84 / 108
ミッドウェー海戦
第84話 夜間艦砲射撃
しおりを挟む
ようやくのことで欧州に到着したと思ったら、一度の海戦を経ただけですぐに本土へと戻る羽目になった。
英戦艦との砲撃戦で傷ついた「長門」と「陸奥」を一刻も早く本土に戻して修理を実施するというもっともらしい理由が有ったが、しかし実態としては厄介払いに近い措置だろう。
ただ、勝ち戦の後の航海だったことで、「長門」艦内の空気はそれほど悪いものではなかった。
それでも、遣欧打撃部隊を指揮した角田長官は、途中退場を宣告されたような何とも言えない気持ちをその胸中に抱えていた。
本土に戻ってからは英雄の扱いだった。
東大西洋海戦で英戦艦との堂々たる砲撃戦に撃ち勝ち、「リヴェンジ」級戦艦を一度に四隻も葬ったのだから、当然と言えば当然だった。
その角田中将は人事面で報奨を得ることになった。
遣欧打撃部隊での指揮が評価され、四月二九日付をもって第二艦隊司令長官に就任することになったのだ。
六隻の戦艦を擁した遣欧打撃部隊に比べ、第二艦隊のほうはそれが四隻と少ないが、しかし臨時編成の遣欧打撃部隊よりも建制化されている第二艦隊のほうが艦隊としての格は明らかに上だ。
そのことに満足を覚えつつ、第二艦隊司令長官として初の実戦任務にあたる角田中将は旗艦「比叡」の艦橋で暗闇の中にぼんやりと浮かび上がる稜線を見据えていた。
すでにMI作戦は発動されていた。
第一航空艦隊とそれに第三航空艦隊の前衛として同作戦に参加していた第二艦隊は、日没とともにミッドウェー島に向けて猛進、その島影を捉えるポジションに到達していた。
「時間です」
参謀長の短い言葉に、角田長官は首肯をもって了解の意を示す。
そして、自身もまた短い命令を吐き出す。
「全艦、所定の手順に従って砲撃を開始せよ」
角田長官の命令一下、「比叡」の主砲が傲然と火を噴き、さらに「霧島」と「金剛」、それに「榛名」も続く。
第三戦隊の「金剛」型戦艦が主砲弾を撃ち込んでいるのはミッドウェー島にある航空基地だった。
ミッドウェー島の攻略に関しては、いろいろな難問が持ち上がっていた。
その中で最も問題とされたのは、米機動部隊とミッドウェー基地航空隊のその両方を同時に相手取らなければならない可能性が高かったことだ。
そして、これまでの実績から、同島攻略時には米機動部隊の待ち伏せが有るものだと考えられていた。
さらに悪いことに、米機動部隊とミッドウェー基地の航空機は、一航艦と三航艦の艦上機を足したそれよりも数が多いものと見積もられていた。
いかに精強な一航艦や三航艦といえども、しかし数に勝る相手に挟撃されては大損害は免れない。
だから、連合艦隊司令部内において、これに対応するための様々な案が検討された。
最も多かったのは、三航艦をミッドウェー基地攻撃に充て、一航艦のほうは出現が予想される米機動部隊への対抗戦力にするというものだった。
確かに、それぞれの艦隊ごとに目的や目標が一本化されるのは好ましいことではある。
しかし、一方で数的劣勢を解消することについてはこれが考慮されていない。
だからこの案はあっさりと却下された。
それからも喧々囂々の議論がなされた。
しかし、決定的ともいえる良案は出なかった。
そうした中、某参謀が思いつきを口にする。
「戦艦の主砲で飛行場ごと敵機を焼き払えば、すべて問題は解決するのではないか」
一見したところでは、これは無謀な考えのようにも思えた。
戦艦が飛行場に艦砲射撃を仕掛けようものなら、間違いなくその前に飛行機によって袋叩きにされてしまう。
しかし、飛行機の活動が制限される夜間にこれを実施するのであれば話は違ってくる。
昼の間、戦艦は敵の航空機の航続圏外で韜晦行動に徹し、そして日没とともに猛進、飛行場を主砲の射程圏に捉える。
ただ、この場合は脚の速い戦艦が必要になってくる。
のろまな戦艦では砲撃の最中に夜明けを迎えてしまうか、下手をすれば砲撃ポジションに到達する前に空が明るくなってしまうかもしれない。
そして、帝国海軍にはこのアイデアを成就させるのにうってつけの戦艦があった。
連合艦隊司令長官の山本大将はこのアイデアに飛びついた。
もともと真珠湾攻撃を企図するなど、奇襲が大好きな性格の彼にとって、このような考え方はとても好みに合致していた。
さっそくとばかりに山本長官は幕僚らに細部を詰めさせる。
その幕僚らが諸条件を勘案した結果、「金剛」型戦艦による艦砲射撃についてはこれが成算有りと判断される。
そうなってくると、あとは指揮官の問題だった。
周囲の状況がよく分からない夜間に、しかも自ら敵の飛行機の巣に飛び込んでいくのだ。
そうであれば、多少のことには動じない豪胆で勇猛果敢な人物が良い。
現在、「金剛」型戦艦を主力とする第二艦隊を指揮するのは近藤中将だが、人選としては彼も決して悪くはない。
南方作戦を完遂させたその手腕は評価に値する。
それでも、山本長官としてはベストだと思える人材を起用したかった。
なにせ、ようやくのことで実現にこぎつけたミッドウェー攻略作戦なのだ。
すべての面において完全を期しておきたかった。
その山本長官の目に止まったのが欧州から戻ってきたばかりの角田中将だった。
現在、角田中将は遣欧打撃部隊の指揮官の肩書を持っているが、それも間もなく無くなる。
そうなれば彼はフリーだ。
一方、近藤中将のほうは四月二九日をもって大将へ昇任することが内定している。
第二艦隊司令長官の座を退いてもらうには格好の機会だ。
近藤中将が大将になった際にはひとまず軍事参議官にでもなってもらえばいい。
このことは、帝国海軍では決して珍しい人事ではないから、よけいな勘ぐりをされることも無いはずだ。
そう考えた山本長官は海軍省に手を回す。
そして、自身が希望した人事を通すことに成功する。
そして、そういった経緯を知らない角田長官のほうは今、三六センチ砲のつるべ打ちによって燃え上がるミッドウェー島にその視線を向けていた。
「待ち伏せが得意な米軍も、さすがに『金剛』型戦艦による夜間艦砲射撃はこれを予想していなかったようですな」
なぜか自分と同じタイミングで第二艦隊参謀長に就任した、かつての遣欧打撃部隊の参謀長の見立てに、角田長官も同意の言葉を返す。
夜間攻撃機や、あるいは魚雷艇の襲撃といったものは、今のところは確認されていない。
三六センチ砲弾によってすでに爆砕されたのか、あるいはもともと配備されていなかったのかは分からないが、しかし何よりの安心材料だ。
そのようなことを考えている間にも砲撃は続く。
遠目にも明るさが増していることが分かるミッドウェー島では、おそらく煉獄さながらの惨劇が展開されているのだろう。
「当初予定よりも早めに切り上げますか」
島の明るさから、砲撃の効果が十分に上がったと判断したのだろう。
参謀長が角田長官に質問の形を取った具申をする。
「いや、予定通りの数を撃ち込むまで砲撃は継続する」
敵をすべてやっつけたと見せておいて、しかし意外に取りこぼしが多いのが艦砲射撃だ。
それに、米軍の復旧能力には侮りがたいものがある。
滑走路の穴を埋め、飛行場を回復させることなど、それこそ朝飯前だろう。
ここは慎重を期すべきだった。
たとえ、それが死体蹴りになったとしても、それはそれで構わないと角田長官は割り切っている。
そして、その砲撃は各艦がそれぞれ四〇〇発の主砲弾を撃ち終えるまで続けられた。
一方、短時間のうちに一〇〇〇トンを超える鉄と火薬を叩き込まれたミッドウェー基地のほうは、完全に航空機の運用能力を喪失していた。
第二艦隊
戦艦「比叡」「霧島」「金剛」「榛名」
重巡「愛宕」「高雄」
軽巡「阿武隈」
駆逐艦「朝雲」「山雲」「夏雲」「峯雲」「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」
第一航空艦隊
「蒼龍」(零戦二七、九九艦爆一八、九七艦攻九、二式艦偵三)
「飛龍」(零戦二七、九九艦爆一八、九七艦攻九、二式艦偵三)
「瑞鳳」(零戦二一、九七艦攻六)
「祥鳳」(零戦二一、九七艦攻六)
重巡「妙高」「羽黒」
軽巡「鬼怒」
駆逐艦「霞」「霰」「白露」「時雨」「村雨」「夕立」「春雨」「五月雨」
第三航空艦隊
「隼鷹」(零戦二七、九九艦爆一二、九七艦攻九)
「飛鷹」(零戦二七、九九艦爆一二、九七艦攻九)
「龍驤」(零戦二七、九七艦攻六)
「龍鳳」(零戦二一、九七艦攻六)
「千歳」(零戦二一、九七艦攻六)
「千代田」(零戦二一、九七艦攻六)
重巡「摩耶」「那智」
軽巡「由良」
駆逐艦「海風」「山風」「江風」「涼風」「初春」「子日」「若葉」「初霜」「有明」「夕暮」
英戦艦との砲撃戦で傷ついた「長門」と「陸奥」を一刻も早く本土に戻して修理を実施するというもっともらしい理由が有ったが、しかし実態としては厄介払いに近い措置だろう。
ただ、勝ち戦の後の航海だったことで、「長門」艦内の空気はそれほど悪いものではなかった。
それでも、遣欧打撃部隊を指揮した角田長官は、途中退場を宣告されたような何とも言えない気持ちをその胸中に抱えていた。
本土に戻ってからは英雄の扱いだった。
東大西洋海戦で英戦艦との堂々たる砲撃戦に撃ち勝ち、「リヴェンジ」級戦艦を一度に四隻も葬ったのだから、当然と言えば当然だった。
その角田中将は人事面で報奨を得ることになった。
遣欧打撃部隊での指揮が評価され、四月二九日付をもって第二艦隊司令長官に就任することになったのだ。
六隻の戦艦を擁した遣欧打撃部隊に比べ、第二艦隊のほうはそれが四隻と少ないが、しかし臨時編成の遣欧打撃部隊よりも建制化されている第二艦隊のほうが艦隊としての格は明らかに上だ。
そのことに満足を覚えつつ、第二艦隊司令長官として初の実戦任務にあたる角田中将は旗艦「比叡」の艦橋で暗闇の中にぼんやりと浮かび上がる稜線を見据えていた。
すでにMI作戦は発動されていた。
第一航空艦隊とそれに第三航空艦隊の前衛として同作戦に参加していた第二艦隊は、日没とともにミッドウェー島に向けて猛進、その島影を捉えるポジションに到達していた。
「時間です」
参謀長の短い言葉に、角田長官は首肯をもって了解の意を示す。
そして、自身もまた短い命令を吐き出す。
「全艦、所定の手順に従って砲撃を開始せよ」
角田長官の命令一下、「比叡」の主砲が傲然と火を噴き、さらに「霧島」と「金剛」、それに「榛名」も続く。
第三戦隊の「金剛」型戦艦が主砲弾を撃ち込んでいるのはミッドウェー島にある航空基地だった。
ミッドウェー島の攻略に関しては、いろいろな難問が持ち上がっていた。
その中で最も問題とされたのは、米機動部隊とミッドウェー基地航空隊のその両方を同時に相手取らなければならない可能性が高かったことだ。
そして、これまでの実績から、同島攻略時には米機動部隊の待ち伏せが有るものだと考えられていた。
さらに悪いことに、米機動部隊とミッドウェー基地の航空機は、一航艦と三航艦の艦上機を足したそれよりも数が多いものと見積もられていた。
いかに精強な一航艦や三航艦といえども、しかし数に勝る相手に挟撃されては大損害は免れない。
だから、連合艦隊司令部内において、これに対応するための様々な案が検討された。
最も多かったのは、三航艦をミッドウェー基地攻撃に充て、一航艦のほうは出現が予想される米機動部隊への対抗戦力にするというものだった。
確かに、それぞれの艦隊ごとに目的や目標が一本化されるのは好ましいことではある。
しかし、一方で数的劣勢を解消することについてはこれが考慮されていない。
だからこの案はあっさりと却下された。
それからも喧々囂々の議論がなされた。
しかし、決定的ともいえる良案は出なかった。
そうした中、某参謀が思いつきを口にする。
「戦艦の主砲で飛行場ごと敵機を焼き払えば、すべて問題は解決するのではないか」
一見したところでは、これは無謀な考えのようにも思えた。
戦艦が飛行場に艦砲射撃を仕掛けようものなら、間違いなくその前に飛行機によって袋叩きにされてしまう。
しかし、飛行機の活動が制限される夜間にこれを実施するのであれば話は違ってくる。
昼の間、戦艦は敵の航空機の航続圏外で韜晦行動に徹し、そして日没とともに猛進、飛行場を主砲の射程圏に捉える。
ただ、この場合は脚の速い戦艦が必要になってくる。
のろまな戦艦では砲撃の最中に夜明けを迎えてしまうか、下手をすれば砲撃ポジションに到達する前に空が明るくなってしまうかもしれない。
そして、帝国海軍にはこのアイデアを成就させるのにうってつけの戦艦があった。
連合艦隊司令長官の山本大将はこのアイデアに飛びついた。
もともと真珠湾攻撃を企図するなど、奇襲が大好きな性格の彼にとって、このような考え方はとても好みに合致していた。
さっそくとばかりに山本長官は幕僚らに細部を詰めさせる。
その幕僚らが諸条件を勘案した結果、「金剛」型戦艦による艦砲射撃についてはこれが成算有りと判断される。
そうなってくると、あとは指揮官の問題だった。
周囲の状況がよく分からない夜間に、しかも自ら敵の飛行機の巣に飛び込んでいくのだ。
そうであれば、多少のことには動じない豪胆で勇猛果敢な人物が良い。
現在、「金剛」型戦艦を主力とする第二艦隊を指揮するのは近藤中将だが、人選としては彼も決して悪くはない。
南方作戦を完遂させたその手腕は評価に値する。
それでも、山本長官としてはベストだと思える人材を起用したかった。
なにせ、ようやくのことで実現にこぎつけたミッドウェー攻略作戦なのだ。
すべての面において完全を期しておきたかった。
その山本長官の目に止まったのが欧州から戻ってきたばかりの角田中将だった。
現在、角田中将は遣欧打撃部隊の指揮官の肩書を持っているが、それも間もなく無くなる。
そうなれば彼はフリーだ。
一方、近藤中将のほうは四月二九日をもって大将へ昇任することが内定している。
第二艦隊司令長官の座を退いてもらうには格好の機会だ。
近藤中将が大将になった際にはひとまず軍事参議官にでもなってもらえばいい。
このことは、帝国海軍では決して珍しい人事ではないから、よけいな勘ぐりをされることも無いはずだ。
そう考えた山本長官は海軍省に手を回す。
そして、自身が希望した人事を通すことに成功する。
そして、そういった経緯を知らない角田長官のほうは今、三六センチ砲のつるべ打ちによって燃え上がるミッドウェー島にその視線を向けていた。
「待ち伏せが得意な米軍も、さすがに『金剛』型戦艦による夜間艦砲射撃はこれを予想していなかったようですな」
なぜか自分と同じタイミングで第二艦隊参謀長に就任した、かつての遣欧打撃部隊の参謀長の見立てに、角田長官も同意の言葉を返す。
夜間攻撃機や、あるいは魚雷艇の襲撃といったものは、今のところは確認されていない。
三六センチ砲弾によってすでに爆砕されたのか、あるいはもともと配備されていなかったのかは分からないが、しかし何よりの安心材料だ。
そのようなことを考えている間にも砲撃は続く。
遠目にも明るさが増していることが分かるミッドウェー島では、おそらく煉獄さながらの惨劇が展開されているのだろう。
「当初予定よりも早めに切り上げますか」
島の明るさから、砲撃の効果が十分に上がったと判断したのだろう。
参謀長が角田長官に質問の形を取った具申をする。
「いや、予定通りの数を撃ち込むまで砲撃は継続する」
敵をすべてやっつけたと見せておいて、しかし意外に取りこぼしが多いのが艦砲射撃だ。
それに、米軍の復旧能力には侮りがたいものがある。
滑走路の穴を埋め、飛行場を回復させることなど、それこそ朝飯前だろう。
ここは慎重を期すべきだった。
たとえ、それが死体蹴りになったとしても、それはそれで構わないと角田長官は割り切っている。
そして、その砲撃は各艦がそれぞれ四〇〇発の主砲弾を撃ち終えるまで続けられた。
一方、短時間のうちに一〇〇〇トンを超える鉄と火薬を叩き込まれたミッドウェー基地のほうは、完全に航空機の運用能力を喪失していた。
第二艦隊
戦艦「比叡」「霧島」「金剛」「榛名」
重巡「愛宕」「高雄」
軽巡「阿武隈」
駆逐艦「朝雲」「山雲」「夏雲」「峯雲」「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」
第一航空艦隊
「蒼龍」(零戦二七、九九艦爆一八、九七艦攻九、二式艦偵三)
「飛龍」(零戦二七、九九艦爆一八、九七艦攻九、二式艦偵三)
「瑞鳳」(零戦二一、九七艦攻六)
「祥鳳」(零戦二一、九七艦攻六)
重巡「妙高」「羽黒」
軽巡「鬼怒」
駆逐艦「霞」「霰」「白露」「時雨」「村雨」「夕立」「春雨」「五月雨」
第三航空艦隊
「隼鷹」(零戦二七、九九艦爆一二、九七艦攻九)
「飛鷹」(零戦二七、九九艦爆一二、九七艦攻九)
「龍驤」(零戦二七、九七艦攻六)
「龍鳳」(零戦二一、九七艦攻六)
「千歳」(零戦二一、九七艦攻六)
「千代田」(零戦二一、九七艦攻六)
重巡「摩耶」「那智」
軽巡「由良」
駆逐艦「海風」「山風」「江風」「涼風」「初春」「子日」「若葉」「初霜」「有明」「夕暮」
41
あなたにおすすめの小説
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
If太平洋戦争 日本が懸命な判断をしていたら
みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら?
国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。
真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。
破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。
現在1945年夏まで執筆
超克の艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
「合衆国海軍ハ 六〇〇〇〇トン級戦艦ノ建造ヲ計画セリ」
米国駐在武官からもたらされた一報は帝国海軍に激震をもたらす。
新型戦艦の質的アドバンテージを失ったと判断した帝国海軍上層部はその設計を大幅に変更することを決意。
六四〇〇〇トンで建造されるはずだった「大和」は、しかしさらなる巨艦として誕生する。
だがしかし、米海軍の六〇〇〇〇トン級戦艦は誤報だったことが後に判明。
情報におけるミスが組織に致命的な結果をもたらすことを悟った帝国海軍はこれまでの態度を一変、貪欲に情報を収集・分析するようになる。
そして、その情報重視への転換は、帝国海軍の戦備ならびに戦術に大いなる変化をもたらす。
大和型重装甲空母
ypaaaaaaa
歴史・時代
1937年10月にアメリカ海軍は日本海軍が”60000トンを超す巨大戦艦”を”4隻”建造しているという情報を掴んだ。海軍はすぐに対抗策を講じてサウスダコタ級戦艦に続いてアイオワ級戦艦を4隻建造することとした。そして1941年12月。日米は戦端を開いたが戦列に加わっていたのは巨大戦艦ではなく、”巨大空母”であった。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
小沢機動部隊
ypaaaaaaa
歴史・時代
1941年4月10日に世界初の本格的な機動部隊である第1航空艦隊の司令長官が任命された。
名は小沢治三郎。
年功序列で任命予定だった南雲忠一中将は”自分には不適任”として望んで第2艦隊司令長官に就いた。
ただ時局は引き返すことが出来ないほど悪化しており、小沢は戦いに身を投じていくことになる。
毎度同じようにこんなことがあったらなという願望を書き綴ったものです。
楽しんで頂ければ幸いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる