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第16章・リスタート
◆ 12・操り人形の予定 ◆
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「そっちはどうだった?」
応接室に戻った時、すでに第三王子の姿はなかった。優雅にカエル王子が焼き菓子を手にとっている。心なしか、彼は消沈して見える。
「うまくいかなかったの?」
「……交渉は順当だったと思うよ」
「じゃあ、何が問題だったの?」
アレックスは視線を落とす。彼が悩むような問題を私が解決できるとは思わない。だが、何がそこまで追い込んでいるのかは気になる。
「ボクとチャーリーは今現在、婚約者じゃないか?」
「そうね」
「対外的にボクとキャメロンは仲が悪いんだ」
「そうねぇ……って、それが?」
いまいち話が見えない。
「チャーリーは前回……キャメロンと膝枕交渉とやらをしたらしいじゃないか」
「膝枕……交渉……」
言われてみて、思い出す。
そういえば、そんなのあったわ!
週二回くらい、膝枕するっていう……。
「え? 今回もアレって今回も更新中なわけ?!」
婚約者でもないのに?!
「協力体制を取る以上、そこはチャーリーとキャメロンの契約問題だから……ボクには契約の詳細も明かされなかったし」
「えぇ?」
「でも、キャメロンと……二人が密かに会うのは色々と、支障が予想されるわけで」
「そりゃそうでしょう!」
そもそも婚約者のいるご令嬢が、他の男と二人で密室は風聞が悪すぎる。また、父に記憶があろうとなかろうと激怒事案だろう。
「膝枕……しなきゃいけないの? 週二回?」
「まぁ……今の所はそうなるね。そこで、キャメロンとしても無駄な混乱は避けたいらしく『変装してこい』と、伝言を頼まれたんだ」
「変装……」
いやいや、待って待って? キャメロンと同盟のようなそういうのをしたのは、第三王子の立場を利用する為で……、今回は第一王子の婚約者なんだからキャメロンに価値はないわ!
契約を守る意味はないわね!
「チャーリーは単純に約束を破ればいいと考えるかもしれないけど、それは止めた方がいいよ。キャメロンは執念深いから、足蹴にされたと思ったら報復に動くかもしれない」
「……そ、そうよね! えぇぇ、分かってました分かってましたとも! もちろん、約束は守るつもりよ?!」
あの男ならやりかねない。
「チャーリーの方はどうだった? ヨーク侯とはしっかり話せた?」
言葉に詰まる。
父は一つの命令を下し、私を部屋から追い出した。まだまだ仕事が多いという話だったが、実際は私の反応に呆れたからだろう。
「命令を受けたわ」
「受けたくない命令だったんだね?」
「うん、まぁ……そのスライ先輩と縁を切れっていうのがお父様の命令だったの」
「先輩と?」
理由は不明だ。
質問をするより早く追い出された。
「……侯爵はやっぱり記憶保持者なんだね」
「え?」
「だって、今現在のチャーリーはスライ先輩と関係が全くないじゃないか」
確かに……!
今回の私は復活後数時間で、スライ先輩と親しくなる前の状態だ。あくまで先輩は学校の会長でしかなく、とても遠い存在だ。
ってことは、お父様が私を追い出したのは言及を避けるため、だった??
応接室に戻った時、すでに第三王子の姿はなかった。優雅にカエル王子が焼き菓子を手にとっている。心なしか、彼は消沈して見える。
「うまくいかなかったの?」
「……交渉は順当だったと思うよ」
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アレックスは視線を落とす。彼が悩むような問題を私が解決できるとは思わない。だが、何がそこまで追い込んでいるのかは気になる。
「ボクとチャーリーは今現在、婚約者じゃないか?」
「そうね」
「対外的にボクとキャメロンは仲が悪いんだ」
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「膝枕……交渉……」
言われてみて、思い出す。
そういえば、そんなのあったわ!
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「え? 今回もアレって今回も更新中なわけ?!」
婚約者でもないのに?!
「協力体制を取る以上、そこはチャーリーとキャメロンの契約問題だから……ボクには契約の詳細も明かされなかったし」
「えぇ?」
「でも、キャメロンと……二人が密かに会うのは色々と、支障が予想されるわけで」
「そりゃそうでしょう!」
そもそも婚約者のいるご令嬢が、他の男と二人で密室は風聞が悪すぎる。また、父に記憶があろうとなかろうと激怒事案だろう。
「膝枕……しなきゃいけないの? 週二回?」
「まぁ……今の所はそうなるね。そこで、キャメロンとしても無駄な混乱は避けたいらしく『変装してこい』と、伝言を頼まれたんだ」
「変装……」
いやいや、待って待って? キャメロンと同盟のようなそういうのをしたのは、第三王子の立場を利用する為で……、今回は第一王子の婚約者なんだからキャメロンに価値はないわ!
契約を守る意味はないわね!
「チャーリーは単純に約束を破ればいいと考えるかもしれないけど、それは止めた方がいいよ。キャメロンは執念深いから、足蹴にされたと思ったら報復に動くかもしれない」
「……そ、そうよね! えぇぇ、分かってました分かってましたとも! もちろん、約束は守るつもりよ?!」
あの男ならやりかねない。
「チャーリーの方はどうだった? ヨーク侯とはしっかり話せた?」
言葉に詰まる。
父は一つの命令を下し、私を部屋から追い出した。まだまだ仕事が多いという話だったが、実際は私の反応に呆れたからだろう。
「命令を受けたわ」
「受けたくない命令だったんだね?」
「うん、まぁ……そのスライ先輩と縁を切れっていうのがお父様の命令だったの」
「先輩と?」
理由は不明だ。
質問をするより早く追い出された。
「……侯爵はやっぱり記憶保持者なんだね」
「え?」
「だって、今現在のチャーリーはスライ先輩と関係が全くないじゃないか」
確かに……!
今回の私は復活後数時間で、スライ先輩と親しくなる前の状態だ。あくまで先輩は学校の会長でしかなく、とても遠い存在だ。
ってことは、お父様が私を追い出したのは言及を避けるため、だった??
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