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2巻
2-13
しおりを挟む《八十五日目》
昨日の合成実験で判明した事などを述べる。
合成は非常に疲れる。体力的にではなく、精神的に。
十個のオーブとスフィアを全て肉体と合成させた後、無くなっても問題の無いアビリティである【陽光脆弱】と【光ダメージ脆弱】を合成した。そこが限界だった。精神的な疲れが極まってコレ以上合成しようという気持ちが湧かなくなってしまったのである。
そんな集中力を欠いた状態で続ければ、何か取り返しのつかない失敗をしそうだったので止めておいた。その為、限界突破した後に合成するとどうなるかは不明なままだ。が、これはあえて知る程の事ではあるまい。
ちなみにできたアビリティは、【陽光ダメージ激弱】である。
試しに発動させた状態で指先を外の光に晒してみたのだが、まさかそれだけで燃え出すとは思わなかった。
うん、人体発火は洒落にならん。封印決定だ。
そして合成させた二つのアビリティは、それぞれ一応消えずに残ってはいる。が、能力を発動させようとしても効果が発揮されなかった。つまり、一度合成したアビリティは再び獲得できないようだ。これからは慎重にやっていく必要がある。
【混沌の亡者】の方は、ゴーストを百体程混ぜ合わせてみたら【レギオン】と呼ばれるモンスターができた。が、しかし、俺の命令を無視して暴れ出したので、すぐさま殺した。混ぜ過ぎると面倒事が起こる様なので、これからは気をつけようと思う。
今日も新入りの訓練はオガ吉くんに任せる。
俺はアス江ちゃん達と共に、温泉や訓練所など住処の更なる快適化に取り掛かった。
幸い休み不要のブラックスケルトン達に加えて六十二名の人間の奴隷とバイト達が居るので、一度に幾つもの作業を並行して進める事ができた。
簡易ベッドなどの寝具や衣服の充実化、外部訓練所の整地、外敵の侵入を阻む住居周辺の木製の壁の設置、エルフ達から金を巻き上げる為の温泉施設の増築などである。
ほとんどのエルフ達も水浴びしか経験した事が無いそうだし、彼等の反応を見る限り、温泉は結構イケると思っている。今度父親エルフでも招待して温泉の良さを広めようか、と宣伝について色々と考えている。
本日の合成結果。
【竜鱗精製】+【鎧鱗精製】=【竜鎧鱗精製】
【見切り】+【視野拡張】=【刹那の瞳】
【血流操作】+【山の主の強靭な筋肉】+【腕力強化】+【脚力強化】+【跳躍力強化】=【黒鬼の強靭なる肉体】
【威嚇咆哮】+【鱗馬の嘶き】=【黒鬼の咆哮】
【蛇の魔眼】+【威圧する眼光】=【黒鬼の魔眼】
【下位ダメージ軽減】+【下位魔法ダメージ軽減】=【下位物魔ダメージ軽減】
【再生阻害】+【呪刻の傷】=【治癒せぬ呪刻の傷】
とりあえず、今日はここまでだ。
《八十六日目》
午前訓練時、早速合成して得たアビリティを使用してみた。
手っ取り早く効果を確認する為、俺一人対新入り二十三名で組み手を行う。ちなみに相手に新入りを選んだのは、事故があったとしても代えが効く為である。
新入り達の種族と人数は――
鬼人‥二
半鬼人‥五
竜人‥四
半竜人‥六
巨鬼‥一
首なし騎士‥一
猿人‥一
半吸血鬼‥一
虎人‥二
――である。
同じ部隊にいた為か、新入り達の連携はそれなりに良かった。
とは言え、やはり技術の拙さが目立つ。個々の動きに速さこそあるものの、単調で無駄が多過ぎるし、何より全体の流れが読み易かった。こちらもノーダメージとはいかなかったが、回復系アビリティの使用で即座に治癒できてしまう程度のモノでしかない。
昼飯まで、休むことなく組み手をしました。かなり良い訓練になった。
ただ、五つのアビリティを掛け合わせてできた【黒鬼の強靭なる肉体】は取り扱いが面倒だという事が判明した。強過ぎて、訓練に使うには、余りにも危険なのである。
まさか、最もタフで防御力の高い巨鬼でも、腹部への一撃で沈んでしまうとは思ってもいなかった。蛇足だが、巨体だけに吐瀉物の処理も大変だった。
そして午後、今日も住処の改善作業を行った。温泉の準備も着々と進んでいる。
エルフと人間の戦争も徐々に終結に向かっているそうなので、近々人間の奴隷達を使った作戦を決行する予定である。
《八十七日目》
朝、俺を呼ぶ声で目が覚めた。
生まれたままの姿でベッドから起き上がり、半ズボンを穿いて女達が眠る部屋の外に出る。そこには、ミスラルと精霊石と鋼鉄などを混ぜ合わせて精製された金属を使用した、一本のウォーハンマーを掲げるドワーフ達が居た。精巧な細工を施されていながら十分実戦で使えるであろう逸品だ。
そして、鍛冶長のドワーフからそれを渡される。
え、何これ。と小首を傾げながら聞いてみると、ドワーフには感謝や友好の印として、自作のウォーハンマーを贈る風習があるそうだ。そしてウォーハンマーの質が良ければ良いほど、より深い思いが込められているとの事。渡されたウォーハンマーレベルになると、最上級の気持ちだとか。
なるほどと頷き、俺が扱うのは基本的に長物なのだがと思いつつ、有り難く貰っておく事にした。
それにしても、ドワーフのような、俺がまだ言語系アビリティを取得していない種族相手だと、理解できない言い回しが所々にあってちょっと面倒だ。
午前訓練の後、単身で森の中を放浪。
既に敵となる存在が居なくなってしまった森は、何故か俺の心に寂しさを感じさせた。
生まれた頃は常に周囲に気を配らなくてはならなかったのに、現在では気配を隠さなければ俺の周囲から生物が逃げてしまうようになった。
産まれてからそんなに月日が経過した訳でもないのに、あの危険に満ちていた日々が懐かしい。そして歩く事数十分。以前ドライアドさんと出逢った大樹に到着した。以前から分体を使って定期的に会話をしていたのだが、今日は用事があったので、直接来たのである。
相変わらずドライアドさんは美人だった。早速魅力全開で誘われたが、一先ず今回の来訪の目的である特別な種を用意してもらい、その後に二人だけの時間を過ごしました。
その後、ドライアドさんから色々と教えてもらった素材を幾つか回収しながら住処に戻り、夜は夜で色々と燃えた。
それから、捕らえた人間の女の中には、いよいよお腹が膨れ始めた者も出てきた。さて、誰の子が一番最初に生まれるのだろうか。
楽しみである。
《八十八日目》
食糧自給率を上げるため、畑を造る事にした。
という訳で、今日の訓練は簡単な基礎だけとし、皆で住処の整地やらの為に動きました。
種は昨日ドライアドさんが魔法で作ってくれたモノや、森から回収したモノを使用する。
ドライアドさん製の種は自然物よりも色々高性能らしい。それに加えて精霊石などを用いて植物自体の成長力とか、効能とか、美味さとかの更なる向上を図っている。
赤髪ショートや元補給部隊員の一部に農業関係の【職業】持ちが居たので、その指示にしたがって動く。
今日も良い汗を流した。
健全な労働も、悪くは無い。
本日の合成結果。
【鱗鎧駆動】+【竜鎧鱗精製】=【堅牢なる竜鱗鎧】
【斬撃力強化】+【貫通力強化】=【斬貫強化】
【高速思考】+【並列思考】=【並速思考】
《八十九日目》
朝、目的地があまり遠くない為、早めに旅費が貯まった帰郷組の一部が旅立った。
情報の漏洩を防ぐための対策はしているが、一応口止めしているのだ。今後無事に暮らせるかどうかは、彼等の誠意の問題だ。
旅立ちを見送った後、人間男の奴隷の中から貴族である三十六名を選出し、それぞれの家に帰した。別に良心とかで帰してやる訳ではない。分体とダム美ちゃんの【魅了の魔眼】で洗脳済みである彼等を、帝国と王国内部の情報を収集する為の〝草〟、つまり潜入工作員として運用する為である。
平原まで引き返していた人間軍が本格的に撤収するらしく、この機会に乗じるのだ。
俺は別に両国と敵対したい訳ではないが、何せ俺はこの世界についての知識が乏しく、他者との繋がりも限定的だ。
既に進行している本命の計画が失敗した時の為にも、できる限り手は打っておいたほうが無難だろう。
そんな朝のイベントを終え、普段通り午前訓練を行う。
昼になって人間軍が完全に撤退し始め、草も無事合流したのを確認した後、父親エルフと通信機で連絡を取り合う。
契約の終了や報酬などについて最終的な確認をし終え、雑談をした後、今夜エルフの里で開かれるという【想魂の宴】に参加する事になった。
【想魂の宴】はエルフ族が行う、弔いの儀式である。死者が家族や友、恋人などの事が心残りとなって現世に留まりゴーストなどのアンデッドにならないよう、皆で送り出すのだ。
夕方、新入り達と分体に留守を任せ、差し入れ品を持ってエルフの里に向かった。
今回は、元精鋭エルフ達を連れて来ている。知り合いの追悼に参加させてやらない程、酷では無いつもりだ。外見を【隠蔽】で変化させているので、正体を看破される心配が少ないからだが。
俺達一行がエルフの里に到着した時には、宴は既に始まっていた。
里に入ったときから注がれていた、様々な感情が混合した視線を無視し、会場で出迎えてくれた父親エルフに狩ってきたバイコーン数頭分の肉を渡す。
そのついでに、俺の傍らで興味深そうに周囲を見回していた赤髪ショート達の安全を保障してもらった。人間を連れてくるのはどうだろ、とは思ったが、本人たちの強い希望を受け入れたのである。流石に敵対していた鈍鉄騎士と女騎士は置いてきたが。
手早く挨拶を済ませると、交流でもして来いと言って皆を解散させた。
とは言え、本当にエルフ達と会話しようとしたのは極一部で、ほとんどが仲間同士で一ヶ所に集まって料理を摘まんでいた。
俺は俺で、例の娘エルフさんがエルフ酒を注いでくれたので、気分が良かったです。
そして宴の最後には、会場の中心に設置された巨大な篝火の正面にある舞台で、娘さんが一人、楽団が奏でる曲に合わせて舞い踊った。
軽やかに飛び跳ねる様な、繊細でありながら荒々しいその姿は自然と視線を集め、やがて周囲の音は消えて、聞こえるのはエルフの奏でる曲だけになった。
曲の中盤から娘さんの周囲を白い球のようなモノが無数に飛び交い出した。それに触れたエルフ達が嗚咽を堪えて涙を流す中、やがて白球は夜空に昇っていき、消えていった。
父親エルフによると、これで現世に留まっていた死者の魂が天に還ったのだという。ホブゴブリン・シャーマンも、現世に留まっていたエルフ達の霊が居なくなったと言っているので、本当なのだろう。
俺はしばらくの間、成仏した魂に黙祷を捧げ続けた。
《九十日目》
アス江ちゃんを中心に行ってきた採掘作業が、二つの巨大な精霊石の発見と共に終了した。
別に飽きたとか必要な量を確保できたという事ではなく、採掘できる精霊石そのものが枯渇してしまったのである。
元々こんなにも様々な種類の精霊石が大量に採れたのは、精霊に好かれていたベルベットのダンジョンがあったからこそ。そしてベルベット亡き後はダンジョンの管理者であるリターナがいたので、尚も精霊達が集まって、その名残りとして様々な種類の精霊石が発生していた。
が、リターナは既に逝ってしまっている。
その為、精霊がダンジョンに立ち寄る理由は消失し、精霊石も精製されなくなる。既にある精霊石を採りつくしてしまえば、そこで終わりである。
ただ、俺達は既に十分過ぎる程の量を確保している。
俺達がベルベットの恩恵によって得た利益は凄まじい。感謝の念と共に、二つの巨大な精霊石に改めて冥福の祈りを捧げた。
その後、もちろんこの精霊石を喰った。
[能力名【光子操作能力】のラーニング完了]
[能力名【極光耐性】のラーニング完了]
[能力名【重力操作能力】のラーニング完了]
[能力名【暗黒耐性】のラーニング完了]
喰った二つの精霊石――光精石と闇精石は、純度、大きさ、美しさ、あらゆる点に於いて今までに採掘した精霊石を凌ぐ、最高品質のモノだった。
闇精石を喰って重力操作とは些か首を傾げてしまうが、ブラックホールを思えば、あながち間違いでもない、かもしれない。それに〝闇〟という漠然としたモノより、〝重力〟と言われた方が分かり易いので文句は無い。
午前訓練に続いて、住処の改築の進行具合を視察した。
その後、外に出る準備を進める。
赤髪ショート達とは、いずれ街に連れていくと最初に約束していたので、まずは彼女らの移動手段を考える。
別に《使い魔》を使ってもいいのだろうが、折角休み無用の手駒があるのだ。それを使う事にした。
まず、【下位アンデット生成】でブラックスケルトンを量産。
次いで解体し、黒骨を掻き集め、集めた黒骨を材料に【骨結合】を使って乗り物の製作を開始。
数時間かけて完成したそれは、背中に長方形型の荷台を載せた骨のムカデのような外見になった。
この骨組みに、戦場で大量に造った分体をコーティングし、骨が蒸発してしまわぬよう陽光対策を施す。
その工程を全て終える時には、既に夜になっていた。
晩飯を喰った後、赤髪ショートさん達五人組を呼んでココを出発する事について打ち合わせ。
追い出すの? と聞かれたが、外に出るのは最初の約束を守る為であり、また仕事の宣伝とかの為であると説明。
俺についてくるかどうかは、またその時に決めればいいと伝える。
夜遅くまで話し合った。
《九十一日目》
客人用の温泉が完成した。拠点の内装も一段落した。
そして帰郷組は今日、全員出立した。短い間だったが同じ釜の飯を喰った仲間という事で別れにも寂しさが混じり、見送る団員も多かった。
帰郷組が居なくなると一気に数が減ったが、元に戻ったと思えば大した問題ではない。
その前に保存食を作るとか、訓練とか、外に行く前の様々な雑務をこなす。
うむ、今日はイベントがあまりない平和な一日だった。
《九十二日目》
今日は外に出た時に売る品を集める為、森の中を散策した。
この森は素材が豊富だが、どれが良いモノか分からない。
そこで鍛冶師さん達【職業・行商人】持ちの四人に協力してもらい、売れそうなモノを集められるだけ集めてみた。
普段何気なく使っている油草や鋼刺草も意外と需要があるとの事で、やはりこの世界についてよく知っている人材がいると色々楽だと思った。
四人を助けて良かったと思うのは、いつだってこんな時だ。
《九十三日目》
今日は午前訓練が終わった後、全員を集め、全体の親睦会を兼ねた酒会を開いた。
短期間で多くの人材が入って来たので、まだ微妙な距離感がある。そこで今回の酒会を機に、一気に近づこう、という訳である。やはり普段から親睦を深めておく方が色々と便利だし、戦場でも自然と助け合うようになるだろう。
まあ、酔って喧嘩して関係が悪化する事もあるかもしれないが、それは知らん。個人でどうにかする問題だという事で。
振舞ったのはエルフ酒に加えて、錬金術師さんが造ってくれた酒だ。この酒はワインに近い風味で、香りもそれなりにいい。味も大分改善されて美味くなっているので、十分満足できる。勿論エルフ酒には遠く及ばないが、それは比べる相手が悪いというものだ。
今日はかなり遅くまで騒ぐ事となった。途中で行ったダンス大会などは、それなりに距離を縮める効果があったのではないだろうか。
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