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終わり
しおりを挟む夢のような物語だ。
話の半分が僕とナナの本当にあった事だった。
懐かしいと言うのか、寂しいというのか、今の僕には、わからない。
ナナが居てくれたおかげで、僕は人生が初めて楽しいと思った。
辛かった年少期、片想いの友人の突然の消失、自分を責めた数十年、忙しい中の子育て、毎日が苦しくても誰にも言えない日々。
全てナナが解決してくれた。
僕の方こそ感謝している。ありがとう。
頭の中で、走馬灯のように今迄の事が甦る。
ナナと生き別れで、魔法が解けたんだなあ。
もし会えるとしても、会わない方が、心を乱れる事がない。1年かけてやっと気持ちの整理がついた。
このままの、想い出だけの幸せでいいのだろう。
遠くない未来、有、ママ、そっちへいくよ。
僕は心の中で、呟いた。
1番最後の原稿用紙に、
5歳のナナと、23歳の僕がいた。
ナナの宝物の写真。初めて見た。
ナナ、反則だよ、涙が溢れ出た。
ー終わりー
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