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引きされ
エクスカリバー
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大いなる絶望。それは、人に与えられた業。人がなす事。人による人への絶望。たった今、それだった。
「三国さんをぉぉぉぉ!」
「感情的になるなんてねぇ」
「なっ」
「言ったでしょうーーもう人間ではないと!」
時間干渉なんて、天使でも度を越している! おかしすぎる!
「ふはは……ふはははははは!!! これが絶望! これが真の希望! 希望の先に待っているのは絶望なんだよぉ!!」
「例え絶望が待っていようとーー道を進むのが勇者だ!!!」
父さんの合図とともにケビンが動く。
これはーー
珍しいものが見れる合図だ。
「エクスーーカリバァァァァァァァ!」
ケビンは垂直に横にした。そして、そのまま飛びかかる。
「ぐっ!」
「効いたーー!」
これがーー聖剣。
「クソッ、撤退だ!」
「させねぇよ!」
ケビンの振り下ろす剣が、腕を切り裂く。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「……どうやら、本当は加護はないみてぇだな」
「なぜわかる」
「俺の能力、元々ウリエルのもんだ」
「なるほどな……」
つまり、契約したというのは口実で、本当はミカエルなんて知らないし、契約なんてもってのほかーーと。
「さて、後処理が面倒だな」
「どうする?」
「こいつで切り刻むか」
「冗談はよしてくれ。それよりーー」
そうだ、三國さん!
「われは、大丈夫、だ」
驚異の生存力。これが、1番チートだと思うんです。僕は。
「よし、早急に救護班を用意する」
「そっちは任せるぜ」
「ああ」
え?
「お前は俺とパンドラの回収だ」
何かを察した顔。やはりーーケビンはーー
「で、伊勢谷」
「なんです……ここまで引っ張っておいて」
「今からお前の命を俺に預けてくれ」
「え……?」
何の事だろう。
「パンドラはな、命懸けになる」
「そんなに大変な……?」
「ああ」
ケビンなら、このケビンなら、命を預けられる。
「もちろん、ただとは言わねぇ」
「え?」
ん? 何のことだ?
「俺は、お前が死ぬ時一緒にしぬ。そんな覚悟だ」
「そ、そこまでしなくても……」
「俺がしたいからするんだ」
まあ、確かに、そりゃそうだけど……
「おし、分かったなら行くぞ」
でも、パンドラもこのロンドンに?
「パンドラの箱のこと、別名なんていうか知ってるか」
「え?」
「デミス。だ、そうだ」
「デミス……」
どこかで聞いたことのあるような気がした。
あれは、どこだっただろうか。
どこだっただろうか?
「デミスは破壊王だ」
あ、ああ。どこかのカードゲームか何かで聞いた名前か。
「で、どうする?」
「え、な、なにが?」
「何がって……お前なぁ」
???
「ハデスをどう処分するよ」
「ああ、そういう事か」
「どうする? 聖剣で壊すか?」
「それもありだと思う」
「ん? 他にあるのか?」
「無くはないけど……」
うーん。どうも勇者っていうのは難しいらしい。
「おら、ちょっと持ってろ」
そう言って、渡された聖剣。
「すっーー」
息を吸い込む音が聞こえた。
何の意味があるのか、僕にはわからない。
「パンドラーー我が願いに答えるのなら答えよーー」
そう言って、ケビンの背中から、確かに。ウリエルと名乗り続けたであろう天使がやって来る。
『もう終わりかい?』
「終わりじゃないーー始まりだ」
「え?」
思わず、声を漏らす。
「この世界線なら大丈夫さ。なに、慎二もハルトもいるからな」
意味が、分からなかった。声が、詰まった。
やはり、ケビンはーー
「三国さんをぉぉぉぉ!」
「感情的になるなんてねぇ」
「なっ」
「言ったでしょうーーもう人間ではないと!」
時間干渉なんて、天使でも度を越している! おかしすぎる!
「ふはは……ふはははははは!!! これが絶望! これが真の希望! 希望の先に待っているのは絶望なんだよぉ!!」
「例え絶望が待っていようとーー道を進むのが勇者だ!!!」
父さんの合図とともにケビンが動く。
これはーー
珍しいものが見れる合図だ。
「エクスーーカリバァァァァァァァ!」
ケビンは垂直に横にした。そして、そのまま飛びかかる。
「ぐっ!」
「効いたーー!」
これがーー聖剣。
「クソッ、撤退だ!」
「させねぇよ!」
ケビンの振り下ろす剣が、腕を切り裂く。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「……どうやら、本当は加護はないみてぇだな」
「なぜわかる」
「俺の能力、元々ウリエルのもんだ」
「なるほどな……」
つまり、契約したというのは口実で、本当はミカエルなんて知らないし、契約なんてもってのほかーーと。
「さて、後処理が面倒だな」
「どうする?」
「こいつで切り刻むか」
「冗談はよしてくれ。それよりーー」
そうだ、三國さん!
「われは、大丈夫、だ」
驚異の生存力。これが、1番チートだと思うんです。僕は。
「よし、早急に救護班を用意する」
「そっちは任せるぜ」
「ああ」
え?
「お前は俺とパンドラの回収だ」
何かを察した顔。やはりーーケビンはーー
「で、伊勢谷」
「なんです……ここまで引っ張っておいて」
「今からお前の命を俺に預けてくれ」
「え……?」
何の事だろう。
「パンドラはな、命懸けになる」
「そんなに大変な……?」
「ああ」
ケビンなら、このケビンなら、命を預けられる。
「もちろん、ただとは言わねぇ」
「え?」
ん? 何のことだ?
「俺は、お前が死ぬ時一緒にしぬ。そんな覚悟だ」
「そ、そこまでしなくても……」
「俺がしたいからするんだ」
まあ、確かに、そりゃそうだけど……
「おし、分かったなら行くぞ」
でも、パンドラもこのロンドンに?
「パンドラの箱のこと、別名なんていうか知ってるか」
「え?」
「デミス。だ、そうだ」
「デミス……」
どこかで聞いたことのあるような気がした。
あれは、どこだっただろうか。
どこだっただろうか?
「デミスは破壊王だ」
あ、ああ。どこかのカードゲームか何かで聞いた名前か。
「で、どうする?」
「え、な、なにが?」
「何がって……お前なぁ」
???
「ハデスをどう処分するよ」
「ああ、そういう事か」
「どうする? 聖剣で壊すか?」
「それもありだと思う」
「ん? 他にあるのか?」
「無くはないけど……」
うーん。どうも勇者っていうのは難しいらしい。
「おら、ちょっと持ってろ」
そう言って、渡された聖剣。
「すっーー」
息を吸い込む音が聞こえた。
何の意味があるのか、僕にはわからない。
「パンドラーー我が願いに答えるのなら答えよーー」
そう言って、ケビンの背中から、確かに。ウリエルと名乗り続けたであろう天使がやって来る。
『もう終わりかい?』
「終わりじゃないーー始まりだ」
「え?」
思わず、声を漏らす。
「この世界線なら大丈夫さ。なに、慎二もハルトもいるからな」
意味が、分からなかった。声が、詰まった。
やはり、ケビンはーー
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