信忠 ~“奇妙”と呼ばれた男~

佐倉伸哉

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五 : 青葉 - (18) “信長の嫡男”の重圧

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 有岡城を包囲していた信忠だったが、尼崎の方で動きが見られた事から九月十二日にそちらへ移った。
 それから六日後の十八日、京に滞在している父から信忠へ突然の呼び出しが掛かった。しかも、「とにかく急いで来てくれ」という。呼ばれる理由に思い当たる節はない信忠ではあったが、父の命なら仕方ない。後の事は家臣達に託し、急ぎ京へ向かった。
 途中、摂津方面へ向かっていた父が山崎に居ると分かり、十九日に合流した。
 その翌日。伊勢から摂津に兵を率いて向かっている筈の弟・信意のぶおきが、何故か少ない供を連れて山崎を秘かに訪れた。
 折からの雨もあり着ている服はかなり濡れていたが、着替えないまま信意は青ざめた表情で正座している。上座から一つ控えた場所に座る信忠の目には信意がガタガタと震えているのがはっきりと捉えられるが、あれは寒さだけではないだろう。
 やがて、奥の方からズカズカと荒々しい足音が聞こえてきた。信忠は軽く頭を下げ、信意はビクッと肩を跳ねさせてから畳にひたいが付くくらいに深くこうべを垂れる。
 段々と足音は大きくなり、部屋に入ってきた父・信長。こめかみには青筋が浮かんでおり、怒髪天を衝く勢いだ。信忠が見てきた中で一二を争うくらいに怒っていた。
 部屋に入った父は上座に座るではなく、真っ直ぐ平伏する信意のところへ。そして、右足を高く上げたかと思うと――。
「――この、ド阿呆!!」
 雷のような怒号と共に、右足を力の限り踏み下ろす。頭を上から全力で踏まれた信意は「へぶっ!?」と声を漏らす。
 暴行はそれだけで留まらない。感情が収まらない父は信意の体を容赦なく蹴ったり踏んだりを続ける。
うぬ風情ふぜいが、伊賀に手を出すなど、身の程知らずが!! お蔭で、厄介事が、増えたではないか!!」
 父がこれ程までに激昂げっこうするのは、それなりに理由があった。
 東海地方から畿内の大半を版図に収める織田家だが、上洛前後から今日こんにちに至るまでほとんど手を付けていない国が二つある。一つは、紀伊国。二年前に雑賀攻めで侵攻したが、雑賀衆から本願寺に加担しない連署を貰ったきり出兵していない。畿内に隣接しているものの、地理的に優先度が低いので後回しにしていた。紀伊国は中小の勢力が混在し、畿内の帰趨きすうおびやかす程ではないという判断もあった。
 もう一つが、伊賀国。こちらも畿内や伊勢に隣接しているが、事情は紀伊国とは全く異なる。“手を付けない”のではなく“手を付けられない”のだ。
 四方を山に囲まれた伊賀国は、傾斜地ばかりで農耕に適さない土地だった。また、国内に突出した国人がらず、幾つかの郷士ごうしによる合議で統治されていた。問題は、伊賀国が“忍び”を多数輩出している土地柄だ。
 農耕による収入は見込めず、商いで外貨を稼ぐ事も難しい。その為に傭兵として他国へ出稼ぎに行き生計を立てる道を選んだ。その中でも、複雑で険しい地形を活かして体を鍛え、術を磨いて忍びになる者が特に多かった。戦国乱世で忍びの需要は高く、優れた忍びには高額な報酬が支払われた。この事から、山一つ隔てた近江の甲賀と共に、伊賀は多くの忍びを世に送り出す事となる。
 今では十万近い大軍を動かせる信長であっても、忍びやその卵が多く居ると思われる伊賀国は軽々けいけいに手が出せなかった。攪乱かくらんや奇襲・忍術を得手とする忍びは武家の軍同士がぶつかる合戦とは勝手が異なる。正攻法が通じない相手では苦戦必至と分かっていたのだ。だからこそ信長は伊賀国を放置し、自然に降るのを待っていた。
 そんな信長の深慮遠謀しんりょえんぼうをぶち壊しにしたのが、信意だった。
 天正六年二月、伊賀国の郷士・下山甲斐守が信意の元を訪れ、「伊賀へ侵攻する際は自らが手引きする」と申し出た。この二年前に三瀬の変で義父・北畠具教とものりを謀殺して北畠家を事実上乗っ取った信意にとって、領土拡大が望める事もあり渡りに船だった。早速、翌月には家臣の滝川雄利かつとしに伊賀にある具教の隠居城・丸山城の修繕を命じた。この後、父の命により摂津方面へ出兵したので伊賀攻めの準備は中断されたが、時機が来れば実行に移すのは明白だった。一方、突然の作事に驚いた伊賀の郷士達は密偵を送り、北畠家の内情を探らせた。その結果、丸山城の大規模な改修が行われる事を掴み、完成する前に攻める旨を合議で決めた。十月二十五日、伊賀の国衆勢が丸山城を急襲。滝川勢はこれに対応出来ず、人夫にんぷ衆と共に伊勢へ敗走した。
 そして……天正七年九月十六日。信意は総勢八千の兵を率いて独断で伊賀に侵攻、三方面から攻め入った。しかし、地の利を押さえ、優秀な忍びを多数抱える国衆は正面からぶつからず、奇襲攻撃で北畠勢を大いに攪乱させた。北畠勢も兵の損害こそ少なかったものの、信意が北畠家へ入るに際して付けられた家臣の柘植つげ保重やすしげを始めとした多くの将が討たれた。総大将信意も陣所に忍び込まれて脅しを受けるなど散々な目に遭い、僅か三日で敗走するに至った。
 この大敗で織田家の威信が傷つけられたのみならず、あろう事か伊賀の国衆を敵に回してしまった。信長からしてみれば「何て事をしてくれたのだ!!」と激怒するのも無理はない。
「上様、お気持ちは分かりますが、その辺りで……」
「放せ!!」
 控えていた信忠が父の背後から羽交いめにして止めようとする。
 信忠に信意を庇う気は更々無い、それどころか父の激しい怒りも致し方ないとさえ思っていた。しかし、父の怒りがこちらへ向くのを覚悟して止めようとしたのは、このままの勢いだと本当に殺してしまいそうだったからだ。
「蘭! 手伝え!」
 自分一人では抑えられないと悟った信忠は、父と共に入ってきた蘭丸の名を叫んだ。本来なら父の家臣である蘭丸に信忠が命じる権限は無いのだが、非常事態なので手を借りたかった。大嵐の如き主の暴行に固まっていた蘭丸も、信忠の声でハッと我に返り助太刀に入る。
 二人掛かりで何とか信意から引き離した父を、上座に座らせる。肩を激しく上下させて胡坐あぐらをかく父に、信意はずっと震えながら「申し訳ありません、申し訳ありません……」と譫言うわごとのように繰り返す。
 やがて、息が整ってきた父はキッと信意を睨み付け強い口調で告げる。
「……この件について、追って沙汰を出す。首を洗って待っておれ!」
 それだけ言い放つと、父は荒々しい足音を立てながら部屋から出て行った。蘭丸も慌てて後を追う。
 部屋には、疲れた様子の信忠と小刻みに震えながら平伏する信意の二人だけ残された。
三介さんすけ……大丈夫か?」
「はい……」
 信忠から声を掛けられ、信意はようやく顔を上げる。顔は踏み付けられた際の鼻血と恐怖で溢れ出た涙や鼻水でグシャグシャだ。取り敢えず生きている事にホッとした信忠は、控えていた小姓を呼んで信意の傷の手当と顔を拭くものを持ってくるようお願いする。それと、血と涙と鼻水とよく分からない体液で汚れた畳の清掃も。
 簡単な処置を済ませ、濡れ布巾ふきんを鼻に当てる信意。終始、申し訳なさそうにペコペコと頭を下げたりしている。
 恐らく、こうなる事は父の中で薄々予見していたのだろう。怒りに狂う自分を止められるのは、嫡男である信忠しか居ない、と。もし居なければ父の怒りはどこまで続いていたかと考えただけでゾッとする。
 暫く沈黙の時が流れたが、信忠は溜め息を一つ吐いてから訊ねた。
「それで……どうして伊賀を攻めたのだ?」
 一応、信忠は一門衆筆頭の位置付けにある。信意の北畠家や異母弟・信孝の神戸かんべ家、叔父・信包のぶかね長野ながの家、親戚筋の津田信澄のぶずみなど自立した家もあるが、一門衆のくくりで信忠の指揮下に入る事もあった。その為、部外者ではあるが今回の失態をただす権限は有していた。
 山崎に着いた信忠も、父から伊賀出兵の顛末てんまつを聞かされた時には唖然あぜんとした。伊賀自体が“忍びの国”と言っても差しつかえないくらいで、その扱いは慎重に慎重を期すべきだと考えていた。もし仮に伊賀で敗れて伊勢の情勢が不安定になるような事があれば、伊勢湾で繋がり領地も接する信忠管轄の尾張にもその余波を受けかねない。信意の軽挙けいきょ愚行ぐこうとしか現状では断じざるを得なかった。
 兄から糺された信意は、おずおずと口を開いた。
「家臣達が……摂津へ遠征するよりも隣国の伊賀へ侵攻する方が負担は少ないと、進言してきて……それと、誰も手を付けていない伊賀を平らげられれば、上様の覚えもきっとめでたい、と……」
 その答えを聞いた信忠は、重い溜め息を吐きたくなるのをグッとこらえた。
(考えが浅い、浅過ぎる。その程度の思慮しかないのか)
 家臣達の意見に耳を傾ける事自体は悪くない。が、“家臣に勧められたから”という安直な理由で侵攻を決断するのは流石に如何いかがなものか。仮にも当主の座に居る者ならば自分で考えて判断すべきだ。
 伊勢から遠方の摂津へ出陣するとなれば、経費もかさむ。そして、摂津へ出兵しても目覚ましい成果を挙げない限り、北畠家の加増は見込めない。それならばいっそ隣国の伊賀を攻めた方が経費は浮くし領土も切り取り次第――家中の者がそう捉えるのも致し方ないとは思う。
 しかし……手っ取り早く成果を求める家臣達より高いくらいにある信意は、天下人であり織田家を動かしている父の意向をみ取るべきなのだ。“どうして父は伊賀に手を付けないのか?”と考えれば、おのずと理由も見えてくる。それをしないばかりか、“点数稼ぎになる”と目先の利に飛びついてしまった。あまりの愚かさに信忠は頭が痛くなる思いだ。
 眉間を押さえながら、苦悶の表情で信忠は言葉を漏らす。
「お主の軽挙妄動けいきょもうどうで伊賀の忍び衆全てを敵に回してしまった。何て事をしてくれたのだ……」
 忍びは兵士と異なり、民間人に化ける事が出来る。足が不自由な老人の杖が仕込み刀だったり、助けを求めてきた非戦闘員の女子おなごが女忍びだったり、野良犬が実は忍びに鍛えられた犬だったり、それこそ赤子に爆薬を仕込む事だっていとわない相手なのだ。つまり、伊賀に住む全ての人々を敵と想定しなければならない。伊勢長島や越前とは比べものにならないくらいの血が流れる凄惨せいさんな戦になるのは確実である。
 これまで、伊賀の忍び衆とは敵でも味方でもない関係だった。織田家でも忍びを多数抱えており、その中には伊賀出身者も少なくない。それどころか、甲賀衆は敵対していた六角家と繋がりが深かった為に、伊賀衆の方が割合的に多かった。伊賀の国衆達も国内屈指の勢力となった織田家は重臣達も含めて忍びの需要は高く、一大取引先のようなものだった。言わば“持ちつ持たれつ”の間柄にあったのに、信意の出兵で全てがぶち壊しとなった。“敵ではない”相手を“敵”にしてしまった失態は大変重い。
「ちょっとは考えろ。お主は家臣達と同じ目線ではいけないのだ。もっと高みから物事を見ろ」
 手で顔を覆いながら軽い叱責も込めて助言する信忠に、信意はボソッと呟く。
「……兄上には分かりますまい」
「何?」
 弟の呟きに、顔を上げる信忠。対して、先程の一言でせきが切れたのか、信意は思いの丈をぶちまける。
「いつも特別扱いされてきた兄上に、期待されない者のつらさや苦しみなど分かる筈が無いでしょう!!」
 それまで信意の中に溜まっていた鬱積うっせきを晴らすかの如く、怒涛どとうの勢いで語り始めた。
 いわく、『自分や信孝は父から雑用を命じられたのに、兄には一切言わなかった』『兄が堺へ見聞を広めに行ったので自分も行きたいと父に頼んだら“自惚うぬぼれるな!!”と一喝された』『自分は幼い頃から父に怒鳴られたり手を出されたりしていたが、兄にはそうした事が無かった』云々……。
 雑用に関しては、信忠も初耳だった。確かに父から「何かしてくれ」と命じられた覚えはない。父の中で“嫡男”か“それ以外”かで明確な線引きがあったのだろう。
 だが――。
「……ならばお主にも分かるまい!! 嫡男に据えられたものの父が“相応しくない”と思えばすぐに挿げ替えられる!! それでいて父をおびやかす大器なら反逆の神輿と断じて始末される!! 嫡男であるが故に求められる姿と重責を、お主如きに分かってたまるか!!」
 信意の鬱憤うっぷんで火がいた信忠は、それまで抑えていた想いが一気に爆発してまくし立てる。
 兄は恵まれていると弟は主張するが、断じて違う。厚遇されている事は、その分だけ結果で返さなければいけないとも言い換えられる。さらに言わせてもらえれば、特別扱いされていると思った事は一度たりとも無い。何故なら、替えは幾らでも居るのだから。幸か不幸か、父は子沢山こだくさんで父自身も兄弟やその子も多い。信忠が嫡男として不適当と判断すれば、廃嫡して自らの子や縁戚の中から次の嫡男候補に据えれば済む。それこそ、人形の頭をげ替えるように。
 かと言って、自らをしのぐ可能性があると捉えれば、猜疑心さいぎしんの強い父は危険分子と見る。本人にその気が無くても、将来の火種は必ず摘む。実際に、徳川家の信康という例がある。
 愚鈍ぐどんでも英邁えいまいでも駄目。失敗すれば“廃嫡されるのでは?”とおびえ、何か成し遂げても“やって当然”と褒められず、それでいて常に結果を求められる重圧と緊張感が付きまとう。この立場が羨ましいのならば、一度味わってみろ!! と言ってやりたかった。
 普段は真面目で落ち着き払っている兄の魂の叫びに、信意は何も言い返せず黙り込んでしまった。気まずそうな表情を見せる信意を置いて、信忠は先に席を立つ。自らの考えの甘さから招いた事態に、信忠は手を差し伸べる気は毛頭なかった。

 後日、信意の元に信長から今回の件について譴責けんせきする書状が届けられた。独断で出兵して大敗しただけでなく多くの有能な将を死なせた事を激しく糾弾きゅうだんした上で『これ以上失態を犯すようなら親子の縁を切る』とまで言及した。信長の激しい怒りを窺わせる内容で、信意は織田家中で“暗愚”の烙印らくいんを押される事となる。
 出来の悪い息子のしでかした失態の尻ぬぐいを一刻も早くやりたかった信長だが、動かせる兵の大半を荒木・本願寺のある摂津方面に投入していた為、先延ばしせざるを得なかった。幸い、伊賀の国衆達は領外へ攻める事はしなかったが、織田家は信意の犯した失態に後々高い代償を支払われる事になった。
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