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第28話 難しいようでしたら
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「ふぁ~~~~ぁ」
大きなあくびとともに目を覚ました。コスプレイベントが終わった後、だいぶ疲れが溜まっていたので、すぐに寝てしまったようだ。なんか体がだるいな。
今日はなにしようかなっと。
シャーーシャ
カーテンを開けて外を見てみると、真っ暗だった。ん? と思い、時計を見てみると針は、夜8時を指していた。そしてスマホを見てみると、日曜日と表示されていた。うん。
シャーーシャ
そしてカーテンを閉めた・・・
あ~、マジですか。なにしようかなってなにもできないじゃん・・・あ~あ、日曜日を無駄にしちゃった~。流石に寝すぎた。それで体がだるかったのか。
ぐぅ~~。
そりゃそうだな。
・
・
・
夕食は、冷凍餃子で済ました。冷凍餃子だといって侮るなかれ、これは餃子が有名なところから取り寄せた一品だ。普通の冷凍餃子よりも肉が多く入っていて、肉汁がジューシーで美味しかった。まぁ俺が取り寄せたわけじゃなくて、親が送ってくれたものなんだが。
親から定期的に食べ物が送られてくる。北海道にいるのに別のご当地グルメが送られてくるのは謎なんだが・・・
改めてスマホを確認してみると、4件のメッセージが来ていた。結構来てるな。
どれどれ。え~と、まずは、さっちゃんからか。
『昨日はお疲れ様!! 初めてのバイトで、くたくたに疲れたけど、楽しかったね。私疲れすぎて今日はお昼くらいまで寝ちゃった笑 昇くんはどうだったかな? 楽しかった? また一緒にバイトできたらいいね。PS.私のコスプレ姿は忘れること!! 宜しくね!!』
楽しかったなら良かったね。お昼まで寝ちゃったかぁ~。俺は夜まで寝ちゃったZE☆
イベントスタッフなんて、中々できないからいい経験になったよなぁ~。しかもさっちゃんと一緒にバイトできたのも良かった。まぁ、あまり一緒にいれなかったけどね。
さっちゃんのコスプレ姿は忘れないと思う。それだけ衝撃が強かったね。なんか別世界の住人っていうか貴族令嬢というか。あれは絶対にメインヒロインだったな。
『さっちゃん、お疲れ様。俺も楽しかったよ。久しぶりにさっちゃんと過ごせて良かったよ。また一緒にバイトしたいな。PS.ナンノコト、オレオボエテナイ』
これでいっか。
次は・・・えっ、さっちゃんママ?
『昇くんへ。これはさっちゃんとの写真だよ。良く撮れてるでしょ? 2人ともお似合いよ~。これこっそりあげるね。さっちゃんには内緒よ』
さっちゃんママにID教えたっけ? さっちゃんが教えたのか?
メッセージには、さっちゃんと俺が写っている写真が添付されていた。さっちゃんは恥ずかしそうに下の方を向いていた。俺はさっちゃんとは別の方を向いて、頬をかいているところを撮られていた。これよく撮れてるかな? このときは照れてさっちゃんを直視できなかったんだよな。とりあえず、保存、保存っと。これでさっちゃんのコスプレ姿は忘れても見れるようなっちゃったね。
『写真ありがとうございます。さっちゃんには内緒にしておきますね』
で、次~。たけか。
なになに?
『俺さぁ・・・辛いもの好きに目覚めたかもしれない。お前は辛いのどうだ? 好きか? 今度一緒に激辛料理食べに行かないか?』
辛いの食べてトイレに籠ってたやつがなに言ってんだ。
『無理すんな。辛いのは止めておけ。購買の激辛パンを食べて問題ないなら、お前を激辛好きと認めよう。ちなみに俺は絶対に辛いの食べないから。一人で行ってきな(*^^*)』
よし!! つぎつぎ~。最後は、只野か。
『昨日は色々とありがとう。こういうの初めてでなんてメッセージを送ればいいのか分からないけど、これから宜しく~』
おっ、早速メッセージをくれたみたいだ。
『こちらこそ、よろしくな~。友達なんだから適当なメッセージでも全然大丈夫だぞ~』
これでよしっと。みんなとメッセージでやり取りするのも楽しいな。
明日は学校だし、もう寝ようかな。
てか寝れるのか俺・・・
zzz
* * *
ハッっと起きた俺は学校に向かった。人間って夜になれば寝れるんだな・・・
学校に着き、廊下を歩いていると、職員室前で先生と彩花が話をしていたのが見えたので、咄嗟に近くのトイレに隠れた。
「菊池さん、先週頼んでいた作業なんですけど、こことここが間違えてましたよ。私の方で少しは直しましたが、こっちの部分は、菊池さんの方で変更してください」
「はい。すみませんでした・・・」
「難しいようでしたら、別の人に頼みますけど」
「い、いえ、私にやらしてください」
「分かりました。もし大変だったら彼氏の堂道くんにお願いしてみてはどうでしょうか? 先週、堂道くんに図書委員の作業をお願いしましたが、きっちり仕事を行ってくれたみたいですよ。図書委員長が褒めてましたよ。私の生徒が褒められて嬉しいですね。素敵な彼氏がいて羨ましいですね。それでは。お願いします」
「考えておきます・・・」
そういえば、確かあの仕事は、途中まで俺がやって、その只野がやったんだっけか。2人の手が加わってるから変な感じになったのかもしれないな。俺も只野も知ったこっちゃないが・・・てか絶対にやりませんから!!あともう彼氏じゃないです。
彩花を見ると、拳を握りしめて、廊下にたたずんでいた。
切れてるようだが、それは自業自得だからな。
とりあえず少し時間を置いて教室に行くか・・・
・
・
・
「只野、おはよう~」
「あ、昇くんおはよう」
「あいつは来てないか?」
俺は小声で只野に聞いてみた。
「うん。まだ大丈夫」
彩花の席を見てみると、すでに来ていた。女子達と話をしてるみたいだ。
「ねぇ。彩花ちゃん。今日カラオケ行かない?」
「ごめん。クラス委員の仕事があって今日は遊べないかも・・・先生からちょっと指摘されちゃって・・・昼休みに少しやって終わるかもしれないから、遊べるようになったら言うよ」
そう言って彩花は、只野の方を見たのが分かった。
「うん! 遊べるといいね」
これは今日どこかで只野に接触してくる可能性があるな。注意して見ておこう。
・
・
・
「昇おは~」
「今日は遅刻かと思ったぞ。たけ」
たけの髪を見てみると、寝癖が凄い。起きてすぐ来ました感がすごいな。
「寝坊しちゃって。母ちゃんに起こされたときは、もう遅刻確定かと思ったけど、全力疾走したら間に合ったわ。次のスポーツテストが楽しみだ」
「なるほど」
「これなら普段からもうちょっと遅くまで寝れるかもしれないな」
「それ絶対遅刻するやつだと思うが」
「いや、大丈夫。明日もやってみるわ。で只野と話してたけどなんかあった感じ?」
「いいや、ちょっと縁があって、友達になったよ」
「お~、いいじゃん。今度俺にも紹介してくれよ」
「おう、あいつは良いやつだから、たけも気に入ると思うよ」
「楽しみだな」
* * *
昼休みになり、彩花を見ると、只野のところに行こうとしてるように見えた。なにか紙をもってるみたいだけど、今回は阻止させてもらうぞ。
「ねぇ。ただn・・・」
「お~い、只野~!! ちょっと良いか? 今日一緒にご飯食べないか?」
「あ、良いの? ありがとう。ちょっと待って。あ、菊池さんなにかな?」
「え、あ、なんでも無い!」
怒り気味に教室を去っていった。
ふっ、なんでもかんでも、お前中心に物事は進んでないってことだな。
====================
ここまで読んで頂きありがとうございます。
良かったら「お気に入り登録」「感想」を頂ければ、書くモチベーションが上がりますので、宜しくお願いします。
コメントも頂けると嬉しいです。できるだけ返信しようかと思ってます。
ただし、あまり強い言葉ですと、コメントを消すかもですのでご了承ください。
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シャーーシャ
そしてカーテンを閉めた・・・
あ~、マジですか。なにしようかなってなにもできないじゃん・・・あ~あ、日曜日を無駄にしちゃった~。流石に寝すぎた。それで体がだるかったのか。
ぐぅ~~。
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夕食は、冷凍餃子で済ました。冷凍餃子だといって侮るなかれ、これは餃子が有名なところから取り寄せた一品だ。普通の冷凍餃子よりも肉が多く入っていて、肉汁がジューシーで美味しかった。まぁ俺が取り寄せたわけじゃなくて、親が送ってくれたものなんだが。
親から定期的に食べ物が送られてくる。北海道にいるのに別のご当地グルメが送られてくるのは謎なんだが・・・
改めてスマホを確認してみると、4件のメッセージが来ていた。結構来てるな。
どれどれ。え~と、まずは、さっちゃんからか。
『昨日はお疲れ様!! 初めてのバイトで、くたくたに疲れたけど、楽しかったね。私疲れすぎて今日はお昼くらいまで寝ちゃった笑 昇くんはどうだったかな? 楽しかった? また一緒にバイトできたらいいね。PS.私のコスプレ姿は忘れること!! 宜しくね!!』
楽しかったなら良かったね。お昼まで寝ちゃったかぁ~。俺は夜まで寝ちゃったZE☆
イベントスタッフなんて、中々できないからいい経験になったよなぁ~。しかもさっちゃんと一緒にバイトできたのも良かった。まぁ、あまり一緒にいれなかったけどね。
さっちゃんのコスプレ姿は忘れないと思う。それだけ衝撃が強かったね。なんか別世界の住人っていうか貴族令嬢というか。あれは絶対にメインヒロインだったな。
『さっちゃん、お疲れ様。俺も楽しかったよ。久しぶりにさっちゃんと過ごせて良かったよ。また一緒にバイトしたいな。PS.ナンノコト、オレオボエテナイ』
これでいっか。
次は・・・えっ、さっちゃんママ?
『昇くんへ。これはさっちゃんとの写真だよ。良く撮れてるでしょ? 2人ともお似合いよ~。これこっそりあげるね。さっちゃんには内緒よ』
さっちゃんママにID教えたっけ? さっちゃんが教えたのか?
メッセージには、さっちゃんと俺が写っている写真が添付されていた。さっちゃんは恥ずかしそうに下の方を向いていた。俺はさっちゃんとは別の方を向いて、頬をかいているところを撮られていた。これよく撮れてるかな? このときは照れてさっちゃんを直視できなかったんだよな。とりあえず、保存、保存っと。これでさっちゃんのコスプレ姿は忘れても見れるようなっちゃったね。
『写真ありがとうございます。さっちゃんには内緒にしておきますね』
で、次~。たけか。
なになに?
『俺さぁ・・・辛いもの好きに目覚めたかもしれない。お前は辛いのどうだ? 好きか? 今度一緒に激辛料理食べに行かないか?』
辛いの食べてトイレに籠ってたやつがなに言ってんだ。
『無理すんな。辛いのは止めておけ。購買の激辛パンを食べて問題ないなら、お前を激辛好きと認めよう。ちなみに俺は絶対に辛いの食べないから。一人で行ってきな(*^^*)』
よし!! つぎつぎ~。最後は、只野か。
『昨日は色々とありがとう。こういうの初めてでなんてメッセージを送ればいいのか分からないけど、これから宜しく~』
おっ、早速メッセージをくれたみたいだ。
『こちらこそ、よろしくな~。友達なんだから適当なメッセージでも全然大丈夫だぞ~』
これでよしっと。みんなとメッセージでやり取りするのも楽しいな。
明日は学校だし、もう寝ようかな。
てか寝れるのか俺・・・
zzz
* * *
ハッっと起きた俺は学校に向かった。人間って夜になれば寝れるんだな・・・
学校に着き、廊下を歩いていると、職員室前で先生と彩花が話をしていたのが見えたので、咄嗟に近くのトイレに隠れた。
「菊池さん、先週頼んでいた作業なんですけど、こことここが間違えてましたよ。私の方で少しは直しましたが、こっちの部分は、菊池さんの方で変更してください」
「はい。すみませんでした・・・」
「難しいようでしたら、別の人に頼みますけど」
「い、いえ、私にやらしてください」
「分かりました。もし大変だったら彼氏の堂道くんにお願いしてみてはどうでしょうか? 先週、堂道くんに図書委員の作業をお願いしましたが、きっちり仕事を行ってくれたみたいですよ。図書委員長が褒めてましたよ。私の生徒が褒められて嬉しいですね。素敵な彼氏がいて羨ましいですね。それでは。お願いします」
「考えておきます・・・」
そういえば、確かあの仕事は、途中まで俺がやって、その只野がやったんだっけか。2人の手が加わってるから変な感じになったのかもしれないな。俺も只野も知ったこっちゃないが・・・てか絶対にやりませんから!!あともう彼氏じゃないです。
彩花を見ると、拳を握りしめて、廊下にたたずんでいた。
切れてるようだが、それは自業自得だからな。
とりあえず少し時間を置いて教室に行くか・・・
・
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・
「只野、おはよう~」
「あ、昇くんおはよう」
「あいつは来てないか?」
俺は小声で只野に聞いてみた。
「うん。まだ大丈夫」
彩花の席を見てみると、すでに来ていた。女子達と話をしてるみたいだ。
「ねぇ。彩花ちゃん。今日カラオケ行かない?」
「ごめん。クラス委員の仕事があって今日は遊べないかも・・・先生からちょっと指摘されちゃって・・・昼休みに少しやって終わるかもしれないから、遊べるようになったら言うよ」
そう言って彩花は、只野の方を見たのが分かった。
「うん! 遊べるといいね」
これは今日どこかで只野に接触してくる可能性があるな。注意して見ておこう。
・
・
・
「昇おは~」
「今日は遅刻かと思ったぞ。たけ」
たけの髪を見てみると、寝癖が凄い。起きてすぐ来ました感がすごいな。
「寝坊しちゃって。母ちゃんに起こされたときは、もう遅刻確定かと思ったけど、全力疾走したら間に合ったわ。次のスポーツテストが楽しみだ」
「なるほど」
「これなら普段からもうちょっと遅くまで寝れるかもしれないな」
「それ絶対遅刻するやつだと思うが」
「いや、大丈夫。明日もやってみるわ。で只野と話してたけどなんかあった感じ?」
「いいや、ちょっと縁があって、友達になったよ」
「お~、いいじゃん。今度俺にも紹介してくれよ」
「おう、あいつは良いやつだから、たけも気に入ると思うよ」
「楽しみだな」
* * *
昼休みになり、彩花を見ると、只野のところに行こうとしてるように見えた。なにか紙をもってるみたいだけど、今回は阻止させてもらうぞ。
「ねぇ。ただn・・・」
「お~い、只野~!! ちょっと良いか? 今日一緒にご飯食べないか?」
「あ、良いの? ありがとう。ちょっと待って。あ、菊池さんなにかな?」
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