引きこもりの僕がある日突然勇者になった理由

ジャンマル

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勇者覚醒

作戦会議は

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「力を貸す。だけど、これが終わったらしっかりと色々聞くからな!」
「それはもちろん!」

 彼らの協力を得て、美雨さん奪還に本気で動き出すーー
 そして、彼らと共にこの才能について調べていこう。それが、今の僕のやりたいことだ。

「だが、どうするんだ? 場所が分からないのだろう?」
「いや、さっきの1分で全て閃いた。まず、聞いてくれーー」

 そして。その考案する作戦に、2人の力は必要不可欠だった。そして、その協力を得た以上、やることはひとつだった。

「これを、こうして……」
「ほう、だがーー」
「いや、そこはこうしてーー」

 3人それぞれが意見を出し合い、成功率を上げていく。そしてーー

「晴。今の案でどうだ?」
「はい。成功率は78%です」
「100%じゃないか……」
「それは仕方ないですよ、伊勢谷さん。どんなに我々が成功率を上げても、現場は常に緊張状態。何が起こるのか分かりませんから」

 それでも低いよりかは遥かにマシだ。そう言って、僕達は準備にかかる。

「いいか、この作戦の後にきっとお前の才能はより開花する。時間制限のデメリットこそ無くなりはしないが、ある程度コントロール出来るようになるだろう」
「はい。だけどーーきっとこの作戦の鍵も才能の開花です」
「そうだな……」

 現場のノリだ! と、言わんばかりにあとは現場の流れに任せよう。そう言って、作戦会議は終わりを迎えたーー

「晴ちゃん、ごめんな。こんな事に巻き込んで」
「いえいえ。でも、絶対にお姉ちゃんを助けてくださいね」
「ああ。もちろんさ」

 晴ちゃんとの約束。姉をきっと救い出す、という約束をこの月の下で交わす。
 まだ数ヶ月ーー確かに色々あったし、巻き込まれもした。だけど、楽しかったのも、面白かったのも確かだ。きっと前までの僕なら知ることのなかった感情ーー
 きっとこの感情に意味はある。

 今の気待ちを持ったまま、僕は作戦に望むーー

 作戦開始時刻、4:10。起床。

「……短時間でできる最低限の準備……」

 起床後30分ほどで身支度を終え、事務所のオフィスへ向かう。

「よし、しっかりと揃ったな! お前ら、今日の作戦に、命をかける覚悟で挑め!!」
「了解!」

 数人の了解! という相槌がこだまする。いよいよ作戦当日ーーこれまでしっかり練ってきたんだ。大丈夫だ……

「場所の目星はここです」
「よし、現地まで隠密に頼む。ではーー健闘を祈る!」

 こうして、作戦が開始したーー
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