ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~

まぁ

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1章 異世界トラバース

1章ー14 森の中の幼女②

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気づいたらお気に入りや、ランキングの順位が凄いことになってました。
感激しすぎで涙が出てきます。
と同時に、僕の拙い文章で期待に応えられるかという不安も。

これからもがんばっていきますので応援お願いします。

今日のお話はエレナさんの出番は少ないです。
シリアスな、大きめな事件を書こうと思うとどうしても減りがちになってしまい
どうにかいい話を考えたいと思っています。シリアス&エレナ!

先日は応援の言葉をもらえましたので今週も土日頑張って更新します!!

と、長々すいません。   それでは本編をどうぞ!!
**********************************



 さて、とりあえずまた3人になったわけだけど、適当に訓練でもしようと思う。せっかく森に来たのだからね!

 「エレナ、魔法の練習をしようか。エレナはきっと魔法の達人になれるから、がんばろうね」

 「なる~。めーじんになるなの」

 先までとは打って変わってはしゃぐエレナ。そんなに嫌いなのか、ゼーナさんのこと。

 「ポチは、周囲の警戒とエレナを守ってね」

 「承知しました、主」

 エレナもスキップ、ポチも尻尾をぶんぶんと振っている。この子たちは身内だけのがいいみたいだね。恥ずかしがりやなのか? エレナはまだ子供だし、ポチは魔王種だし、不思議ではないか。

 うん? ポチは関係ないか(笑)

 まず僕は【マップ】であたりを検索し、適当な魔物を見つけて2人を誘導していく。

 「エレナ、僕があいつらの足を止めるから、適当な魔法を使ってみて」

 目の前の魔物、鑑定したところフォレストウルフという種族であった。

 フォレストウルフはその名のとおり森を住処にする狼型の魔物だ。素早い動きに、爪や牙の鋭い攻撃で冒険者を襲う。そのランクはDランクとなっており、一人前の冒険者なら1対1でも勝てる相手である。むろん安全にとは言わないが。

 「ふぁいあ~ぼ――」

 「だめぇぇぇぇ、エレナ。森の中でそれはダメだよ」

 「それじゃぁ、ふりぃ~ず・あろぉ~?」

 なんで疑問形なんですか? 

 それでも、エレナの手から放たれた、人間の大人ほどの大きさの大きな氷柱がフォレストウルフを目掛けて飛んでいく。

 僕を攻撃しようとしていたフォレストウルフだが、エレナの魔法に気づくと攻撃を止め回避にうつる。射線から逃げるため、フォレストウルフはその体を大きく右に移動させようとする。

 このままいくとエレナの攻撃を避けられてしまうので、僕はフォレストウルフの移動線上に攻撃を置きに行く。すると、動き始めたその体をビクンとさせる。

 僕の攻撃を避けるためにその動きをキャンセルさせるが、すでにこの時エレナ放った【ふりぃ~ず・あろぉ~】はすでにすぐそこまで迫っていた。

 僕はすぐにバックステップ踏み、エレナの元へと戻る。一方、動きを急にキャンセルしたフォレストウルフはすぐに動き出すことができず、まともにその氷柱を受けてしまう。

 氷漬けになるフォレストウルフ。やったか!?

 そんなフラグを立てると、氷からミシミシと音がする。そしてその澄んだ透明な塊にいくつかの亀裂が走る。

 ミシミシという音は大きくなり、亀裂もそれに伴い大きく広く走る。そして終にはフォレストウルフが氷の中から抜け出してしまった。

 フォレストウルフのLVは15で MNDは70ほど。対するエレナはLV1で INT:63だ。フォレストウルフの魔法耐性のが若干だが高い。いくらエレナに才能があるとはいえ一撃で倒すには至らなかったようだ。それでも、幾分かの体力は削れたようで、フォレストウルフから余裕は全く見えない。

 「エレナ、できそうなら雷属性使ってみて。氷だとまだフォレストウルフを捉えるスピードは出ないみたいだから」

 「わかったの」

 フォレストが再び駆け出す。どうやら今の魔法でエレナにヘイトが集まってしまったらしく、僕を完全に無視してエレナの方に駆けるフォレストウルフ。

 「ポチ!」

 「ウゥゥゥウゥゥゥウゥウ」

 ポチが低くうなるような声をだす。エレナの近くまで来たフォレストウルフだが、ポチという完全なる上位者の威嚇に委縮してしまいうずくまる。

 「エレナ、いいよ」

 「さんだぁ~・れいん」

 エレナの声が止まると上空から数本の雷が落ちてくる。もちろん先ほどより速い魔法、かつポチの威嚇が効いている今、避けられる道理がない。

 すべてが命中し、そのフォレストウルフの体の所々が黒焦げになってしまっている。

 しまった、ウルフの毛皮って確か素材買取があった・・・・・・。

 うん、気にしない、それよりも今はエレナの特訓だ。

 はぁはぁと息を切らすエレナ。流石に2連続の魔法はまだきついみたいだ。そんなエレナを見て、そろそろ終わりだと判断したので、ポチに頼んでとどめを刺してもらった。

 「どうだった、エレナ?」

 「なんかね、この前からなんだけどね、魔法がうまくできるようにね、なったみたいだよ。なんでだろ」

 ゆっくりと言葉を探しながら僕に説明するエレナ。そんな姿に少し萌える・・・・・・。

 あえてここでも言おう。僕はロリコンではない。大人のお姉さんが好きだと。と、こんなことはどうでもいいか。

 エレナがそう感じるのは【魔力操作】のおかげかな。

 さらにエレナは精霊女王の加護があるから、魔法の威力が強力になるばかりか、魔力操作がしっかりとできれば無詠唱でも魔法が発動できる。活舌の悪い子どもでも魔法が発動できちゃいます!!

 「エレナはおりこうさんだから、神様が助けてくれたのかもね」

 「うん、エレナいいこだよ。おにいちゃんのおてちゅだいしちゃうもん」

 うんうん、いい子だ。

 「疲れたと思うけど、まだ続ける? それとも帰る?」

 「もう少だけがんばる」

 「おぉ、エレナはいい子で頑張り屋さんなんだね、よしおにいちゃんもがんばっちゃお」

 「うん、おにいちゃんもがんばる。エレナはもっと、もとがんばりゅ」

 あ、噛んだ。僕はそんなエレナを微笑ましく見守りながら、まらあたりの魔物を探す始める。

 この後、何体かのDランクの魔物と数体のCランク、そしてAランクの魔物1体の群れが街の方から向かってくるのを感知したので、これらを丸ごとエレナと一緒に倒した。

 流石にAランクは僕があっさりと倒したよ。なにかあってエレナに怪我でもされたら大変だからね。

 ポチ? ポチはエレナのそばでいつでも動けるように待機、警戒だ。エレナの危険を排除するのが彼の第一使命なのだから!!

 それ以外の戦闘では僕が壁役をして、エレナが魔法を打つ。僕が逃げ道を塞ぐ。という流れですべて終わらせた。Aランクの魔物もそれでいいのでは? とポチから言われたけど、危ないったら危ない!! と言って拒否した。この時微妙にポチがあきれたような表情を見せたのはきっと僕の気のせいだと思いたい。 

 さて、そろそろ帰ろうかな。素材も取ったし、採取もちょっとやったし。生活費ぐらいはちゃんと稼いでいるはず。師匠の脛はかじらないようにしたい、できるだけね。

 【無限収納】にまだ結構なお金がはいっているんだよね。

 僕たちは、木陰で休みつつステータスを確認しゆっくりと街へ向かうことにした。時刻は夕暮れ、急がないと街の門が閉まってしまう。



  *現在ステータス*


 ”名前:クロノ  種族:人間  性別:男  年齢:16歳
 LV:31  HP:635  MP:∞  
 スキル:ARMS
 STR:151  DEF:154 INT:159  MND:157 SPD:165
 ARMS:8/13 【マップ】【無限収納】【隠蔽】【召喚】【光魔法】【水魔法】
      現在使用不可:【スキル譲渡】【魔力操作】”


  ”名前:エレナ  種族:ハイエルフ  性別:女  年齢:5歳
 LV:2  HP:413  MP232  
 スキル:魔力操作    加護:精霊女王の加護 
 STR:101  DEF:97 INT:108  MND:115 SPD:87” 


 ”名前:ポチ  種族:フェンリル(覚醒)  性別:雄  年齢:??歳
 LV:93  HP:80145  MP4324  
 メインスキル:風魔法 天駆    *その他スキル多数あり
 STR:2145  DEF:2133 INT:2232  MND:2292 SPD:2403” 
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