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3章 罪、罰、お仕置き、そして恩賞
72.お仕置き 05
一緒に多くの時を過ごして来たけれど、多分声をあげて笑うセシルを見るのは初めてだと思う。 呆気に取られながらも、今日1日厳しい顔しか見る事の無かった、幼馴染の愛らしく見えるその整った顔に見惚れてしまった。
可愛い……。
次の瞬間には、笑われているのが自分だと思い出し、少し悲しくなって、意を決して告げた言葉に後悔した。
後悔したけど……。
止まぬ笑いに徐々にムカついてくる。
「酷い!! 本当に……」
不安になっていて、耐えきれずに聞いたのに。
そう告げれば余計に惨めになるような気がして黙り込み。 手に持っていた枕を投げつけた。
いい、もういいんだから!! 笑った事を後悔すればいいんだわ!!
広いベッドの上を這いながら移動しようとすれば、足首が掴まれ引き戻される。
「何を、しようとしたのですか?」
ぁ……。
長い付き合いだ……。
私の思考パターンは想定内って事ですか?
そして、今、私が考えていた行動
『全裸で空き部屋探し』
は、今日のセシルにとっては地雷であることが分からない程に愚かな訳では……多少はあるかもしれないが、冷静になってしまえばない訳で……。 とりあえず実行しなかったからセーフ?
「喉が渇いただけです」
足を掴まれ引き戻された私は、胡坐をかいたセシル様の右膝の上で四つん這いにされた。
また……お仕置きですか?
「本当に、喉が渇いただけだもの」
「水は、逆方向のサイドテーブルですよ?」
「……ギリ、セーフ?」
「ギリギリアウト」
ニッコリ笑って告げられたが、特にお尻を叩かれる事もなく、秘部を虐められることもなく、ベッドの上に座らせられた。 ソレはソレで残念というか寂しいと言うか……。
「なんて顔をしているのですか」
そう笑うセシルの表情は優しい。 セシルはピッチャーからグラスに水を注ぎ、一口飲み、そしてもう一口口に含んだ。
「ずる~い」
一応、水を飲みたいと言った手前、不満を述べておく。
腕が引き寄せられ、そして口づけられた。
濡れた舌先が押し込まれ、水が流し込まれる。
「ぁっんん」
何度かに分けて、水が口内に流し込まれた。 その都度、甘く口の中を撫でてくるから、身体がくすぐったいような気分になってしまう。
「満足しましたか?」
そういいながら口の横から零れた水を舐めとるセシルは、子犬のようだと思った。 そのまま口づけが再開されるのかと思えば、唇が離されてしまう。
「ぁっ……」
切ない声が漏れ出たが、聞こえなかったのかセシルは今までの流れを無視して話し出した。
不満だ……。
「忘れていたのですが」
「何ですか?」
不貞腐れていれば、セシルは私の手に手を重ね、そしてその手を取り誘った。
彼の、セシルの股間に……。 当然だが、そこには女の私には無いものが、硬く大きく反り返り苦しそうにズボンの中に納まっていて、
「えっ、んんんんんっ? な、何?」
「いえ、欲情しないのかと言うサーシャが余りにも可愛くて返事を忘れていたなと、今思い出しました」
そうですか……。
そっと、好奇心でそれを撫で触れてみた。
怒らないよね?
ニコニコとするセシルの表情は、怒ってはいないが感情は読めない。 触れて撫でて、その大きさと硬さを知れば、顔が誤魔化し笑いのまま強張ってしまう。 コレをアレで、そうなって?
「おやすみなさい」
もぞもぞと布団の中に潜り込もうとしたけれど、抱きしめられ、その腕を解く事は難しそうで……。 セシルの顔を見れば、 ニコニコとご機嫌そうに、本当に嬉しそうに金色の瞳が笑っていた。
「セシルって……」
「なんでしょうか?」
「昔から思っていたんですが」
「はい」
「女性らしい顔立ちですよね?」
「母親似だと良く言われますね」
「以前は、王子を名乗っている姫様かと思った事もあったんだけど」
「はぁ……お揃いのドレスを着ようとフザケタ事を言っていた事もありましたが、アレは本気だったのですか?」
「というか、手、手」
逃げ出した私の手を取り、セシルは改めてその大きく硬くなったイチモツに触れさせてきたのだ。
「手は自由にさせているじゃないですか? 拘束されるのがいいなら、そのように致しますよ?」
「違うから、それに自由でないし! そうではなくて、その……」
思わず撫で撫でと固くなっているソレに触れれば、添えられていた手が離された。
「ちゃんと男の子だったんだね!!」
「あははははははははははっは、何を言っているんですか。 ちゃんと今から証明してさしあげますよ」
「いえ、その、また……日を改めて……」
逃げ出そうとモゾモゾするほどに身体はいいように遊ばれ、胡坐をかいた膝の上に乗せチョコンと座らせられた。 背中から抱きしめられれば丁度いい具合に鏡の前に来るよう位置が取られており、未だ異国の客人から男装の麗人や、女性騎士と誤解される美貌と、鏡越しに目が合ったような気がした。
自分の身体が邪魔をしていて、良く見る事が出来ないけれど、鏡に映るセシルの身体は最後に会った時よりもズイブンと鍛えられていますよね~と、今更ながら実感してしまう。 背も体格も大きくなってます?
少し身体の向きをずらし、鏡越しではなく背中に触れていた身体に直接触れ身を寄せてみる。 セシルの体温、逞しい筋肉の感触、手入れの行き届いた肌は上等な布団よりも心地よいように思えて頬をすりよせ、セシルの顔を覗き込むように視線を上げた。
「お兄さん、鍛えてますね」
「仕事が忙しくて、欲求の捌け口が運動しかありませんでしたからね」
冗談のような言葉で逃げようとしても許してくれる気は無いらしいセシルは、そんな軽口を聞きながら軽々と私を持ち上げ、背中から抱きしめる体勢へと戻してしまう。
サーシャとしての身体が自分のものと言う自覚が持てなかったからこそ、この身体を出来の良い着せ替え人形だと思っていた。 だから、鏡越しでサーシャの姿を見るのが好きだった。
でも!! 色々触られた事をきっかけに、自分としての自覚を持ち始めたわけで……マジマジと凝視するのは、
恥ずか死ぬから!!
「んっ、やっ」
「何がですか?」
小さな笑い声は、私を理解している。 大きな両手が胸を包み込み、指の隙間から白い肉と、赤く熟れた果実のようになった乳首が覗き見えた。
「ぁっんん」
快楽よりもまさる羞恥に悶えれば、白い肉が形を変えるように揉みしだき鏡に映し見せつけてくる。
クスクス笑いながらセシルは言う。
「アナタは、こうやって犯されるのを見せつけられるのが好きなようですからね」
「違うからぁ、っんく」
白い乳房を飾る赤い先端が指先でつままれ、身体がビクッと痙攣した。
「本当に嫌なのですか? トロトロの蜜が、流れていますよ。 ほら、見てください」
鏡を前で両足を広げられてしまう。
「いやっ、恥ずかしい!!」
泣きたい程に恥ずかしいのに、鏡に映された私の顔は甘く笑みを浮かべ喜んでいるかのように見えた。 肉の花弁が押し広げられ、テラテラと蜜に光っているのを、見ろとばかりにアゴを掴まれた。
「お願い! 止めて……だめ、恥ずかしいの」
「本当に、嫌なのですか?」
溢れる蜜を指で撫で、蕾を指先で弄ぶ。
「んっ、ダメ、お願い……優しくして……」
「おや……意地悪をされるのが好きなのかなと、お仕置きに喜ぶアナタを見て思ったのですが?」
あうあうと言葉にできない私の身体は彼の膝の上に相変わらず固定されたまま、顔も体も羞恥でうっすら赤く染まっていく。
ほんのわずかな間をおいて、セシルは言う。
「仕方がありませんね」
本当に仕方がないと言う風に言われるから、どうにも納得いかなかった。 膝の上からベッドの上に移動させられ、トンと肩に触れれば私の身体は、簡単に横に倒される。
可愛い……。
次の瞬間には、笑われているのが自分だと思い出し、少し悲しくなって、意を決して告げた言葉に後悔した。
後悔したけど……。
止まぬ笑いに徐々にムカついてくる。
「酷い!! 本当に……」
不安になっていて、耐えきれずに聞いたのに。
そう告げれば余計に惨めになるような気がして黙り込み。 手に持っていた枕を投げつけた。
いい、もういいんだから!! 笑った事を後悔すればいいんだわ!!
広いベッドの上を這いながら移動しようとすれば、足首が掴まれ引き戻される。
「何を、しようとしたのですか?」
ぁ……。
長い付き合いだ……。
私の思考パターンは想定内って事ですか?
そして、今、私が考えていた行動
『全裸で空き部屋探し』
は、今日のセシルにとっては地雷であることが分からない程に愚かな訳では……多少はあるかもしれないが、冷静になってしまえばない訳で……。 とりあえず実行しなかったからセーフ?
「喉が渇いただけです」
足を掴まれ引き戻された私は、胡坐をかいたセシル様の右膝の上で四つん這いにされた。
また……お仕置きですか?
「本当に、喉が渇いただけだもの」
「水は、逆方向のサイドテーブルですよ?」
「……ギリ、セーフ?」
「ギリギリアウト」
ニッコリ笑って告げられたが、特にお尻を叩かれる事もなく、秘部を虐められることもなく、ベッドの上に座らせられた。 ソレはソレで残念というか寂しいと言うか……。
「なんて顔をしているのですか」
そう笑うセシルの表情は優しい。 セシルはピッチャーからグラスに水を注ぎ、一口飲み、そしてもう一口口に含んだ。
「ずる~い」
一応、水を飲みたいと言った手前、不満を述べておく。
腕が引き寄せられ、そして口づけられた。
濡れた舌先が押し込まれ、水が流し込まれる。
「ぁっんん」
何度かに分けて、水が口内に流し込まれた。 その都度、甘く口の中を撫でてくるから、身体がくすぐったいような気分になってしまう。
「満足しましたか?」
そういいながら口の横から零れた水を舐めとるセシルは、子犬のようだと思った。 そのまま口づけが再開されるのかと思えば、唇が離されてしまう。
「ぁっ……」
切ない声が漏れ出たが、聞こえなかったのかセシルは今までの流れを無視して話し出した。
不満だ……。
「忘れていたのですが」
「何ですか?」
不貞腐れていれば、セシルは私の手に手を重ね、そしてその手を取り誘った。
彼の、セシルの股間に……。 当然だが、そこには女の私には無いものが、硬く大きく反り返り苦しそうにズボンの中に納まっていて、
「えっ、んんんんんっ? な、何?」
「いえ、欲情しないのかと言うサーシャが余りにも可愛くて返事を忘れていたなと、今思い出しました」
そうですか……。
そっと、好奇心でそれを撫で触れてみた。
怒らないよね?
ニコニコとするセシルの表情は、怒ってはいないが感情は読めない。 触れて撫でて、その大きさと硬さを知れば、顔が誤魔化し笑いのまま強張ってしまう。 コレをアレで、そうなって?
「おやすみなさい」
もぞもぞと布団の中に潜り込もうとしたけれど、抱きしめられ、その腕を解く事は難しそうで……。 セシルの顔を見れば、 ニコニコとご機嫌そうに、本当に嬉しそうに金色の瞳が笑っていた。
「セシルって……」
「なんでしょうか?」
「昔から思っていたんですが」
「はい」
「女性らしい顔立ちですよね?」
「母親似だと良く言われますね」
「以前は、王子を名乗っている姫様かと思った事もあったんだけど」
「はぁ……お揃いのドレスを着ようとフザケタ事を言っていた事もありましたが、アレは本気だったのですか?」
「というか、手、手」
逃げ出した私の手を取り、セシルは改めてその大きく硬くなったイチモツに触れさせてきたのだ。
「手は自由にさせているじゃないですか? 拘束されるのがいいなら、そのように致しますよ?」
「違うから、それに自由でないし! そうではなくて、その……」
思わず撫で撫でと固くなっているソレに触れれば、添えられていた手が離された。
「ちゃんと男の子だったんだね!!」
「あははははははははははっは、何を言っているんですか。 ちゃんと今から証明してさしあげますよ」
「いえ、その、また……日を改めて……」
逃げ出そうとモゾモゾするほどに身体はいいように遊ばれ、胡坐をかいた膝の上に乗せチョコンと座らせられた。 背中から抱きしめられれば丁度いい具合に鏡の前に来るよう位置が取られており、未だ異国の客人から男装の麗人や、女性騎士と誤解される美貌と、鏡越しに目が合ったような気がした。
自分の身体が邪魔をしていて、良く見る事が出来ないけれど、鏡に映るセシルの身体は最後に会った時よりもズイブンと鍛えられていますよね~と、今更ながら実感してしまう。 背も体格も大きくなってます?
少し身体の向きをずらし、鏡越しではなく背中に触れていた身体に直接触れ身を寄せてみる。 セシルの体温、逞しい筋肉の感触、手入れの行き届いた肌は上等な布団よりも心地よいように思えて頬をすりよせ、セシルの顔を覗き込むように視線を上げた。
「お兄さん、鍛えてますね」
「仕事が忙しくて、欲求の捌け口が運動しかありませんでしたからね」
冗談のような言葉で逃げようとしても許してくれる気は無いらしいセシルは、そんな軽口を聞きながら軽々と私を持ち上げ、背中から抱きしめる体勢へと戻してしまう。
サーシャとしての身体が自分のものと言う自覚が持てなかったからこそ、この身体を出来の良い着せ替え人形だと思っていた。 だから、鏡越しでサーシャの姿を見るのが好きだった。
でも!! 色々触られた事をきっかけに、自分としての自覚を持ち始めたわけで……マジマジと凝視するのは、
恥ずか死ぬから!!
「んっ、やっ」
「何がですか?」
小さな笑い声は、私を理解している。 大きな両手が胸を包み込み、指の隙間から白い肉と、赤く熟れた果実のようになった乳首が覗き見えた。
「ぁっんん」
快楽よりもまさる羞恥に悶えれば、白い肉が形を変えるように揉みしだき鏡に映し見せつけてくる。
クスクス笑いながらセシルは言う。
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「違うからぁ、っんく」
白い乳房を飾る赤い先端が指先でつままれ、身体がビクッと痙攣した。
「本当に嫌なのですか? トロトロの蜜が、流れていますよ。 ほら、見てください」
鏡を前で両足を広げられてしまう。
「いやっ、恥ずかしい!!」
泣きたい程に恥ずかしいのに、鏡に映された私の顔は甘く笑みを浮かべ喜んでいるかのように見えた。 肉の花弁が押し広げられ、テラテラと蜜に光っているのを、見ろとばかりにアゴを掴まれた。
「お願い! 止めて……だめ、恥ずかしいの」
「本当に、嫌なのですか?」
溢れる蜜を指で撫で、蕾を指先で弄ぶ。
「んっ、ダメ、お願い……優しくして……」
「おや……意地悪をされるのが好きなのかなと、お仕置きに喜ぶアナタを見て思ったのですが?」
あうあうと言葉にできない私の身体は彼の膝の上に相変わらず固定されたまま、顔も体も羞恥でうっすら赤く染まっていく。
ほんのわずかな間をおいて、セシルは言う。
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