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2匹のペットは今がしあわせ

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ご主人さまはわりと結構、いや大分色んな所に敵が多い。
頻繁に狙われる。
こちらとしては正直寝るか交尾かのどちらかしかしたくないのに。

「タマモ、ミィケ!助けに来たぞ!」

そして、たまーにこういった、昔馴染みが現れる。

「お前たちは騙されているんだ!あの魔族こそ俺らのギルドをめちゃくちゃにした親玉で…」
「その話長い?もう良いかな?一生懸命話しているときはちゃんと聞きなさいって言われてるけど、もう良いよね、先輩。十分聞いたよね?」
「……うん。もう良いかな。早く捕まえよう」

元仲間だと言うそれは素早い。
諦めてはいないようで逃げながらも語りかけてくる。

「タマモ!?ミィケ!?覚えてないのか?あんなに一緒に戦ったのに!タマモお前とは兄弟のように育ったのに…!」

こういうのはやり辛い。
タマモは頭をかいて、ため息を吐いた。

「大丈夫覚えてるよ」

ミィケはタマモが追うのをやめたので、自分も止まる。
鼠は次はミィケを見る。

「ミィケ、お前は強くてかっこよくてみんなの憧れで…」

ミィケは考えて首を傾げた。
タマモが呆れる。

「先輩、それ自覚ないから。なにせ魔物ぶっ殺すことしか考えてなかったから周りの目なんて気にしてないし。人付き合いも悪いし。昔のことなんて、覚えてるか覚えてないか聞いたことはないけどね。どーでもいいし」
「タ、タマモ!?」

タマモはくるんとミィケに振り返り、口付ける。舌を絡ませあって唾液が溢れる。見せつけるようにすれば鼠は絶句する。

「先輩のも勃っちゃった。はやくヤりたいよねぇ?せっかく、会えたんだから、仲良くしよ?」

鼠に向き直ったタマモは興奮して顔をうっとりとさせる。ミィケもぺろりと口を舐めた。
その壮絶な妖しさに鼠はジリジリと後ろに下がる。
もうそれはタマモでもミィケでもない何かだ。




「タマモ、ミィケ。鼠を弱らせないでおくれと何度言えばわかるのかな」

サラは地下牢で遊んでいた二匹に「困った子たちだね」と笑った。
鼠は壁に四肢を拘束されていて、タマモとミィケに散々犯された穴からは血の混じった大量の精液が溢れていた。
その上、タマモとミィケの交尾を散々見せつけられ、そちらの方が犯されたことよりも精神的に参っているのかもしれない。
サラはその勃起した鼠のソレを靴でぐりぐりと踏みつけた。

「興奮してるなら、素質はあるか」

捕まえた鼠は相応のところに売り飛ばす。精神が強い人間であれば高く売れる。これも、ペット行きだろう。
ミィケと遊んでいたタマモがすり寄ってくる。

「ご主人さま、汚れちゃうから、足やめよ?」
「タマは優しいね」

ぐりぐりとペニスを責め続ければ精子を噴き出し、サラの靴を汚した。

「……綺麗にする?」

ミィケが小首を傾げた。

「可愛いお前たちにそんなことはさせられないよ。こんなものより私のを舐めて欲しいな」

タマモとミィケが喜んでとサラが寛いだそれに舌を這わす。

「バカだね、人間。この子たちが昔のことを懐かしみ、私から寝返るとでも?賢いタマモとミィケはそれが無駄なことだとわかっている。子ども時代を懐かしみこそすれば、そこに戻ることはできない。それと同じこと。元には戻れないことを頭で理解しているし、身体はこの通りだからね。残念だったね。ゲームオーバーだよ」

サラはくすくすと笑って二匹の頭を撫でる。
それに気持ちよさそうに喉を鳴らした二匹。タマモはサラのペニスを喉奥まで咥え、ペニスを譲ったミィケはサラに口付けを強請る。
変わり果てた2匹に鼠は今度こそ希望を捨てた。
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