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みそ
敵
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目が覚めた。今までのは……夢か。全く。変な夢だった。でも、少し安心していた。これから始まる事を何も知らないのだから。
「あ、伊勢谷さん……」
「あ、あれ……? どうしたの?」
「今日で……勇者育成協会は解散みたいです」
「え……?」
はっきりとわかった。そして声に出す。あれ、正夢になった……!?
「デジャヴ」
「ど、どうしたんですか……?」
いきなりそんなことを叫ぶんだ。驚かないわけがない。というか、叫びたくもなるわ。だって、正夢だぜ?
「解散って……もう他のみんなは知っているのか?」
「一応……」
「居ないって事は……七瀬は真っ先に出てったんだな?」
「はい……」
元気がない。のは、寂しいからだろう。夢じゃなかった。
が、恐らく夢と同じなのは解散するくらいだろう。
「七瀬さん、解散したんだから、次にあったからには何をするかわからないよって……」
「あいつがそんなことを……」
だが、解散した後の目的は何だ? ブラック企業は何だったんだ?
大事な人間が居なくなってから、今まで疑問に感じて居たものが一気に溢れ出す。
「ブラック企業って一体なんだったんだ……」
「それについては今、こっちで必死に調べてます」
「こっちで……?」
解散したんだろ? こっちで……一体どうなってるんだ。まあ、解散したくないというのはわかるが……
「お姉ちゃん……解散したくないって」
「それで、お前たちだけ残ったと……?」
「はい……」
ブラック企業。わかりやすいようにそう例えてるだけで、本当はもっと別の何かだと思い始めていた。もっと、裏で何かが動いているんじゃないか?
「伊勢谷さんは……どうするんです……?」
「俺は……」
決断の時。
ここに残りますか? ここから出ますか?
その二択だった。
「僕は、残ったほうがいいのか?」
「そ、それは……」
どうする。ここに残っていても何もない……でも……解散もしたくない。
「……考えておくよ」
あれ……? どうしてこうなったんだっけ……
―――その頃―――
「ふむ、戻ってきたか」
「戻ってきたんじゃねえよ、戻ってきてやったんだ」
「まあ、そうかっかするな。七瀬よ」
「……」
「いや、コードネームCよ」
動き始めた謎の集団。その目的はわからない。だが、これが戦うべき相手かもしれない。それだけはわかる。
「C、いいのか? 仲間だった奴のはずだが」
「あ? 元々仲間じゃねえ」
「そうか……」
何かが動き始める。何かだ。何かはわからない。ただ、中二的な何かだ。
―――
「さーて、久しぶりにわが家へ帰るかぁ~」
「あ、じゃあ、荷物まとめるの手伝います」
「うん、ありがとう」
荷物をまとめる。まるで、旅に出るみたいだ。
まとめる荷物。だが、まとめるほどの量でもない。手に持てるレベルで微量なものである。ふふ。荷物とは少なくまとめるものなのだよ……
「じゃあ、行くよ」
「さようなら……」
僕は帰る。家に。家にだ―――
ついた。わが家へ。
「たっだいまあああああああ」
ドアを開ける。そこにあったのは……
「な、なんでだ……」
母さんの倒れているところだ。何故だ? 一体なぜなんだ?
「一体誰が……」
「ああ、お前の母親だったか」
聞き覚えのある声。少し荒い言葉使い。まさか……
「あたしはあたしの仕事をしたまでだよ。恨むなら、うちのボスを恨みな」
「……それが、お前の仕事だって?」
「そうだよ」
「……なら、僕はお前を倒す」
「出来るかな?」
この瞬間から、彼女は完全に僕たちの敵になった。
というか、母さん、死んだふりはよくないぞ。うん。よくない。
「あ、伊勢谷さん……」
「あ、あれ……? どうしたの?」
「今日で……勇者育成協会は解散みたいです」
「え……?」
はっきりとわかった。そして声に出す。あれ、正夢になった……!?
「デジャヴ」
「ど、どうしたんですか……?」
いきなりそんなことを叫ぶんだ。驚かないわけがない。というか、叫びたくもなるわ。だって、正夢だぜ?
「解散って……もう他のみんなは知っているのか?」
「一応……」
「居ないって事は……七瀬は真っ先に出てったんだな?」
「はい……」
元気がない。のは、寂しいからだろう。夢じゃなかった。
が、恐らく夢と同じなのは解散するくらいだろう。
「七瀬さん、解散したんだから、次にあったからには何をするかわからないよって……」
「あいつがそんなことを……」
だが、解散した後の目的は何だ? ブラック企業は何だったんだ?
大事な人間が居なくなってから、今まで疑問に感じて居たものが一気に溢れ出す。
「ブラック企業って一体なんだったんだ……」
「それについては今、こっちで必死に調べてます」
「こっちで……?」
解散したんだろ? こっちで……一体どうなってるんだ。まあ、解散したくないというのはわかるが……
「お姉ちゃん……解散したくないって」
「それで、お前たちだけ残ったと……?」
「はい……」
ブラック企業。わかりやすいようにそう例えてるだけで、本当はもっと別の何かだと思い始めていた。もっと、裏で何かが動いているんじゃないか?
「伊勢谷さんは……どうするんです……?」
「俺は……」
決断の時。
ここに残りますか? ここから出ますか?
その二択だった。
「僕は、残ったほうがいいのか?」
「そ、それは……」
どうする。ここに残っていても何もない……でも……解散もしたくない。
「……考えておくよ」
あれ……? どうしてこうなったんだっけ……
―――その頃―――
「ふむ、戻ってきたか」
「戻ってきたんじゃねえよ、戻ってきてやったんだ」
「まあ、そうかっかするな。七瀬よ」
「……」
「いや、コードネームCよ」
動き始めた謎の集団。その目的はわからない。だが、これが戦うべき相手かもしれない。それだけはわかる。
「C、いいのか? 仲間だった奴のはずだが」
「あ? 元々仲間じゃねえ」
「そうか……」
何かが動き始める。何かだ。何かはわからない。ただ、中二的な何かだ。
―――
「さーて、久しぶりにわが家へ帰るかぁ~」
「あ、じゃあ、荷物まとめるの手伝います」
「うん、ありがとう」
荷物をまとめる。まるで、旅に出るみたいだ。
まとめる荷物。だが、まとめるほどの量でもない。手に持てるレベルで微量なものである。ふふ。荷物とは少なくまとめるものなのだよ……
「じゃあ、行くよ」
「さようなら……」
僕は帰る。家に。家にだ―――
ついた。わが家へ。
「たっだいまあああああああ」
ドアを開ける。そこにあったのは……
「な、なんでだ……」
母さんの倒れているところだ。何故だ? 一体なぜなんだ?
「一体誰が……」
「ああ、お前の母親だったか」
聞き覚えのある声。少し荒い言葉使い。まさか……
「あたしはあたしの仕事をしたまでだよ。恨むなら、うちのボスを恨みな」
「……それが、お前の仕事だって?」
「そうだよ」
「……なら、僕はお前を倒す」
「出来るかな?」
この瞬間から、彼女は完全に僕たちの敵になった。
というか、母さん、死んだふりはよくないぞ。うん。よくない。
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