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鬼頭先生まで……?!

これは不倫では?!

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「どうしてそう思うの?」
「だ、だって、これは浮気……不倫じゃないですか!」
「それがどうしたの?」
「どうしたって……人の道に反しています!」
「でも楢本くんは気持ちよさそうだよ?人の道に反した事は気持ち良いの?気持ちいい事は悪なの?」
「うあっ……っ!」
 ぎゅっと陰茎の根元を掴まれる。
 まともだと思っていた上司なのに、どうしてだか俺の言葉が届かない。
「不倫はお巡りさんに言っても掴まらないんだよ。刑法は適応されない」
「でも、相手の人が……」
「そうだね、相手が怒れば問題だよね。でも安心して、私達お互いに浮気OKだから」
「ひゃあっ!?」
 いつの間にか紀藤さんの手には小分けパックされたローションの袋があって、俺の陰茎に塗りたくされた。ぬめりとひんやりとした感触に体が痺れる。
「背徳感薄まっちゃうかな?良い刺激になると思ったんだけど」
 心底残念そうな紀藤さんが、俺を抱きしめた。
「楢本くんから見て、私はアリ?ナシ?」
「え?ええ……?!そ、そん……っあ、あぁっ……!」
 陰茎を濡らしていた粘液が、後ろの穴へと伸ばされた。片手で俺を抱きしめながら、左手の指が穴の周りをくるくると刺激し始めた。
「引くついてるね、いやらしい。私を受け入れてくれそうな穴だね」
「そ、そんな……っあっ………!」
 ぷつ、と指が入って来たのが分かった。
「ふふふ、温かいね。楢本くんのここはLeoくんと間宮くんしか受け入れた事がないのかな?」
「そ、それは……っ」
「私が三人目の男になっても良いかな?」
「はぅ……っンっ!」
 指が、奥の方に押し込まれ腹側を刺激される。ぐりぐりと中をかき回される毎に、口から声にならない声が漏れ出していく。
「久しぶりなのかな?しっかり解してあげるから安心して。ゴムもつけるから」
「そ……っ、ア……、あっあぁっ!」
「ここ?この奥が好きなんだね。私のは細いけど、とても長いから良い所を擦れそうだ」
「ひ、あ……っ、や、やだ……っ、や……っ!」
 紀藤さんがジッパーを下ろした。自分で言った通りとても長いそれに、器用に片手でゴムを付けると、俺の入り口に擦りつけた。
「ほら、二人に挿入するところ見てもらおうね。楢本くんがよがるところ、楽しみだよ」
 何度も入り口を擦りつけられる。入れられそうで、入れられない感覚がどんどんもどかしくなってくる。
「子持ちの男に犯される感覚、あとで言語化してみてね」
 俺の足を持ち上げ、挿入しやすい体勢にさせられた。
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