浮気されたけど特になんとも思ってません!!

みず

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第4話 証拠があると安心だな

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「ちょっとスッキリしたわ。話を聞いてくれてありがとな」

「おう!まぁ困った時はお互い様よ。俺になにかあったら助けてな」

普段は一緒になってふざけてるけど、頼りになる存在だ。

「りょーかい。ただし、宿題写さしてくれ~は無しな」

「そそそんなこと頼もうと思ってるわけ無いじゃないか・・・」

凄いキョドってるな笑

「はは」

気を使わない親友との会話は楽しいな。

「話を戻すけど、菊池と別れてからが大変だと思うぞ」

「ん?なんでだ?」

「だってさ。菊池ってクラスメイトから信頼されてるじゃん?で、その菊池と昇が別れたって話になったら、クラスの連中は、昇が原因で別れたって思うかもしれないじゃん。それでお前がクラスで浮いちゃうんじゃないかって・・・」

色々考えてくれてるんだな・・・俺はこんな親友を持って嬉しいよ。

「なるほど。確かにそうなる可能性もありそうだな」

「だよな」

「ただ俺にはあれがあるからさ」

俺はポケットからスマホを取り出し、たけに見せた。

「あ、そうか!そうか!それがあったか。たしかにあの動画があれば、確実に菊池のほうが悪いって分かるな!」

俺は腕を組みながら、ウンウンとうなずく。

「あんまり騒ぎにしたくないから、この動画は最終手段にしようと思ってる。証拠があるだけで安心感があるからな。俺が不利の状況になったら躊躇いなくこれを突きつけるよ」

「昇は甘いな~。俺だったらすぐにみんなに見せるのにな~」

「甘いか?正直、同じクラスで卒業まで気まずくなるのは嫌なんだよな」

「嫌でも、その状況にしたのは菊池なんだぞ。自業自得だと思うけどな」

「まっそうなんだけど。とりあえず彩花とはすぐには別れないで、念の為、証拠を集められるだけ集めておこうと思う。あればあるだけいいからな」

「なんかお前楽しそうだな。じゃあ俺も菊池の浮気現場を見かけたら、写真撮っておくわ」

「たけも楽しんでるだろ。1週間は別れないことにするよ。ただし今までみたいに彩花の手伝いはしない。これは決定事項」

「それはそう」

ガラス越しに外を見ると、すでに空は暗くなっていた。

「なんだかんだ結構話をしてたみたいだな」

「じゃあ、帰るか~。マジで今日はありがとう」

「良いってことよ!」

「じゃあ、帰るか!」

今日は色々なことがあったな。浮気されたり、ゲーセンでトラブルに巻き込まれたり。
ただ俺の足取りは軽く来週からはゆっくりできるという思いのほうが強かった。

* * *

俺は高校生にして1人暮らしをしている。両親は・・・・・・
ただいま。父さん・・・母さん・・・
今日は1日のうちに色々なことがあったよ。でも元気にやってるよ。見守ってくれよな。

俺は仏壇に向かって合掌した。







っていうのは冗談で、両親は、今北海道にいる。父が長期出張で北海道に行くことになったので、母も一緒についていった。結婚してもう何年も経っているのに父と母は仲が良く、母は父のことが心配だ~~と言ってついていった。子供の俺は両親がイチャイチャしてるのはあまり見たくないので、今は1人でのびのび過ごさせてもらっている。
父は家事全般ができないので、父が1人暮らしになったら、毎日コンビニ弁当になってたと思う。コンビニ弁当も美味しいんだけど、毎日は流石に飽きる。

母は俺のことも心配で最後までついていくことを迷っていたみたいだったが、俺は1人でも大丈夫と言って母を後押しした。

父は大手の電機メーカーで働いていて、色々な家電を開発しているみたいだ。家にある家電は父が作ったものが多い。発売する前に実際に使って問題点があるかを確かめている。母もそれに協力しており、ここが良いとかここが良くないかもとか話をしていた。

そして今北海道にいるのも開発の応援のために出張に行っている。なぜ北海道?って思うかもしれないが技術者が北海道に多いみたいだ。もともと父が働いている会社は北海道で創業して、どんどん規模を拡大していったみたいだ。

仕事かぁ。高校2年になってそろそろ進路のことを考えないといけないな。
今は特に何になりたいとか無いから、とりあえず勉強をして、志望する大学に入れるようにしておこうと思っている。
前までは彩花と同じ大学に行けるようにって必死に頑張っていたが、今はそんな気はまるで無い。
ただ、勉強するきっかけをくれたことには感謝だな。

高校入学当初のテストの順位は下から数えるほうが早かった。この高校に受かったのもたけとさっちゃんが 勉強に付き合ってくれたお陰だと思っている。

高校勉強は、分からないところが分からないみたいな感じで全然出来なかった。
参考書とかいっぱい買って勉強してたんだけど、全然の成績が上がらなかった。今思い返してみると、参考書が自分のレベルに合ってなかったんだと思う。
そういうこともあって、中学の参考書を買い基礎から学んだ。
まじで基礎は大事よ。大事。大事。重要なことだから何回も言うけど。

で今は上位30位くらいに入るくらいには勉強ができるようになった。正直勉強をするのが楽しいとまで思っている。

ピンポーン

「ん?」

誰か来たみたいだ。なんか頼んでたっけ?

ガチャ

「ん?」

「やっほ~。昇くん、元気?来ちゃった!!」

玄関に向かうとさっちゃんがいた。

====================
ここまで読んで頂きありがとうございます。

次話、明日の12時頃、更新します。

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