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③
アオに染まる💙
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次の日、職場で
「私、結婚決まって・・・」
「え~おめでとう」
と、みんな喜んでくれて、
「それで、私、」
「仕事の事?」
と、足立さんが言った。
「はい、引っ越すことになるので」
「しょうがないわよね」
「すみません」
「謝らなくていいわよ」
足立さんと2人になった時、
「結婚の事だけじゃなくて、莉楽ちゃん自身が、青木くんと仕事したいって思ったんじゃない?」
「え?」
「この前、ショー見て時、そう感じたんだけど、違う?」
「違わないです」
「やっぱりね。でも、よかったじゃない?」
「はい」
「頑張ってね、多分、大変になりそうだけど」
「まぁ」
足立さんも、赳央くんの事はよくわかってる。だからだ。
帰って、電話で赳央くんに話すと、
「足立らしいな」
と。
「でもさ、莉楽が俺の同級生と仕事してるってのも、なんか、変な感じだよな」
「縁だよ」
「縁かぁ」
「みんないい人」
「そうだな」
半年後の、4月、私たちは結婚した。
式は赳央くんの実家の近くの神社で。
披露宴は別のレストランで。私たちの大学の先輩が経営しているレストランだ。
大学の人、職場の人、前の職場の人も何人か来てくれた。
2課の人や、佐藤さんも。
「おめでとう」
「ありがとうございます」
幸せな時間はあっとゆう間に過ぎた。
荷物は前以て運んであったので、終わってすぐに帰った。
新居と言っても、赳央くんがずっと住んでた家だし。
マリさんが、
「ごめんなさいね。もっと違う家に引っ越したらよかったのにね」
と言った。
帰ってから、式や、披露宴の思い出話をしていた。
「そう言えば、佐藤さん、仕事辞めるんだって」
「え、マジで?」
「結婚して、旦那さんの仕事手伝うんだって」
「え、佐藤さん、結婚してなかったんだ?」
「知らなかったの?」
「あぁ」
「私も初めて聞いたけど」
「最初は、莉楽の教育係だったんだよな」
「ううん、ちょっと怖かった」
「だろうな」
「でも、よかったのかもね」
「愛のムチ、だな」
「うん」
「俺の事も、心配してくれた」
「うん」
赳央くんがふっと息を吐いた。
「何ため息ついてんの?」
「幸せだなぁって」
「赳央くんさぁ、私と初めて会ったときの事覚えてるんでしょ?」
「あぁ、まだ2才くらいだったのかな?」
「私、覚えてない」
「可愛かったよ。あ、確か写真あったんじゃないかなぁ?」
「ホントに?見たい」
「ちょっと待って、親父に聞いてみる」
電話して・・・。
「ケータイのカメラで撮って送ってくれるって」
1時間程して、
「お、来た。
ほら」
と、画面を見せて、
「あ、私だ」
おもちゃで遊んでる私が写ってた。
「それと、これな」
「これ、赳央くん?」
「そうだよ」
膝の上に抱っこされていた。
赳央くんの子供の頃の写真初めて見た。
「可愛い、赳央くん」
「俺?」
「うん」
「莉楽の方が可愛い」
私を抱き上げ、膝の上に乗せ、
「今も可愛いよ」
「ありがと」
「今度実家行ったら、アルバム見ようか」
「うん、楽しみ」
「考えてみたらさ、俺が莉楽のレール引いちゃったような感じだよな」
「私はずっと、赳央くんが憧れだった。ファッションの事も、そうゆう才能とか」
「才能?そう言われても、俺自身はわかんないんだよな。ただ、思うがままなんだけど」
「センスなんじゃない?」
「センスねぇ」
「あとさ、人としてもさ、憧れてた」
「こんな俺を?」
「そうゆう言い方しなくったっていいじゃない。中学になる前にマリさんとこ来た時に、赳央くんに会って、あの時からずっと、好きだったんだもん」
「へぇ」
「赳央くんは子ども扱いだったと思うけど」
「小さい頃にあったイメージもあるからな」
「私を、アシスタントにしたいって思ったのは何故?」
「それは、俺にないものを、莉楽は持ってるからな。俺から見て、莉楽もセンスあると思うよ」
「ホントに?」
「あぁ。俺の言ってる事もすぐ理解してくれるし、任せられるし。似てるとこもあるしな」
「え、似てないよ」
「ううん、似てる。熱中すると、まわりが見えなくなるとことか」
「確かに、そうだ」
「なんかさ、莉楽しかいないよ」
「都合のいい女、じゃない?」
「なんだよ、それ?あ、言っとくけど、仕事のパートナーは別として、人生のパートナーに選んだのは、ちゃんと好きになったからだからだからな」
「うん」
後ろからぎゅっと抱きしめ、
「大好きだよ」
と、キスをした。
私も大好き。
私も、赳央くんしかいない。
「私、結婚決まって・・・」
「え~おめでとう」
と、みんな喜んでくれて、
「それで、私、」
「仕事の事?」
と、足立さんが言った。
「はい、引っ越すことになるので」
「しょうがないわよね」
「すみません」
「謝らなくていいわよ」
足立さんと2人になった時、
「結婚の事だけじゃなくて、莉楽ちゃん自身が、青木くんと仕事したいって思ったんじゃない?」
「え?」
「この前、ショー見て時、そう感じたんだけど、違う?」
「違わないです」
「やっぱりね。でも、よかったじゃない?」
「はい」
「頑張ってね、多分、大変になりそうだけど」
「まぁ」
足立さんも、赳央くんの事はよくわかってる。だからだ。
帰って、電話で赳央くんに話すと、
「足立らしいな」
と。
「でもさ、莉楽が俺の同級生と仕事してるってのも、なんか、変な感じだよな」
「縁だよ」
「縁かぁ」
「みんないい人」
「そうだな」
半年後の、4月、私たちは結婚した。
式は赳央くんの実家の近くの神社で。
披露宴は別のレストランで。私たちの大学の先輩が経営しているレストランだ。
大学の人、職場の人、前の職場の人も何人か来てくれた。
2課の人や、佐藤さんも。
「おめでとう」
「ありがとうございます」
幸せな時間はあっとゆう間に過ぎた。
荷物は前以て運んであったので、終わってすぐに帰った。
新居と言っても、赳央くんがずっと住んでた家だし。
マリさんが、
「ごめんなさいね。もっと違う家に引っ越したらよかったのにね」
と言った。
帰ってから、式や、披露宴の思い出話をしていた。
「そう言えば、佐藤さん、仕事辞めるんだって」
「え、マジで?」
「結婚して、旦那さんの仕事手伝うんだって」
「え、佐藤さん、結婚してなかったんだ?」
「知らなかったの?」
「あぁ」
「私も初めて聞いたけど」
「最初は、莉楽の教育係だったんだよな」
「ううん、ちょっと怖かった」
「だろうな」
「でも、よかったのかもね」
「愛のムチ、だな」
「うん」
「俺の事も、心配してくれた」
「うん」
赳央くんがふっと息を吐いた。
「何ため息ついてんの?」
「幸せだなぁって」
「赳央くんさぁ、私と初めて会ったときの事覚えてるんでしょ?」
「あぁ、まだ2才くらいだったのかな?」
「私、覚えてない」
「可愛かったよ。あ、確か写真あったんじゃないかなぁ?」
「ホントに?見たい」
「ちょっと待って、親父に聞いてみる」
電話して・・・。
「ケータイのカメラで撮って送ってくれるって」
1時間程して、
「お、来た。
ほら」
と、画面を見せて、
「あ、私だ」
おもちゃで遊んでる私が写ってた。
「それと、これな」
「これ、赳央くん?」
「そうだよ」
膝の上に抱っこされていた。
赳央くんの子供の頃の写真初めて見た。
「可愛い、赳央くん」
「俺?」
「うん」
「莉楽の方が可愛い」
私を抱き上げ、膝の上に乗せ、
「今も可愛いよ」
「ありがと」
「今度実家行ったら、アルバム見ようか」
「うん、楽しみ」
「考えてみたらさ、俺が莉楽のレール引いちゃったような感じだよな」
「私はずっと、赳央くんが憧れだった。ファッションの事も、そうゆう才能とか」
「才能?そう言われても、俺自身はわかんないんだよな。ただ、思うがままなんだけど」
「センスなんじゃない?」
「センスねぇ」
「あとさ、人としてもさ、憧れてた」
「こんな俺を?」
「そうゆう言い方しなくったっていいじゃない。中学になる前にマリさんとこ来た時に、赳央くんに会って、あの時からずっと、好きだったんだもん」
「へぇ」
「赳央くんは子ども扱いだったと思うけど」
「小さい頃にあったイメージもあるからな」
「私を、アシスタントにしたいって思ったのは何故?」
「それは、俺にないものを、莉楽は持ってるからな。俺から見て、莉楽もセンスあると思うよ」
「ホントに?」
「あぁ。俺の言ってる事もすぐ理解してくれるし、任せられるし。似てるとこもあるしな」
「え、似てないよ」
「ううん、似てる。熱中すると、まわりが見えなくなるとことか」
「確かに、そうだ」
「なんかさ、莉楽しかいないよ」
「都合のいい女、じゃない?」
「なんだよ、それ?あ、言っとくけど、仕事のパートナーは別として、人生のパートナーに選んだのは、ちゃんと好きになったからだからだからな」
「うん」
後ろからぎゅっと抱きしめ、
「大好きだよ」
と、キスをした。
私も大好き。
私も、赳央くんしかいない。
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