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18 連れていかれる元令嬢
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さて、令嬢じゃなくなった元令嬢のルチアです。
帰る家がなくなってこんなに晴れやかな気持ちになるなんて。
しばらくジルの家の庭でバンガロー生活をしようと思っていたけれど、ジルの家の近くにちょうど良い空き家があったのでそこを借りることにした。
これで私も一国一城の主だ、がんばるぞ。
テントの快適化や家のリフォームを頑張ってたらいつの間にかレベル10になってた。
最近ばたばたしてたからレベル確認してなかったって言うのもあるんだけど。
レベル10になったのでG級に昇級しました。
これでちょっとした討伐に行けるようになる。
そう、ちょっとした。
「エキゾチッククロコダイル。」
ジャンピングバンビとかフォレストタートルとかちょっとした討伐に森に来たのになぜ?
森でジルとコーザに偶然出会い、そのまま一緒に行くことになってしまった。
2人が朝ご飯食べてないっていうから亜空間ポケットに入れてたホットサンドをあげたんだよ。
ちょっと寒くなってきたからね。
ジルがコーヒーあるか?っていうから、あるよって出してあげただけなのに。
「まあまあ、ルチアは隠れてればいいからさ。」
「ジャンピングバンビも後で一緒に探してあげるからさ。ルチアちゃん。」
仲が良いらしい2人はよくパーティを組んでいる。
コーザもC級でかなりの腕前の冒険者だ。
筋肉ゴリゴリでちょっとマウンテンゴリラに似ていると思う。
2人はエキゾチッククロコダイルを探しているらしい。
エキゾチッククロコダイルは凶暴で希少なうえ、皮がバッグ等に人気なこと、内臓が解毒剤の材料になることで高難易度のクエストだ。
何か月探しても見つからないこともあるらしい。
私の「選択」スキルでも反応なしだね。
「見つからねーな。」
大鎌を担いだコーザがサバイバルナイフで草を捌きながら前を歩く。
その後ろに私。
私の後ろに剣を担いで同じくサバイバルナイフを手にしたジルが続く。
2人くらいになるとその辺の魔獣はサバイバルナイフで十分のようだ。
ジルは大きなリュックを持っているが、軽めのもので膨らませて重いものは亜空間に入れているのを私は知っている。
そしてその中には大量のシャーテセンが入っていることも。
そう、シャウ〇ッセンはシャーテセンとなってオグロ食堂を発祥に今やカシュミナの街の人気おつまみランキング第1位だ。
朝からエキゾチッククロコダイルを探してもうすぐ日が暮れそうだ。
「乱獲されてるらしいからな。」
「ああ、王都で原因不明の病が流行ってるんだろ。」
「しかも貴族ばっかり。」
ジルが言うには王都で10人近い貴族が原因不明の病に侵されているらしい。
いずれも金持ち貴族ばかりらしくこぞって解毒剤や治療薬を集めているとか。
「聖女連れてったらかなりもらえるらしいぜ。」
コーザの言葉にぎくっとしてジルを振り返ってしまった。
ジルはニッと笑ってルチアを見た。
言うわけないだろって顔してる。良かった。
「聖女だって病気は治せないのにな。」
聖女は表面的な傷しか治せないと言われている。
「それでもさ、藁をもすがるってやつだろ。
おっ、アグーだ。狩って食うか。」
コーザがほとんど小ぶりなブタな見た目のアグーを簡単に狩って捌き始めた。
ここで野営となるようだ。
私はジルの目をじっと見る。
(…あれを出してもいいでしょうか?)
(もちろんだ。そのために連れて…じゃなかった、コーザは信用できる。)
きりっとどや顔をしたジルにうなずいて、私はテントを出した。
なんと、このテントは折りたたんでそのまま亜空間ポケットに入るんだよね。
バッグインバッグだね。
これでいくと亜空間ポケットは無限に収納できる。
テントを設置したところでコーザが捌き終わったアグーを持ってきた。
「かわいいテントだね。野営になるから女の子のルチアちゃんが心配だったけど、テント持ってきてくれてよかった、っておい、ジル!」
小さなテントにずかずかと入っていくジルに慌てるコーザ。
テントの入り口をめくりあげてコーザを中へとうながす私。
「まじか…」
テントに入って一言。その後絶句するコーザ。
ルチアのバンガローにようこそ。
帰る家がなくなってこんなに晴れやかな気持ちになるなんて。
しばらくジルの家の庭でバンガロー生活をしようと思っていたけれど、ジルの家の近くにちょうど良い空き家があったのでそこを借りることにした。
これで私も一国一城の主だ、がんばるぞ。
テントの快適化や家のリフォームを頑張ってたらいつの間にかレベル10になってた。
最近ばたばたしてたからレベル確認してなかったって言うのもあるんだけど。
レベル10になったのでG級に昇級しました。
これでちょっとした討伐に行けるようになる。
そう、ちょっとした。
「エキゾチッククロコダイル。」
ジャンピングバンビとかフォレストタートルとかちょっとした討伐に森に来たのになぜ?
森でジルとコーザに偶然出会い、そのまま一緒に行くことになってしまった。
2人が朝ご飯食べてないっていうから亜空間ポケットに入れてたホットサンドをあげたんだよ。
ちょっと寒くなってきたからね。
ジルがコーヒーあるか?っていうから、あるよって出してあげただけなのに。
「まあまあ、ルチアは隠れてればいいからさ。」
「ジャンピングバンビも後で一緒に探してあげるからさ。ルチアちゃん。」
仲が良いらしい2人はよくパーティを組んでいる。
コーザもC級でかなりの腕前の冒険者だ。
筋肉ゴリゴリでちょっとマウンテンゴリラに似ていると思う。
2人はエキゾチッククロコダイルを探しているらしい。
エキゾチッククロコダイルは凶暴で希少なうえ、皮がバッグ等に人気なこと、内臓が解毒剤の材料になることで高難易度のクエストだ。
何か月探しても見つからないこともあるらしい。
私の「選択」スキルでも反応なしだね。
「見つからねーな。」
大鎌を担いだコーザがサバイバルナイフで草を捌きながら前を歩く。
その後ろに私。
私の後ろに剣を担いで同じくサバイバルナイフを手にしたジルが続く。
2人くらいになるとその辺の魔獣はサバイバルナイフで十分のようだ。
ジルは大きなリュックを持っているが、軽めのもので膨らませて重いものは亜空間に入れているのを私は知っている。
そしてその中には大量のシャーテセンが入っていることも。
そう、シャウ〇ッセンはシャーテセンとなってオグロ食堂を発祥に今やカシュミナの街の人気おつまみランキング第1位だ。
朝からエキゾチッククロコダイルを探してもうすぐ日が暮れそうだ。
「乱獲されてるらしいからな。」
「ああ、王都で原因不明の病が流行ってるんだろ。」
「しかも貴族ばっかり。」
ジルが言うには王都で10人近い貴族が原因不明の病に侵されているらしい。
いずれも金持ち貴族ばかりらしくこぞって解毒剤や治療薬を集めているとか。
「聖女連れてったらかなりもらえるらしいぜ。」
コーザの言葉にぎくっとしてジルを振り返ってしまった。
ジルはニッと笑ってルチアを見た。
言うわけないだろって顔してる。良かった。
「聖女だって病気は治せないのにな。」
聖女は表面的な傷しか治せないと言われている。
「それでもさ、藁をもすがるってやつだろ。
おっ、アグーだ。狩って食うか。」
コーザがほとんど小ぶりなブタな見た目のアグーを簡単に狩って捌き始めた。
ここで野営となるようだ。
私はジルの目をじっと見る。
(…あれを出してもいいでしょうか?)
(もちろんだ。そのために連れて…じゃなかった、コーザは信用できる。)
きりっとどや顔をしたジルにうなずいて、私はテントを出した。
なんと、このテントは折りたたんでそのまま亜空間ポケットに入るんだよね。
バッグインバッグだね。
これでいくと亜空間ポケットは無限に収納できる。
テントを設置したところでコーザが捌き終わったアグーを持ってきた。
「かわいいテントだね。野営になるから女の子のルチアちゃんが心配だったけど、テント持ってきてくれてよかった、っておい、ジル!」
小さなテントにずかずかと入っていくジルに慌てるコーザ。
テントの入り口をめくりあげてコーザを中へとうながす私。
「まじか…」
テントに入って一言。その後絶句するコーザ。
ルチアのバンガローにようこそ。
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