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MO作戦
第49話 掃滅の零戦隊
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第二航空艦隊に真っ先に迫ってきたのは九機のF4Fワイルドキャット戦闘機とそれに二七機のSBDドーントレス急降下爆撃機から成る「ヨークタウン」飛行隊だった。
二七機のSBDのうち一八機は爆撃隊、残る九機は索敵爆撃隊の所属で、それらは部隊ごとに編隊を組んでいた。
そこへ、本来であれば第一次攻撃隊に参加、九九艦爆を守るはずだった「瑞鶴」第一、第二、それに第三中隊の二七機の零戦が立ちはだかる。
このうち第一中隊は戦闘機隊に、第二中隊は爆撃隊に、そして第三中隊は索敵爆撃隊にその矛先を向けた。
悲惨なのは索敵爆撃隊のSBDだった。
そのSBDは急降下爆撃機としては強武装で、爆弾を抱えていない状態ではそれなりに運動性能も良好だった。
しかし、一〇〇〇ポンド爆弾を腹に抱えて機動性がガタ落ちの状態で、しかも自分たちと同じ数の零戦に襲われてはどうしようもない。
SBDは防御機銃で反撃を試みるものの、しかし身軽な零戦相手にはほとんど命中弾を与えることができない。
逆に零戦が放つ二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込まれて、それこそあっという間に珊瑚海の空からその姿を消してしまった。
短時間のうちに「ヨークタウン」索敵爆撃隊を食い尽くした「瑞鶴」第三中隊は、それでもまだ食い足りないとばかりに「ヨークタウン」爆撃隊にその機首を向ける。
しかし、それらのうちで第三小隊だけはその動きに従わず降下をはじめる。
そこには、第一中隊の零戦とF4Fが互いにバックを取り合う乱戦となっていた。
F4FとしてはSBDに零戦を近づけさせないようにすること。
逆に零戦の側はF4FをSBDから引き剥がすという意図を持っており、そのことで双方ともに目的を達成しているといってもいい状態だった。
そのうえ、双方が同じ機数だったことで決定打が出ず、空戦そのものは完全な膠着状態となっていた。
そのような中、第三小隊を指揮する岩本徹三一飛曹はSBDを襲撃する前から零戦とF4Fの戦いに介入すると決めていた。
彼は巴戦あるいはドッグファイトと呼ばれる戦いが、それこそあっという間に高度を失ってしまうものであることを知っていたからだ。
だから、岩本一飛曹は自分たちがSBDを撃破した頃には、戦闘機同士の空戦域との間に少なくない高度差が生じているものだと予想していた。
岩本一飛曹の考えは的中する。
日米の戦闘機同士の戦いは、その岩本一飛曹の眼下で繰り広げられていた。
思惑通りの展開に、彼とその僚機は垂直降下もかくやというような急角度で零戦の背後に忍び寄ろうとしているF4Fに肉薄する。
第三小隊は直下を行く敵機に向けて二〇ミリ弾それに七・七ミリ弾を出し惜しみなく撃ち続ける。
一方、重力の助けを借りてパワーアップした二〇ミリ弾とそれに七・七ミリ弾を、しかも直上からまともに浴びせられては、それこそF4Fとしてはたまったものではなかった。
機体を穴だらけにされたF4Fは、盛大な煙の尾を曳きながら海面へとその姿を消していった。
このことで、九対九のままで推移していた戦いは、しかし岩本小隊が乱入したことで一気に一二対八と、日本側が圧倒的に優勢となる。
F4Fの搭乗員の技量は悪くはなかったが、しかし五割も多い零戦の攻撃を捌き切れるほどのものではない。
一気に数的劣勢に追い込まれたF4Fは、それでも必死の防戦に努める。
しかし、数の差はいかんともしがたく、櫛の歯が抜けるように一機また一機と討ち取られていった。
一方、「瑞鶴」戦闘機隊とともに第一次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第二、第三、第四中隊と、それに第二次攻撃隊に加わる予定だった「瑞鳳」第一中隊は「ヨークタウン」隊に続いて視界内に姿を現した「ホーネット」隊に狙いをつけた。
技量が頭一つ抜けている「瑞鳳」第一中隊が敵戦闘機を相手取る間、「翔鶴」隊の二七機の零戦は爆撃隊それに索敵爆撃隊の三六機のSBDに食らいつく。
一航戦の「赤城」それに「加賀」の手練れで臨時編成された「瑞鳳」第一中隊はF4Fに猛襲をかける。
彼らはインド洋海戦では「赤城」と「加賀」が早々に撃破されたことで出番が無かった。
あの時は無念という思いしかなかった。
しかし今回、ようやくのことでかねてからの念願だった艦隊決戦という晴れ舞台に自分たちは立つことができた。
しかも、相手は最大のライバルでもある米空母戦闘機隊だ。
もちろん、米側に機先を制されたことで、今のところは防戦一方となっている。
そのことで、全体の戦況はあまり思わしいものではない。
しかし、自分たちが味方の空母を無傷で守り通せば状況は一変する。
中国との戦争に参加した者が多く含まれる「瑞鳳」第一中隊の搭乗員は、それぞれが一騎当千のベテランだ。
空戦の極意というものを、各員がそれぞれ体得している。
一方、「ホーネット」戦闘機隊もまた開戦以降に訓練を重ね、搭乗員らは明らかな技量の向上を見せている。
ただ、それでもその術力は米母艦航空隊の標準の範疇に収まる。
そのことで、この戦いはある意味において帝国海軍最強部隊と米海軍の平均練度の部隊との戦いだと言ってもよかった。
こうした事情あるいは事実もあって、戦いは一方的なものになった。
「瑞鳳」第一中隊の表書きを持つ一航戦エースパイロットたちは、それぞれがこれまでの戦いの中で培ってきた秘術や奥義をもってF4Fの搭乗員を翻弄する。
F4Fの側も防戦に努めるが、しかし技量とそれになにより実戦経験の差があまりにもあり過ぎた。
それを「ホーネット」戦闘機隊は覆すことができなかった。
その頃には「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊のSBDを相手取っていた「翔鶴」第二、第三、第四中隊もまた、その戦いに決着をつけている。
「ホーネット」隊のSBDは「翔鶴」第二、第三、第四中隊の零戦に比べて三割以上も多かった。
しかし、機体性能の差を考えれば、この程度の差はそれこそ誤差の範囲でしかない。
「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊は零戦の重厚な防衛網を突破することができず、それどころか全体の八割以上を撃墜されるという壊滅的ダメージを被った。
生き残ったのは早々に進撃を諦め、爆弾を投棄して逃げ帰ったわずかな機体のみだった。
「ワスプ」飛行隊を迎え撃ったのは第二次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第四中隊と、それに「瑞鶴」第一中隊の一八機の零戦だった。
こちらは数が少なかったこともあり、阻止できたのは「ワスプ」戦闘機隊とそれに同索敵爆撃隊のみだった。
残る「ワスプ」爆撃隊は仲間の犠牲を無駄にはすまいと、そのまま進撃を続けた。
しかし、「ワスプ」爆撃隊にとって現実は冷酷だった。
彼らの前には直掩任務の第二直、それに第三直にあたるはずだった「翔鶴」第六中隊と第七中隊、それに「瑞鶴」第六中隊と第七中隊、さらに「瑞鳳」第二中隊第二小隊と第三小隊の合わせて四二機の零戦が待ち構えていたのだ。
そして、零戦は自分たちの半数にも満たない数の獲物に群がり、そしてこれらを瞬く間に平らげていった。
F4FやSBDにわずかに遅れて進撃していた三〇機のTBDデバステーター雷撃機も末路は悲惨だった。
こちらには朝から戦闘空中哨戒にあたり、一度飛行甲板に降りて補給を受けてから駆けつけた「翔鶴」第五中隊と「瑞鶴」第五中隊、それに「瑞鳳」第二中隊第一小隊の合わせて二一機の零戦が襲いかかった。
低速なうえに重量物の魚雷を抱えたTBDが、自分たちの七割の数にのぼる零戦に襲われてはどうしようもない。
TBDは自らの生存を優先すべく魚雷を投棄して避退にかかる。
しかし、零戦にTBDを見逃す理由はない。
零戦は二〇〇キロ近い優速を生かして肉薄、逃げるTBDに対して二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込んでいった。
この結果、零戦隊はそのすべてが敵艦上機に手を取られてしまうことになった。
しかし、それでも二航艦のほうはまだわずかに余力が残されていた。
五四機の九九艦爆、それに二機の一三試艦爆が零戦の後方に控えていたからだ。
これら機体は、零戦隊が取りこぼした急降下爆撃機や雷撃機を、その数の優位をもって殲滅するよう命令されていた。
しかし、零戦がすべての敵艦上機を撃墜あるいは撃退したことで、これら機体の出番は無かった。
そして、それは九九艦爆や一三試艦爆の温存を意味した。
二七機のSBDのうち一八機は爆撃隊、残る九機は索敵爆撃隊の所属で、それらは部隊ごとに編隊を組んでいた。
そこへ、本来であれば第一次攻撃隊に参加、九九艦爆を守るはずだった「瑞鶴」第一、第二、それに第三中隊の二七機の零戦が立ちはだかる。
このうち第一中隊は戦闘機隊に、第二中隊は爆撃隊に、そして第三中隊は索敵爆撃隊にその矛先を向けた。
悲惨なのは索敵爆撃隊のSBDだった。
そのSBDは急降下爆撃機としては強武装で、爆弾を抱えていない状態ではそれなりに運動性能も良好だった。
しかし、一〇〇〇ポンド爆弾を腹に抱えて機動性がガタ落ちの状態で、しかも自分たちと同じ数の零戦に襲われてはどうしようもない。
SBDは防御機銃で反撃を試みるものの、しかし身軽な零戦相手にはほとんど命中弾を与えることができない。
逆に零戦が放つ二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込まれて、それこそあっという間に珊瑚海の空からその姿を消してしまった。
短時間のうちに「ヨークタウン」索敵爆撃隊を食い尽くした「瑞鶴」第三中隊は、それでもまだ食い足りないとばかりに「ヨークタウン」爆撃隊にその機首を向ける。
しかし、それらのうちで第三小隊だけはその動きに従わず降下をはじめる。
そこには、第一中隊の零戦とF4Fが互いにバックを取り合う乱戦となっていた。
F4FとしてはSBDに零戦を近づけさせないようにすること。
逆に零戦の側はF4FをSBDから引き剥がすという意図を持っており、そのことで双方ともに目的を達成しているといってもいい状態だった。
そのうえ、双方が同じ機数だったことで決定打が出ず、空戦そのものは完全な膠着状態となっていた。
そのような中、第三小隊を指揮する岩本徹三一飛曹はSBDを襲撃する前から零戦とF4Fの戦いに介入すると決めていた。
彼は巴戦あるいはドッグファイトと呼ばれる戦いが、それこそあっという間に高度を失ってしまうものであることを知っていたからだ。
だから、岩本一飛曹は自分たちがSBDを撃破した頃には、戦闘機同士の空戦域との間に少なくない高度差が生じているものだと予想していた。
岩本一飛曹の考えは的中する。
日米の戦闘機同士の戦いは、その岩本一飛曹の眼下で繰り広げられていた。
思惑通りの展開に、彼とその僚機は垂直降下もかくやというような急角度で零戦の背後に忍び寄ろうとしているF4Fに肉薄する。
第三小隊は直下を行く敵機に向けて二〇ミリ弾それに七・七ミリ弾を出し惜しみなく撃ち続ける。
一方、重力の助けを借りてパワーアップした二〇ミリ弾とそれに七・七ミリ弾を、しかも直上からまともに浴びせられては、それこそF4Fとしてはたまったものではなかった。
機体を穴だらけにされたF4Fは、盛大な煙の尾を曳きながら海面へとその姿を消していった。
このことで、九対九のままで推移していた戦いは、しかし岩本小隊が乱入したことで一気に一二対八と、日本側が圧倒的に優勢となる。
F4Fの搭乗員の技量は悪くはなかったが、しかし五割も多い零戦の攻撃を捌き切れるほどのものではない。
一気に数的劣勢に追い込まれたF4Fは、それでも必死の防戦に努める。
しかし、数の差はいかんともしがたく、櫛の歯が抜けるように一機また一機と討ち取られていった。
一方、「瑞鶴」戦闘機隊とともに第一次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第二、第三、第四中隊と、それに第二次攻撃隊に加わる予定だった「瑞鳳」第一中隊は「ヨークタウン」隊に続いて視界内に姿を現した「ホーネット」隊に狙いをつけた。
技量が頭一つ抜けている「瑞鳳」第一中隊が敵戦闘機を相手取る間、「翔鶴」隊の二七機の零戦は爆撃隊それに索敵爆撃隊の三六機のSBDに食らいつく。
一航戦の「赤城」それに「加賀」の手練れで臨時編成された「瑞鳳」第一中隊はF4Fに猛襲をかける。
彼らはインド洋海戦では「赤城」と「加賀」が早々に撃破されたことで出番が無かった。
あの時は無念という思いしかなかった。
しかし今回、ようやくのことでかねてからの念願だった艦隊決戦という晴れ舞台に自分たちは立つことができた。
しかも、相手は最大のライバルでもある米空母戦闘機隊だ。
もちろん、米側に機先を制されたことで、今のところは防戦一方となっている。
そのことで、全体の戦況はあまり思わしいものではない。
しかし、自分たちが味方の空母を無傷で守り通せば状況は一変する。
中国との戦争に参加した者が多く含まれる「瑞鳳」第一中隊の搭乗員は、それぞれが一騎当千のベテランだ。
空戦の極意というものを、各員がそれぞれ体得している。
一方、「ホーネット」戦闘機隊もまた開戦以降に訓練を重ね、搭乗員らは明らかな技量の向上を見せている。
ただ、それでもその術力は米母艦航空隊の標準の範疇に収まる。
そのことで、この戦いはある意味において帝国海軍最強部隊と米海軍の平均練度の部隊との戦いだと言ってもよかった。
こうした事情あるいは事実もあって、戦いは一方的なものになった。
「瑞鳳」第一中隊の表書きを持つ一航戦エースパイロットたちは、それぞれがこれまでの戦いの中で培ってきた秘術や奥義をもってF4Fの搭乗員を翻弄する。
F4Fの側も防戦に努めるが、しかし技量とそれになにより実戦経験の差があまりにもあり過ぎた。
それを「ホーネット」戦闘機隊は覆すことができなかった。
その頃には「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊のSBDを相手取っていた「翔鶴」第二、第三、第四中隊もまた、その戦いに決着をつけている。
「ホーネット」隊のSBDは「翔鶴」第二、第三、第四中隊の零戦に比べて三割以上も多かった。
しかし、機体性能の差を考えれば、この程度の差はそれこそ誤差の範囲でしかない。
「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊は零戦の重厚な防衛網を突破することができず、それどころか全体の八割以上を撃墜されるという壊滅的ダメージを被った。
生き残ったのは早々に進撃を諦め、爆弾を投棄して逃げ帰ったわずかな機体のみだった。
「ワスプ」飛行隊を迎え撃ったのは第二次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第四中隊と、それに「瑞鶴」第一中隊の一八機の零戦だった。
こちらは数が少なかったこともあり、阻止できたのは「ワスプ」戦闘機隊とそれに同索敵爆撃隊のみだった。
残る「ワスプ」爆撃隊は仲間の犠牲を無駄にはすまいと、そのまま進撃を続けた。
しかし、「ワスプ」爆撃隊にとって現実は冷酷だった。
彼らの前には直掩任務の第二直、それに第三直にあたるはずだった「翔鶴」第六中隊と第七中隊、それに「瑞鶴」第六中隊と第七中隊、さらに「瑞鳳」第二中隊第二小隊と第三小隊の合わせて四二機の零戦が待ち構えていたのだ。
そして、零戦は自分たちの半数にも満たない数の獲物に群がり、そしてこれらを瞬く間に平らげていった。
F4FやSBDにわずかに遅れて進撃していた三〇機のTBDデバステーター雷撃機も末路は悲惨だった。
こちらには朝から戦闘空中哨戒にあたり、一度飛行甲板に降りて補給を受けてから駆けつけた「翔鶴」第五中隊と「瑞鶴」第五中隊、それに「瑞鳳」第二中隊第一小隊の合わせて二一機の零戦が襲いかかった。
低速なうえに重量物の魚雷を抱えたTBDが、自分たちの七割の数にのぼる零戦に襲われてはどうしようもない。
TBDは自らの生存を優先すべく魚雷を投棄して避退にかかる。
しかし、零戦にTBDを見逃す理由はない。
零戦は二〇〇キロ近い優速を生かして肉薄、逃げるTBDに対して二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込んでいった。
この結果、零戦隊はそのすべてが敵艦上機に手を取られてしまうことになった。
しかし、それでも二航艦のほうはまだわずかに余力が残されていた。
五四機の九九艦爆、それに二機の一三試艦爆が零戦の後方に控えていたからだ。
これら機体は、零戦隊が取りこぼした急降下爆撃機や雷撃機を、その数の優位をもって殲滅するよう命令されていた。
しかし、零戦がすべての敵艦上機を撃墜あるいは撃退したことで、これら機体の出番は無かった。
そして、それは九九艦爆や一三試艦爆の温存を意味した。
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