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外伝
外伝-6
しおりを挟む次の相手は、深緑の全身鎧を装備したような姿の甲蟲人だった。全身鎧は甲虫人系の特徴である【外骨格】と呼ばれるモノで、その硬度は鋼鉄すら凌駕するという。
そして〝甲虫人〟の上位種である〝甲蟲人〟の外骨格は、甲虫人のそれを遥かに上回る。
下手な武器では傷一つ負わせられない天然の防具――【外骨格】。
甲虫人系は特定の虫の特性を所々に引き継いでいる事が殆どで、今対峙している甲蟲人は大蟷螂の特性が濃かった。
普段は人間と変わらぬ五指を揃える両手は、現在は二振りの鋭利な大鎌と成っている。これは鉄さえ容易く切り裂ける凶器だ。
アポ朗も単なる打撃では、硬い外骨格の守りを突破するのは難しいはず。一方の甲蟲人はその堅牢な外骨格によって守られながら、鋭利な大鎌による斬撃でアポ朗を襲うだろう。
アポ朗は関節を狙うしかないが、それは非常に難しいのではないだろうか。
(流石に大旦那と言えど、今度はそう易々と倒せねェよなァ)
甲虫人系の特性をよく知っているが故に導き出された悲観的な予測。
しかし流石と言うべきか、あるいは呆れるべきなのか、アポ朗は事も無げにその守りを突破してみせた。
スティールが見たのは、無造作に近づくアポ朗の姿であった。
間合いに入った瞬間に振るわれた大鎌の輝き、しかしそれを事も無げに受け止め、あるいは叩き落として近づくアポ朗。そして手が届く間合いに入った瞬間、アポ朗が繰り出した一発の掌底。
掌底が甲蟲人の腹部を捉えた瞬間、ドフン、と肉袋を叩いたような鈍い音がスティールの立っている場所まで響く。と同時に、スティールはまるで甲蟲人の背後の空気が破裂してしまったような錯覚を抱いた。
しばしの硬直、動かなくなった両者。
何が起きたのか、とスティールが小首を傾げた瞬間、甲蟲人の身体が崩れ落ちた。遠くから見ても既に意識は無いとハッキリ分かる崩れ方である。口から紫に近い色の血が漏れ出しているのを、ギリギリ視認する事ができた。
掌底の衝撃を内部に通したのか、とスティールは推察する。
堅牢な外骨格にヒビ一つ入れず、甲蟲人を無力化したのだと事態を理解すると共に、その出鱈目さに驚く。
外骨格はとても硬い。その代わり内部に衝撃が通り易いが、身体の局部にしか外骨格を持たない甲虫人ならともかく、甲蟲人は薄膜状の衝撃緩衝皮を外骨格のすぐ内側に備え、衝撃系の攻撃にも強い。その為甲蟲人を相手にするには【魔術】や【妖術】などの【魔法】を行使するのが一般的だというのに。
つまりアポ朗は、甲蟲人の衝撃緩衝皮が吸収できないほどの衝撃を撃ち込んだという事になる。
ハッキリと見せつけられた、自分との圧倒的な力の差。スティールには到底できない無効化の方法だ。
結局、甲蟲人は四秒程度で倒されていた。
スティールから、大きな息が吐き出される。無意識のうちに呼吸を止めていたらしい。
「ああ、全く、大旦那には敵わねェーなァ。なんなんだ、ありャ。勝てる気がしやしねェ」
口ではそんな事を言いつつ、スティールはくつくつと笑いを零す。
数多の謎の特殊技能を行使してくるだけでも想像を絶する常識外な存在だというのに、それを封じた生身の状態時でさえ、その肉体と卓越した技術で相手を完璧に制圧する黒い使徒鬼。
そんなあまりにも理不尽な存在に出会えたという幸運と、その存在から〝排除すべき敵〟ではなく〝使える部下〟として認識されているという僥倖。
それを再認識して、スティールは笑った。
もしこのままアポ朗に付き従った末に破滅が待っているとしても、後悔などしないとスティールは断言できた。
それはアポ朗に従う事で自分がより強くなれると確信しているからであり、また、憧れてしまったからだ。
アポ朗の表現し難きその強さに。どうしようもなく、魅せられてしまった。
獣のような男だからこそ、アポ朗の強さにまるで恋する乙女のように魅了されてしまったのである。
「ああ、全く。少しでも近づきてェーなァ」
普段通り非常に楽しそうに戦っているアポ朗に羨望の眼差しを向けながら、スティールはルベリアが戻ってくるまで素振りをして待つ事にした。
強くなる為には、一時も惜しいと思ったからだ。
やがてルベリアが戻ってきて、再度訓練を行い始める。
再び鳴り響く金属の悲鳴――剣戟の音が奏でる狂想曲。
スティールはアポ朗のように笑いながら、銀閃の中でルベリアと舞い続けた。
◆◆◆
「つァーいい湯だァ。最高だァ」
少々長引いた午前訓練を終えた後、スティールは温泉を堪能していた。
彼は帝国の騎士団に居た頃からシャワーを気軽に浴びられる立場だったが、天然モノの温泉は別格だった。訓練の疲れが取り去られ、身体の底から活力が漲ってくる。
効率的に回復できる湯の効能と、その心地よさにご満悦のスティールは背中を風呂の縁に預けた。そのまま身体を伸ばしながら木で舗装されている天井を見上げる。
しばらくそのまま天井を見ていたが、やがて瞼を閉じて訓練の光景を思い出す。
ルベリアが行っていた奇妙な足さばきや体移動は勿論、アポ朗の殴打や甲蟲人を倒した掌底、ドラゴタウロスを投げ飛ばした光景が脳裏に蘇る。あの技術を己が血肉にする為に、自分が実際に動く様を想像する。
最初は中々上手くいかないが、湯に浸かりながらのんびりとイメージし続けた。
数分も経つと、最初よりはマシな光景を想像できるようになっていた。後はやり方をアポ朗に聞けば、習得するまでの時間を多少なりとも短縮できる。
と、そこへ誰かが入ってきた。
「お疲れ様です、スティールさん」
「おう、お疲れ」
瞼を開けるまでもなく、スティールは相手を判別できていた。
現在スティールが居るのは、決められた階級の者達しか入れない上等な浴場だ。そして当然ながら男湯である。それらの条件に当てはまり、まるで透き通るような心地よい美声の持ち主と言えば、スティールが知る限り一人しかいなかった。正確に言えば、人ではなく鬼だが。
「今日は忙しかッたみてェーだな、セイ治先生。大旦那が帰ッてたからやるだろォとは思ッていたが、いや、派手だッたよなァ、ありャ」
「そうですね。ま、アポ朗兄さんらしいと言えばらしいんですけどね」
「だな。違いねェ」
「それに僕の部隊の新人達の良い経験になっていたんで、隊を預かる身としては嬉しい限りですよ。勿論僕にとっても良い経験になりましたし」
「そりャいい。セイ治先生のところが充実すればするほど、俺達の生存率が上がるからよ」
瞼は閉じたまま一度両手で湯を掬って顔を洗い、そこでようやくスティールは横を見た。
スティールの隣で同じく温泉を堪能する半聖光鬼のセイ治は、ニコニコと朗らかな笑みを浮かべている。
男の鬼人にしては非常に華奢な体躯、異性を魅了する甘いマスク、雄体なのに守ってやりたいと思わせる不思議な雰囲気を持っており、恐らく団内でアポ朗と一、二を争う色男だ。
しかしスティールの視線はそんな彼の無害そうな笑みではなく、その手にある木桶に入れられた酒瓶と二つのコップに注がれていた。
「ご一緒にどうですか?」
「お、くれんのかい?」
「一人で飲むよりも相手がいた方がいいですからね。ちなみにコレ、アポ朗兄さんのお土産です」
「ありがてェ」
セイ治からコップを受け取り、酒を注いでもらう。
白く濁った液体から香る独特な匂いに、スティールは口角が上がるのを自覚した。注いでもらってから、今度はセイ治のコップに注ぐ。
トプトプトプ、と耳に伝わる酒の音。広がる酒の匂い。思わずゴクリと唾を呑み込む。
「乾杯」
「乾杯、です」
コップを軽く当て合い、それからグイッと一気に飲む。
口に広がるその美味さに、スティールは思わずため息を洩らした。
「かァー。うめェじャねーか、コレ。こりャなんて酒だ?」
「〝トゥールラビランシュ〟っていうらしいですよ。なんでも迷宮都市で買った品だとかで、確か、迷宮で得られるアイテムの一つかなんかだとか言っていたような気がしますね」
「そりャうめェはずだ。迷宮で得られる酒は、極上なのが多いんだよ。なんでかは知らねェがな」
「そうなんですか? 僕や兄弟姉妹達の殆どはこの森以外を知らないので、興味ある話です。ぜひ聞かせてください」
セイ治はそう言うと身を乗り出した。キラキラと輝くその瞳は、まるで童子のようである。
思わぬその反応に、スティールは首を傾げた。
「あん? この森以外を、知らない? セイ治先生は森の外に出た事がないのかい?」
「ええ、私と兄弟姉妹達の殆どは森の外に出た事がありませんよ。産まれてからずっと、森の中で生活しています。ただ、アポ朗兄さんが『そろそろセイ治くん達も外を経験しないとな』って言ってましたから、近々皆で外に行くみたいです。その話を聞いた時から、僕はワクワクが止まらないんですよ」
心底楽しそうなセイ治の笑顔を見て、スティールも思わず笑みを零した。
「ああ、そうなのかい。そこまでワクワク出来るもんじェねーと思うんだがなァ。まあ、セイ治先生が判断する事だ、俺ァ何も言わねェーさ……そういやよ、セイ治先生とか大旦那って、何歳くらいなんだ? 俺は亜人の知り合いも多いが、流石に鬼人の知り合いはいねェからさ、外見で年齢がわかんねェーんだ」
「えーと……多分産まれたのが約百二十日前、くらいですかね? 正確には覚えていませんが、大体それくらいですよ。月日の経過で歳を数えるのなら、まだ半年も経ってませんね」
「…………え?」
「…………え?」
それを聞いたスティールの動きがガチリと固まり、セイ治はそれを不思議そうに見ながら小首を傾げた。
そのまま両者が固まる事暫く(スティールは驚愕によって、セイ治はスティールにつられてと、固まった原因には大きな差異があるが)。ゆっくりと、まるで放置されて錆びきった機械が無理やり動く時のようなぎこちなさで、スティールは動き始めた。
スティールの表情にはただ驚愕のみがあった。
「産まれたのが約百二十日前くらい、だと? つまり、ええーとよォ。大体今から四月前って事で、いいんだよな? 一年三百六十五日、十二月のうちの四月の間しか、生きていないんだよな?」
「え、ええ。それくらいですよ、僕達が産まれて現在までの月日なら。そりゃご存知の通り、ゴブ爺さんとかブラ里姉さんとかはもっと年上ですけど」
「いやいや、ええと……ちょいと確認だがよ、大旦那とセイ治先生は同年代の幼馴染、でいいんだよな? 同じくらいに産まれた、って事でいいんだよな?」
「はい。他にはカナ美姉さんとミノ吉兄さんとアス江姐さんを筆頭にして、グル腐ちゃんとかセイ水ちゃんとかが居ますね」
「なるほど……んでよ、セイ治先生とかミノ吉の旦那を一から鍛えたのが、大旦那、でいいんだよな? そうなんだよな?」
一旦落ち着く為に酒を飲み、スティールは訊いた。
「はい、間違いないですよ、それで……それにしても、こうして話していると何だか懐かしい思い出が蘇りますよ。アポ朗兄さんが僕達を鍛えてくれる前は、毎日の食糧もマトモにとれず、飢えていた時期もありました。といってもあれは数日かそこらの出来事でしたし、そもそもまだそんなに月日も経ってないはずなんですけどね。今の状況からすると、あの頃がとても遠い月日の出来事に思えるから不思議ですよ、あはは」
「いやいやいやいや……ええ、とよ。とりあえず苦労話は一先ず置いとくとしてよ。今まで訊いてなかったんだが、大旦那とかセイ治先生とかって、いやまず、傭兵団の元となった集団って、元々中鬼の集団だった、んだよな?」
勝手に勘違いしていた事が徐々に正されていく。まるで幻聴を聞いているのではと思ってしまいそうなほど混乱しているスティールは縋るように訊いた。
いかに常識外れな存在だとは理解していても、馬鹿げた存在だと心の底から思っていても、まさかそこまでは異常ではないだろう、と言いたげな声音だった。
「いえ、違いますよ? 僕達は皆、最初は小鬼でした。今でこそ【存在進化】して鬼人とか半鬼人だったりしてますけど、アポ朗兄さん達も含めて初めはゴブリンです。スペ星姉さんとブラ里姉さん達はホブゴブリンでしたけどね」
しかし現実は無情だった。
無情という言葉を用いる事が正しいのか、それとも間違っているのかはともかく、とにかく無情だった。
人間以外にのみ発生する【存在進化】という現象。それは人外達が数年、あるいは数十年単位で経験を積み、コツコツとレベルを上げ、レベル〝100〟に至った個体達の中から更に進化できるだけの才能を持つ者にしか発生しない。
職業レベルを〝100〟にすれば確実に【位階上昇】できる人間の【職業】と違い、一段飛ばしで強くなれる人外の【存在進化】は、才能が無ければできないという制約が存在する。
それがこの世界の常識だった。少なくともスティールはそう教えられてきたし、亜人の友人もそうだと言っていたし、スティール自身の経験からそれが事実なのだと思っていた。
もし人外が数ヶ月程度の短期間で【存在進化】できるのなら、またもし人外全てが確実に【存在進化】できるのなら、人間が現在のように生活範囲を広げる事は到底できなかっただろう。逆に人外達に支配される世界になっていた可能性すらある。
それくらい【存在進化】が人外にもたらす効果は強大なのだ。
アポ朗と出会う事によって殆ど壊されかかっていた自分の常識が完璧に崩れるのを感じつつ、スティールは最後の疑問を投げかける。
「頭痛がしてきたんで、最後の質問なんだがよ。大旦那は、一体どうやってあんな特殊技能を行使できるようになったんだ? なんで、あんなに強いんだ? どこであんな戦い方を身につけたんだ?」
「それは……アポ朗兄さんだからじゃないですか?」
セイ治はスティールの問いにほんの僅かな時間だけ考えを巡らせてから、ニコリ、と柔らかい笑みを浮かべてそう言った。
その屈託の無い笑み――あるいは考える事を放棄した笑み――を見て、コレ以上は無意味だと覚ったスティールは、小さく呻きながら温泉の中に身体全体を沈ませた。
湯は白く濁っており、その中を透かし見る事はできない。しかしスティールが沈んだ場所からはブクブクと泡が発生し続けている。
セイ治はじっとそれを見ていたが、やがて興味を失って酒を飲み始めた。
しばしの静寂が訪れる。
「本当に美味しいですね、コレ……迷宮都市、か。行ってみたいなぁ」
そんなセイ治の呟きに、応える者は居なかった。
スティールが沈んでから一分が過ぎ、その間にセイ治はコップ二杯分の酒を飲んでいた。
「――ぶはァ」
ようやく浮上したスティールは両手で髪を掻き上げ、オールバックのような髪型にしたまま、どこかスッキリとした表情でセイ治を見た。
ただしその目には、仄暗い輝きが浮かんでいる。
「そうだな。うん、大旦那だから何でもアリなんだ、でいいよなァ。俺達程度が、大旦那を何かしらの枠に分類できるはずがねェ。全てを理解できるはずがねェ。事実を事実として受け入れるくれェしか、俺にはできねェよ」
「そうですよ。アポ朗兄さんだから、何でもアリなんです。それでイイじゃないですか」
「だな。いやァ~それにしても、酒がうめェなッ」
再度乾杯を交わし、スティールは深く考える事を放棄した、セイ治と似たような笑みを浮かべる。
スティールとセイ治の酒盛りは、その後酒が無くなるまで続いた。
二人共温泉から出れば、再びそれぞれの仕事に向かう事となる。
温泉に入ったのはただ汗を流す為であり、まだやらねばならない仕事はいくらでも残っているのだ。
「さァーてと。んじャ気張ッて仕事するかァ!!」
温泉に浸かって体力を回復させたスティールは、元気に仕事をこなしていく。
仕事中に浮かんだ笑みは、かつて帝国に所属していた時よりも晴れ晴れと活気に満ちていた。
こうしてスティールの充実した一日は、ゆっくりと過ぎていくのだった。
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