アオに染まる💙

陽紫葵

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アオに染まる💙

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今村さんに話すしかないかな。
家に帰ってから電話をしてみた。
「あの、今日はすみませんでした」
「ううん、いいわよ」
「あの、相談したいことがあって」
「私に?」
「はい。電話じゃなくて、会えればいいんだけど」
「今、何処?」
「家ですけど」
「そう。私も家なんだけど、今から出てこれる?」
「はい」
住所を聞いて、今村さんの家に行くことにした。
電車に乗っていった。最寄り駅はマリ美容室と一緒で、駅から逆方向に歩いて10分弱のマンションだった。
エレベーターで10階まで上がり、インターフォンを押すと、すぐに今村さんが応対してくれた。
「ごめんね、来てもらっちゃって」
「いえ、私の方こそ、おじゃまします」
入って、リビングに行くと、ソファーに男性が座ってた。
「いらっしゃい」
「古田さん」
「私たち、結婚してるの」
「え、でも、苗字、」
「私、仕事では変えてないから。殆どの人、知らないわ」
「そう、だったんだ?あ、じゃあ、」
「うん、聞いたわ、今」
「今?」
「さっき、話した。この前は、まだ迷ってるみたいだったから、言えなかった。で、話してた時に、戸鞠さんから電話があったから、来てもらったらって言った」
「あの・・・」
「俺、いない方がいいよな、そっち行ってる」
と、古田さんは、別の部屋に行った。
「気になってはいたのよ。展示会の後、元気ないなぁって」
それは、赳央くんとの事もある。
「あんな大きい仕事したら、やりがい見いだせなくなるわよね」
「それは・・・」
「3課の仕事も、やれる見込みなさそうだし」
「私、今の仕事も楽しいんだけど」
「いいの、気にしなくて。青木くんには?」
「いえ、言ってないし。言う気もない」
「喧嘩でもした?」
「いえ、でも、話したら、止められそうだし」
「そうね、そうだよね。わかった。上司に相談してみる」
「お願いします」
「2課の人にも、今は言わない方がいいわよね」
「はい」
今村さんは、少し飲んだらしく、
「ごめんね、送ってやれなくて」
と言い、古田さんが送ってくれた。
「ごめんな、驚かせちゃって」
「ううん」
驚いたけど、拍子抜けしたくらい話は早く済んだ。
「展示会の事もさ、香織に聞いた。見に行きたかったけど、目立つからな」
「夫婦なのに、仕事一緒じゃないんですね?」
「あぁ、夫婦だから、かな。互いにやり辛いし、他のメンバーにも気遣わせちゃうだろ?」
「そうゆう考えもあるんですね」
「やっぱ、好きなように、伸び伸びとやれないと疲れちゃうよ。ただ、互いに話せないようなことはしない、って事かな」
「勉強になります」
「そういやさ、青木とは幼馴染みたいな感じなの?」
「幼馴染ってゆうか、まぁ、子供の頃から知ってるし、親戚でもあるんです」
「親戚?」
「遠い、ですけど」
「どんな?」
「ひいおばあちゃんがいとこ、だとか」
「え、辿れば、って感じだな」
「そうなんですけど」
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