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10 朝を迎える俺
朝が来た……
違う、と思い直した。今は早朝ではない。日の高さでそう推定できた。モフモフの犬化していたガイパパはベッドの中から消えていて俺一人きりだ。
寝すぎの頭を抱えて部屋についている洗面に行って顔を洗う。ここはトイレまで付いているから、やっぱり最上級の部屋なんだと思う。
戻って荷物を漁っていつもの普段着を探す。もぞもぞと着替えをしている間に父さんがノックもなく扉を開けてやってきた。
「ようやく起きた。お腹空いたでしょ。ご飯に行こう。もうお昼近いよ」
シャツは一番上のボタンまでしっかりとめて真っ直ぐ立っているけれど、どこか気だるげだ。何をしていたかなんて明白すぎて困る。さすがオメガだと初めて思った。
親のこんな姿を見るのは初めて。まあ両親が仲良しするのはいい事だ。
日本から持って来たシャツではないけど、ぴったりのサイズの服を着ている父さん。襟とカフスの部分だけがチェック柄の布でかわいい。ガイパパがこの日の為に用意していたんだろうなってのがわかる。
「すごーく似合ってるよ、それ」
「ありがと。歩の服もあるからね。色違いのやつ」
「やった」
「ガイはあんなだけど、歩の為に色んな物を用意してくれているよ」
喋りながら二人でてくてく歩いて着いたのは大きなダイニングキッチン。
寸胴鍋が幾つもあって、大きな竈や調理道具が溢れているから厨房かな。その隣のダイニングスペースには10人とかで囲めそうな長く大きなテーブルがでーんと置かれていて、真ん中に置かれた籠にはリンゴが積み上がっている。
「昨日今日はみんな休みなんだって。城で働いているのはギア様と数人くらい。このキッチンで働く人も今日は休み。だからこのスープはローズママの手作り。パンは……買ってきた物だね」
大きなボウルに鍋のスープを注いで渡される。器に触れれば温め直す必要がないのがわかる。籠に山盛りになっている丸パンを二つ皿に移してテーブルに移動した。
「ああっ……おはようトナム。気付かなくてごめん」
「おはようございますユーリ。私はいつもこんな感じなので、気にしないで下さい」
父さんがテーブル近くの窓際に立っていた先客に気付いて挨拶する。
その人は手にしたカップでお茶を飲みつつ、外を眺めていたようだ。すぐそばのテーブルには空になった皿が二つ。食後だったようだ。
「まさかここで再会するなんて」
父さんは笑顔でそちらに回り込みんでハグをする。トナムさんもそれで表情が和らいで父さんの背中をぽんと叩いていた。
俺は父さんの後に続いて、ハグではなく握手をして笑顔を交わし、空気が和やかになると席に着いた。父さんの向かいがトナムさんで、俺は父さんの横に。
父さんが喋るまでまったくその人の存在に気付かなかった。俺達が入ってきても無言だったし、周囲に同化していた感じ。
でもこの人は全然モブっぽくなくて、それどころかひれ伏したくなる程のシャープな印象のイケメンだ。髪なんてキラキラ輝く銀色。しかもガイ父さんやギアじいちゃんとは違って身体はムキムキしてない。標準って訳でもなく、アスリート体型ってやつに近いんだと思う。
「会えて嬉しいな。小さかったトナムが大きくなっててびっくりだよ」
「ユーリは全然変わってないですね。顔つきも身長も」
「トナムがでっかくなりすぎなんだよ。僕が愛した美少年の面影はどこへ行ったんだ」
二人が声をだして笑う。
父さんがここで過ごしていた頃、トナムさんは繊細な美少年だったらしい。その美しさをキープしたまま大人になっている事が嬉しいみたいだ。
「ユーリが戻った事は聞いていましたが、疲れが残っているだろうし、ギア様はまだそっとしておけと」
「本当に昨日はちょっとあれで……ガイとすぐに部屋に引っ込んだもので。挨拶が遅れてしまって申し訳ない。正式な挨拶はまたあとで」
「ここで会ったのだからもういいでしょう。私達の仲にそんな遠慮はいりません。ガイアはあなたたちの帰還をずっと待っていました。長く離れていたアルファとオメガ。その発情を誰も邪魔できない。仕方のない事です。ギア様も複数の孫をご所望でしたし」
「期待でいえばトナムの方が大きいでしょう。トナムの方はどんな感じ、いい人はいるの?」
トナムさんは微笑んで首をふる。そもそも興味がないといった風情だ。
「トナム。改めてだけど、こっちは僕達の息子で歩って言うんだ。性別はベータだよ。アユムが言いにくいならニールでいいから」
「はじめまして。あっと……歩です。もしくはニールで。十七歳です。二人の父がお世話になっています」
父さんのせいでニールって名乗ってしまったよ。今さらだけどなんかハズい……
「よろしくアユム。私はトナム。年は三十だ。君がユーリのお腹にいた子なんだね。成長した君に会えた事を嬉しく思うよ」
「トナムはギア様が引退したら次の主になるのが決まっているんだ。ガイとは血は繋がらないけど兄弟関係。僕にとっても弟みたいなもので、こっちにいる間は仲良くしてもらってたんだ」
ほほう、美形の義兄弟か……
ガイパパもイケメンだし、陰と陽って感じだけど兄弟としての共通点はある。
「ガイとは違うアプローチでこの土地を守った守護神様なんだよ」
「おおっ、守護神さま……」
父さんの言葉に俺は感激してのっかる。これぞラノベの世界じゃないか。
「筋肉だけの人だけじゃ国はまわらないらしいですもんね。トナムさんって凄い人なんですね」
「そうなんだよ。トナムがいなかったらガイなんて暴走して真っ先に死んでたよ。トナムは小さい頃から頭よくてさ」
「へえ、トナムさんすごいですね」
顔も頭も最上級のトナムさん、これはトナム様と呼んだ方がいいのかもしれない。
俺がトナムさんを見る目が尊敬に変わった所で、隣で父さんがスープを飲み出したので、俺も食べちゃう。
ハーブが強めのコンソメスープって感じで朝にぴったりのお味。やっぱりローズママは料理全般が上手なんだね。
パンも癖がなくて、ふんわり食感で美味しい。
食事をしつつ二人してトナム凄いね、かっこいいね、きっとモテる、と褒めすぎたせいか、トナムさんは下を向いてしまう。
「それ以上褒めるのは止めてください」
三十歳の人に言うのはあれだけど、なんかピュアな感じがする。色恋に慣れてないのかな。
それに隣にいるオメガの父さんに照れたんじゃないかと思う。だって、食べ方もいつもと違ってエロいんだもん。
独身のアルファには目の毒に決まってる。トナムさん、アルファ? だよな。
「ところで、ガイパパはどうしているの?」
「まだベッドの中。僕も休みたいからすぐ部屋に戻る。歩の事ほったらかしで悪いけど、あと一晩で発情おさまると思うし待っててくれる?」
「やっぱり、発情しちゃってたんだ」
「異国に来て早々独りぼっちにして本当にごめん。歩には甘えっぱなし」
「俺なら大丈夫。発情で薬使わなくて済むならそっちの方がいいじゃん?」
父さんはいつも薬で抑えてた。薬が悪いとは言わないけど、まあ心配じゃん。
俺は本物のバースの発情ってのが実はよくわかってないし、せっかくだから本能に従った方がいいと思う。
「久しぶりに会ったから、ガイが感情的で、発情なんて予定外で……」
「お互いに愛情が大爆発した!?」
からかうと父さんは言い訳もせずに照れている。
「ガイアとユーリの情況がそうならば、私がユーリの代わりになります。アユムの面倒は私が見ましょう」
「ありがとうトナム。助かるよ。そんな訳だから、もしわからない事があればトナムを頼ってくれる? 今日はここにギア様いないしローズママも夕方まで帰らないはずだから」
「わかった。大人しくしてるし、心配しないでいいよ」
それから父さん達の部屋の場所をおおまかに説明される。
口頭だと全然わかんなくてたどり着けない自信ある。でも何とかなるだろうって事で頷いておいたよ。
「そう言えば、トナムも休みって事だよね。よかったらうちの子を案内してくれない。この子は遊びを知らない苦労人だから、城下で肉でも食べさせて観光させてほしいなぁ、なんて」
「私は構いませんよ」
「ありがとう。何から何まで助かる。息子をずっと放置しているのも気になって。ではよろしくお願いします。歩、いい子にしててな」
父さんは子供にするみたいに俺の頭を撫でると、急いで食事を終えて手をふって出ていってしまった。
違う、と思い直した。今は早朝ではない。日の高さでそう推定できた。モフモフの犬化していたガイパパはベッドの中から消えていて俺一人きりだ。
寝すぎの頭を抱えて部屋についている洗面に行って顔を洗う。ここはトイレまで付いているから、やっぱり最上級の部屋なんだと思う。
戻って荷物を漁っていつもの普段着を探す。もぞもぞと着替えをしている間に父さんがノックもなく扉を開けてやってきた。
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シャツは一番上のボタンまでしっかりとめて真っ直ぐ立っているけれど、どこか気だるげだ。何をしていたかなんて明白すぎて困る。さすがオメガだと初めて思った。
親のこんな姿を見るのは初めて。まあ両親が仲良しするのはいい事だ。
日本から持って来たシャツではないけど、ぴったりのサイズの服を着ている父さん。襟とカフスの部分だけがチェック柄の布でかわいい。ガイパパがこの日の為に用意していたんだろうなってのがわかる。
「すごーく似合ってるよ、それ」
「ありがと。歩の服もあるからね。色違いのやつ」
「やった」
「ガイはあんなだけど、歩の為に色んな物を用意してくれているよ」
喋りながら二人でてくてく歩いて着いたのは大きなダイニングキッチン。
寸胴鍋が幾つもあって、大きな竈や調理道具が溢れているから厨房かな。その隣のダイニングスペースには10人とかで囲めそうな長く大きなテーブルがでーんと置かれていて、真ん中に置かれた籠にはリンゴが積み上がっている。
「昨日今日はみんな休みなんだって。城で働いているのはギア様と数人くらい。このキッチンで働く人も今日は休み。だからこのスープはローズママの手作り。パンは……買ってきた物だね」
大きなボウルに鍋のスープを注いで渡される。器に触れれば温め直す必要がないのがわかる。籠に山盛りになっている丸パンを二つ皿に移してテーブルに移動した。
「ああっ……おはようトナム。気付かなくてごめん」
「おはようございますユーリ。私はいつもこんな感じなので、気にしないで下さい」
父さんがテーブル近くの窓際に立っていた先客に気付いて挨拶する。
その人は手にしたカップでお茶を飲みつつ、外を眺めていたようだ。すぐそばのテーブルには空になった皿が二つ。食後だったようだ。
「まさかここで再会するなんて」
父さんは笑顔でそちらに回り込みんでハグをする。トナムさんもそれで表情が和らいで父さんの背中をぽんと叩いていた。
俺は父さんの後に続いて、ハグではなく握手をして笑顔を交わし、空気が和やかになると席に着いた。父さんの向かいがトナムさんで、俺は父さんの横に。
父さんが喋るまでまったくその人の存在に気付かなかった。俺達が入ってきても無言だったし、周囲に同化していた感じ。
でもこの人は全然モブっぽくなくて、それどころかひれ伏したくなる程のシャープな印象のイケメンだ。髪なんてキラキラ輝く銀色。しかもガイ父さんやギアじいちゃんとは違って身体はムキムキしてない。標準って訳でもなく、アスリート体型ってやつに近いんだと思う。
「会えて嬉しいな。小さかったトナムが大きくなっててびっくりだよ」
「ユーリは全然変わってないですね。顔つきも身長も」
「トナムがでっかくなりすぎなんだよ。僕が愛した美少年の面影はどこへ行ったんだ」
二人が声をだして笑う。
父さんがここで過ごしていた頃、トナムさんは繊細な美少年だったらしい。その美しさをキープしたまま大人になっている事が嬉しいみたいだ。
「ユーリが戻った事は聞いていましたが、疲れが残っているだろうし、ギア様はまだそっとしておけと」
「本当に昨日はちょっとあれで……ガイとすぐに部屋に引っ込んだもので。挨拶が遅れてしまって申し訳ない。正式な挨拶はまたあとで」
「ここで会ったのだからもういいでしょう。私達の仲にそんな遠慮はいりません。ガイアはあなたたちの帰還をずっと待っていました。長く離れていたアルファとオメガ。その発情を誰も邪魔できない。仕方のない事です。ギア様も複数の孫をご所望でしたし」
「期待でいえばトナムの方が大きいでしょう。トナムの方はどんな感じ、いい人はいるの?」
トナムさんは微笑んで首をふる。そもそも興味がないといった風情だ。
「トナム。改めてだけど、こっちは僕達の息子で歩って言うんだ。性別はベータだよ。アユムが言いにくいならニールでいいから」
「はじめまして。あっと……歩です。もしくはニールで。十七歳です。二人の父がお世話になっています」
父さんのせいでニールって名乗ってしまったよ。今さらだけどなんかハズい……
「よろしくアユム。私はトナム。年は三十だ。君がユーリのお腹にいた子なんだね。成長した君に会えた事を嬉しく思うよ」
「トナムはギア様が引退したら次の主になるのが決まっているんだ。ガイとは血は繋がらないけど兄弟関係。僕にとっても弟みたいなもので、こっちにいる間は仲良くしてもらってたんだ」
ほほう、美形の義兄弟か……
ガイパパもイケメンだし、陰と陽って感じだけど兄弟としての共通点はある。
「ガイとは違うアプローチでこの土地を守った守護神様なんだよ」
「おおっ、守護神さま……」
父さんの言葉に俺は感激してのっかる。これぞラノベの世界じゃないか。
「筋肉だけの人だけじゃ国はまわらないらしいですもんね。トナムさんって凄い人なんですね」
「そうなんだよ。トナムがいなかったらガイなんて暴走して真っ先に死んでたよ。トナムは小さい頃から頭よくてさ」
「へえ、トナムさんすごいですね」
顔も頭も最上級のトナムさん、これはトナム様と呼んだ方がいいのかもしれない。
俺がトナムさんを見る目が尊敬に変わった所で、隣で父さんがスープを飲み出したので、俺も食べちゃう。
ハーブが強めのコンソメスープって感じで朝にぴったりのお味。やっぱりローズママは料理全般が上手なんだね。
パンも癖がなくて、ふんわり食感で美味しい。
食事をしつつ二人してトナム凄いね、かっこいいね、きっとモテる、と褒めすぎたせいか、トナムさんは下を向いてしまう。
「それ以上褒めるのは止めてください」
三十歳の人に言うのはあれだけど、なんかピュアな感じがする。色恋に慣れてないのかな。
それに隣にいるオメガの父さんに照れたんじゃないかと思う。だって、食べ方もいつもと違ってエロいんだもん。
独身のアルファには目の毒に決まってる。トナムさん、アルファ? だよな。
「ところで、ガイパパはどうしているの?」
「まだベッドの中。僕も休みたいからすぐ部屋に戻る。歩の事ほったらかしで悪いけど、あと一晩で発情おさまると思うし待っててくれる?」
「やっぱり、発情しちゃってたんだ」
「異国に来て早々独りぼっちにして本当にごめん。歩には甘えっぱなし」
「俺なら大丈夫。発情で薬使わなくて済むならそっちの方がいいじゃん?」
父さんはいつも薬で抑えてた。薬が悪いとは言わないけど、まあ心配じゃん。
俺は本物のバースの発情ってのが実はよくわかってないし、せっかくだから本能に従った方がいいと思う。
「久しぶりに会ったから、ガイが感情的で、発情なんて予定外で……」
「お互いに愛情が大爆発した!?」
からかうと父さんは言い訳もせずに照れている。
「ガイアとユーリの情況がそうならば、私がユーリの代わりになります。アユムの面倒は私が見ましょう」
「ありがとうトナム。助かるよ。そんな訳だから、もしわからない事があればトナムを頼ってくれる? 今日はここにギア様いないしローズママも夕方まで帰らないはずだから」
「わかった。大人しくしてるし、心配しないでいいよ」
それから父さん達の部屋の場所をおおまかに説明される。
口頭だと全然わかんなくてたどり着けない自信ある。でも何とかなるだろうって事で頷いておいたよ。
「そう言えば、トナムも休みって事だよね。よかったらうちの子を案内してくれない。この子は遊びを知らない苦労人だから、城下で肉でも食べさせて観光させてほしいなぁ、なんて」
「私は構いませんよ」
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