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第352話 勢い余って(side ミリーナ)
「お、ルークめやりおったぞ!」
ヒルダちゃんが嬉しそうに呟く。
あたしが自分の気持ちに気がついたのに呼応するように独立騎士団が退却して行く。
天はあたしにルークへ気持ちを伝えるチャンスをくれたのだと自然に思えた。
「ヒルダちゃん、行きましょう」
「おう!行こうぞ!」
2人揃って駆け出すあたしたち。
気持ちは逸るがヒルダちゃんを置いて行くという愚行はおかさない。
「・・・ヒルダちゃん」
あたしはヒルダちゃんに話しかける。
「ん?何じゃ?」
ヒルダちゃんが走りながら尋ねてくる。
出会った時と比べて大分体力もついた。
体幹を崩すことなくあたしについてくる。
あたしはヒルダちゃんの成長に嬉しくなりながら答えた。
「さっきようやく自分の気持ちに気づいたわ。あたしは・・・ルークのことが大好き」
あたしの言葉を聞いたヒルダちゃんは一瞬驚いた顔をした後、嬉しそうに微笑み、
「・・・遅すぎじゃわい。はたから見たら一目瞭然じゃったぞ」
とからかってくる。
「・・・え。本当に?」
言われてみると思い当たる節は確かにあった。
何人かに似たような事を言われた気がする。
そこまで考えた時顔が真っ赤になる。
ううう、恥ずかしい。
「ああ、じゃが大丈夫じゃ。同性だからこそ分かるくらいじゃからルークは気づいておらんじゃろう」
と、ヒルダちゃんが慰めてくれる。
「そう、ならいい・・・か?」
あたしはなんだが良くわからず曖昧な言葉を返す。
そうこうしているとやがて、ルークの姿が見えてきた。
あたしとヒルダちゃんは自然と速度を上げ、同時に叫ぶ。
「「ルーク!!」」
あたしたちの声を聞いて、ルークが振り返る。
そして、
「ミリーナ!ヒルダ!」
あたしたちの名前を呼び、ルークが手を振ってくれた。
ヒルダちゃんが嬉しそうに呟く。
あたしが自分の気持ちに気がついたのに呼応するように独立騎士団が退却して行く。
天はあたしにルークへ気持ちを伝えるチャンスをくれたのだと自然に思えた。
「ヒルダちゃん、行きましょう」
「おう!行こうぞ!」
2人揃って駆け出すあたしたち。
気持ちは逸るがヒルダちゃんを置いて行くという愚行はおかさない。
「・・・ヒルダちゃん」
あたしはヒルダちゃんに話しかける。
「ん?何じゃ?」
ヒルダちゃんが走りながら尋ねてくる。
出会った時と比べて大分体力もついた。
体幹を崩すことなくあたしについてくる。
あたしはヒルダちゃんの成長に嬉しくなりながら答えた。
「さっきようやく自分の気持ちに気づいたわ。あたしは・・・ルークのことが大好き」
あたしの言葉を聞いたヒルダちゃんは一瞬驚いた顔をした後、嬉しそうに微笑み、
「・・・遅すぎじゃわい。はたから見たら一目瞭然じゃったぞ」
とからかってくる。
「・・・え。本当に?」
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