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名前を呼ばれたような気がしたけれど
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少年が姿を消した翌日の朝、私はいつものようにPCでリモートデスクトップに接続して、クライアントが次々とあげていくファイルを黙々と処理していた。
カタカタとキーボードを操作をする音のみが響き渡る部屋の中、突然異変が起こった。
あの少年に、背後から名前を呼ばれた気がしたのだ。
小さな声で、美麗!美麗!と呼ばれた気がして、すぐに振り返ったのだけれど。
そこには少年の姿はなく、いつもの見なれた部屋があるだけだった。
「気のせいか」
だが、その後も何度も、何度も、背後から少年に名を呼ばれているような不思議な感覚が続いていく。
「うーん」
と私は小さくうなった。
疲れがたまっているのだろうか。今日の仕事はここまでにして、少し寝たほうがいいのかもしれないな。
私はスマホを片手にベッドに移動すると、近くにスマホを置いて、毛布に身を包み眠りについた。
──────
ああ、良く寝た。今は何時だ?
近くに置いていたスマホを手にとると、寝転がったまま時間を確認する。
時刻は18時半と表示されており、20分ぐらいしか経っていなかった。
「え?」
思わず声が出た。日付が変わってるじゃないか!24時間以上寝ていたことに驚きを隠せなかった。
仮眠のつもりが明らかに寝すぎてしまった。
仕事しなきゃいけないけど。まずはシャワーでも浴びるか。
そう思いながら、私は立ち上がりシャワーの準備を始めたのであった。
カタカタとキーボードを操作をする音のみが響き渡る部屋の中、突然異変が起こった。
あの少年に、背後から名前を呼ばれた気がしたのだ。
小さな声で、美麗!美麗!と呼ばれた気がして、すぐに振り返ったのだけれど。
そこには少年の姿はなく、いつもの見なれた部屋があるだけだった。
「気のせいか」
だが、その後も何度も、何度も、背後から少年に名を呼ばれているような不思議な感覚が続いていく。
「うーん」
と私は小さくうなった。
疲れがたまっているのだろうか。今日の仕事はここまでにして、少し寝たほうがいいのかもしれないな。
私はスマホを片手にベッドに移動すると、近くにスマホを置いて、毛布に身を包み眠りについた。
──────
ああ、良く寝た。今は何時だ?
近くに置いていたスマホを手にとると、寝転がったまま時間を確認する。
時刻は18時半と表示されており、20分ぐらいしか経っていなかった。
「え?」
思わず声が出た。日付が変わってるじゃないか!24時間以上寝ていたことに驚きを隠せなかった。
仮眠のつもりが明らかに寝すぎてしまった。
仕事しなきゃいけないけど。まずはシャワーでも浴びるか。
そう思いながら、私は立ち上がりシャワーの準備を始めたのであった。
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