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登場人物(随時更新、読み飛ばし可)

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 アヤネコ
 元日本人オタク女子綾瀬寧々子。
 現在見習い神使。一応天使の一種だが、欲望に忠実な毎日を過ごしている。
 エルストンをストーキングしながら献身を捧げるヤベー存在。
 推しを愛で、推しに尽くし、推しに貢ぐ日々を満喫中。
 外見は白い潰れまんじゅうに三角耳、円らなごま塩のような瞳、そしてシンプルマズル。なのに首から下は八頭身に厚手のタイツのような使用。
 頭部だけならヌッコという生物と似ている。
 身体能力も魔力も高いが、九割がた推しであるエルストンのためにしか使われない残念な存在。
 軽率に推しの敵を呪うし、推しの障害になりそうな人間の人生を捻じ曲げる。
 魔物は基本素殴りやステゴロで倒す。魔法は地形が変形するのでそれなりに自粛している。
 基本平和主義だが、行動力のある軽率なお馬鹿さんなので阿呆な大惨事が良く起きる。
 エルストン至上主義なため、周りへの配慮が杜撰。悪意はないが杜撰。
アヤネコ「推しの為なら死ねる」

 エルストン・ジル・ダルシア
 ダルシア帝国の第七王子。黒髪に紅瞳の美形――になる予定の美少年。
 元メイドの側妃であった母の毒の暗殺により転落人生となったが、アヤネコのサポートを受けているので割と何とかなっている。
 だが信用していたものたちに相次いで裏切られ、人間不信気味。双子の弟妹であるロヴェルとアリエッタ以外にあまり心を開かない。
 頭脳明晰なため、何者かの助力は感じているがヤベーストーカー天使とは間違っても思わない。妖精も神も信じていない。
 アリエッタの療養という名で貧乏なフェルゼン辺境伯領に追い出された。
 だが、ストーカーはここでも尽くしまくり裕福で平和な暮らしをしている。
 部屋によくあるヌッコクッションや、領主のアインズがヌッコを奉っているあたりから、このあたりはヌッコ宗教なのかと思っている。害はないので放置している。
 好きなものはプリンとクラムチャウダー。
 アヤネコのせいで滅茶苦茶舌が肥えていることを本人すら知らない。
アヤネコ「地上に舞い降りた奇跡とは推しのこと」

 ロヴェル・ジル・ダルシア
 エルストンの双子の弟の片割れ。金髪紅瞳の美少年。
 王宮にいたときは怖い思いをし、毒を盛られ足り、命を狙われたり、食事が満足にできないぼろ屋敷に詰められたりと散々だった。
 だが、母親が死んで困窮してしばらく経った頃から『妖精さん』が助けてくれるようになった。
 ただし、その『妖精さん』は暗殺者をしまっちゃうゾしちゃうような兄のストーカーである。
 好きなものはチーズハンバーグとエッグタルト。
アヤネコ「少年よ、野菜嫌いはいけないとおもう」

 アリエッタ・ジル・ダルシア
 金髪紅瞳の美少女。毒の影響で失明してしまった、エルストンの双子の弟妹の片割れ。
 母が暗殺され、盲目となり、生活は困窮していたが不思議な何かの存在により助けられていると最も肌で感じている。
 その優しい『妖精さん』に会いたいと願っている純粋な女の子。
 好きなものはアップルバターとグラタン。
アヤネコ「推しの家族よ、健やかにあれ」

 アインズ・フォン・フェルゼン
 フェルゼン辺境伯。母親を失ったエルストンたちの身元を預かる後見人。
 度重なる不漁、不作、スタンピードがかさなり領地が困窮していた。
 だが、権力争いの負けて王宮を追われる王族であるエルストンたちを放っておけないと引き取り手として手を上げた善良な貴族。
 そのおまけのストーカーが推しのためにと色々やらかしているが、結果的に恩恵を沢山受けることとなった。
 夢に現れたヌッコ似の神様を祭っている。領民たちもヌッコ教。
 だが、ヌッコを大事にしましょう。お祈りしましょうという緩い宗教のため厳格な宗教に疲れた人たちが流れてくることも多い。凄く緩いのでご当地キャラクターに近い。おかげでヌッコグッズに紛れてリアルヌッコが領地にいっぱいいる。
 神の御使いヌッコが夢に出るようになってから気づいたら領地から賊や魔物が消え、敷地から討伐済みの魔物や貴重な塩などが出てくる。ヌッコ神は武闘派説があるとかないとか。
 実はエルストンと同じくらいの子供たちがいる。その子たちも敬虔なヌッコ教徒。
アヤネコ「推しに尽くさないと顎割るぞ」

 フェリド・エル・ダルシア
 ダルシア帝国第一皇子。最も王太子に近い。
 あらゆる分野の才知に恵まれ、生まれも育ちもすべてがそろっていたパーフェクトロイヤルプリンス。だが、その余りに恵まれた人生にこの年齢で飽いていた。そして、どこか他人事で無関心だった。
 だが、ある日可笑しな夢に閉じ込められて苦渋を味わい運命の人(ただし二次元)に出会う。
 そして、それを追うように現実世界でもその運命の人とよく似た女性に出会う。
 婚約者を二次元の運命の人に似せようとしたら白い怖い何かに頭をぎゅっとみしみしされた。
 今日も公務をぎりぎりこなしてアイドルイベントに滑り込み、ロイヤル☆ラヴァーズ・リヴサーラに愛のオタ芸でエールを送る。
アヤネコ「なんか悪かったとは思っている。だが後悔はしていない!!!!」

 メルローズ・フォン・パラダイム
 フェリドの婚約者であり公爵令嬢。金髪碧眼の猫目の美少女。
 フェリドを敬愛しており、政略結婚じゃない恋慕を抱いている。恋する乙女の観察眼は素晴らしく、別の女の影(二次元リヴサーラ)に気づいて一時期ヤンデレ化しかかった。
 だが、夢のお告げで謎のヌッコが現れ「アイドルになるのです」という天啓を受けた。碌でもないお告げである。だが、フェリドの心が別の女に奪われると追い詰められた彼女は『ロイヤル☆ラヴァーズ・リヴサーラ』としてアイドル界のシンデレラガールとなる。
 なお、メルローズは自分のファンクラブ永久名誉会長Fが自分の婚約者とは知らない。
アヤネコ「すまんて」

 
 ドート・ビリジアバルト
 主神マキナデウスを奉る聖教の司祭。またの名をプリンセス☩シスター・ハピネスエメロード。
 強欲で色魔のようなガマガエルとメタボのコラボレーションしたオッサン。
 元はそれなりの貴族のボンボンだった為、自分はもっと偉くなれるはずだという選民意識が強い。申し訳程度の治癒魔法は使える。
 外見にコンプレックスがありその裏返しで若い少年少女に手を付けていた。
 うっかりフェルゼン領に来てしまい、推しに邪な思いを抱いたのが運の尽き。この度アヤネコに『お前が魔法少女になるんだよ!』の刑に処された。困っている人に会ってしまうと強制的に魔法少女になってしまう。
 変身後の姿はパステルグリーンのふわふわヘアーの十代前半の美少女である。白いパフスリーブとパニエとペチコートたっぷりのミニスカ修道女風衣装である。
 トラブル体質、ラッキースケベヒロイン体質もあり様々にフラグを乱立させている。貞操がヤバい。しかもトラブルを解決するまで戻れない。
 ちなみに非処女になってしまうと元のおっさんに戻れなくなってしまうことをまだ誰も知らない。
 変身体質のため、同じ場所に長く定住できず巡礼の旅という名で各地を逃げ回っている。最近の悩みは小姓少年たちにすらえっちい意味で狙われている気がすること。気のせいじゃない。
アヤネコ「お前が魔法少女になるんだよ!」
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