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逆に異世界の性事情を聞いてみた
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まさかの質問がきちゃったよ。
閨って、アレクの言う意味だと男女のあれこれだよね?
小中高と変な虫がつかないようにという理由で、ある学園の女子校に入学してエスカレーターな感じで進学してたけど。
女子校に通っていてもそれなりに、遊んでいる子も親の決めた許嫁がいる子もいたし。同性のカップルもいたから、学校に男はいないけど。
そういう話題は溢れんばかりにゲットできた。
私の場合は、どうせ一族の親玉的な存在の祖父に決められた相手と、なんの感情も抱かないまま結婚して、子作りして、子供を産んで、一定のレールの上を歩かせるかのように育てていくだけだと思ってたから。
とくになんの興味もわかないまま、聞き流してたけどさ。
「今まで恋愛とかに興味なくって、いまだに彼氏出来たことないからなぁ。閨のこと想像したことすらなかったから、興味あるかと言われてもどう答えていいかわからないな。あはは」
他にも色々と聞いてきそうなアレクに、私は逆に質問してみる事にした。
異世界の15歳の性事情はどんな感じなのかな?
てかまだ15歳なのかな?背も夢の中よりも少し伸びてるし。16歳になってるかもしれないけど。
「アレクって王族だったよね?閨についてはどうやって学んでるの?やっぱり本とかで勉強するのかな?」
まさか、私が逆に聞いてくるとは思ってなかったのか、少し驚いたアレクの表情は、なんだか少年の時のように幼く見えた。
「普通なら王族は専門の者達が手解きをし、実践を交えながら学んでいくものなのだ。だが俺の場合は、男女の専門の者達の閨を薄い布越しに説明を受けながら、本を読んでいる。あとは側近の者が、男同士で情報交換をして、定期的に俺に情報を仕入れてくる感じだな」
手解き?実践…。性的なことを実践しながら教えてくれる人がいるのか。
でもアレクはなんでか実践はせずに、レースカーテンごしに専門職の人達の閨を見ながら説明を受けつつ本読んでるって!?
最初の情報が凄すぎて側近がどうのって言ってたみたいだけど。良く聞いてなかったや。
やっぱり異世界は違う。
「どうしてアレクは知識を得るだけで実践はしないの?王族なら専門の人達と実践するのが当たり前なんでしょ?」
アレクは私をじっと見て、少し考える素振りを見せた後、距離を詰めてきた。私のいるベッドに膝をついて、な…なんか迫ってくるんだけど!
え?顔近いんだけど。 いや、距離感おかしいから。
「俺は…好きな相手以外と肌を重ねる行為はしたくないからな。王族としては失格だな」
何とも言えない表情をしたアレクは、そう言いながら私の頬に触れた。
閨って、アレクの言う意味だと男女のあれこれだよね?
小中高と変な虫がつかないようにという理由で、ある学園の女子校に入学してエスカレーターな感じで進学してたけど。
女子校に通っていてもそれなりに、遊んでいる子も親の決めた許嫁がいる子もいたし。同性のカップルもいたから、学校に男はいないけど。
そういう話題は溢れんばかりにゲットできた。
私の場合は、どうせ一族の親玉的な存在の祖父に決められた相手と、なんの感情も抱かないまま結婚して、子作りして、子供を産んで、一定のレールの上を歩かせるかのように育てていくだけだと思ってたから。
とくになんの興味もわかないまま、聞き流してたけどさ。
「今まで恋愛とかに興味なくって、いまだに彼氏出来たことないからなぁ。閨のこと想像したことすらなかったから、興味あるかと言われてもどう答えていいかわからないな。あはは」
他にも色々と聞いてきそうなアレクに、私は逆に質問してみる事にした。
異世界の15歳の性事情はどんな感じなのかな?
てかまだ15歳なのかな?背も夢の中よりも少し伸びてるし。16歳になってるかもしれないけど。
「アレクって王族だったよね?閨についてはどうやって学んでるの?やっぱり本とかで勉強するのかな?」
まさか、私が逆に聞いてくるとは思ってなかったのか、少し驚いたアレクの表情は、なんだか少年の時のように幼く見えた。
「普通なら王族は専門の者達が手解きをし、実践を交えながら学んでいくものなのだ。だが俺の場合は、男女の専門の者達の閨を薄い布越しに説明を受けながら、本を読んでいる。あとは側近の者が、男同士で情報交換をして、定期的に俺に情報を仕入れてくる感じだな」
手解き?実践…。性的なことを実践しながら教えてくれる人がいるのか。
でもアレクはなんでか実践はせずに、レースカーテンごしに専門職の人達の閨を見ながら説明を受けつつ本読んでるって!?
最初の情報が凄すぎて側近がどうのって言ってたみたいだけど。良く聞いてなかったや。
やっぱり異世界は違う。
「どうしてアレクは知識を得るだけで実践はしないの?王族なら専門の人達と実践するのが当たり前なんでしょ?」
アレクは私をじっと見て、少し考える素振りを見せた後、距離を詰めてきた。私のいるベッドに膝をついて、な…なんか迫ってくるんだけど!
え?顔近いんだけど。 いや、距離感おかしいから。
「俺は…好きな相手以外と肌を重ねる行為はしたくないからな。王族としては失格だな」
何とも言えない表情をしたアレクは、そう言いながら私の頬に触れた。
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