31 / 34
4人で病院へ
しおりを挟む
4人で、病院の担当の先生の話を聞いた。
ナナと英の予定が、リョクも行くと言い出し、それを聞いた僕まで行く事にした。
英が、
「やっぱり戸籍なんとかしてナナとヨウ一緒にするか、どうする」
治療施設では、家族以外は面会出来ないと言う。
「うん、そうだけど、戸籍になるとナナの家族が、なんと言うか、おじいさんは直ぐに、うんとは言わないと思う。
それよりも、予定通り早く治療始めた方が、良いと思う。
・・寂しいよ、・・でも、仕方がない」
と、僕が、言うと、
「私は、治療を受けないとダメですか、ヨウさんと一緒に居られるなら、いつ死んでいんも良いんです」
「ナナ、僕が後悔するのが嫌なんだ、もしもだよナナが亡くなってしまったら、僕は生きていけない。
お願いだ。ナナ、もう何度も同じ事言わせないで欲しい。
ナナが大切なんだ。生きて欲しい。
さっき先生も言っていたじゃないか、忘れるけど、本能部分の生活に支障はないって」
「朝、目覚めると、ここはどこから始まってお世話してくれる人と自己紹介して、一日かけて住んでいる環境がわかって、次の日同じ事の繰り返し、本当にその生活になるんですね」
「ナナ、その生活の中でも普通に泣いたり笑ったりの生活があるって言っていただろう、人によって違いがあるので一概には言えないって、忘れたとしても、一日一日の生活を楽しめよ、おれもナナに長生きしてもらいたい」リョクが珍しく泣いて、言った。
先程の病院での話し合いの結果、3日後から治療開始だ。まだ、ナナが納得しきっていなかった。
「早く始めたた方が良いと言っても、3日後、早すぎませんか」
「ナナ、気持ちはわかるよ、でもいつ亡くなるかわからない病気だよ、急に亡くなられるのは絶対に嫌なんだ。
ナナと有は違う人間だけど親子だろう、ナナ僕の気持ち、何度も言うけどわかって欲しい」
「しつこくて、すいません」と、言ってナナは黙ってしまう。
明日1日は実家に帰って説明するとナナが、言ったので、
「そうだね、ゆっくりして来て」と僕が言うと、
「父ちゃんも一緒に行かないの」とリョクが聞いたので、
「家族水入らずでいいんだよ
「ふーん」
「英、リョク今日はありがとう」
別に大した事はしていないと2人は、言ってくれた。
ナナの実家では、治療に複雑な思いがあるようだが、命あってこそなので、理解したらしい。全てナナからの話なので、本当かどうかわからないが、皆んないい年なので本当の事だと思う。
別れの当日、治療施設に英とリョクに付いて行ってもらう。僕は別れが辛すぎて家の玄関までだった。
笑って見送る事は、決めていた。
心を無にして笑顔を作った。何枚もナナの写真を撮った。ナナも自分の携帯でたくさん撮っていた。
なんとか、お互い笑顔でお別れした、
「ナナ、僕より長い生きしてよ、
・・ありがとう、感謝している」
「ヨウさんも、体に気をつけて、下さい、
・・・・20年間幸せでした。治療頑張ります、
じゃ・・」
ナナが行った。僕の人生が止まる。
涙が出ている。
一人、家に残ってイスに座った。
夜になりベッドに寝た。
次の日、ナナが作り置きしてくれたのを食べた。夜になり寝た。
脳が考えるのを辞めた状態で1週間くらいして食べるものがなくなって、やっと目が醒めた感じだった。
ナナが作ったものを食べていたので、ナナが居なくても、ナナが居る気がしていた。
毎日、英とリョクからは電話が来て適当に話していたが、よく覚えていない。
今日は、英とリョクが来てくれる日だった。カレンダーに書いてあった。
あぁ、そうだお手伝いさん、探さないと思いリョクに頼んだ。直ぐ来てくれた、今は簡単に見つけられる、アプリがあると言っていた。
適当に何か作ってもらい、掃除をしてもらう。
人が家にいるのは、いいなぁと思った。
まだ、体の真ん中に大きな穴が空いている。
生きている間は、埋まらないと思うが、仕方がない。長生きするとは、こう言う事なんだろう。
この1週間は、頭の中で、有とずっとしゃべった。ナナとは、しゃべらないようにした、いないという現実に心が付いていけていない。
笑顔で2人を迎えよう、余計な心配はさせたくない、2人にとってもナナがいないのは寂しいと思う。
20年記念旅行から帰って来て1週間でこんなに変わる生活になるなんて・・・・
これが、人生なんだろう。
殻に篭った成長期、美容師になって恩人の先生、有に片思い、出会い別れ、結婚離婚リョクが生きる糧になった。離婚後英との出会い。
生きているのが辛かったのに終止符を打ってくれた、ナナ・・
幸せをくれて、ありがとう。
玄関が騒がしい、英とリョクが来てくれた。
ナナの話をしよう、僕から言わないと、2人は、僕に気を遣ってナナの話題は出さないはずだ。
「2人とも、良く来てくてた。待っていたよ、
ナナを送ってくれてありがとう」
「大した事はしていない・・」
「大した事は・・」
2人揃った。
珍しい。
なんか泣き笑いになった。
この1週間、ナナの事を考えないように緊張していた。
2人の顔を見たら、ほっとして涙が出て来た。
3人共、同じ様な考えで過ごしてきたのか、3人で泣き笑いになった。
「ちょうどナナが作り置きしてくれた食べ物がなくなって、ナナが僕の為にくれた言葉達を食べていこうと思ってたところだった。
現実に戻る事が出来たよ、来てくれてありがとう
僕は大丈夫だから心配しないで・・」
「そうだな、ナナの言葉は栄養になるよな」英は、いつも優しい。
「心のね」リョクらしい。
「今日来てくれた、お手伝いさんが作ったご馳走を食べよう」
ナナと英の予定が、リョクも行くと言い出し、それを聞いた僕まで行く事にした。
英が、
「やっぱり戸籍なんとかしてナナとヨウ一緒にするか、どうする」
治療施設では、家族以外は面会出来ないと言う。
「うん、そうだけど、戸籍になるとナナの家族が、なんと言うか、おじいさんは直ぐに、うんとは言わないと思う。
それよりも、予定通り早く治療始めた方が、良いと思う。
・・寂しいよ、・・でも、仕方がない」
と、僕が、言うと、
「私は、治療を受けないとダメですか、ヨウさんと一緒に居られるなら、いつ死んでいんも良いんです」
「ナナ、僕が後悔するのが嫌なんだ、もしもだよナナが亡くなってしまったら、僕は生きていけない。
お願いだ。ナナ、もう何度も同じ事言わせないで欲しい。
ナナが大切なんだ。生きて欲しい。
さっき先生も言っていたじゃないか、忘れるけど、本能部分の生活に支障はないって」
「朝、目覚めると、ここはどこから始まってお世話してくれる人と自己紹介して、一日かけて住んでいる環境がわかって、次の日同じ事の繰り返し、本当にその生活になるんですね」
「ナナ、その生活の中でも普通に泣いたり笑ったりの生活があるって言っていただろう、人によって違いがあるので一概には言えないって、忘れたとしても、一日一日の生活を楽しめよ、おれもナナに長生きしてもらいたい」リョクが珍しく泣いて、言った。
先程の病院での話し合いの結果、3日後から治療開始だ。まだ、ナナが納得しきっていなかった。
「早く始めたた方が良いと言っても、3日後、早すぎませんか」
「ナナ、気持ちはわかるよ、でもいつ亡くなるかわからない病気だよ、急に亡くなられるのは絶対に嫌なんだ。
ナナと有は違う人間だけど親子だろう、ナナ僕の気持ち、何度も言うけどわかって欲しい」
「しつこくて、すいません」と、言ってナナは黙ってしまう。
明日1日は実家に帰って説明するとナナが、言ったので、
「そうだね、ゆっくりして来て」と僕が言うと、
「父ちゃんも一緒に行かないの」とリョクが聞いたので、
「家族水入らずでいいんだよ
「ふーん」
「英、リョク今日はありがとう」
別に大した事はしていないと2人は、言ってくれた。
ナナの実家では、治療に複雑な思いがあるようだが、命あってこそなので、理解したらしい。全てナナからの話なので、本当かどうかわからないが、皆んないい年なので本当の事だと思う。
別れの当日、治療施設に英とリョクに付いて行ってもらう。僕は別れが辛すぎて家の玄関までだった。
笑って見送る事は、決めていた。
心を無にして笑顔を作った。何枚もナナの写真を撮った。ナナも自分の携帯でたくさん撮っていた。
なんとか、お互い笑顔でお別れした、
「ナナ、僕より長い生きしてよ、
・・ありがとう、感謝している」
「ヨウさんも、体に気をつけて、下さい、
・・・・20年間幸せでした。治療頑張ります、
じゃ・・」
ナナが行った。僕の人生が止まる。
涙が出ている。
一人、家に残ってイスに座った。
夜になりベッドに寝た。
次の日、ナナが作り置きしてくれたのを食べた。夜になり寝た。
脳が考えるのを辞めた状態で1週間くらいして食べるものがなくなって、やっと目が醒めた感じだった。
ナナが作ったものを食べていたので、ナナが居なくても、ナナが居る気がしていた。
毎日、英とリョクからは電話が来て適当に話していたが、よく覚えていない。
今日は、英とリョクが来てくれる日だった。カレンダーに書いてあった。
あぁ、そうだお手伝いさん、探さないと思いリョクに頼んだ。直ぐ来てくれた、今は簡単に見つけられる、アプリがあると言っていた。
適当に何か作ってもらい、掃除をしてもらう。
人が家にいるのは、いいなぁと思った。
まだ、体の真ん中に大きな穴が空いている。
生きている間は、埋まらないと思うが、仕方がない。長生きするとは、こう言う事なんだろう。
この1週間は、頭の中で、有とずっとしゃべった。ナナとは、しゃべらないようにした、いないという現実に心が付いていけていない。
笑顔で2人を迎えよう、余計な心配はさせたくない、2人にとってもナナがいないのは寂しいと思う。
20年記念旅行から帰って来て1週間でこんなに変わる生活になるなんて・・・・
これが、人生なんだろう。
殻に篭った成長期、美容師になって恩人の先生、有に片思い、出会い別れ、結婚離婚リョクが生きる糧になった。離婚後英との出会い。
生きているのが辛かったのに終止符を打ってくれた、ナナ・・
幸せをくれて、ありがとう。
玄関が騒がしい、英とリョクが来てくれた。
ナナの話をしよう、僕から言わないと、2人は、僕に気を遣ってナナの話題は出さないはずだ。
「2人とも、良く来てくてた。待っていたよ、
ナナを送ってくれてありがとう」
「大した事はしていない・・」
「大した事は・・」
2人揃った。
珍しい。
なんか泣き笑いになった。
この1週間、ナナの事を考えないように緊張していた。
2人の顔を見たら、ほっとして涙が出て来た。
3人共、同じ様な考えで過ごしてきたのか、3人で泣き笑いになった。
「ちょうどナナが作り置きしてくれた食べ物がなくなって、ナナが僕の為にくれた言葉達を食べていこうと思ってたところだった。
現実に戻る事が出来たよ、来てくれてありがとう
僕は大丈夫だから心配しないで・・」
「そうだな、ナナの言葉は栄養になるよな」英は、いつも優しい。
「心のね」リョクらしい。
「今日来てくれた、お手伝いさんが作ったご馳走を食べよう」
0
あなたにおすすめの小説
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
【完結済】春を迎えに~番という絆に導かれて~
廻野 久彩
恋愛
辺境の村から王都の星環教会へやってきた研修生アナベル・ウィンダーミア。
門で出会った王族直属騎士団副団長ルシアン・ヴァルセインと握手を交わした瞬間、二人の手首に金色の光が浮かび上がる。
それは"番"——神が定めた魂の半身の証。
物語の中でしか聞いたことのない奇跡的な出会いに胸を躍らせるアナベルだったが、ルシアンの口から告げられたのは冷酷な現実だった。
「俺には……すでに婚約者がいる」
その婚約者こそ、名門ルヴェリエ家の令嬢セレナ。国境の緊張が高まる中、彼女との政略結婚は王国の命運を左右する重要な政治的意味を持っていた。
番の衝動に身を焼かれながらも、決して越えてはならない一線を守ろうとするルシアン。
想い人を諦めきれずにいながら、彼の立場を理解しようと努めるアナベル。
そして、すべてを知りながらも優雅に微笑み続けるセレナ。
三人の心は複雑に絡み合い、それぞれが異なる痛みを抱えながら日々を過ごしていく。
政略と恋情、義務と本心、誠実さと衝動——
揺れ動く想いの果てに、それぞれが下す選択とは。
番という絆に翻弄されながらも、最後に自分自身の意志で道を選び取る三人の物語。
愛とは選ぶこと。
幸せとは、選んだ道を自分の足で歩くこと。
番の絆を軸に描かれる、大人のファンタジーロマンス。
全20話完結。
**【キーワード】**
番・運命の相手・政略結婚・三角関係・騎士・王都・ファンタジー・恋愛・完結済み・ハッピーエンド
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
好きな人の好きな人
ぽぽ
恋愛
"私には何年も思い続ける初恋相手がいる。"
初恋相手に対しての執着と愛の重さは日々増していくばかりで、彼の1番近くにいれるの自分が当たり前だった。
恋人関係がなくても、隣にいれるだけで幸せ……。
そう思っていたのに、初恋相手に恋人兼婚約者がいたなんて聞いてません。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる