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第64話 勲章授与式(再)
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「お前たち、ルーク殿にはどんな褒賞がいいと思う?」
ルークとミリーナが退出した後、国王様がレギアスとメリッサに問いかけた。
普段は大臣たちにも意見を聞くのだが今は王城内のゴタゴタを何とかするのに奔走しており、ここにはいない。
「そうですね。金、地位、名誉、土地どれもしっくりと来ませんがルーク殿がこの国以外に所属してしまわないように手は打っておきたいところです」
レギアスがまずそういうと国王様は頷き、
「そうよな。それだけは避けねばならぬ」
国王様とてこの国における『剣鬼』の重要さは身にしみて理解している。
もし他国に所属することになれば北にある世界最大強国ジークムント王国が停戦状態を解いて再びセインツ王国との戦争を開始するだろう。
どこにルークが所属してもその国が最大の脅威になるのは間違いない。
ルークがフリーな状態になっていることはまだ他国に知られていないため獲得に動いていないがもし露見したらこぞって動き出すだろう。
「それでしたら、私の第二部隊に来てもらうのはいかがでしょうか?ルーク殿がお望みなら隊長になってもらっても構いません」
「!?メリッサ、お主がそこまでいうとはな」
メリッサの言葉に国王様は驚く。
この発言には横で聞いていたレギアスも驚いていた。
(あのプライドの塊のようなメリッサがそこまで言うとは)
「お主の申し出は嬉しいがそれはやめておいた方がいい。確かに軍所属ではなくなったがすぐに騎士というわけにも行かぬだろう」
部下に急いで調べさせ、20年の軍生活を終えて故郷に戻ってからのルークの行動は大体把握している。
とてもすぐに騎士として働くなどということはできないだろう。
「おお、そうじゃ。余の代行として王国中を回ってもらうのはどうじゃ?」
「「なっ!?」」
レギアスとメリッサは王の言葉に驚くがそれぞれ考え始める。
国王代行官・・・不正を正すときにおいて国王同等の権利を持つ特別な役職である。
「・・・ありかもしれませんね」
「ええ、ありですね。ルーク殿の性格上単純にお金などは普通に渡しても受け取らないでしょう。ですが仕事となれば話は別かもしれません」
レギアスもメリッサも同意する。
「そうじゃろう。何かがない限り代行の力は使えない・・・まあ、あの男なら使ってもいいとは思うが・・・、そしてルーク殿が軍を退いたことが他国に知られたときにもセインツ王国の代行官であるとすれば他国に引き抜かれるリスクも減るだろう」
「「よろしいかと存じます」」
レギアスとメリッサともに異論は無い事を示す。
(本当はすぐにでも私と同じ騎士団で働いてもらいたかったけど、あのように言われたなら仕方がない。数年後を見据えた手段を講じよう)
メリッサは腹の中ではルークを数年後に騎士団に引き込むための考えを巡らせ始めた。
勲章授与式が再開されるまでの間、ルークとミリーナは騎士団から今回の騒動に関する事情聴取を受けていた。
ミリーナの方が早く終わったがルークの方は時間がかかっていた。
早く終わったミリーナは相変わらず豪華な控え室で待機していた。
そんな時、
コンコンコン
部屋がノックされたのでミリーナが返事をする。
「はい、どうぞ」
ガチャ
ミリーナの言葉に騎士の方が入ってくる。
「勲章授与式の準備が整いましたのでいらっしゃってください」
「ありがとうございます」
ミリーナは返事をし、騎士に付いて行ったのだった。
ルークとミリーナが退出した後、国王様がレギアスとメリッサに問いかけた。
普段は大臣たちにも意見を聞くのだが今は王城内のゴタゴタを何とかするのに奔走しており、ここにはいない。
「そうですね。金、地位、名誉、土地どれもしっくりと来ませんがルーク殿がこの国以外に所属してしまわないように手は打っておきたいところです」
レギアスがまずそういうと国王様は頷き、
「そうよな。それだけは避けねばならぬ」
国王様とてこの国における『剣鬼』の重要さは身にしみて理解している。
もし他国に所属することになれば北にある世界最大強国ジークムント王国が停戦状態を解いて再びセインツ王国との戦争を開始するだろう。
どこにルークが所属してもその国が最大の脅威になるのは間違いない。
ルークがフリーな状態になっていることはまだ他国に知られていないため獲得に動いていないがもし露見したらこぞって動き出すだろう。
「それでしたら、私の第二部隊に来てもらうのはいかがでしょうか?ルーク殿がお望みなら隊長になってもらっても構いません」
「!?メリッサ、お主がそこまでいうとはな」
メリッサの言葉に国王様は驚く。
この発言には横で聞いていたレギアスも驚いていた。
(あのプライドの塊のようなメリッサがそこまで言うとは)
「お主の申し出は嬉しいがそれはやめておいた方がいい。確かに軍所属ではなくなったがすぐに騎士というわけにも行かぬだろう」
部下に急いで調べさせ、20年の軍生活を終えて故郷に戻ってからのルークの行動は大体把握している。
とてもすぐに騎士として働くなどということはできないだろう。
「おお、そうじゃ。余の代行として王国中を回ってもらうのはどうじゃ?」
「「なっ!?」」
レギアスとメリッサは王の言葉に驚くがそれぞれ考え始める。
国王代行官・・・不正を正すときにおいて国王同等の権利を持つ特別な役職である。
「・・・ありかもしれませんね」
「ええ、ありですね。ルーク殿の性格上単純にお金などは普通に渡しても受け取らないでしょう。ですが仕事となれば話は別かもしれません」
レギアスもメリッサも同意する。
「そうじゃろう。何かがない限り代行の力は使えない・・・まあ、あの男なら使ってもいいとは思うが・・・、そしてルーク殿が軍を退いたことが他国に知られたときにもセインツ王国の代行官であるとすれば他国に引き抜かれるリスクも減るだろう」
「「よろしいかと存じます」」
レギアスとメリッサともに異論は無い事を示す。
(本当はすぐにでも私と同じ騎士団で働いてもらいたかったけど、あのように言われたなら仕方がない。数年後を見据えた手段を講じよう)
メリッサは腹の中ではルークを数年後に騎士団に引き込むための考えを巡らせ始めた。
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ミリーナの方が早く終わったがルークの方は時間がかかっていた。
早く終わったミリーナは相変わらず豪華な控え室で待機していた。
そんな時、
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部屋がノックされたのでミリーナが返事をする。
「はい、どうぞ」
ガチャ
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「ありがとうございます」
ミリーナは返事をし、騎士に付いて行ったのだった。
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