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2章
21.主導権は握れない 01
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妥協と言うか諦めの結果、一緒に風呂に入ることになった。
「田舎の割に立派な風呂だな」
うちの風呂は立派だ……。
私の想像が正しければ、修道院のようなこの建物は転生者によって作られている。 科学と魔術の折り合いをどうつけているかは私も理解していない。
とはいえ、個人で所有しているという意味では、公爵家の風呂にも負けないのでは? と思う。 流石に王宮のものには負けるでしょうけどね。
浴槽に湯をはりハーブを放り込めば、爽やかな香りが浴室に広がる。
大き目のタオルを身体に巻き、コウの髪、鍛え抜かれた背を洗いながら考える。
なぜ、次期王であるはずの彼が、半魔となり、魔物と戦っているのか? 彼はこのような場所に来て良い人物ではないことは、7歳の時に王都を離れた私でも知っている。
第一皇子であるアレクシス様は、教皇のギフトを所有されているため、国の二大勢力である王家と神殿の神殿側の長となる事が定められていた。 第三皇子であるアシュリー様は、魔術師としての一連の修行を終えた後、魔術研究、医学、政治、治安、才能を利用しながら好きな分野へと進むだろう。
そして第二皇子であるアンセラム様は、王者のギフトを持つ。
この王者のギフトは、本人が配下と認識した者達の能力を底上げする能力、自らの力を部下に貸し与える能力、自分の支配下の視界を奪う能力、他にも色々とあるらしいが、どこまでも信頼できる配下がある事を前提している。 だからこその王者のギフトなのだ。
だが、コウは余り王太子殿下としての職務を全うする気が無い。
なぜ、彼は前線で戦っているの?
広い背の主をながめながら、そんなことを考えた。
シャボンを湯で流し、私は逃げるように数歩さがって告げた。
「前は自分で洗ってください!」
「なぜ?」
ニヤリとした表情を浮かべ、私を見上げ、私の身体に巻いてあるバスタオルを指先でひっぱるため、私は必死にバスタオルのキープにつとめる。
「な、なぜって……」
不意に腕を取られ、コウの身体の上に倒れ込みそうになれば、抱きかかえられ正面に向かい会うように座らされた。
なぜって……なんか大きくしているからじゃないですか!!! 声を大に言えない程度には、恥じらいは持ち合わせている。 ここは、媚びるしかない……と、可愛らしく聞いてみる事にした。
「どうしても、洗わないとダメです?」
「ダメだ」
一拍の間もなく言われれば、大きな溜息と共に、タオルを改めて泡立たせ前方向も洗い出す。 なるべく視線をそらしながら……は、いいのだが……
「あの……なぜ胸を触るんですか!!」
「重そうだなと」
「取り外しがきかないので、重いかどうか分かりませんよ!!」
何処かやけになる。
「だから、ムニムニとさわらないでください」
そう言えば握ってきた。
「いたっっ、ばかぁあああ」
ギャーギャー騒ぎ涙ぐめば、そんな私が面白いのか、豪快に笑いだすコウ。
「色気のない奴」
「うるさいわねぇ!」
なんか、騒いでいるうちに開き直ることができたので、大きくなっているソレをこのノリと勢いで乗り切ろうとすれば、
「手で洗え」
「……」
そうですか……、
「田舎の割に立派な風呂だな」
うちの風呂は立派だ……。
私の想像が正しければ、修道院のようなこの建物は転生者によって作られている。 科学と魔術の折り合いをどうつけているかは私も理解していない。
とはいえ、個人で所有しているという意味では、公爵家の風呂にも負けないのでは? と思う。 流石に王宮のものには負けるでしょうけどね。
浴槽に湯をはりハーブを放り込めば、爽やかな香りが浴室に広がる。
大き目のタオルを身体に巻き、コウの髪、鍛え抜かれた背を洗いながら考える。
なぜ、次期王であるはずの彼が、半魔となり、魔物と戦っているのか? 彼はこのような場所に来て良い人物ではないことは、7歳の時に王都を離れた私でも知っている。
第一皇子であるアレクシス様は、教皇のギフトを所有されているため、国の二大勢力である王家と神殿の神殿側の長となる事が定められていた。 第三皇子であるアシュリー様は、魔術師としての一連の修行を終えた後、魔術研究、医学、政治、治安、才能を利用しながら好きな分野へと進むだろう。
そして第二皇子であるアンセラム様は、王者のギフトを持つ。
この王者のギフトは、本人が配下と認識した者達の能力を底上げする能力、自らの力を部下に貸し与える能力、自分の支配下の視界を奪う能力、他にも色々とあるらしいが、どこまでも信頼できる配下がある事を前提している。 だからこその王者のギフトなのだ。
だが、コウは余り王太子殿下としての職務を全うする気が無い。
なぜ、彼は前線で戦っているの?
広い背の主をながめながら、そんなことを考えた。
シャボンを湯で流し、私は逃げるように数歩さがって告げた。
「前は自分で洗ってください!」
「なぜ?」
ニヤリとした表情を浮かべ、私を見上げ、私の身体に巻いてあるバスタオルを指先でひっぱるため、私は必死にバスタオルのキープにつとめる。
「な、なぜって……」
不意に腕を取られ、コウの身体の上に倒れ込みそうになれば、抱きかかえられ正面に向かい会うように座らされた。
なぜって……なんか大きくしているからじゃないですか!!! 声を大に言えない程度には、恥じらいは持ち合わせている。 ここは、媚びるしかない……と、可愛らしく聞いてみる事にした。
「どうしても、洗わないとダメです?」
「ダメだ」
一拍の間もなく言われれば、大きな溜息と共に、タオルを改めて泡立たせ前方向も洗い出す。 なるべく視線をそらしながら……は、いいのだが……
「あの……なぜ胸を触るんですか!!」
「重そうだなと」
「取り外しがきかないので、重いかどうか分かりませんよ!!」
何処かやけになる。
「だから、ムニムニとさわらないでください」
そう言えば握ってきた。
「いたっっ、ばかぁあああ」
ギャーギャー騒ぎ涙ぐめば、そんな私が面白いのか、豪快に笑いだすコウ。
「色気のない奴」
「うるさいわねぇ!」
なんか、騒いでいるうちに開き直ることができたので、大きくなっているソレをこのノリと勢いで乗り切ろうとすれば、
「手で洗え」
「……」
そうですか……、
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