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24 おっさんと散弾銃
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俺は鉄格子の隙間から手を伸ばし、「ショットガン」なる鉄の杖をゴブリンの腕ごと牢の中に引き込んだ。
「どうやって使うんだ?」
硬直したゴブリンの指を一本ずつ外しながら、スリサズに問いかける。
スリサズは腐りかけのリンゴから体を離し、機械の杖に飛び移った。
【これは間違いなくショットガンです。水平二連式で、ソードオフ……銃身が切り詰められています。引き金を引けば銃口から小さな弾が放射状に射出されます。弾は装填されているようなので、これで牢を破壊しましょう】
「こうか? ……引けないぞ」
俺は指示されるがままにショットガンを牢の錠前に向け、横についた出っ張りを無造作に引こうとするが、固くてビクともしなかった。
【この銃は指紋情報によりID登録されているようです。登録者以外が発射しようとすると安全装置が作動して引き金がロックされます。おそらく先ほどの千切れた腕の持ち主が登録者なのでしょう】
「ああ、さっぱり分からん。つまり俺じゃ使えないってことか?」
【この銃の認証システムに使われている暗号化技術は、およそ150年前の脆弱性だらけのコードです。私のハッキング機能を利用すれば容易にIDを抹消、再登録が可能です】
スリサズは四本の足でショットガンに張り付き、ピコピコと奇妙な音を立てながら目を上下左右に動かす。
それから数十秒後、ピーッという甲高い音と共にスリサズの目が緑色に光った。
【IDの再登録を完了しました。発射可能です】
俺は再び牢屋の錠前に向けて引き金を引く。
ドゴンッ――!!
「うおっ!」
想像以上の轟音と反動に、俺はよろめいて後ろに二、三歩たたらを踏んだ。
【発射時の反動が大きいので気をつけて下さい。不安定な体勢で発射すると骨折の可能性もあります】
「そういうことは先に言え」
「しかし、おかげで鍵がこっぱみじんだぞ。鉄魔法とは凄い威力なのだな」
マルの言う通り、牢屋の錠前は以前の形が分からないほどバラバラになり、鉄クズとなって地面に転がっていた。
◆
牢を出た俺たちは戦闘の音がする方向へ足を進めた。
徐々に大きくなっていく銃声や爆発音を頼りに岩と砂ばかりの土地を歩いていくと、低い塀に囲まれたキャンプ地と、その入口付近を守る兵士たちに群れを成して襲い掛かる、緑色のモンスターの姿が見えた。
俺たちは裏口からキャンプ内に入るが、戦闘に夢中で誰も気づいていないようだった。
「やはりゴブリンか」
人間の子どもぐらいの体格にイボの付いた緑色の肌。その手には皆、俺が今持っているショットガンによく似た武器が握られている。
ゴブリンは元来、低級モンスターの代名詞として呼ばれるような弱い存在である。
しかしスリサズの世界の武器と、人間の真似をして道具の使い方を覚えるというゴブリンの習性が組み合わさり、恐ろしく危険な存在に変貌を遂げているようだ。
現に、俺の目の前で、重装備に身を包んだ兵士たちが入口を守るために突撃を繰り返しているが、剣や槍が届く前に異世界の武器に撃ち殺されている。
「き、貴様ら、誇りある討伐軍がゴブリンごときになにをやっている! 早くなんとかせんか!」
指揮官らしき男が基地の高台から怒号を飛ばしている。
急襲を受けて冷静さを失っているらしく、その声からは恐怖と焦りの感情がにじみ出ていた。
その背後から、守備を突破した一匹のゴブリンが高台によじ登り、指揮官を押し倒した。
「グギギギ!」
「ひ、ヒイィッ!」
ゴブリンは笑いながら倒れた男の顔面に銃口を向け、引き金を引こうとする。
「指揮官が情けない声出すなよ」
ドゴォンッ――!
すんでのところで高台に登った俺は、手に持ったショットガンをゴブリンのこめかみに押しつけ頭を吹き飛ばした。
「大丈夫か?」
「…………――――」
【命に別状はありませんが気絶しています。今の銃声で自分が撃たれたと勘違いしたのでしょう】
「ったく、これじゃ死んだも同然だ」
せっかく助けてやったのに、指揮系統を失ったのでは形勢は不利になるばかりだ。
誰かが指示を出さなければならない。
「おいポンコツ、戦闘支援だ。ここからなんとかする方法はあるのか?」
【現状の戦力における最適な作戦計画を生成します。あなたが兵士たちの信用を得るという天まで届くようなハードルを越える必要がありますが】
気絶している指揮官の腰に差した剣を奪う。
戦闘には向かない指揮刀だが無いよりはマシだ。
「大盾を持ってる者は前に出て壁を作れ! 弓兵と魔道士は壁の後ろから攻撃しろ! 正面は俺が引き受ける!」
俺は奪った指揮刀を掲げ、スリサズから聞いた作戦をそのまま全軍に伝えるように叫ぶ。
どこの誰とも知らない声で号令をかけられ戸惑う者たちの応答を待たず、俺は高台から飛び降りゴブリンの真っ只中に飛び込んで行った。
「ギィッ!」
「グギャァッ!」
奇襲を受けて混乱するゴブリンたちを次々に斬り伏せていく。奴らにも同士討ちを避ける知能はあるのか、軍勢のど真ん中で暴れる俺に対し迂闊に銃を撃てないでいた。
「ギギッ」
何匹かのゴブリンが態勢を立て直し、射線上に俺を捉える。
俺はゴブリンが発砲する前にすかさずショットガンを構え、引き金を引いた。
カシャッ――。
「なに?」
しかし、弾は発射されず、間抜けなトリガー音が小さく鳴るだけだった。
【このショットガンの装弾数は二発までです。再発射するにはショットシェルを再装填する必要があります】
「だから先に言えって言ってるだろ!」
「ギギィッ!」
勝利を確信したのかゴブリンの表情が歓喜に歪み、一斉に俺に引き金を引こうとする。
ドォンッ!
しかしその前に、ゴブリンの軍勢は遠方から飛来した火の玉に撃ち抜かれた。
「ギャアァッ!」
「魔道士部隊は戦士殿を援護しろ!」
フィノの声が遠くから響いた。
俺が出した指示を受けて、みんなを説得してくれたようだ。
そうして戦況は徐々にこちら側に好転し始め、やがて勝ち目はないと判断したのか、ゴブリンの軍勢は撤退を始めた。
【戦闘終了です、お疲れさまでした。本戦闘のストリーミング配信について、『非常に悪い』に投票した方が7%ほどいましたが、こういった層はどこにでもいるものです】
「どうやって使うんだ?」
硬直したゴブリンの指を一本ずつ外しながら、スリサズに問いかける。
スリサズは腐りかけのリンゴから体を離し、機械の杖に飛び移った。
【これは間違いなくショットガンです。水平二連式で、ソードオフ……銃身が切り詰められています。引き金を引けば銃口から小さな弾が放射状に射出されます。弾は装填されているようなので、これで牢を破壊しましょう】
「こうか? ……引けないぞ」
俺は指示されるがままにショットガンを牢の錠前に向け、横についた出っ張りを無造作に引こうとするが、固くてビクともしなかった。
【この銃は指紋情報によりID登録されているようです。登録者以外が発射しようとすると安全装置が作動して引き金がロックされます。おそらく先ほどの千切れた腕の持ち主が登録者なのでしょう】
「ああ、さっぱり分からん。つまり俺じゃ使えないってことか?」
【この銃の認証システムに使われている暗号化技術は、およそ150年前の脆弱性だらけのコードです。私のハッキング機能を利用すれば容易にIDを抹消、再登録が可能です】
スリサズは四本の足でショットガンに張り付き、ピコピコと奇妙な音を立てながら目を上下左右に動かす。
それから数十秒後、ピーッという甲高い音と共にスリサズの目が緑色に光った。
【IDの再登録を完了しました。発射可能です】
俺は再び牢屋の錠前に向けて引き金を引く。
ドゴンッ――!!
「うおっ!」
想像以上の轟音と反動に、俺はよろめいて後ろに二、三歩たたらを踏んだ。
【発射時の反動が大きいので気をつけて下さい。不安定な体勢で発射すると骨折の可能性もあります】
「そういうことは先に言え」
「しかし、おかげで鍵がこっぱみじんだぞ。鉄魔法とは凄い威力なのだな」
マルの言う通り、牢屋の錠前は以前の形が分からないほどバラバラになり、鉄クズとなって地面に転がっていた。
◆
牢を出た俺たちは戦闘の音がする方向へ足を進めた。
徐々に大きくなっていく銃声や爆発音を頼りに岩と砂ばかりの土地を歩いていくと、低い塀に囲まれたキャンプ地と、その入口付近を守る兵士たちに群れを成して襲い掛かる、緑色のモンスターの姿が見えた。
俺たちは裏口からキャンプ内に入るが、戦闘に夢中で誰も気づいていないようだった。
「やはりゴブリンか」
人間の子どもぐらいの体格にイボの付いた緑色の肌。その手には皆、俺が今持っているショットガンによく似た武器が握られている。
ゴブリンは元来、低級モンスターの代名詞として呼ばれるような弱い存在である。
しかしスリサズの世界の武器と、人間の真似をして道具の使い方を覚えるというゴブリンの習性が組み合わさり、恐ろしく危険な存在に変貌を遂げているようだ。
現に、俺の目の前で、重装備に身を包んだ兵士たちが入口を守るために突撃を繰り返しているが、剣や槍が届く前に異世界の武器に撃ち殺されている。
「き、貴様ら、誇りある討伐軍がゴブリンごときになにをやっている! 早くなんとかせんか!」
指揮官らしき男が基地の高台から怒号を飛ばしている。
急襲を受けて冷静さを失っているらしく、その声からは恐怖と焦りの感情がにじみ出ていた。
その背後から、守備を突破した一匹のゴブリンが高台によじ登り、指揮官を押し倒した。
「グギギギ!」
「ひ、ヒイィッ!」
ゴブリンは笑いながら倒れた男の顔面に銃口を向け、引き金を引こうとする。
「指揮官が情けない声出すなよ」
ドゴォンッ――!
すんでのところで高台に登った俺は、手に持ったショットガンをゴブリンのこめかみに押しつけ頭を吹き飛ばした。
「大丈夫か?」
「…………――――」
【命に別状はありませんが気絶しています。今の銃声で自分が撃たれたと勘違いしたのでしょう】
「ったく、これじゃ死んだも同然だ」
せっかく助けてやったのに、指揮系統を失ったのでは形勢は不利になるばかりだ。
誰かが指示を出さなければならない。
「おいポンコツ、戦闘支援だ。ここからなんとかする方法はあるのか?」
【現状の戦力における最適な作戦計画を生成します。あなたが兵士たちの信用を得るという天まで届くようなハードルを越える必要がありますが】
気絶している指揮官の腰に差した剣を奪う。
戦闘には向かない指揮刀だが無いよりはマシだ。
「大盾を持ってる者は前に出て壁を作れ! 弓兵と魔道士は壁の後ろから攻撃しろ! 正面は俺が引き受ける!」
俺は奪った指揮刀を掲げ、スリサズから聞いた作戦をそのまま全軍に伝えるように叫ぶ。
どこの誰とも知らない声で号令をかけられ戸惑う者たちの応答を待たず、俺は高台から飛び降りゴブリンの真っ只中に飛び込んで行った。
「ギィッ!」
「グギャァッ!」
奇襲を受けて混乱するゴブリンたちを次々に斬り伏せていく。奴らにも同士討ちを避ける知能はあるのか、軍勢のど真ん中で暴れる俺に対し迂闊に銃を撃てないでいた。
「ギギッ」
何匹かのゴブリンが態勢を立て直し、射線上に俺を捉える。
俺はゴブリンが発砲する前にすかさずショットガンを構え、引き金を引いた。
カシャッ――。
「なに?」
しかし、弾は発射されず、間抜けなトリガー音が小さく鳴るだけだった。
【このショットガンの装弾数は二発までです。再発射するにはショットシェルを再装填する必要があります】
「だから先に言えって言ってるだろ!」
「ギギィッ!」
勝利を確信したのかゴブリンの表情が歓喜に歪み、一斉に俺に引き金を引こうとする。
ドォンッ!
しかしその前に、ゴブリンの軍勢は遠方から飛来した火の玉に撃ち抜かれた。
「ギャアァッ!」
「魔道士部隊は戦士殿を援護しろ!」
フィノの声が遠くから響いた。
俺が出した指示を受けて、みんなを説得してくれたようだ。
そうして戦況は徐々にこちら側に好転し始め、やがて勝ち目はないと判断したのか、ゴブリンの軍勢は撤退を始めた。
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