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10.襲っておきながら、襲われたがるなんて……(☆ ユリエロ要素)
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風呂の湯につかったままの私に多いかぶさるように、猫獣人は浴槽の縁に手をかけ私を追い詰め、暗闇の中で獲物を隠れ狙う猫のような瞳をしながら、その牙をみせつけ、薄くザラリとした舌をだし、私の首をピチャピチ舐めだした。
「薄い皮膚にゃ。 牙が少しでもあたればプチッと避けて血が噴き出てしまうにゃ、ぬめった赤い血が流れて、肉がぐちゃってなるにゃ。 あぁ、可哀そうにゃヴィーゲルト様、こんな弱い生き物をツガイと勘違いにゃさるにゃんて」
牙をあて、見せつけた爪で皮膚を撫でる。
血は出ずとも、皮膚は赤く爪痕を描く。
彼女が脅しているだけというのは十分にわかる。 もし、彼女がヴィを嫌い憎んでいるなら……、屈辱を与えることを目的にし、精神的に追いこむことに楽しみを見出しているなら、私は既にズタズタにされていた。
だけど彼女の目的は違う。
ツガイと言う意味を理解していない獣人はおらず、ツガイを殺された獣人は必ず、その親類縁者など、気が収まるまで報復を続けると言われているのだから、命の危険はないと私はたかをくくっていた。
「可哀そうにゃヴィーゲルト様。 欲求を満たせていないに決まっているにゃ、こんな人間に従属しているなんて、おいたわしい事ですにゃ」
ザラザラした舌を押し付け、太い血管を追うように私の首筋から胸元を舐めてくる。 ザラリとした舌でネットリと舐めてくるのが不快で顔をゆがめた。
「興奮してきたのかにゃ? 人間は節操なしだにゃぁ~。 これは、是非ヴィーゲルト様に報告しにゃければ」
「そういう貴方は、ずいぶんと息が荒くなって、目が充血しているけど?」
「うるさいにゃ!! 弱い劣等種の癖に、うちを評価するにゃ!!」
はぁはぁと明らかに息は荒い、
「よく、ソレで私を節操なしの劣等種なんていえるものね」
風呂の温度にのぼせているのを知りながら、気付かないふりをして挑発をし私は筋肉質な猫獣人の胸を撫でた。 力を入れてもソレは形を変えることなく、決して肌触りも良いとは言えない固く分厚い皮膚をしている。
「ひぃいい」
それでも、感度はいいらしい。
「獣人は、もっとこう痛みと共に感じるんでしょ? ねぇ、コレってどんな感じなの?」
変な声を出しているが、私は彼女の感覚の一切を無視していく。 今まで獣人に触れる機会などヴィしかなかった訳で、興味深い検体なのだ。
「ねぇ……獣人って、女性もみんなこんなに硬い皮膚をしていますの?」
全身をサワサワ障れば、尻尾が痙攣していた。
獣人同士はこう、ソフトに触れるか触れないかの微妙な愛撫と言うものは無いらしい。 まぁ、あくまでもヴィの趣味の範囲にそういう人がいなかっただけかもしれませんが……。
基本獣人の性行為は2パターン。
戦闘時の血の興奮を納めるために、奪い傷つけるような行為を行う場合。 それと、より強い血を残そうとするための半戦闘状態での生殖行為。 女性であれば自分を屈服できる相手でなければ、身を許す気に等ならず、男性であってもはいどうぞと媚びを売ってくる相手とは、強い子を残せないと言う侮蔑的な意識が先立ち興味を持たないそうだ。
これがツガイの場合、単純に強さを求めるのではなく、自分に足りない部分。 この人間の持つ○○と言う要素を取り入れれば自分はもっと強くなれるという本能が働くらしく、相手との単純な力関係は意味をなさないのだと、私は考えている。
私は、猫獣人の腹部を優しく撫でる。
「はぅん」
腹筋バキバキだが、感じるらしい。
痛みには強いが、そっと触られるのは弱いのはヴィも一緒。 そういえば尻尾の付け根あたりが弱かったのってどんな動物だったかしら? 抱き着くように相手の背に手をまわし、尻尾の付け根部分を障れば、当然肌が密着するわけで、相手は私の柔らかな肌を肌で感じることになる。
「うはっぁ、ぁん」
変な声を出している。
「ねぇ、尻尾を触られるのってどんな感じなの?」
「や、やめるにゃぁああ」
人間基準で言うなら、既に準備OK状態にしか見えない猫獣人。 だけど、まぁ、辞めろと言われたから辞めることにした。 私は同性相手にそういう趣味は持ち合わせてはいませんし、私にとって彼女は自己防衛を確立するための研究対象。
身体を放せば相手は肩で息をしている。 上下する胸をそっと指先で触れれば、ビクンっと痙攣した。
「本当、敏感ですね。 こんなに敏感で戦闘するって大変なのでは?」
「ば、馬鹿なことをいうにゃぁあああ!!」
「泣かなくても」
うん、胸自体は筋肉の塊だけど……乳首は授乳のために女性らしい形状をしている。
「にゃ、にゃにをするにゃ、辞めるにゃ」
「いえ……、触ってくださいとばかりにここにあったので」
指先で彼女の興奮を主張する乳首に触れてみれば、既にソレは固くなっていた。
「何、興奮しているんですか? 人間相手に……。 それとも、この状況に酔っているんですか? ずいぶんと安い欲情ですね。 少なくとも今のアナタを見ている限り、私には獣人族特有の性行為と言うものは、想像つかないのですが……もしかして、人間として、触れられてみたいんですか?」
挑発するように言いながら、硬くなった乳首を指先でこねるように強めに撫でてみれば、涙目になりながら、あうあういいながら、喉がゴロゴロとなっている。
「傷つけ奪いあうのが獣人族のやり方といいながら、普通に感じるんじゃないですか」
「……ところで……お前達は何をやっているんだ……」
風呂の入り口で、〆られた後にしか見えない狼青年を携えたヴィが立っていた。
「本当、獣人って無神経ですよね」
裸を見る事、見られる事に抵抗のない獣人達に私は肩をすくめる。
「薄い皮膚にゃ。 牙が少しでもあたればプチッと避けて血が噴き出てしまうにゃ、ぬめった赤い血が流れて、肉がぐちゃってなるにゃ。 あぁ、可哀そうにゃヴィーゲルト様、こんな弱い生き物をツガイと勘違いにゃさるにゃんて」
牙をあて、見せつけた爪で皮膚を撫でる。
血は出ずとも、皮膚は赤く爪痕を描く。
彼女が脅しているだけというのは十分にわかる。 もし、彼女がヴィを嫌い憎んでいるなら……、屈辱を与えることを目的にし、精神的に追いこむことに楽しみを見出しているなら、私は既にズタズタにされていた。
だけど彼女の目的は違う。
ツガイと言う意味を理解していない獣人はおらず、ツガイを殺された獣人は必ず、その親類縁者など、気が収まるまで報復を続けると言われているのだから、命の危険はないと私はたかをくくっていた。
「可哀そうにゃヴィーゲルト様。 欲求を満たせていないに決まっているにゃ、こんな人間に従属しているなんて、おいたわしい事ですにゃ」
ザラザラした舌を押し付け、太い血管を追うように私の首筋から胸元を舐めてくる。 ザラリとした舌でネットリと舐めてくるのが不快で顔をゆがめた。
「興奮してきたのかにゃ? 人間は節操なしだにゃぁ~。 これは、是非ヴィーゲルト様に報告しにゃければ」
「そういう貴方は、ずいぶんと息が荒くなって、目が充血しているけど?」
「うるさいにゃ!! 弱い劣等種の癖に、うちを評価するにゃ!!」
はぁはぁと明らかに息は荒い、
「よく、ソレで私を節操なしの劣等種なんていえるものね」
風呂の温度にのぼせているのを知りながら、気付かないふりをして挑発をし私は筋肉質な猫獣人の胸を撫でた。 力を入れてもソレは形を変えることなく、決して肌触りも良いとは言えない固く分厚い皮膚をしている。
「ひぃいい」
それでも、感度はいいらしい。
「獣人は、もっとこう痛みと共に感じるんでしょ? ねぇ、コレってどんな感じなの?」
変な声を出しているが、私は彼女の感覚の一切を無視していく。 今まで獣人に触れる機会などヴィしかなかった訳で、興味深い検体なのだ。
「ねぇ……獣人って、女性もみんなこんなに硬い皮膚をしていますの?」
全身をサワサワ障れば、尻尾が痙攣していた。
獣人同士はこう、ソフトに触れるか触れないかの微妙な愛撫と言うものは無いらしい。 まぁ、あくまでもヴィの趣味の範囲にそういう人がいなかっただけかもしれませんが……。
基本獣人の性行為は2パターン。
戦闘時の血の興奮を納めるために、奪い傷つけるような行為を行う場合。 それと、より強い血を残そうとするための半戦闘状態での生殖行為。 女性であれば自分を屈服できる相手でなければ、身を許す気に等ならず、男性であってもはいどうぞと媚びを売ってくる相手とは、強い子を残せないと言う侮蔑的な意識が先立ち興味を持たないそうだ。
これがツガイの場合、単純に強さを求めるのではなく、自分に足りない部分。 この人間の持つ○○と言う要素を取り入れれば自分はもっと強くなれるという本能が働くらしく、相手との単純な力関係は意味をなさないのだと、私は考えている。
私は、猫獣人の腹部を優しく撫でる。
「はぅん」
腹筋バキバキだが、感じるらしい。
痛みには強いが、そっと触られるのは弱いのはヴィも一緒。 そういえば尻尾の付け根あたりが弱かったのってどんな動物だったかしら? 抱き着くように相手の背に手をまわし、尻尾の付け根部分を障れば、当然肌が密着するわけで、相手は私の柔らかな肌を肌で感じることになる。
「うはっぁ、ぁん」
変な声を出している。
「ねぇ、尻尾を触られるのってどんな感じなの?」
「や、やめるにゃぁああ」
人間基準で言うなら、既に準備OK状態にしか見えない猫獣人。 だけど、まぁ、辞めろと言われたから辞めることにした。 私は同性相手にそういう趣味は持ち合わせてはいませんし、私にとって彼女は自己防衛を確立するための研究対象。
身体を放せば相手は肩で息をしている。 上下する胸をそっと指先で触れれば、ビクンっと痙攣した。
「本当、敏感ですね。 こんなに敏感で戦闘するって大変なのでは?」
「ば、馬鹿なことをいうにゃぁあああ!!」
「泣かなくても」
うん、胸自体は筋肉の塊だけど……乳首は授乳のために女性らしい形状をしている。
「にゃ、にゃにをするにゃ、辞めるにゃ」
「いえ……、触ってくださいとばかりにここにあったので」
指先で彼女の興奮を主張する乳首に触れてみれば、既にソレは固くなっていた。
「何、興奮しているんですか? 人間相手に……。 それとも、この状況に酔っているんですか? ずいぶんと安い欲情ですね。 少なくとも今のアナタを見ている限り、私には獣人族特有の性行為と言うものは、想像つかないのですが……もしかして、人間として、触れられてみたいんですか?」
挑発するように言いながら、硬くなった乳首を指先でこねるように強めに撫でてみれば、涙目になりながら、あうあういいながら、喉がゴロゴロとなっている。
「傷つけ奪いあうのが獣人族のやり方といいながら、普通に感じるんじゃないですか」
「……ところで……お前達は何をやっているんだ……」
風呂の入り口で、〆られた後にしか見えない狼青年を携えたヴィが立っていた。
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