雛人形の男雛に求婚されました。改訂版

夢見屋

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ノラゴンくん

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 お茶を運んでて危ないというのに足にまとわりついてくる栗ちゃんを避けつつ戻ってくる途中。


 「のーりゃごぉん。」あ、またノラゴンくんが玄関横の猫扉から入ってきてる。

「何、この猫、変てこりんな声…このこも飼い猫?」

 私の帰りが遅いから、支倉さんが様子を見に来てくれたようだ。実は、お茶のお湯を沸かしてる間にこっそり寝室に下着取りに戻ったあとトイレにいってたから遅くなっちゃったんだよ…。朝に、抜いたばっかりだったから暴発はしないで済んだんだけど、先走りでぬるつくし半だちしてるのがバレたら…舌を噛みたくなるかもしれない。本当に二人がいて良かったよ…居なかったら…抱き締めてる時に、膝小僧にアレを擦りつけてるヤバいやつになっていたことだろう。うぅ。幻滅されたくないのにぃ。

「このこは、ノラゴンくん。半野良かな。ご飯だけたまにうちに食べにくるの。」

「あぁ、カナトが言ってた猫と同じやつかな。きっと。野良のゴンくん。ドラゴンみたいで格好いいだろって。」

 ノラゴンくん自体は前から見かけていたのだが、その名前がついたのは比較的、最近のことである。前は、ルパンくんと呼ばれていた割合が多かった。ルパンだと猫が発音しづらいので普通の鳴き方だったのだけれど。もしかして、カナトくんが呼び出したのがノラゴンくん呼びのルーツなのかもしれないな。ふふふっ。和むなぁ。

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