リスティリア救世譚

ともざわ きよあき

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第三章 清廉なるティタニエラ

第七話 救世主と相棒であればこそ④

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 ティタニエラの大自然を利用した隠れ里は、ただ見て回るだけでも面白いし、何より目に映るすべての光景が幻想的だった。機械文明の発展がほとんどなく、代わりに魔法をふんだんに使った生活様式をしているおかげもあってか、隠れ里の周辺もほとんど手つかずの自然の環境となっている。透き通る水の流れる渓流や、うごめく木々が創り出す天然の迷路などなど。たった半日では、全てを楽しむにはあまりにも短い。
 無論、ベルはただ遊ぶために二人を誘ったわけではない。ミスティルに案内された「水晶樹の迷宮」で、ベルは敢えて土地勘のあるミスティルと組んで、総司とリシアを二人きりにして引き離した。
 水晶樹はティタニエラの森でしか見られない特殊な木で、樹木の節々に水晶が構成されており、その部分が高い魔力を内包する。一本一本が巨大に成長し、しかも無数の枝を持つ。その枝はエルフが歩ける通路にもなるが、定期的に動くがために、煌めく水晶の光の中で幻想的な光景に目を奪われていると途端に迷子になってしまう。その特性から「迷宮」の名を冠することとなった。
 ただし枝の動きはある程度の規則性があり、ミスティルはその動きをほとんど読み切ることが出来る。総司とリシアから多少離れても、二人の魔力を感じ取ることが出来ればそこまで辿り着ける。また、里のエルフたちもこの迷宮については熟知しているようで、あちこちに印めいた布がまかれていたりする。
「お優しいのですね」
 ミスティルがニコニコと笑って、小細工を施したベルへと声を掛ける。ベルは苦笑して肩を竦めた。
「いつまでもウダウダ、めんどくさいじゃん」
 一方の総司とリシアは、二人とはぐれてしまったものの、特に慌ててはいなかった。
 短い付き合いとはいえ、二人きりで過ごす時間が旅のほとんどを占めていた救世主とその相棒である。リシアの様子がどこかおかしいことは、総司も既に気が付いていたし、リシアもまた、ベルが気を遣ってくれていることに気付いていた。
「エルフの生活も、俺達とあまり変わらないんだな。飯は多少気を遣ってくれてるらしいけど。肉はあんまり食べないんだってさ」
「カイオディウムからこちらまで、ベルの言う通り息をつく暇もなかったが……そうだったな」
 リシアは苦笑して、
「我らは実に千年ぶりにティタニエラを訪れたヒトなのだった」
「スヴェンとサリア以来のな」
 カイオディウムで起きた予想外の出来事と、それを成し遂げたベルの尋常ならざる執念。転移魔法は行き先を指定しなければ当然ながら発動しない。デミエル・ダリアの強力な魔法の後押しがあったとはいえ、ベルは何としてでもティタニエラに辿り着くという強い望みを抱いていた。
 彼女にもまだ隠していることがあり、それを聞き出すのは困難を極める。
「エルフたちはもっと敵対的かもしれないと危惧していたが、大多数はそうではなかったな」
「やっぱり仲が悪いのか、エルフとヒトは」
「仲が悪いというわけではない。さっき言った通り、ほとんど交流がないからな。しかし、エルフにとって、ヒトが多すぎる場所の魔力は基本的には不快というか……例えるなら、我々にとっての蒸気機関の排気に近いものと聞く」
「へえ……まだ俺達三人だけだから、影響は少ないって感じかね」
「自然と共に暮らすエルフたちは、外界からの隔絶を選んだ。これは千年前の事件をきっかけとした流れではなく、はるか古より続く歴史だ」
 ヒトがはびこる世を捨てて、秘境の森と共に生きる。その中から飛び出そうとしたミスティルの母は、悲惨な末路を辿ってしまった。
 ミスティルの異常性は、クルセルダ諸島で過ごした二日間で十分わかった。女神の視点に近しい、ある種の達観と、エルフにしても強すぎる魔法。彼女の特別さは疑いようもない。
 予想外の転移の先で出会ったエルフが彼女であったこともまた、クローディアの語る「千年の時を経た」運命なのか。ミスティルというピースがなければ、ティタニエラにおけるオリジンの探索、その道がこれほど整然としていることもなかっただろう。
 ここまでの展開も含めて、女神の思い通りなのか。レブレーベントで言葉を交わして以来、彼女の気配の片鱗すら感じられることはなかった。
「それで、リシア」
「ん?」
「俺に言いたいことはないのか」
 ひときわ巨大な水晶樹のふもとに辿り着く。
 きらきらと輝く不可思議な虫たちが踊り、二人の周囲を穏やかな様子で旋回していた。深い森の中にあって、その虫たちと、虫たちが放つ光を反射する水晶のおかげで、迷宮の中が暗いということはなかった。柑橘系の爽やかな香りがあたりを包み、どこかで果物も自生しているとわかる。
「……己の望みを探し叶える旅から、逃げてはならない」
「そうだ。見ていらっしゃるからな」
 ルディラント王が最後に残した言葉。決して総司にだけ向けた、空の器の救世主を諫めるための言葉ではなかった。王は確かに、リシアの名も力強く呼んだ。
「自分で見つけ、自分で望まなければ意味はない。それはわかっている。だが――――私はその過程に矛盾がある」
「……と言うと?」
「死力を尽くしてお前を助ける。それが私の望みであることに偽りはない。だが、お前を助けるためには――――望まない力を、使いこなさなければならない」
 矛盾し両立しない願望。
 どちらもリシアの本心だった。総司の助けになりたいという強い想いと同じぐらいに、ゼファルスの真の力を使いたくないという想いがあった。
 心にある矛盾した二つの望みは決して両立しないがゆえに、後はリシアがどちらかを切り捨てるだけだ。
 その選択を総司にゆだねるわけにも、当然いかない。リシアはそう頑なに決心していた。
「わかっていても、ダメだ。情けない限りだ。王ランセムの仰った通り、口先ばかりで、私にはどうしても――――」
「なら」
 己を得るためには、自らが望みを持つほかない――――それ自体は間違っていない。
 しかし、大事なことを見落としていた。
「俺が言ってやる。俺のために使え、リシア」
 悩みを抱えた時、一人で全て何とかしようとする必要もないのだ。最後に決めるのは自分だが、誰の助力も受けてはならないということはない。
 総司とリシアは正しく救世主とその相棒。志を同じくする二人にとって、互いの悩みは互いの問題だ。
 責任を押し付け合うことなく、共有出来る存在であるはずだ。
「レブレーベントで、ルディラントで、もう充分痛感してる。俺にはお前の助けがいる」
 真剣な表情で、リシアから目を逸らすことなく、総司は言う。
「お前には感謝しかない。お前が一緒に来てくれなきゃそもそも俺の旅路は、レブレーベントの端っこで詰まって、そこまでだった」
「そんなことはない」
「いいや、ある」
 リシアの遠慮がちで弱々しい否定を、バシッと強く跳ね除ける。
「俺がここまで来れたのは全部、リシア・アリンティアスの功績だ。リスティリアの常識も何も知らねえ、情報源としちゃなんの役にも立たねえ俺を引っ張って、三つ目の“オリジン”に手が届くところまで連れてきてくれた。口先ばかりなもんかよ。お前以外の誰にこんなことが出来る」
 ルディラントで、女神への怒りと失意に沈む総司の手を、リシアが優しく握ってくれたように。
 総司もリシアの手を取り、力強く握る。
「お前が自分の力をどうしても好きになれないなら、代わりに俺が好きになる。価値あるものだと俺が認める。お前が俺を支えてくれるように、俺もお前を支える。そういうもんだろ、相棒ってのは」
 聡明すぎるが故に、自分で納得できなければ誰に何を言われてもその頑なさを絆すことが出来ない。
 クローディアはリシアの人となりを、今苦悩する彼女をそう形容した。そしてその見立ては間違っていない。
 クローディアには全てお見通しだった。リシア本人ですら動かせない彼女の心を動かせる存在がもしいるとすれば、それは一人しかいないのだろうと。
「……ふふっ」
 数秒の沈黙の後、リシアは呆れたように笑った。
 自分に呆れ果てたその笑顔はしかし、どこか晴れやかでもあった。
「何だよ。似合わねえのは承知だっつの」
「いや、そうではないよ」
 照れ臭そうに拗ねる総司へ、リシアは首を振って答える。
「頑固な自覚も、堅い自覚も多少はあったが……思っていたより単純らしくてな。それは今の今まで知らなかった」
 言葉一つで覆るほど、自分の心の奥底にある嫌悪感は単純なものではないと決めつけていた。総司を支えたいという気持ちを上回りかねないものだと勝手に思い込んで――――
 いざその時が来てみれば、何と呆気ないものか。自分の単純さに呆れる。
 そして、そこまで総司に言わせなければわからない自分の愚かさにも。
 賢い女だなどと過ぎた言葉である。リシアもまた、悩める年頃の乙女でしかないのだから。
「……そうだな」
 わずかに頷き、リシアは総司の目を見つめ返した。
「支えてくれるか、私を」
「俺だけじゃなくお前が折れても、女神救済の旅路は終わりだ。頼むぜ、相棒」
 つきものが落ちたような顔のリシアに、総司もまた満足げに微笑む。
 うまくいくかどうかまではまだわからないが、最も大きな問題が一つ、解決のきっかけをつかんだ瞬間だった。
「……ところで」
 総司の笑顔が消える。リシアもまた真剣な表情で頷いた。
「わかっている」
 リバース・オーダーの柄に手を掛ける。
 総司とリシアが二人きりになり、話をしている間、ずっと二人を見つめる何者かがいた。
 しかも、リシアにはその気配に覚えがないが、総司は知っている。レブレーベントで二度邂逅した、覚えのある魔力の気配。
「出て来いよ、カトレア」
 水晶樹が静かに揺れる。巨大な枝がざわめき、ゆっくりと動いて、二人の周囲が様相を変える。
 木々の間から、二人よりもわずかに高い位置から、蒼と白のバトル・ドレスを纏う少女が姿を現した。短い金髪と際立って端正な顔立ちが特徴的な、ある意味では見知った少女。
「お久しぶりです。逢引きを邪魔するつもりはなかったのですが」
「アレインは『仕留めた手ごたえはない』って言ってたっけな、そういや。まさかこんなところで再会するとは思ってなかったけど」
 総司の言葉を聞き、リシアも理解した。
 レブレーベントの王都・シルヴェンスで、総司と共に行動していた女王を襲撃し、その手にある“悪しき者の力の残滓”、その黒き結晶を奪おうとした賊。
 その時は、王女アレインが救援に駆け付け、圧倒的な力で瞬く間に撃退した。死神のような仮面をつけた不吉な大男と金髪の可憐な少女という、いびつな二人組――――ディオウとカトレア。
 リシアはレヴァンクロスを抜き放ち、臨戦態勢を取った。総司に対して決して好意的ではないのは明らかだ。しかも、再会したこの場所はレブレーベントとはわけが違う。
 千年もの間、ヒトが踏み入ることのなかったリスティリアきっての秘境・エルフの楽園ティタニエラである。そう簡単に侵入できる場所ではなく、それが許されることもないはずだ。
 軽々とティタニエラの奥、大老クローディアを中心として成立するエルフの隠れ里付近まで侵入してきたカトレアは、その事実だけで相当の実力者であり、同時に、外界の者が簡単には触れられないであろう情報を持っている存在であると容易く推測できる。
「こちらに戦闘の意思はありませんよ、アリンティアス団長」
 カトレアは冷静に、にこりともせず言った。
「此度はまさしく偶然ですので。流石にあなた方二人を相手取ってしまえば、私に勝ち目もありませんし」
「アイツはいないのか」
 カトレアと共に行動しているらしいもう一人、ディオウの所在を聞く。ディオウの魔力の気配は今のところ感じられないが、王都シルヴェンスにおいても、彼は突然現れ、総司の隙をついて女王に迫った。
 魔力の気配を悟らせることなく奇襲を仕掛ける術を持っている。だが、カトレアはわずかに首を振る。
「お互い別の仕事が入っておりましたので」
「……その仕事ってのは、誰から与えられたものなんだ?」
「さて――――答える義理も、理由もない」
 カトレアの目が細く、鋭さを増して、総司とリシアの胸元を射抜いた。
「……ルディラントの……」
 リシアが目を見張り、慌ててカトレアに詰問する。
「何故知っている」
「歴史書をいくつか読めば、かつてのルディラントの紋章などいくらでも」
 カトレアは下らなさそうに言った。
「しかし想定外でもある。なるほど……レブレーベントを出た後、あなた方を見失ってしまいましたが……そういうことですか」
「つけるつもりだったわけだ」
 総司が一歩前に出た。カトレアがわずかに身をこわばらせ、警戒を露わにする。
「レブレーベントの時は料理屋だったもんなァ。でもここなら誰もいねえ」
 リバース・オーダーを抜き放ち、カトレアに向けて、総司が厳しい目つきで問いかけた。
「答えてもらうぞ。お前の目的と、知っていることを全部」
「あの時の会話を覚えているのならば、もう一つ思い出してほしいものです。あなたの旅路の果てに、あなたの望む結末はないと確かに伝えたはずでしたが」
「そんなことも言ってたっけ。わかった、そっちも詳しく聞かせてもらおうか」
 総司がカトレアに向かって突撃しようと、ぐっと構えた瞬間――――
 がさっと、背後で音がした。
 総司とリシアが同時にばっと振り向いた先に、ベルとミスティルがいた。
「びっくりしたぁ。急に動き出すんだもん。ミスティルの話じゃもうちょっと時間あるんじゃなかったっけ?」
「そのはずだったんです! 私も予想外ですよぉ、水晶樹の動きが急に変わるなんてぇ」
 二人は水晶樹が動き出し、道順が変わってしまう前に総司とリシアを迎えに来るつもりだったようだが、何故か、基本的には規則正しく動くはずの水晶樹が想定外の動きをしたために、慌てて二人の元へとやってきたようだ。
 総司が再びカトレアがいた場所へ視線をやった。当然、この隙を逃す女でもない。カトレアはもうそこにはいなかった。
「あれ? 誰かいなかった?」
 ベルが不思議そうに聞いた。総司とリシアは顔を見合わせて、仕方なさそうに笑った。
「いいや。葉っぱでも見間違えたんじゃねえのか」
「迎えに来てくれたんだな。ありがとう」
「……別にいいけど」
 ベルは胡乱な目つきで二人を見たが、すぐにニヤリといたずらっぽい笑みを浮かべる。
「なになに。ちったぁマシになったの」
 リシアにささっと近寄ってベルが聞いた。リシアは微笑んで、
「ああ。手間を掛けさせたな」
「……もしかして、キスでもした?」
「はあ?」
 想定外の質問に、リシアは素っ頓狂な声を上げ、続いてわずかに顔を赤らめた。しかしすぐに冷静さを取り戻した。
「馬鹿なことを言うな。そういう間柄ではない」
「なぁに、じゃあ喋っただけで解決したわけ? 意外と単純なんだ」
「……事実だが、ベルに言われると無性に腹が立つのは何でだろうな」
「図星だからじゃない?」
 リシアは無言で素早く手を伸ばし、ベルの頬をわずかにつねった。
「やぁめぇてぇ」
「全く……感謝の気持ちも薄れる。さて、そろそろ里に戻ろうか。クローディア様への謁見も叶う頃合いだろう」
 合流した四人は連れ立って、水晶樹の森を後にした。
 気配を消したカトレアが、その背中を見送っていることに気づかないまま。
 魔力の気配を敢えて隠さなかったのは、確かめるため。彼らが、カトレアの目を逃れていた数日間、一体どこで何をしていたのかを。
 服に刻まれた紋章と、総司とリシアの反応を見れば、カトレアの予想は確信に変わった。
「……これもあなたの狙い通りですか……我が主よ……」
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