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葉
しおりを挟む「人生死ぬまで暇潰し?」賛成、反対の意見を述べるラジオ番組だ。13時から14時、の時間帯は、ながらのリスナー狙いの企画らしい。
僕、葉(よう)美容家47歳、羽(はね)lT 社長独身48歳、A子主婦タレント50歳、B子俳優独身55歳、この4人人で、各自、持論を述べている。
結論を出す番組ではなく、それぞれの考えに共感してもらう番組なので、僕は前半の番組は楽しめた。
羽だけが、死ぬまで暇潰しの論者だった。
僕は、離婚後一人息子緑(リョク)を育てながら自分の母親(家では、ばあちゃんと呼んでいる)を介護をして、1日24時間では足りないくらい忙しい。
暇つぶしと言える優雅さは全くない。
A子も3人の子育てに奮闘中で暇つぶしと言う、言葉に鼻で笑って、「生きている土俵が違う」と言って、可哀想な人生ねぇって言わんばかりに、羽を見ている。
B子に至っては、「そんな軽い言葉で仕事していない」と憤慨している、。
この番組のプロデューサーのの米英(ベイ エイ)は狙い通りだろう、ガラス越しにニヤニヤ見ていた。英は、裏方だが、目を引く容姿だ、間違えた、目を釘付けにする容姿だ、モデルもしているプロサッカー選手に似ている。
僕は番組出演にあたり彼のブログを見たら英は、どっちでもいい派だった、はっきり言えば興味がないようだ、
間に15分の二ュースと天気予報が入り番組は中断した。
緊張感が抜け、昨日からの出来事が僕の頭をよぎった。
昨日の夕方もいつも通り、息子緑(リョク)の小学校の担任から息子が同級生を蹴って相手は転んで怪我をしたと電話があった、教科書破った、暴言吐いたとか、殆ど毎日電話がかかってくる。
昨日は僕が休みで家にいるとわかったら、いきなり家庭訪問すると言い出す。
担任が家に来て散々リョクの悪い所言った後で、「私は大学出ていない人と、対等に話をしたくありません、勘違いしないでください大学って言っても偏差値68以上の所です、後今日の訪問は、緑くんには言わないでください」と言って帰った。
5年生の時の担任も家庭訪問で同じ事言っていた。
僕は、心の中で憤慨を通り越して泣いた。つくづく格差社会だなぁ、知名度、収入でかなり上の方だと思っていたが、学歴とか目に見えない背中に背負っているものでは僕は底辺だ。随分な担任達だが世の中そんなもんだ、それはずっと生きてきて付いてきた、これからもずっとついていくのだろう。
リョクには、この惨めさを味合わせたくない、なんとか勉強させようと思った。
夜はリョクと夕飯を食べながら 、彼なりの弁解を聞き勉強も生活面も一応は言ったが、どう教えていいのか、わからない、ばあちゃんも甘い、とにかく甘い、もうすぐ中学生だ、このまま今持て余していたらまずいのがわかるが、、、疲れきって後回しだった。
朝は、ばあちゃんの顔を必ず見る、今朝も大変だった(西百貨店でしか売ってない出汁がなくなった、東百貨店でしか売っていない大福が食べたい、お手伝いさんに洗剤がないから補充しろと言われた、、、、)と毎日この調子で1か所ではすまない買い物をしなければならない、よく毎日でてくると思う、僕も仕事が忙しく買えない日があると、途端に機嫌が悪くなり手がつけられない。今日は買えそうだ、たぶん。
今仕事中だ、、、思い出さなきゃよかった。
間のニュースの最後が耳に入った、タレントの某氏が、亡くなりました。お悩みの方はフリーダイヤル××××- と、いのちの電話にお掛けくださいと、アナウンサーが言っている。
僕は、ラジオの仕事どころではなくった。
有名になった人が、なくなると必ず、様々な媒体で、いのちの電話に1人で悩まないでと、言う、言っている人達はかけた事があって言っているのか、TVのアナウンサーは特に哀れんでいるのか、見下しているのか、したり顔で言う。
僕は、かけた事がある、、20年くらい前のことだが昨日の事のよう覚えている。
その時のやり取りは、今でも忘れてられない、
「僕、死にたいくらい、半年毎日悩んでいます、、、、半年前知人が急に亡くなりました、なにがあったのか、最後の会話を思い出しても、わからない、思いつきません、、知人と知り合ったのは5年くらい前で、知人は大学院卒の美容師、僕は高校中退の美容家で、(お互い有名になって頑張ろうなぁ)って週3日は一緒に飲んでいました。、、とても好意をもってました、、。
知人が亡くなる一年くらい前から、エーチューブの美容講座で急に僕が売れ出しました、中身は大した事を言っていませんが、外見が自分で言うのもなんですが、見栄えがいいみたいで、それで騒がれて、あっちこっちの媒体での仕事が大盛況になり、その仕事の様子を飲むたびに面白おかしく教えていました。僕は自慢したつもりはなかった、、でも自慢に聞こえますよね、、ずっと頑張ろうって言っていて僕だけ売れて、、、知人の方は5年経ってもカットすら教えて貰えず、見習いのままでした、、、週3回も5年くらい一緒にいて、(はい、亡くなりました、もういません)といわわれても、現実に僕がついていけません、たぶん僕が原因なのか、それもわかりません、病院の薬を飲んでも、話しを聞いてもらっても、、、生きていくのが苦しんです。
やっぱり僕が原因ですよね、たぶん僕と知り合わなけてばよかったんですよね」と、だんだん涙声で電話の向こうの主に言った。
電話の向こうから
「君の言っている事、よくわからない、悪いけど違うとこに、かけてくれないか」と、返事が来た。
これだけ、切に真剣に言ったのに、辛くて、思い切ってかけた電話の答えだった。
逆にこの電話で怒りを増長させて、生きる力を促す狙いかは、わからないままだが、どっかで解っていた答えだ。時間の無駄だった、かけなきゃ良かった、今だに解決していない心の中にある大きな黒い石の塊。
知人と言うのは有(ゆう)と言う名前だ、お互い25歳くらいの時(5分で着せれる着物講習会)と言う勉強会で知り合った、参加者の中の唯一男2人だった。
有はバイの僕の好みのど真ん中だった、知り合って最初の頃からずっと週3回決まった時間と場所で待ち合わせて飲んだ。
長く続けるコツは奥まで踏み込まない、良いところで終わる事だと思ってた。
一緒にいられるなら片想いで満足だった、実家とかも知らないし、聞かなかった。
働いている美容室と、携帯電話の番号だけは知ってっいた。ある時から約束の日に来ない、電話も繋がらない、最初は携帯壊れて急に来れない事情が出来たんだろうと安易に考え、今日はくるだろうと、待っていたが次の約束の日にもこなかった。
会えないで1週間以上経ち、迷惑かなぁと思いつつ思い切って職場に電話した。
「お忙しいところすいませんが、有さんお願いします」
「えっ、、、、。 お休みしています、、、」
「わかりました、またかけます」と、即答してドキドキしながら電話を切った。
風邪かなにかで寝ているのだと思って、そのうち来てくれるだろうと思い、約束の日時に足蹴に通った。
いつも来ない、、、会えなくなってひと月以上経ち、また有の職場に電話をかけた。
嫌われてたのだろうか、かけて迷惑かなとか、、、またドキドキしながらかけた。
「有さんお願いします」
「辞めました」
「えっ、いつですか」前回は、上がってしまい直ぐ切ってしまったが、ひと月以上会えていない、ここでしか聞く事が出来ないと思い、粘って聞いた。
「えっ~、、、、あの亡くなりました。本当はお客様の問い合わせには、辞めた以上の事は、、詳しい事は誰も知りません、何を聞かれても申し訳ありませんが、何もわかりません」
「え、えっ、亡くなった、、実家の電話番号わかりますか」
「すいません、有は社員契約していません、技術覚える為のアルバイト契約なので履歴書も出してもらっていません」
「、、わかりました」
と僕は電話を終えた。
その後の記憶2-3日分覚えていない、。
嫌な記憶だった、
今でも有に縛られている、
有に会いたい、、、。
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