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第199話 剣術大会㊻
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「そうなのですね。バグラス大将軍も我が王にお会いしたかったとは」
メリッサがバグラス大将軍の言葉に反応して呟く。
「ふははは!それはそうだろう?儂はセインツ王国との戦争をそれこそ始めから終わりまで関わっていたのだぞ?相手国の国王に会ってみたいと思うのは当然であろう。まぁ、とは言っても最後の7年間は前線ではなく指示に徹していたがのう」
バグラス大将軍はメリッサの言葉に笑って答える。
「・・・そういうことでしたら、当然でしょうね」
メリッサはバグラス大将軍の心中を思い、納得する。
(私には想像しかできない。姉上ならよく分かるのだろうが)
メリッサは戦場に出ることはしていないため、想像をするしかない。
姉であるエルザ―ドであれば、よく分かるだろう。
(さすがにこの場に、姉上とバグラス大将軍が相対するのはこちらの身が持たないかもしれないな)
メリッサはセインツ王国の対ジークムント王国筆頭である強国対策支部支部長兼大隊長であるエルザ―ド・カイザスとジークムント王国の対セインツ王国筆頭であるバグラス大将軍が相対することをイメージしそのような事態にならずに済んで心の底から安堵した。
実は、今回の『剣術大会』にバグラス大将軍が来賓として迎えられることを知った国王がエルザ―ドを自分の代りに送ろうとしていたのだ。「不可侵条約を結んだのだ。お互い前線のトップ同士相対しておいて悪いことはあるまい」と言って。レギアスやメリッサが必死に止めなければエルザ―ドがこの場に来ていたかもしれなかった。
メリッサが回想している間にも、赤服運営長が選手の名前を呼び一人ずつ紹介しているのが耳に入ってくる。
「バグラス大将軍、7年間は前線を退いたとおっしゃいましたが、7年前に何かあったのですか?」
ここで、ボルン領主がバグラス大将軍に尋ねる。
「・・・ああ。それはな・・・7年前に人生最大の敵と相まみえたのだ」
バグラス大将軍が珍しく歯切れが悪く返事をしたときだった。
「それでは、第一次予選を一位で通過した一人目、今回初登場ルーク選手です!!!」
「なんだと!!!!!」
赤服運営長の言葉を聞き、すぐに闘技場リングの方に身を乗り出すバグラス大将軍。
「ど、どうされましたか?」
突然の行動に驚く、ボルン領主。
メリッサは、「・・・まさか」と呟いていた。
バグラス大将軍はボルン領主の言葉を無視して紹介されて入場してきた男・・・ルークを凝視する。
そして、ルークもまた、会場内には目もくれず、バグラス大将軍の方を凝視していた。
「くっくっく。はーはっはっはっ!!!どこで何をしておるかと思えばこんなところにおったか!!『剣鬼』・・・いや『魔人鬼』ルークよ!!!!!」
バグラス大将軍が獰猛な笑みを浮かべたのだった。
メリッサがバグラス大将軍の言葉に反応して呟く。
「ふははは!それはそうだろう?儂はセインツ王国との戦争をそれこそ始めから終わりまで関わっていたのだぞ?相手国の国王に会ってみたいと思うのは当然であろう。まぁ、とは言っても最後の7年間は前線ではなく指示に徹していたがのう」
バグラス大将軍はメリッサの言葉に笑って答える。
「・・・そういうことでしたら、当然でしょうね」
メリッサはバグラス大将軍の心中を思い、納得する。
(私には想像しかできない。姉上ならよく分かるのだろうが)
メリッサは戦場に出ることはしていないため、想像をするしかない。
姉であるエルザ―ドであれば、よく分かるだろう。
(さすがにこの場に、姉上とバグラス大将軍が相対するのはこちらの身が持たないかもしれないな)
メリッサはセインツ王国の対ジークムント王国筆頭である強国対策支部支部長兼大隊長であるエルザ―ド・カイザスとジークムント王国の対セインツ王国筆頭であるバグラス大将軍が相対することをイメージしそのような事態にならずに済んで心の底から安堵した。
実は、今回の『剣術大会』にバグラス大将軍が来賓として迎えられることを知った国王がエルザ―ドを自分の代りに送ろうとしていたのだ。「不可侵条約を結んだのだ。お互い前線のトップ同士相対しておいて悪いことはあるまい」と言って。レギアスやメリッサが必死に止めなければエルザ―ドがこの場に来ていたかもしれなかった。
メリッサが回想している間にも、赤服運営長が選手の名前を呼び一人ずつ紹介しているのが耳に入ってくる。
「バグラス大将軍、7年間は前線を退いたとおっしゃいましたが、7年前に何かあったのですか?」
ここで、ボルン領主がバグラス大将軍に尋ねる。
「・・・ああ。それはな・・・7年前に人生最大の敵と相まみえたのだ」
バグラス大将軍が珍しく歯切れが悪く返事をしたときだった。
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「なんだと!!!!!」
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「くっくっく。はーはっはっはっ!!!どこで何をしておるかと思えばこんなところにおったか!!『剣鬼』・・・いや『魔人鬼』ルークよ!!!!!」
バグラス大将軍が獰猛な笑みを浮かべたのだった。
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