう思いながら。
しかし実際に婚約破棄を提示してみると、彼は豹変して……!?
※『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも投稿しています
仕事で疲れて会えないと、恋人に距離を置かれましたが、彼の上司に溺愛されているので幸せです!
ぽんちゃん
恋愛
――仕事で疲れて会えない。
十年付き合ってきた恋人を支えてきたけど、いつも後回しにされる日々。
記念日すら仕事を優先する彼に、十分だけでいいから会いたいとお願いすると、『距離を置こう』と言われてしまう。
そして、思い出の高級レストランで、予約した席に座る恋人が、他の女性と食事をしているところを目撃してしまい――!?
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
【書籍化】番の身代わり婚約者を辞めることにしたら、冷酷な龍神王太子の様子がおかしくなりました
降魔 鬼灯
恋愛
コミカライズ化決定しました。
ユリアンナは王太子ルードヴィッヒの婚約者。
幼い頃は仲良しの2人だったのに、最近では全く会話がない。
月一度の砂時計で時間を計られた義務の様なお茶会もルードヴィッヒはこちらを睨みつけるだけで、なんの会話もない。
お茶会が終わったあとに義務的に届く手紙や花束。義務的に届くドレスやアクセサリー。
しまいには「ずっと番と一緒にいたい」なんて言葉も聞いてしまって。
よし分かった、もう無理、婚約破棄しよう!
誤解から婚約破棄を申し出て自制していた番を怒らせ、執着溺愛のブーメランを食らうユリアンナの運命は?
全十話。一日2回更新 完結済
コミカライズ化に伴いタイトルを『憂鬱なお茶会〜殿下、お茶会を止めて番探しをされては?え?義務?彼女は自分が殿下の番であることを知らない。溺愛まであと半年〜』から『番の身代わり婚約者を辞めることにしたら、冷酷な龍神王太子の様子がおかしくなりました』に変更しています。
記憶喪失の婚約者は私を侍女だと思ってる
きまま
恋愛
王家に仕える名門ラングフォード家の令嬢セレナは王太子サフィルと婚約を結んだばかりだった。
穏やかで優しい彼との未来を疑いもしなかった。
——あの日までは。
突如として王都を揺るがした
「王太子サフィル、重傷」の報せ。
駆けつけた医務室でセレナを待っていたのは、彼女を“知らない”婚約者の姿だった。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる