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20.決別
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もう、会話をする気も無かった。 ただ、伝達系の魔道具は何時だって私の魔力を追って来るから、小鳥の姿を見せたくなかったのと、二人の繋がりとなっている魔道具を取り上げたかったから、私はずっとそこにかくれていたかのように全く整備もされていない放置された木々の間から姿を表した。
土によごれて水に濡れたジェフリー様の土下座。
以前であれば、走り寄って魔術を使い身綺麗にしただろうけど、私は白けた視線で見下ろす。
「済まないと思っている」
雨に打たれながらの会話。
「水も食べ物も与えられず放置された状態。 それは死ねと言うもの。 それで貴方の気持ちが分かりました。 もう二度と顔を見たくありません」
「それは!! ここはハーノイス伯爵邸だ……から……僕の管理するべきところではない……だから……」
頭を上げて言いと言った訳ではないけれど、チラチラと見上げてくる彼の視線は私を捕らえてくる。
嫌悪の混ざった冷ややかな気持ちを隠す事の無い表情を……。
「ぁっ……それで……食事でも一緒にどうだ?」
「お断りします」
「僕は、獣人としての血を濃くもつ彼女に惹かれただけなんだ!! 初めてその姿を見た時の衝撃は、君には理解できないだろうけどさぁ!!」
泥水の中を這うように私の側に近寄って来て縋ろうとするから、そのままにさせた。
「そう」
逃げようとしない私に可能性でも感じたのか? ジェフリー様は饒舌に語る。
「それに僕と彼女の中に特別な何かがあった訳じゃない!!」
この何かとは身体の関係を示している訳ではない事は、これ見よがしに関係を見せつけて来たナンシーから聞かされた。 それも当時の彼女からは私達は愛し合っているからと言う言い訳つきではあったけれど。
今なら、ソレを不満に思ったと訴えれば、嫉妬するなんて可愛い奴とか言いだしそうだけれど、なんかもうどうでも良かった。
「君は獣人としての因子が薄いから分からないだろうけど、獣人として上位のものを美しいと、その強さに焦がれ従ってしまうと言う本能だ!! 僕のせいじゃない!! 僕の中の本能が彼女を魅力的に見せただけ……彼女がどんな人なのかを知らずに。 それで、君を蔑ろにしたことは謝る。 すまなかった」
「謝罪は必要ありません。 むしろ不快です。 もし、ナンシーが訪れる以前。 私達がとても仲良かったのなら、貴方の言葉を喜んだかもしれない。 仲良かったなら余計にショックを受けて受け入れられなかったのかもしれない。 でもね、そんな、もし、は、どうでもいいの。 私と貴方は元から良い関係では無かったんだもの」
「そうかな? 君は僕を愛していた。 ただ、僕が鈍くて……いや、君への劣等感から目を背けたくて……君の好意を受けるだけの価値の無い存在だと、僕は君から目を反らしていた。 君の好意を……疎ましく思う事で、僕は自分のプライドを保っていたんだ。 だけど、今なら……わかる。 君は僕を愛してくれていた」
そう言って汚れた身のままで私を抱きしめて来る。 その腕に身を任せた。 無防備に持たれる通信用魔道具『伝聞鳥』をヒッソリと破壊するためにだ。 バチバチと魔道具内に過剰な魔力を走らせ回路をショートさせるだけでなく、魔術式を燃やしきった。
ホッと息をつき、私は言う。
「離してくれませんか? 不快です」
例えモグラと言っても、ただの人……いいえ、肉体的に虚弱とも言える魔術師相手であれば簡単に制圧するだけの体力も腕力も持つジェフリー様……ジェフリーの腕の中からスルリと身を逃がした。
十分な準備さえしていれば可能な訳で、彼にとって問題は十分な準備をして避けたところ。 そしてそれに気づかない人でも無かったらしい。
「待ってくれ!! 僕は、僕は……嵌められたんだ……。 ハーノイス伯爵に……ソレを考えれば僕の行動の全ては僕の責任ではなく、彼と出会わせた君の責任だ。 そう、君が全部悪いと言うのに、君の態度はなんだ!!」
雨の音に彼の叫びは消えていた。 魔力を帯びた雨は分厚いカーテンのような役目で彼の声を途絶えさせる。
一瞬……私の責任? そう思ってしまった。 何時もの、今までの私なら、私さえいなければ伯父様と彼が出会う事は無かったと謝罪しただろう。 だけど……今は違う。 彼と縁を切るために、もう二度と会わないと決別するために理由を通そうと必死に考える。
「馬鹿なの? そんな事……言い訳になる訳無いでしょう。 私は伯爵家から追放されたの。 もう伯爵家とは縁の無い人間なの。 そして彼等とは両親の死の前後にあっただけの存在、私とは全く関係の無い人達なのよ!! 例え、婚約者としての立場、爵位と切り離される事が都合が悪いと言うなら、婚約を破棄すれば良いだけのこと。 でも、侯爵夫人はおっしゃっていたわ。 爵位とは関係なく私を向かい入れたのだと! まぁ……ご当主は、周囲の噂を信じて夫人とは意見が違ったようですけどね」
信じたくなく、受け入れがたかった事実。 夫人が私を受け入れてくれていれば、いずれ誤解は解けると思っていた。
「それを……貴方がハーノイス家と深くかかわる事で、解ける誤解も解ける機会が失われたのよ!!」
「最初は、最初こそは君をなぜ追放したと不満に思い押しかけた。 君への対応があり得ないと不満を述べた。 ……罪を犯し庶民となった奴を妻に迎えろと言われた僕の立場であれば当然の言い分だ!! せめて伯爵家から嫁いでくれない事には世間体と言うものがある」
「……でもさ、別に婚約している必要ないでしょう?」
「……僕は、僕の子には……魔導師になって欲しい……何時までも種族的な差別を受けて欲しくはない。 そう言う世間の声に僕が敏感だと言う事は、君だって知っていただろう!!」
「でも、結局はナンシーを愛したと」
「何時、僕がそう言った!! ただ上位の存在には逆らえないだけだ!!」
「本当にそうかしら? なら、なぜ、今、ここで、私に縋っているの? 上位の存在に逆らえないから、彼女に縋るようにと言われたから? 大変ね、獣人の本能って」
「……違う、今は……伯爵が僕の飲ませた魔術の効果が切れたから……あの、狂おしいほどの愛おしさが消えた……彼女だってそうだ。 僕を泥団子と見下して……丁度良い獲物だと狩りの練習に使おうとか言いだしたんだ」
術? と言われて思い出した。 亡き祖父と父が伯父様から魔力を取り上げようとした理由。 祖父が己の魔導師としての全てをかけてただ一つを封じたとされる魔術。
まともに魔術の鍛錬を行わず、彼は自分の自分だけの魔術を求めた。 それがツガイ化の魔術。 恍惚と高潔をもって全てのルールを覆すツガイの強制化。 当時は自分を基準に誰かとツガわせる魔術だったと聞いていたが、今はソレを他者に及ぼす事が出来ると言う事なのかと思えば身震いがしたが、
精神系の魔術は、望みとは逆の行動を行わせることが出来ない。 となると……。
「だから? 全ては貴方の短慮が招いたものでしょう。 それに、そんな魔術が長く続く訳はないわ。 そうね……せいぜい……一晩程度、特別な夜を与える程度ではないのかしら? 結局、溺れた貴方の負けじゃない。 良い思いをしたんでしょう?」
ニッコリと笑って見せた。
「待ってくれ!! 君はまだ僕を愛している。 それに、僕は、僕は君との婚約破棄は絶対に認めないんだからなぁ!!」
そう彼は信じていたのだろう。
全ては雨のせい。
私の顔を流れるコレは涙ではなく雨なのだから……。
フラフラと私は歩く、雨の日は魔力が乱されて気分が悪い。
雨にあたろうものなら、身体の中の魔力がグチャグチャに乱される。
それでも……私は、今、一番安心できる人の元に向かって、小鳥に変じた。
魔力の雨に打たれ思うように飛べず、ふらふらとしていればトスッと何かにぶち当たる。
「なぜ、こんなところで……」
両手でそっと包まれるように捕らえられ安堵した。
少し眠って良いですよね……。
声に出さないまま、私はスッと意識を閉ざした。
土によごれて水に濡れたジェフリー様の土下座。
以前であれば、走り寄って魔術を使い身綺麗にしただろうけど、私は白けた視線で見下ろす。
「済まないと思っている」
雨に打たれながらの会話。
「水も食べ物も与えられず放置された状態。 それは死ねと言うもの。 それで貴方の気持ちが分かりました。 もう二度と顔を見たくありません」
「それは!! ここはハーノイス伯爵邸だ……から……僕の管理するべきところではない……だから……」
頭を上げて言いと言った訳ではないけれど、チラチラと見上げてくる彼の視線は私を捕らえてくる。
嫌悪の混ざった冷ややかな気持ちを隠す事の無い表情を……。
「ぁっ……それで……食事でも一緒にどうだ?」
「お断りします」
「僕は、獣人としての血を濃くもつ彼女に惹かれただけなんだ!! 初めてその姿を見た時の衝撃は、君には理解できないだろうけどさぁ!!」
泥水の中を這うように私の側に近寄って来て縋ろうとするから、そのままにさせた。
「そう」
逃げようとしない私に可能性でも感じたのか? ジェフリー様は饒舌に語る。
「それに僕と彼女の中に特別な何かがあった訳じゃない!!」
この何かとは身体の関係を示している訳ではない事は、これ見よがしに関係を見せつけて来たナンシーから聞かされた。 それも当時の彼女からは私達は愛し合っているからと言う言い訳つきではあったけれど。
今なら、ソレを不満に思ったと訴えれば、嫉妬するなんて可愛い奴とか言いだしそうだけれど、なんかもうどうでも良かった。
「君は獣人としての因子が薄いから分からないだろうけど、獣人として上位のものを美しいと、その強さに焦がれ従ってしまうと言う本能だ!! 僕のせいじゃない!! 僕の中の本能が彼女を魅力的に見せただけ……彼女がどんな人なのかを知らずに。 それで、君を蔑ろにしたことは謝る。 すまなかった」
「謝罪は必要ありません。 むしろ不快です。 もし、ナンシーが訪れる以前。 私達がとても仲良かったのなら、貴方の言葉を喜んだかもしれない。 仲良かったなら余計にショックを受けて受け入れられなかったのかもしれない。 でもね、そんな、もし、は、どうでもいいの。 私と貴方は元から良い関係では無かったんだもの」
「そうかな? 君は僕を愛していた。 ただ、僕が鈍くて……いや、君への劣等感から目を背けたくて……君の好意を受けるだけの価値の無い存在だと、僕は君から目を反らしていた。 君の好意を……疎ましく思う事で、僕は自分のプライドを保っていたんだ。 だけど、今なら……わかる。 君は僕を愛してくれていた」
そう言って汚れた身のままで私を抱きしめて来る。 その腕に身を任せた。 無防備に持たれる通信用魔道具『伝聞鳥』をヒッソリと破壊するためにだ。 バチバチと魔道具内に過剰な魔力を走らせ回路をショートさせるだけでなく、魔術式を燃やしきった。
ホッと息をつき、私は言う。
「離してくれませんか? 不快です」
例えモグラと言っても、ただの人……いいえ、肉体的に虚弱とも言える魔術師相手であれば簡単に制圧するだけの体力も腕力も持つジェフリー様……ジェフリーの腕の中からスルリと身を逃がした。
十分な準備さえしていれば可能な訳で、彼にとって問題は十分な準備をして避けたところ。 そしてそれに気づかない人でも無かったらしい。
「待ってくれ!! 僕は、僕は……嵌められたんだ……。 ハーノイス伯爵に……ソレを考えれば僕の行動の全ては僕の責任ではなく、彼と出会わせた君の責任だ。 そう、君が全部悪いと言うのに、君の態度はなんだ!!」
雨の音に彼の叫びは消えていた。 魔力を帯びた雨は分厚いカーテンのような役目で彼の声を途絶えさせる。
一瞬……私の責任? そう思ってしまった。 何時もの、今までの私なら、私さえいなければ伯父様と彼が出会う事は無かったと謝罪しただろう。 だけど……今は違う。 彼と縁を切るために、もう二度と会わないと決別するために理由を通そうと必死に考える。
「馬鹿なの? そんな事……言い訳になる訳無いでしょう。 私は伯爵家から追放されたの。 もう伯爵家とは縁の無い人間なの。 そして彼等とは両親の死の前後にあっただけの存在、私とは全く関係の無い人達なのよ!! 例え、婚約者としての立場、爵位と切り離される事が都合が悪いと言うなら、婚約を破棄すれば良いだけのこと。 でも、侯爵夫人はおっしゃっていたわ。 爵位とは関係なく私を向かい入れたのだと! まぁ……ご当主は、周囲の噂を信じて夫人とは意見が違ったようですけどね」
信じたくなく、受け入れがたかった事実。 夫人が私を受け入れてくれていれば、いずれ誤解は解けると思っていた。
「それを……貴方がハーノイス家と深くかかわる事で、解ける誤解も解ける機会が失われたのよ!!」
「最初は、最初こそは君をなぜ追放したと不満に思い押しかけた。 君への対応があり得ないと不満を述べた。 ……罪を犯し庶民となった奴を妻に迎えろと言われた僕の立場であれば当然の言い分だ!! せめて伯爵家から嫁いでくれない事には世間体と言うものがある」
「……でもさ、別に婚約している必要ないでしょう?」
「……僕は、僕の子には……魔導師になって欲しい……何時までも種族的な差別を受けて欲しくはない。 そう言う世間の声に僕が敏感だと言う事は、君だって知っていただろう!!」
「でも、結局はナンシーを愛したと」
「何時、僕がそう言った!! ただ上位の存在には逆らえないだけだ!!」
「本当にそうかしら? なら、なぜ、今、ここで、私に縋っているの? 上位の存在に逆らえないから、彼女に縋るようにと言われたから? 大変ね、獣人の本能って」
「……違う、今は……伯爵が僕の飲ませた魔術の効果が切れたから……あの、狂おしいほどの愛おしさが消えた……彼女だってそうだ。 僕を泥団子と見下して……丁度良い獲物だと狩りの練習に使おうとか言いだしたんだ」
術? と言われて思い出した。 亡き祖父と父が伯父様から魔力を取り上げようとした理由。 祖父が己の魔導師としての全てをかけてただ一つを封じたとされる魔術。
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精神系の魔術は、望みとは逆の行動を行わせることが出来ない。 となると……。
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そう彼は信じていたのだろう。
全ては雨のせい。
私の顔を流れるコレは涙ではなく雨なのだから……。
フラフラと私は歩く、雨の日は魔力が乱されて気分が悪い。
雨にあたろうものなら、身体の中の魔力がグチャグチャに乱される。
それでも……私は、今、一番安心できる人の元に向かって、小鳥に変じた。
魔力の雨に打たれ思うように飛べず、ふらふらとしていればトスッと何かにぶち当たる。
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