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20.再会
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セーレと別れてから数日、鍛冶屋で新しく購入した〈鉄の槍〉を使って新スキル【ファストジャベリン】の練習をしていた。連日練習をしているが飽きる事はない。だって槍を投げたら目標の木には当たらなくても、他の木に当たって気がへし折れるんだ。それが非現実的でなかなか楽しい。…ん?環境破壊だって?あーあー聞こえなーい……次の日には元に戻ってるからいいんだよ。
なんで〈白兎の飛槍〉や〈角兎の突撃槍〉を使わないのかだけど…… 〈角兎の突撃槍〉が他のプレイヤーに奪われたからです。
……どういうことかと言うと、はじめはわざわざ他の槍を買って練習しようなんて思ってなかった。だけどこのゲームのリアルな仕様。そのリアルさを舐めていた。このゲーム、自分の装備だろうと手放してしまうと他のプレイヤーが手に入れれてしまうのだ。
つまり、俺が【縮地】と【ファストジャベリン】の併用を試していると投げた槍が見当違いの方向に飛んでいってしまいようやく見つけたと思ったら他のプレイヤーが拾ってしまっていたのだ。
一応、俺の槍だから返してほしいと言ってみたが、コレは俺の装備だ。と言って帰って行きやがった。……アヤツの武器オノだったけどな……まぁそんなことがあって、取られてもそこまで痛手のない〈鉄の槍〉を購入してそれを練習用にしている。
で、【ファストジャベリンLv1】コレがなかなか扱い難いスキルで非常に困っている。
ちなみに【ファストジャベリンLv1】の説明はコレ
【ファストジャベリンLv1】消費MP 20 CT 30秒
槍を速く投げる
※速度・威力 早さ依存
うん、実にシンプルな説明だな。でもこの槍を速く投げるってのが問題なんだ。
スキル発動時、俺の槍を投げる腕の動きが3倍くらい速くなる。
これの何が問題って、うでの動きがこんなに速くなるともう、狙いが付けらません。
だって考えてみてくれ。プロ野球選手の投手でさえ狙いがズレる事なんてのはよくある。プロでさえだ。
それなのに、ど素人の俺がDEXの補正も無しに狙いどうりに槍を投げれると思うか?答えは投げれませんだ。
さっきから練習で10メートル先の木に当てようと投げまくってるが、全く目標の木に当たる気がしない。
振り抜く腕が速いすぎて、はじめの方なんか俺の足ギリギリに槍が刺さったからな。ゾワッとしたわ!
少しして足元に刺さる事は少なくなったけど(少なくなってもそれなりには足元に刺さってる)今度は手を離すのが早すぎて、森の中に消えていくこともしばしば……
「どうすればうまく使えるのか……」
どうすればいいのか悩んでいると・・・
ズドンッ
「うぉ⁉︎」
俺の真横に何かが落ちてきた。
「…なんだ。何が落ちてきた?ってボアか……じゃない、なんでボアが空から落ちてくるんだ?」
此処の近くに崖なんてものはない。周りは木だけだ。
上から落ちてくるのはおかしい。……あ、ボアが死んだ。
「お~い!、大丈夫かー!」
何処かから声が聞こえてきた。
「おーい!そこの人!すまねぇ!ボアを飛ばしすぎちまった!怪我は…ねぇ……kってあんちゃんかよ!…ならよかった。久しぶりだな。」
声の主人は筋肉ムキムキうさ耳獣人のチャッピーだった。
「おうっ、久しぶり……ってあぶねぇだろ!俺だったらいい、みたいなリアクションすんじゃねぇよ⁉︎」
ホント俺に当たってたら確実に死んでたな。
「あぁー、わりぃな。あんちゃんはここで何してんだ?」
「しれっと、次の話に移しやがった……まぁいいけど。俺は投擲系のスキル練習してたんだよ。…で、ちょっと考え事してたらボアが空から降ってきたってわけだ。んで?なんで空からボアが降ってきたんだ?」
「あ?そんなの決まってんだろ?オレだぜ?このハンマーで吹っ飛ばしたんだよ。空に向かってな。」
空に向かって?……あ
「なるほど空に向かって打ち上げったってことか。……でも、吹っ飛ばし系スキルってダメージはほとんどないんじゃなかったのか?ボアは落ちて死んだみたいだけど?残りHP少ない状態で吹っ飛ばしたのか?」
疑問を聞くとチャッピーが笑い出した。話が進まないので睨み付けてみる。
「ふっふっふ、ハッハッハ……わりぃわりぃ、説明するからそんな目でみんなよ。あのボアは1撃で倒したぜ。確かに吹っ飛ばし系スキルはダメージがほとんどない。……けど吹っ飛ばした後、地面や障害物に激突した場合はしっかりダメージが発生するんだよ。」
「ほぉ~、そんな仕様なんだな。じゃあこのゲーム威力計算に速度とか入ってるし、飛ばす勢いでダメージも変わるのか?」
「そぉ言うこったな。ちなみにぶつける障害物でもダメージが変わるな。木にぶつけるより岩にぶつけた方がダメージがでかい。」
「そうなんだ。あれだな、すごい使えるスキルなんじゃないのか?吹っ飛ばし系のスキルって。」
「そーだろぉ!そう思うだろ!?なのに他のヤツはこの良さに気づかねぇんだ……」
「……まぁ…ドンマイ」
「…ありがとよ。そうれはそうとあんちゃん、オレとちょっくらグレートボア狩らねぇか?」
なんで〈白兎の飛槍〉や〈角兎の突撃槍〉を使わないのかだけど…… 〈角兎の突撃槍〉が他のプレイヤーに奪われたからです。
……どういうことかと言うと、はじめはわざわざ他の槍を買って練習しようなんて思ってなかった。だけどこのゲームのリアルな仕様。そのリアルさを舐めていた。このゲーム、自分の装備だろうと手放してしまうと他のプレイヤーが手に入れれてしまうのだ。
つまり、俺が【縮地】と【ファストジャベリン】の併用を試していると投げた槍が見当違いの方向に飛んでいってしまいようやく見つけたと思ったら他のプレイヤーが拾ってしまっていたのだ。
一応、俺の槍だから返してほしいと言ってみたが、コレは俺の装備だ。と言って帰って行きやがった。……アヤツの武器オノだったけどな……まぁそんなことがあって、取られてもそこまで痛手のない〈鉄の槍〉を購入してそれを練習用にしている。
で、【ファストジャベリンLv1】コレがなかなか扱い難いスキルで非常に困っている。
ちなみに【ファストジャベリンLv1】の説明はコレ
【ファストジャベリンLv1】消費MP 20 CT 30秒
槍を速く投げる
※速度・威力 早さ依存
うん、実にシンプルな説明だな。でもこの槍を速く投げるってのが問題なんだ。
スキル発動時、俺の槍を投げる腕の動きが3倍くらい速くなる。
これの何が問題って、うでの動きがこんなに速くなるともう、狙いが付けらません。
だって考えてみてくれ。プロ野球選手の投手でさえ狙いがズレる事なんてのはよくある。プロでさえだ。
それなのに、ど素人の俺がDEXの補正も無しに狙いどうりに槍を投げれると思うか?答えは投げれませんだ。
さっきから練習で10メートル先の木に当てようと投げまくってるが、全く目標の木に当たる気がしない。
振り抜く腕が速いすぎて、はじめの方なんか俺の足ギリギリに槍が刺さったからな。ゾワッとしたわ!
少しして足元に刺さる事は少なくなったけど(少なくなってもそれなりには足元に刺さってる)今度は手を離すのが早すぎて、森の中に消えていくこともしばしば……
「どうすればうまく使えるのか……」
どうすればいいのか悩んでいると・・・
ズドンッ
「うぉ⁉︎」
俺の真横に何かが落ちてきた。
「…なんだ。何が落ちてきた?ってボアか……じゃない、なんでボアが空から落ちてくるんだ?」
此処の近くに崖なんてものはない。周りは木だけだ。
上から落ちてくるのはおかしい。……あ、ボアが死んだ。
「お~い!、大丈夫かー!」
何処かから声が聞こえてきた。
「おーい!そこの人!すまねぇ!ボアを飛ばしすぎちまった!怪我は…ねぇ……kってあんちゃんかよ!…ならよかった。久しぶりだな。」
声の主人は筋肉ムキムキうさ耳獣人のチャッピーだった。
「おうっ、久しぶり……ってあぶねぇだろ!俺だったらいい、みたいなリアクションすんじゃねぇよ⁉︎」
ホント俺に当たってたら確実に死んでたな。
「あぁー、わりぃな。あんちゃんはここで何してんだ?」
「しれっと、次の話に移しやがった……まぁいいけど。俺は投擲系のスキル練習してたんだよ。…で、ちょっと考え事してたらボアが空から降ってきたってわけだ。んで?なんで空からボアが降ってきたんだ?」
「あ?そんなの決まってんだろ?オレだぜ?このハンマーで吹っ飛ばしたんだよ。空に向かってな。」
空に向かって?……あ
「なるほど空に向かって打ち上げったってことか。……でも、吹っ飛ばし系スキルってダメージはほとんどないんじゃなかったのか?ボアは落ちて死んだみたいだけど?残りHP少ない状態で吹っ飛ばしたのか?」
疑問を聞くとチャッピーが笑い出した。話が進まないので睨み付けてみる。
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「ほぉ~、そんな仕様なんだな。じゃあこのゲーム威力計算に速度とか入ってるし、飛ばす勢いでダメージも変わるのか?」
「そぉ言うこったな。ちなみにぶつける障害物でもダメージが変わるな。木にぶつけるより岩にぶつけた方がダメージがでかい。」
「そうなんだ。あれだな、すごい使えるスキルなんじゃないのか?吹っ飛ばし系のスキルって。」
「そーだろぉ!そう思うだろ!?なのに他のヤツはこの良さに気づかねぇんだ……」
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