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第18話
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「アイン!早くしろ」
「やはりダメだ!このような格好、私には出来ない!」
部屋のドアを挟み、ザインとアインリッヒが、大声を出し合う。じれったくなったザインは、強制的にドアを開ける。
「あ……」
そこにはすっかり貴族の女性らしい服装をしたアインリッヒが立っていた。ほんのりと薄く施された化粧、上品に開いた胸元から、彼女の美しく白い胸の谷間が覗いている。そして、ヒラヒラと靡くスカートが、彼女の足の美しさを醸し出している。
「ホラ、もったいねぇぞ。こんないい女。いつまで埃の中に埋めておく気だ」
彼女が美形であることは承知していたが、益々彼好みに仕上がったアインリッヒに、もう頭をクラクラとして、理性が飛んでしまいそうになった。女性らしい格好に、躊躇いと恥じらいで、不安な顔をしている彼女がまたたまらない。腕の中に抱き、守ってやらずにはいられなくなる。そして実際に彼女を抱きしめていた。
ザインにこうされてしまうと、アインリッヒも満更でもなくなる。だが、一つだけ言っておきたいことがある。
「ユリカは、剣士としての私と、女である私の、どちらが好きだ?」
「陽は何人のために輝き、大地は何人のために存在し、海は何人のために水を蓄え、風は何人のために舞うのか……」
ザインは直接答えず、ロイホッカーの詩を持ち出し、逆にアインリッヒに、これを問う。そしてこの詩には、未だ続きがある。
「何人もその問いに答えることかなわず。だが、その存在がなければ、我々はこの問いに悩むことすらかなわない」
アインリッヒは、詩の続きを言う。自分がザインにした質問が、愚問であることに気がつく。抱き合った二人が、軽く唇を重ね始めた時だった。
「おい!出発するぞ!」
ドアの外にいるロンの呼びかけが、せっかくの雰囲気を壊す。なかなか姿を現さない二人に、イライラしているのがわかる口調だ。短気だとは言わないが、彼は少々せっかちな部分が見受けられる。
アインリッヒに触れていたいザインが、残念そうに彼女の背から手を離す。アインリッヒは、背から離れたザインの腕に絡み、リードして歩く。
宿の外に出ると、ロンとロカが目をパチクリさせて、アインリッヒを見る。反応としては、ザインと同じだ。磨きの掛かった美しさに唾を飲んでしまう。
「馬子にも衣装ですか」
ロカがこう言うと。
「ああ、その通りだ」
ロンも呆然とした声で、そう言う。アインリッヒには、囁くような二人の会話が解らなかった。ロンは、ごくりと生唾を飲んでしまう。
「あまり、じろじろ見ないでくれないか……」
恥じらったアインリッヒが、頬を赤らめながら、ザインの腕に顔をつけ、横目で二人を見る。心境の変化である。女視されている事に腹が立たなくなっていた。そこにザインという存在があるせいでもある。
彼らの乗り込んだ馬車は非常に立派で、明らかに貴族階級であると、周囲に知らしめるような装飾の施されたものだった。利用されている木材の色艶も、庶民が目にかけることが滅多にないほどもので、高級家具のようなウッドブラウンが、上品さを醸しだし、木目の美しさを引き出している。
そんな馬車の運転は、兵士の仲間がしている。一級貴族一行という雰囲気だ。民間人に比べれば、入国は容易い。用意された馬車も広めで、五人くらいは悠々と座っていられる。ただ、眠そうな欠伸をしているザインの昼寝場所には、少々手狭である。
馬車の中でも、彼らの視線は、何かとアインリッヒだった。若く美しく、気高く凛々しいアインリッヒは、凜と咲く一輪の白バラで、非常に高貴なものを感じる。
そしてただ気高く触れがたいだけではなく、其処には愛を知った者が持つ、フンワリとしたオーラも少し垣間見ることが出来るのだった。
ロンとロカの注目を浴びているアインリッヒだが、彼女の席は、ザインの膝の上だ。視線を感じながら、ザインの胸にすっかり甘えている。
「そうしていると、お主等夫婦みたいじゃの」
と、ジーオンがあまりに中の良い二人を茶化す。ホッホッホッとした笑いが、馬車の中に、広がる。
「もう、契りはかわしている。当然だ」
非常に自信をもった言い回しをするアインリッヒに、馬車内はシーンとなってしまう。よく言ったものだと、妙な関心が、アインリッヒに集まる。言った本人も己の信じられないほどの大胆な一言に、より顔を赤くする。だが、気持ちはスッキリしていた。彼女は、相変わらずザイン胸に寄り添い、うっとりと目を細めている。
他人の体温が心地よいものだと言うことを、アインリッヒは思い出したのだ。生活は苦しくとも、母の手は温もりがあった。愛の形は違うが、ザインの腕の中は、それと同じくらいに心地よい居場所だった。
改めて、居場所とは物資に恵まれただけのモノではないと、知ることが出来た。ウェンスウェルヴェン家は、彼女にとって生きる糧ではあっても、居場所とはほど遠い場所なのだ。
一日経ち、朝を少し回ったところだ。エピオニア国内に繋がるゲート前で、馬車の行列が出来ている。ザイン達の馬車は、その最後尾に着く。そしてその後ろに、自分達の荷物が収められている馬車が着く。ロンは御者席にいる。馬車の運転は引き続き、市民に扮装している兵士が行っているが、ロンがそこにいるのには、室内に理由があった。一つのシートを、アインリッヒが座り、その膝上をザインの頭が占領し、シートに横たわっていると言った感じで、片側の席が埋まり、もう片方は、ロカとジーオンが、座っている。居て窮屈ではないが、男三人が横に並ぶという構図に、抵抗を感じたのである。ザインとアインリッヒに当てつけられるのもイヤだった。
ロンは、胸元に手をつっこみ、一つのネックレスを取り出す。ゴールドチェーンに、小さめのダイヤの埋が込まれたシルバーの指輪が通されている。結婚指輪だが、過去に一度落として無くしそうになったことから、今では、首に下げている。
〈直に帰る。アルフローネ……〉
妻を娶ったのは、五年前だ。見合い結婚だった。最初は、貴族同士の計略の色が濃かったため、互いに敬遠をしていた。だが、周囲に対するロンの暖かさに、彼女の方が次第に惹かれていったといった次第だ。気がつけばいつも彼女が、自分の後ろに着いていて、もう少し気がつくと、そんな彼女に愛着を感じ、今となる。
ネックレスに指輪を無くさないように、通してくれたのもその妻だ。
「此処からが正念場だ」
ロンは、再び胸の中にレックレスをしまう。
一時間ほどしたときだ。彼らの馬車が検閲を受ける番となる。ザインは相変わらず寝たままだが、彼を起こすまでもなく、ジーオンがその場を仕切る。まず最初にするべき事は、スタークルセイドのエンブレムを、彼らに提示する事だ。コレで恐らく、何時間も経たない間に、エピオニア王に自分たちの存在が知られるだろう。だが、此処で最も重要な部分は、その服装である。貴族服に身と包み、一切の武器防具を所持していないことだ。自分たちに戦意がないことを示すのだ。
「ご無礼は承知ですが、特視するわけには行きませぬので。荷を改めさせていただきます」
「良かろう」
此処でジーオンは少し演技臭く渋い顔をした。いかにも失敬だと言いたげなその表情に、エピオニアの兵はたじろいでしまう。だが、彼らの役務のため、此に取りかかる。兵士の顔が見えなくなると、ジーオンは急に顔を崩し、ボケッとした様子で、鼻を小指で穿りだす。
「老体……お下劣です」
「ホホ……」
彼らの存在が明確になった時点で、周囲は俄にざわめき立つ。
「これ、ザイン君。起きぬか」
ジーオンが鼻くそを穿った手で、ザインの肩を揺すって起こす。鼻を穿ったときのジーオンの顔より、更にぼけた顔をしたザインが、頭に凄まじい寝癖を着けて、ムクリと起き出す。
「ん?ついたのか」
「着いたも何も、この馬車が検閲を受けているのです。それに兵達が騒がしくなっています。にしても、自分だけ寝るなんて、ずるいですよ」
ロカが説明ついでに、文句を言うが、ザインはボケッと外を眺め、全く聞いている様子はない。
「寝とけ」
それから、ザインは、今までお尻を向けていた場所に座り、アインリッヒの頭を、強引に自分の膝上に寝かせる。アインリッヒは驚いたが、何も言わずザインに従い、そのまま彼の膝上で眠りにつく。ザインの太股に掛かったアインリッヒの手が、彼女の気持ちをよく表現していた。
「ロカもお爺ちゃんに甘えるかい?」
「要りませんよ!!」
下らないぼけと突っ込みをするジーオンとロカだった。荷物はさほど大したモノはない。もちろんそれらの荷物は、用意されたもので、もともとの彼らの持ち物ではない。不審に思われないよう、全て兵士達が段取りしてくれたものである。
検閲もそろそろ終わっても良いはずだ。だが、馬車は進まない。恐らく大臣クラスの人間が迎えに来るのを待っているのだろう。後方の馬車、つまり、彼らの武具を隠している馬車が、横を通り過ぎて行く。あちらの荷も無事なようだ。それにしても、沢山の干し草だ。良く集めたモノだが。兵士が検閲を嫌がる荷の一つだ。台車に一工夫すれば、上げ底も解らない。
五大勇一行様に手を取られているため、庶民のつまらない検問などに、時間を費やしている場合ではなかくなったのだ。
それに厳しい検閲で、基本的に物流にも支障が出始めているというのが、正直な問題点でもあった。
「やはりダメだ!このような格好、私には出来ない!」
部屋のドアを挟み、ザインとアインリッヒが、大声を出し合う。じれったくなったザインは、強制的にドアを開ける。
「あ……」
そこにはすっかり貴族の女性らしい服装をしたアインリッヒが立っていた。ほんのりと薄く施された化粧、上品に開いた胸元から、彼女の美しく白い胸の谷間が覗いている。そして、ヒラヒラと靡くスカートが、彼女の足の美しさを醸し出している。
「ホラ、もったいねぇぞ。こんないい女。いつまで埃の中に埋めておく気だ」
彼女が美形であることは承知していたが、益々彼好みに仕上がったアインリッヒに、もう頭をクラクラとして、理性が飛んでしまいそうになった。女性らしい格好に、躊躇いと恥じらいで、不安な顔をしている彼女がまたたまらない。腕の中に抱き、守ってやらずにはいられなくなる。そして実際に彼女を抱きしめていた。
ザインにこうされてしまうと、アインリッヒも満更でもなくなる。だが、一つだけ言っておきたいことがある。
「ユリカは、剣士としての私と、女である私の、どちらが好きだ?」
「陽は何人のために輝き、大地は何人のために存在し、海は何人のために水を蓄え、風は何人のために舞うのか……」
ザインは直接答えず、ロイホッカーの詩を持ち出し、逆にアインリッヒに、これを問う。そしてこの詩には、未だ続きがある。
「何人もその問いに答えることかなわず。だが、その存在がなければ、我々はこの問いに悩むことすらかなわない」
アインリッヒは、詩の続きを言う。自分がザインにした質問が、愚問であることに気がつく。抱き合った二人が、軽く唇を重ね始めた時だった。
「おい!出発するぞ!」
ドアの外にいるロンの呼びかけが、せっかくの雰囲気を壊す。なかなか姿を現さない二人に、イライラしているのがわかる口調だ。短気だとは言わないが、彼は少々せっかちな部分が見受けられる。
アインリッヒに触れていたいザインが、残念そうに彼女の背から手を離す。アインリッヒは、背から離れたザインの腕に絡み、リードして歩く。
宿の外に出ると、ロンとロカが目をパチクリさせて、アインリッヒを見る。反応としては、ザインと同じだ。磨きの掛かった美しさに唾を飲んでしまう。
「馬子にも衣装ですか」
ロカがこう言うと。
「ああ、その通りだ」
ロンも呆然とした声で、そう言う。アインリッヒには、囁くような二人の会話が解らなかった。ロンは、ごくりと生唾を飲んでしまう。
「あまり、じろじろ見ないでくれないか……」
恥じらったアインリッヒが、頬を赤らめながら、ザインの腕に顔をつけ、横目で二人を見る。心境の変化である。女視されている事に腹が立たなくなっていた。そこにザインという存在があるせいでもある。
彼らの乗り込んだ馬車は非常に立派で、明らかに貴族階級であると、周囲に知らしめるような装飾の施されたものだった。利用されている木材の色艶も、庶民が目にかけることが滅多にないほどもので、高級家具のようなウッドブラウンが、上品さを醸しだし、木目の美しさを引き出している。
そんな馬車の運転は、兵士の仲間がしている。一級貴族一行という雰囲気だ。民間人に比べれば、入国は容易い。用意された馬車も広めで、五人くらいは悠々と座っていられる。ただ、眠そうな欠伸をしているザインの昼寝場所には、少々手狭である。
馬車の中でも、彼らの視線は、何かとアインリッヒだった。若く美しく、気高く凛々しいアインリッヒは、凜と咲く一輪の白バラで、非常に高貴なものを感じる。
そしてただ気高く触れがたいだけではなく、其処には愛を知った者が持つ、フンワリとしたオーラも少し垣間見ることが出来るのだった。
ロンとロカの注目を浴びているアインリッヒだが、彼女の席は、ザインの膝の上だ。視線を感じながら、ザインの胸にすっかり甘えている。
「そうしていると、お主等夫婦みたいじゃの」
と、ジーオンがあまりに中の良い二人を茶化す。ホッホッホッとした笑いが、馬車の中に、広がる。
「もう、契りはかわしている。当然だ」
非常に自信をもった言い回しをするアインリッヒに、馬車内はシーンとなってしまう。よく言ったものだと、妙な関心が、アインリッヒに集まる。言った本人も己の信じられないほどの大胆な一言に、より顔を赤くする。だが、気持ちはスッキリしていた。彼女は、相変わらずザイン胸に寄り添い、うっとりと目を細めている。
他人の体温が心地よいものだと言うことを、アインリッヒは思い出したのだ。生活は苦しくとも、母の手は温もりがあった。愛の形は違うが、ザインの腕の中は、それと同じくらいに心地よい居場所だった。
改めて、居場所とは物資に恵まれただけのモノではないと、知ることが出来た。ウェンスウェルヴェン家は、彼女にとって生きる糧ではあっても、居場所とはほど遠い場所なのだ。
一日経ち、朝を少し回ったところだ。エピオニア国内に繋がるゲート前で、馬車の行列が出来ている。ザイン達の馬車は、その最後尾に着く。そしてその後ろに、自分達の荷物が収められている馬車が着く。ロンは御者席にいる。馬車の運転は引き続き、市民に扮装している兵士が行っているが、ロンがそこにいるのには、室内に理由があった。一つのシートを、アインリッヒが座り、その膝上をザインの頭が占領し、シートに横たわっていると言った感じで、片側の席が埋まり、もう片方は、ロカとジーオンが、座っている。居て窮屈ではないが、男三人が横に並ぶという構図に、抵抗を感じたのである。ザインとアインリッヒに当てつけられるのもイヤだった。
ロンは、胸元に手をつっこみ、一つのネックレスを取り出す。ゴールドチェーンに、小さめのダイヤの埋が込まれたシルバーの指輪が通されている。結婚指輪だが、過去に一度落として無くしそうになったことから、今では、首に下げている。
〈直に帰る。アルフローネ……〉
妻を娶ったのは、五年前だ。見合い結婚だった。最初は、貴族同士の計略の色が濃かったため、互いに敬遠をしていた。だが、周囲に対するロンの暖かさに、彼女の方が次第に惹かれていったといった次第だ。気がつけばいつも彼女が、自分の後ろに着いていて、もう少し気がつくと、そんな彼女に愛着を感じ、今となる。
ネックレスに指輪を無くさないように、通してくれたのもその妻だ。
「此処からが正念場だ」
ロンは、再び胸の中にレックレスをしまう。
一時間ほどしたときだ。彼らの馬車が検閲を受ける番となる。ザインは相変わらず寝たままだが、彼を起こすまでもなく、ジーオンがその場を仕切る。まず最初にするべき事は、スタークルセイドのエンブレムを、彼らに提示する事だ。コレで恐らく、何時間も経たない間に、エピオニア王に自分たちの存在が知られるだろう。だが、此処で最も重要な部分は、その服装である。貴族服に身と包み、一切の武器防具を所持していないことだ。自分たちに戦意がないことを示すのだ。
「ご無礼は承知ですが、特視するわけには行きませぬので。荷を改めさせていただきます」
「良かろう」
此処でジーオンは少し演技臭く渋い顔をした。いかにも失敬だと言いたげなその表情に、エピオニアの兵はたじろいでしまう。だが、彼らの役務のため、此に取りかかる。兵士の顔が見えなくなると、ジーオンは急に顔を崩し、ボケッとした様子で、鼻を小指で穿りだす。
「老体……お下劣です」
「ホホ……」
彼らの存在が明確になった時点で、周囲は俄にざわめき立つ。
「これ、ザイン君。起きぬか」
ジーオンが鼻くそを穿った手で、ザインの肩を揺すって起こす。鼻を穿ったときのジーオンの顔より、更にぼけた顔をしたザインが、頭に凄まじい寝癖を着けて、ムクリと起き出す。
「ん?ついたのか」
「着いたも何も、この馬車が検閲を受けているのです。それに兵達が騒がしくなっています。にしても、自分だけ寝るなんて、ずるいですよ」
ロカが説明ついでに、文句を言うが、ザインはボケッと外を眺め、全く聞いている様子はない。
「寝とけ」
それから、ザインは、今までお尻を向けていた場所に座り、アインリッヒの頭を、強引に自分の膝上に寝かせる。アインリッヒは驚いたが、何も言わずザインに従い、そのまま彼の膝上で眠りにつく。ザインの太股に掛かったアインリッヒの手が、彼女の気持ちをよく表現していた。
「ロカもお爺ちゃんに甘えるかい?」
「要りませんよ!!」
下らないぼけと突っ込みをするジーオンとロカだった。荷物はさほど大したモノはない。もちろんそれらの荷物は、用意されたもので、もともとの彼らの持ち物ではない。不審に思われないよう、全て兵士達が段取りしてくれたものである。
検閲もそろそろ終わっても良いはずだ。だが、馬車は進まない。恐らく大臣クラスの人間が迎えに来るのを待っているのだろう。後方の馬車、つまり、彼らの武具を隠している馬車が、横を通り過ぎて行く。あちらの荷も無事なようだ。それにしても、沢山の干し草だ。良く集めたモノだが。兵士が検閲を嫌がる荷の一つだ。台車に一工夫すれば、上げ底も解らない。
五大勇一行様に手を取られているため、庶民のつまらない検問などに、時間を費やしている場合ではなかくなったのだ。
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