13 / 15
13話 ミスフラワーコンテスト始まる
しおりを挟む
明美は、クラスメイト達と花校祭を楽しんでいた。途中、博也の姉の美尋に会い、コーディネイトが上手く行っているのを見て抱きつかれる始末だった。
「やっぱ、明美ちゃん可愛いね」
「ちょ、ちょっと美尋さん……」
「もうすぐミスフラワーが決まるわね。明美ちゃん頑張ってよ」
「は、はい……多分優勝は無理かもしれませんが、出来る事は手伝ってもらったのでがんばります」
「何言ってんのよ。クラスメイトの反応で自信がついたでしょ?もっと自信を持ってね」
「そうだよ立花さん!あたし達、すっごい驚いたんだよ。絶対グランプリとってね」
「「「「そうだそうだ!俺達応援しているからな」」」」
「みんなありがとね」
「あの……美尋さん、村田君は今日来ていますか?」
「うん、来ていたはずだけど、多分サッカー部の出店を手伝わされていると思うよ」
「そ、そうですか……見てくれると嬉しかったんだけど、先輩の手伝いならしょうがないですね……」
「大丈夫よ。ミスコンテストだけは抜け出してみるって言ってたから、明美ちゃんはコンテストの事だけを考えて頑張ってたらいいよ」
「そ、そっか!村田君抜け出せるんですね」
明美は、博也がコンテストは見れると聞いて笑顔になった。
「もう!ホント、明美ちゃんは可愛いね」
明美は、美尋に又抱きつかれて、焦りまくっていた。
「ちょ、ちょっと美尋さん止めてくださいってば……」
美尋は、アオの時もそうだったが、かわいいものに抱きつく癖があるようだ。それで、アオもこの一週間で美尋をみると、警戒し身構えるようになっていた。
『お知らせします!ミスフラワーコンテスト出場する方はステージ裏に集まってください。繰り返します。ミスフラワーコンテスト出場する方はステージ裏に集まってください。』
「ほらほら。明美ちゃんがんばってね!」
「はい!」
明美は、ステージ裏の集合場所に急いで走った。するとそこには、久保田美佐や先輩達が集まっていて緊張がはしったのだった。出場するだけあって、みんな容姿に自信のある人ばかりで、女の明美の目から見ても凄く眩しかったのだ。
「美沙、あの子やっぱり来てないみたいね」
「そりゃそうよ。あんな陰キャ出場するだけ、笑いものになるだけだからね」
「「そりゃそうよね」」
美沙と取り巻きの二人は、明美が来てないと思っていて陰口をたたいていた。
出場人数は、明美を入れて10人だった。3年生3人、2年生が4人1年生3人で優勝候補は3年生の坂下佳織で今回優勝したら3連覇という偉業が成り立つのである。
そして、その偉業を止めるかと言われていたのが、久保田美佐である。
「ねえねえ、美沙あの子誰?」
「知らないわ……見たことない子ね」
「でも、ミスコンテストに出るみたいよ」
久保田美沙は、気になって明美の所に近寄ってきたのだった。明美もそれに気づき身構えたのだった。
「あなたこの学校の生徒ですよね?」
美沙は見たことがない生徒だった為、一応先輩の可能性をいれて普通に話しかけただった。
「あ、はい……久保田さん今日は負けません!」
「なっ⁉あ、あなた……立花明美?」
「そうですが何か?」
明美の返事に、美沙と取り巻きの2人は驚いて声を上げた。その様子に出場者の人達はこちらを見たのだった。
美沙を始め、他の出場者は明美の姿を見て焦ることになった。少なからず明美とは違い、ライバルの事は知っていたからである。
明美はただ、美沙から強引に出場させられたため、他の人間には興味がなかっただけなのである。
「何、そんな気合入れてんのよ!」
「何言っているの?久保田さんがあたしにミスキャンパスに出場しろと言ったんじゃない。あたしだって、花校祭のメインイベントに出るからには、あのままで出れるとは思わないわ」
「だ、だからって!」
美沙は、明美に出場しろと言ったのを後悔し始めていた。前はこんな風に立てつくような子ではなかったに、自信が持ち始めて言いかえしてくるようになっていたのだ。
「今日は、あたしもこうして準備をしてきました。今日はお互いに頑張りましょう」
明美は内心ドキドキしていたが、これまで協力してくれた博也と美尋さんと博則さんの為にも、頑張らないといけないと思っていた。
そして、ステージ前にはこの花校祭のメインイベントと呼ばれるミスフラワーを一目見たいと思っていた観客で、ステージ前は埋め尽くされていた。
「やっぱ、明美ちゃん可愛いね」
「ちょ、ちょっと美尋さん……」
「もうすぐミスフラワーが決まるわね。明美ちゃん頑張ってよ」
「は、はい……多分優勝は無理かもしれませんが、出来る事は手伝ってもらったのでがんばります」
「何言ってんのよ。クラスメイトの反応で自信がついたでしょ?もっと自信を持ってね」
「そうだよ立花さん!あたし達、すっごい驚いたんだよ。絶対グランプリとってね」
「「「「そうだそうだ!俺達応援しているからな」」」」
「みんなありがとね」
「あの……美尋さん、村田君は今日来ていますか?」
「うん、来ていたはずだけど、多分サッカー部の出店を手伝わされていると思うよ」
「そ、そうですか……見てくれると嬉しかったんだけど、先輩の手伝いならしょうがないですね……」
「大丈夫よ。ミスコンテストだけは抜け出してみるって言ってたから、明美ちゃんはコンテストの事だけを考えて頑張ってたらいいよ」
「そ、そっか!村田君抜け出せるんですね」
明美は、博也がコンテストは見れると聞いて笑顔になった。
「もう!ホント、明美ちゃんは可愛いね」
明美は、美尋に又抱きつかれて、焦りまくっていた。
「ちょ、ちょっと美尋さん止めてくださいってば……」
美尋は、アオの時もそうだったが、かわいいものに抱きつく癖があるようだ。それで、アオもこの一週間で美尋をみると、警戒し身構えるようになっていた。
『お知らせします!ミスフラワーコンテスト出場する方はステージ裏に集まってください。繰り返します。ミスフラワーコンテスト出場する方はステージ裏に集まってください。』
「ほらほら。明美ちゃんがんばってね!」
「はい!」
明美は、ステージ裏の集合場所に急いで走った。するとそこには、久保田美佐や先輩達が集まっていて緊張がはしったのだった。出場するだけあって、みんな容姿に自信のある人ばかりで、女の明美の目から見ても凄く眩しかったのだ。
「美沙、あの子やっぱり来てないみたいね」
「そりゃそうよ。あんな陰キャ出場するだけ、笑いものになるだけだからね」
「「そりゃそうよね」」
美沙と取り巻きの二人は、明美が来てないと思っていて陰口をたたいていた。
出場人数は、明美を入れて10人だった。3年生3人、2年生が4人1年生3人で優勝候補は3年生の坂下佳織で今回優勝したら3連覇という偉業が成り立つのである。
そして、その偉業を止めるかと言われていたのが、久保田美佐である。
「ねえねえ、美沙あの子誰?」
「知らないわ……見たことない子ね」
「でも、ミスコンテストに出るみたいよ」
久保田美沙は、気になって明美の所に近寄ってきたのだった。明美もそれに気づき身構えたのだった。
「あなたこの学校の生徒ですよね?」
美沙は見たことがない生徒だった為、一応先輩の可能性をいれて普通に話しかけただった。
「あ、はい……久保田さん今日は負けません!」
「なっ⁉あ、あなた……立花明美?」
「そうですが何か?」
明美の返事に、美沙と取り巻きの2人は驚いて声を上げた。その様子に出場者の人達はこちらを見たのだった。
美沙を始め、他の出場者は明美の姿を見て焦ることになった。少なからず明美とは違い、ライバルの事は知っていたからである。
明美はただ、美沙から強引に出場させられたため、他の人間には興味がなかっただけなのである。
「何、そんな気合入れてんのよ!」
「何言っているの?久保田さんがあたしにミスキャンパスに出場しろと言ったんじゃない。あたしだって、花校祭のメインイベントに出るからには、あのままで出れるとは思わないわ」
「だ、だからって!」
美沙は、明美に出場しろと言ったのを後悔し始めていた。前はこんな風に立てつくような子ではなかったに、自信が持ち始めて言いかえしてくるようになっていたのだ。
「今日は、あたしもこうして準備をしてきました。今日はお互いに頑張りましょう」
明美は内心ドキドキしていたが、これまで協力してくれた博也と美尋さんと博則さんの為にも、頑張らないといけないと思っていた。
そして、ステージ前にはこの花校祭のメインイベントと呼ばれるミスフラワーを一目見たいと思っていた観客で、ステージ前は埋め尽くされていた。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
課長と私のほのぼの婚
藤谷 郁
恋愛
冬美が結婚したのは十も離れた年上男性。
舘林陽一35歳。
仕事はできるが、ちょっと変わった人と噂される彼は他部署の課長さん。
ひょんなことから交際が始まり、5か月後の秋、気がつけば夫婦になっていた。
※他サイトにも投稿。
※一部写真は写真ACさまよりお借りしています。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
雪の日に
藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。
親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。
大学卒業を控えた冬。
私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ――
※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる