316 / 347
第7章 新たな進化
52話 ギルドが創立以来初めて折れた
しおりを挟む
ヒロトシは、町の様子を見てまわっていた。
「ご主人様、いかがなされましたか?」
護衛メンバーのアイリーンが話かけてきた。
「なんかな・・・・・・難しいなと思ってな」
「いろんな人間がいますからね」
「そうだな。特にこの世界は・・・・・・・いや、止めておこう。愚痴が止まらなくなりそうだ」
「ご主人様、愚痴は吐き出す方がよろしいですよ」
「そうです。あたし達で良ければ、聞くことしかできませんし・・・・・・」
「みんなありがとな。でも、大丈夫だから」
ヒロトシは、そのまま黙って町を見てまわったいた。せっかく、貴族と悪徳商人の不正が少なくなってきた王都だが、そうなればまた新たな問題が出てくるとヒロトシは頭を抱えた。
「ギルドは、どう出るかな?」
「それは、ご主人様の要求を飲むしかありません」
「そうですよ。Cランク冒険者達に治療費と生活費の保証をしないと王都が滅亡しちゃうのは目に見えているんですからね」
「こんな条件を出さないと、下の者が犠牲になると思うとどうしようもないな」
「ご主人様は、もしギルドが要求を飲まないなら本当に王都を撤退するのですか?」
「当然だな」
「「「「「本当に?」」」」」
「王都が滅亡するのですよ?」
「まあ、そうなるがまずそんな事になれば、王国が黙ってないよ。いくらギルドが、国が関与できない組織だと言ってもだ」
「そうですよね」
ヒロトシのいうように、当初冒険者ギルドはヒロトシの要求に足踏みしていた。しかし、ギルドでの噂がローベルグに届き、冒険者ギルドに早急に慰謝料を払えと指示をだしたのだ。
そして、ギルドはその指示に異論申し立てに、国王ローベルグと面会をしていた。
「どうしてギルドが、国から指示を出されないといけないのですか?」
「余としても、ギルドの関係を壊したくはない!しかし、ヒロトシの要求は飲んでもらう。再三にわたり、ヒロトシはCランク冒険者には研磨を断っていた証言もとれていて、その理由も冒険者を思っての事だ」
「しかしながら、ヒロトシ様の研磨をすることで冒険者の生活は楽になったのは事実です。ただ、冒険者が油断しただけでギルドが保証する必要はないかと?」
「余も若い頃は冒険者だった。冒険者は基本自己責任で冒険者ギルドの言うこともわかる」
「そうですよね?だったら!」
「しかし、今回はヒロトシが忠告を再三言ったはずで、冒険者ギルドは自分達の売り上げの為だけに研磨を要求したではないか?」
「しかし、我々は王都の経済の事を考えてですな」
「それでどうなった?」
「えっ?」
「ギルドの冒険者の一番多い層のC・Dランクに怪我人だらけで、魔物の素材が品薄になっているではないか?」
「それは・・・・・・」
「王都の事を本当に思ってくれたのであれば、余もなにも言わん!本来、ギルドという組織は国とは別の組織だからな」
「だったら!」
「しかし、ヒロトシの要求を飲まないならヒロトシは王都から撤退すると聞いてはな。余も黙っているわけにはいかない」
「それが本当の理由ですか?」
「当たり前であろう!」
「だったら、余計に国から指示を受けるわけにはいきません。ヒロトシ様は王国貴族の一人です。ヒロトシ様の言うこと聞けば、これから先ギルドは国から口出される事になりかねません」
「本当にそれでよいのか?ロドン王国はギルドに譲歩しておるのだぞ?」
「譲歩?」
「ヒロトシが、王都を撤退すれば魔の森が進出してくる。王都は滅亡するであろう!その損害賠償をギルドに支払ってもらおう!」
「なっ!」
「ヒロトシには、新たな王都の建設に協力は取ってある。王都はこの場所から、更に南に遷都する予定だ。それら、建設にかかる費用。平民達全員の移住にかかる費用全てギルドに請求させてもらう!そして、新たな王都にはギルドはいらない。以上だ!」
ギルドマスターは、顔から生気を失いまるでゴーストのようになっていた。幹部達もまた、あれだけ威勢がよかったのに言葉を失った。
「今なら、まだ間に合うぞ?余もそのような事はしたくない」
「じゃあ、遷都というのは・・・・・・」
「言っておくぞ!ヒロトシがいなかったら夢物語だが、ヒロトシなら簡単にそれも容易に遷都を実現させてしまうぞ」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「お主達に、選択の余地はない。ヒロトシに喧嘩を売った地点でお主達の負けだ!大人しくヒロトシの要求を飲むのが最善の選択だよ」
冒険者ギルドは、創立して初めて国からの指示に従う事になった。この報告に、ギルド総本部はどうしようもないと諦め、ロドン王国の指示に従った。
冒険者ギルド王国本部、ギルドマスターはその責任をとらされ懲戒解雇、冒険者達の慰謝料の一部を支払わされる事になった。
また、ギルド幹部は田舎のギルド出張所に左遷されてしまい、出世街道から外されてしまったのだった。
「ご主人様、いかがなされましたか?」
護衛メンバーのアイリーンが話かけてきた。
「なんかな・・・・・・難しいなと思ってな」
「いろんな人間がいますからね」
「そうだな。特にこの世界は・・・・・・・いや、止めておこう。愚痴が止まらなくなりそうだ」
「ご主人様、愚痴は吐き出す方がよろしいですよ」
「そうです。あたし達で良ければ、聞くことしかできませんし・・・・・・」
「みんなありがとな。でも、大丈夫だから」
ヒロトシは、そのまま黙って町を見てまわったいた。せっかく、貴族と悪徳商人の不正が少なくなってきた王都だが、そうなればまた新たな問題が出てくるとヒロトシは頭を抱えた。
「ギルドは、どう出るかな?」
「それは、ご主人様の要求を飲むしかありません」
「そうですよ。Cランク冒険者達に治療費と生活費の保証をしないと王都が滅亡しちゃうのは目に見えているんですからね」
「こんな条件を出さないと、下の者が犠牲になると思うとどうしようもないな」
「ご主人様は、もしギルドが要求を飲まないなら本当に王都を撤退するのですか?」
「当然だな」
「「「「「本当に?」」」」」
「王都が滅亡するのですよ?」
「まあ、そうなるがまずそんな事になれば、王国が黙ってないよ。いくらギルドが、国が関与できない組織だと言ってもだ」
「そうですよね」
ヒロトシのいうように、当初冒険者ギルドはヒロトシの要求に足踏みしていた。しかし、ギルドでの噂がローベルグに届き、冒険者ギルドに早急に慰謝料を払えと指示をだしたのだ。
そして、ギルドはその指示に異論申し立てに、国王ローベルグと面会をしていた。
「どうしてギルドが、国から指示を出されないといけないのですか?」
「余としても、ギルドの関係を壊したくはない!しかし、ヒロトシの要求は飲んでもらう。再三にわたり、ヒロトシはCランク冒険者には研磨を断っていた証言もとれていて、その理由も冒険者を思っての事だ」
「しかしながら、ヒロトシ様の研磨をすることで冒険者の生活は楽になったのは事実です。ただ、冒険者が油断しただけでギルドが保証する必要はないかと?」
「余も若い頃は冒険者だった。冒険者は基本自己責任で冒険者ギルドの言うこともわかる」
「そうですよね?だったら!」
「しかし、今回はヒロトシが忠告を再三言ったはずで、冒険者ギルドは自分達の売り上げの為だけに研磨を要求したではないか?」
「しかし、我々は王都の経済の事を考えてですな」
「それでどうなった?」
「えっ?」
「ギルドの冒険者の一番多い層のC・Dランクに怪我人だらけで、魔物の素材が品薄になっているではないか?」
「それは・・・・・・」
「王都の事を本当に思ってくれたのであれば、余もなにも言わん!本来、ギルドという組織は国とは別の組織だからな」
「だったら!」
「しかし、ヒロトシの要求を飲まないならヒロトシは王都から撤退すると聞いてはな。余も黙っているわけにはいかない」
「それが本当の理由ですか?」
「当たり前であろう!」
「だったら、余計に国から指示を受けるわけにはいきません。ヒロトシ様は王国貴族の一人です。ヒロトシ様の言うこと聞けば、これから先ギルドは国から口出される事になりかねません」
「本当にそれでよいのか?ロドン王国はギルドに譲歩しておるのだぞ?」
「譲歩?」
「ヒロトシが、王都を撤退すれば魔の森が進出してくる。王都は滅亡するであろう!その損害賠償をギルドに支払ってもらおう!」
「なっ!」
「ヒロトシには、新たな王都の建設に協力は取ってある。王都はこの場所から、更に南に遷都する予定だ。それら、建設にかかる費用。平民達全員の移住にかかる費用全てギルドに請求させてもらう!そして、新たな王都にはギルドはいらない。以上だ!」
ギルドマスターは、顔から生気を失いまるでゴーストのようになっていた。幹部達もまた、あれだけ威勢がよかったのに言葉を失った。
「今なら、まだ間に合うぞ?余もそのような事はしたくない」
「じゃあ、遷都というのは・・・・・・」
「言っておくぞ!ヒロトシがいなかったら夢物語だが、ヒロトシなら簡単にそれも容易に遷都を実現させてしまうぞ」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「お主達に、選択の余地はない。ヒロトシに喧嘩を売った地点でお主達の負けだ!大人しくヒロトシの要求を飲むのが最善の選択だよ」
冒険者ギルドは、創立して初めて国からの指示に従う事になった。この報告に、ギルド総本部はどうしようもないと諦め、ロドン王国の指示に従った。
冒険者ギルド王国本部、ギルドマスターはその責任をとらされ懲戒解雇、冒険者達の慰謝料の一部を支払わされる事になった。
また、ギルド幹部は田舎のギルド出張所に左遷されてしまい、出世街道から外されてしまったのだった。
11
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる