余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~

藤森フクロウ

文字サイズ
特大
4 / 228
人物紹介、作者メモ(随時追加)

人物紹介③ティンパイン王都関連者

 王都関係者(年齢はタニキ村~王都編基準)

 
 ティルレイン・エヴァンジェリン・バルザーヤ・ティンパイン 十七歳
 ティンパイン王国第三王子。白銀の髪に深い色の瞳。黒に紫と藍色が混ざっている。
 黙っていれば文句なしに美形に分類されるが、言動が極めて残念。よく笑い、よく泣き、よく怒り、よく嘆く。感情というか存在がうざいことに定評がある。
 アイリーンに操られてヴィクトリアに婚約破棄を突き付けて返り討ちにあった。現在ヴィクトリアとは関係修復中。
 なんだかんだでヨリは戻りつつあるが、容赦なくイジられているが健やか王子は意外とめげない。
 政治家としてはともかく、芸術や美術に造詣が深くかなりの目が肥えている。
 また、こう見えて芸術と秋の女神フェリーシアの加護持ちなのでそれなりに大事にされている。
 心友のシンディード・キャンベルスター男爵にシンを重ねており、シンにいくら邪険にされてもめげずについて回っている。
 心友候補に駄犬扱いされてもめげない。ある意味オリハルコンハートだが最近、シンの怒りポイントを分かってきた。
 悪意なくやらかすロイヤル問題児。
 自分が国主の器ではないことを理解しているので、本質は全くの馬鹿ではない。
 芸と秋の女神、フェリーシアの加護を持っている。


 ルクス・フォン・サモエド 二十一歳
 背の高いホワイトブロンドで黒い瞳。少し垂れ目の優しそうな顔立ちの眼鏡の青年。
 伯爵子息。ティルの侍従でもあり、数少ない常識人である。
 中堅貴族だが、由緒正しい代々王族付きの使用人をやっている。宰相になった当主もいる。
 アイリーンのことをたびたび忠告していたら遠ざけられてしまったが、ティルから手紙を貰って慌てて迎えに行った。
 シンのことは不思議な少年だし権力に媚びず靡かずなところが好感触。あと絶対敵に回したくない。
 でもなんだかんだでシンの世話を焼いたり様子を見たりしている良心的な人柄。


 チェスター・フォン・ドーベルマン 四十九歳
 ティンパイン王国の宰相。国王陛下とは腐れ縁兼飼い主ポジション。
 艶やかな黒髪、眼鏡をかけており切れ長の黒瞳に褐色の肌。端正だがやや強面。顔立ちはシャープで精悍。
 ティンパインの三馬鹿巨塔の一角を抑え込めそうな将来有望なシンを見つけ、なんとか飼い主役に縛り付けたかったが、それ以上の価値を見出して可愛がっている。
 将来有望な若者が大好きであるし、大事に育てたい派だが大抵怖がられてしまうちょっと可哀想な人。
 奥様が大好きであり、夫婦そろってシンを末っ子のようにかわいがっている。
 また、後見人も務めている。まともな大人。


 ミリア・フォン・ドーベルマン 四十五歳
 チェスターの妻の宰相夫人。若々しい印象で二十代にしか見えない。エルフの血筋が入っているとかいないとか。緩く巻いた蜂蜜色の髪に若草色の瞳。二児の母。美魔女。
 のほほんとして見えてアイチエイジングの鬼。
 夫には常に妻として女性として愛されたいタイプであり、妻大好きな夫とは需要と供給が一致している。
 子供が巣立ってしまったので少し寂しいこともあり、シンを構いたがる。
 シンのお手製化粧水や美容品を愛用しており、気遣いのできるシンを子供のように可愛がっている。
 王妃マリアベルとは幼馴染。

 リヒター・フォン・ドーベルマン 二十六歳 
 黒髪チェスター似の顔立ちだが、瞳はミリア譲りの若草色。すっきりとした短髪。高身長。
 脳筋系男子で、いつまでも心に少年が住んでいる。女性へのプレゼントのセンスは壊滅的。
 やたらと大柄だが脳味噌はあんまり育たなかった。
 戦いのセンスは抜群で、第二王子の側近をしている。頭は良くないが勘は鋭く、暗殺者とかはバッサバッサ切っていくし、仕掛けられた毒とかもなんとなく見抜く野生の嗅覚。


 ユージン・フォン・ドーベルマン 二十三歳
 黒髪でチェスター似の顔立ちだが、瞳はミリア譲り若草色。やや緩やかに波打ったツーブロック。高身長。
 贈り物のセンスは基本兄とどっこい。
 ティンパイン王国騎士第一師団所属。心が常に童心の脳筋肉二号。実力はあるが、お勉強と女性の心を読み解くことは苦手。
 特技は意図せず他人(敵)の緻密な計画をぶち壊す事。味方に居れば心強い。
 たまに味方にもその天然砲の余波が飛ぶ。



 ヴィクトリア・フォン・ホワイトテリア 十七歳
 ティルの婚約者。公爵令嬢。ホワイトブロンドのストレートヘアにオレンジの瞳。
 長年の馬鹿のお守りから解放されたぜ! ヒャッハーーーー!!! と思っていたけれど、なんだか物足りない日々。
 そして彼女は気づくあの婚約者の価値はあのイジり甲斐のある馬鹿さにあるのだと……
 なんだかんだでティルとよりを戻しつつありパシったり犬扱いしたりと容赦なく遊んでいる。
 よく笑い、よく鳴き、よく嘆く馬鹿犬王子を今日も調教しつつ、弄ぶ。
 需要と供給が一致しつつあり、よりを戻している。
 年頃の少女らしく、スイーツが好き。ホワイトテリア一家は甘党。


 トラディス・ウィンストン・バルザーヤ・ティンパイン 二十一歳
 ティルの下兄上。騎士団に所属している。
 ガサツでおおざっぱだが悪い人ではない。剣の腕は一流。
 自分が国王の器ではないことは理解しており、兄王子に譲った。
 外見:短い金髪にティルと同じ深い色の瞳。やや青みが濃い。騎士団所属であるのでがっつりゴリマッチョ系。
 へなちょこなティルが心配。


 フェルディナンド・イヴァニス・バルザーヤ・ティンパイン 二十四歳
 ティルの上兄上である王太子。聡明で落ち着いて人柄。まだ国王になる気はなくしょっちゅう馬鹿をやらかす親や弟たちを生ぬるく眺めてティルの上兄上である王太子。まだ名前しか出てこない。
 父譲りの白銀の髪に母譲りルビーの瞳。ティルレインに聡明さと落ち着きと気品を足した感じ――つまり、血縁性を感じさせる容姿ではあるが全くの別人。
 父譲りの美貌と優秀さと、母譲りの聡明さと落ち着きを持ち合わせている。


 

 グラディウス・アルゼウス・バルザーヤ・ティンパイン 四十九歳
 ティルたちの父親でありグラディウス三世。
 まれに盛大にやらかす遺伝子元。王妃LOVE。NO妻、NOライフ。
 ロイヤル馬鹿の一人。宰相と奥さんによくシバかれている。
 お料理上手で、いろんな人間の胃袋を掴んでいる。
 ティルに似た紫と藍色がかった深色の瞳と、白銀の髪をしている。基本ティルレインはこの人から頭の良さを差し引いた感じ。もっとも引き抜く場所を間違えた。
 チェスターとは腐れ縁で、幼い頃にふざけ過ぎてチェスターぶっ飛ばされたところからはじまる。
 異性にもてる為、度々チェスターの好みの女性を意図せず奪った過去もあったり。
 大本命のミリアは奪わず良かったね。



 マリアベル・レム・バルザーヤ・ティンパイン 四十八歳
 ティルたちの母親。しっかり者であり、国王への対最強ストッパー。
 金髪にルビーの瞳の美女。ハリセンでグラディウスを容赦なくしばく女傑。
 ミリアとは仲が良い幼馴染。アンチエイジングの鬼。
 

 カリン・スピッツ
 シスターっぽい衣装がトレードマーク。茶髪に黒い瞳。昔はすごい美人だった。
 埼玉出身の異世界人聖女。今では肝っ玉オカン系のおばさま。
 ティンパインでも解呪においては右実出る者がいないほど優秀。だが、その方法は聖なるパワーを込めたこぶしによる殴打というビンタ。
 テイラン王国では優秀なヒーラーとしての力を利用し、死なない軍勢を作らされそうになり逃げた。
 テイランの王国貴族が大嫌いで、特に王妃のエマとは険悪。
 現旦那とはティンパイン王国で出会い、結婚に伴い腰を落ち着けた。
 兼業主婦の聖女が許される、ゆるくて愉快なティンパインを気に入っている。
 


 シンディード・キャンベルスター ※ネタバレ注意
 ティルレインの心の友。親友。故人ならぬ故ハムスター。享年三歳。ハムスターにしては結構長生きした。
 病弱で寂しい幼少期のティルレインを支えた功績により、王家より男爵の地位を賜っているとってもノーブルなハムスター。
 頭から背中にかけて黒く、おなかや手足は白い。円らな黒い瞳がとってもキュート。割と我が強く、意思表示がはっきりしている。ティルレイン曰く、そんなところがシンに似ている。
 王都の別荘の一つに埋葬されて、立派なお墓もある。


感想

あなたにおすすめの小説

二十七日休まない夫を、いったい誰が働かせているのでしょう 表紙

二十七日休まない夫を、いったい誰が働かせているのでしょう

王城勤めの夫ユリウスは、二十七日間休んでいない。 帰宅は日に日に遅くなり、ついには王城に泊まり込むようになった。それでも本人は「殿下が僕を必要としてくださっている」と嬉しそうに笑う。 ある夜、「今日こそ夕食には間に合う」と約束した夫は、また帰ってこなかった。 いったい誰が、夫をここまで働かせているのか。 王太子か、上司か、それとも仕事を押しつける同僚か。 夫と温かい夕食を食べる。ただそれだけの日常を取り戻すため、私は王城へ向かうことにした。
ファンタジー 完結 短編
文字数:4,958
完結 さようならと言った少女と、家族を失った父 表紙

完結 さようならと言った少女と、家族を失った父

私の本当のお母様は、もうこの世界にはいない。 6歳で母を亡くした少女。父親が連れてきた「新しい家族」の輪に入ることも許されず、食事さえ拒むようになった彼女に突きつけられたのは、父からの容赦ない暴言と手酷い一打だった。 「お母様のところへいきます」 一通の遺書を残して冷たい池に消えた少女の、切なくも温かな再スタートの物語。
ファンタジー 完結 短編
文字数:49,486
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します 表紙

【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します

「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
恋愛 連載中 長編
文字数:94,149
「荷物を整理するだけなら要らない」と追放されましたが、その荷物、本当に一緒に入れて大丈夫ですか? 表紙

「荷物を整理するだけなら要らない」と追放されましたが、その荷物、本当に一緒に入れて大丈夫ですか?

冒険者パーティーで荷物管理を担当していたエルナは、「魔法鞄があれば荷物持ちは要らない」と追放されてしまう。 道具を細かく分ける理由を説明しようとしても、「そんな細かい話はいらない」の一言で終わり。何も事故が起きていないことまで、仕事が不要な証拠にされてしまった。 翌日、新しいパーティーの荷物持ちとして雇われたエルナは、無造作に詰め込まれた魔法道具を次々と仕分けていく。 そして、隣り合った赤い箱と銀色の筒を見つけた瞬間、彼女の手が止まった。 「この二つは、絶対に離してください」 ――何も起きないのには、理由がある。 その意味を、エルナを追放した彼らはまだ知らない。
ファンタジー 完結 短編
文字数:4,733
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました 表紙

初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました

夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。 彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。 けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。 セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。 夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
恋愛 完結 短編
文字数:12,593
百三十二回、黙って払いました。妹に婚約者を譲れと言われたので、鍵束を置いて出ます 表紙

百三十二回、黙って払いました。妹に婚約者を譲れと言われたので、鍵束を置いて出ます

「お姉様は金遣いが荒いから」——妹はそう言って、わたしの婚約者を取りました。父も母も頷きました。 十一年。わたしは月に一度、家の借金を返し続けていました。百三十二回。自分の名義で、自分の持参金で、誰にも言わずに。 家族はその出金を「長女の浪費」だと思っていたのです。 わかりました。では帳簿と鍵をお返しします。名義も一緒に。 三月後、オルグレン伯爵家は破綻しました。返済していたのがわたしだと、誰も知らなかったからです。 ——けれど本当に恐ろしかったのは、そのあとでした。返済先の商会に足を運んだわたしに、若き会頭はこう言ったのです。 「その借用書、十一年前から一度も有効になっていません」と。 わたしが返し続けていた借金は、最初から存在しませんでした。
恋愛 連載中 長編
文字数:21,450
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました 表紙

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
恋愛 完結 短編
文字数:52,731
『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅! 表紙

『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅!

婚姻届を出す前日、久世景人はようやく、十年遅れの婚約指輪を私の指にはめた。  銀色の輪が薬指に滑り込んだ瞬間、私は照明の下で光るダイヤをぼんやり見つめた。長く続いた待ち時間が、やっと終わったような気がした。けれど次の瞬間、彼は私の手を見下ろし、まるで似合わない品物を評するように静かな声で言った。 「正直、澪の手ってあまりきれいじゃないよな」  私は言葉を失った。  景人はそのまま私の指先を取ると、さっきはめたばかりの指輪を抜き取った。十年待ち続けた指輪は、彼の手のひらの上で冷たく光っていた。 「この指輪、瑠奈の手にあったほうが似合うと思う」  私は手を引き戻し、信じられない思いで彼を見た。 「どういう意味? 瑠奈と結婚するつもりなの?」  景人は目を伏せ、指輪の縁を指先でなぞった。まるで、たいしたことではない問いを少し考えているだけのようだった。 「そこまでじゃない。ただ、会えない時間が長くなると、どうしても瑠奈のことを考えるんだ」  その瞬間、私は自分がどうやってあのタワーマンションを出たのかさえ覚えていない。
恋愛 完結 短編
文字数:20,838