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第四十話 誰の所有物でもない未来
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第四十話 誰の所有物でもない未来
朝は、ひどく静かだった。
ミレイユが最後に見た光は、牢の小さな明かり取りから差し込む、色のない朝だった。夜のあいだ一睡もできず、震えたまま藁の上に座り込み、足音のたびに怯え、鍵の音のたびに息を止めた。
売られる。
その言葉だけが、頭の中で膨らみ続けていた。
看守たちはもう昨夜の会話を忘れたように朝の見回りをしていたが、ミレイユにはそれがかえって恐ろしかった。自分の人生を地獄へ突き落とすかもしれない話が、彼らにとってはただの雑談だったのだ。
その程度のものに、自分は落ちた。
伯爵令嬢として、愛らしい妹として、誰より上に立てるはずだった自分が。
水差しが置かれる。
粗末な食事が差し入れられる。
いつもと同じ朝。
なのに、ミレイユの中では何かが限界を超えていた。
「いや……」
掠れた声が漏れる。
「いやよ……」
誰に向けて言っているのかも分からない。父か、母か、ルシアンか、見下した子爵夫人か、それとも格子の向こうの看守たちか。
助けてほしかったのではない。
ただ、こんな結末は自分にふさわしくないと、誰かに言ってほしかっただけなのかもしれない。
けれど誰もいなかった。
ミレイユは格子へ這い寄り、冷たい鉄に額を押しつけた。
思い出すのは、いつだって自分が奪う側だった頃のことばかりだ。姉の婚約者を奪った夜。使用人を怯えさせて満足した瞬間。母が自分を庇い、父が折れ、周囲が道を開けた日々。
あれが、永遠に続くものだと思っていた。
なのに今は、誰も道を開けない。
誰も怯えない。
誰も、自分を“失ってはならないもの”だと思っていない。
その事実が、最後まで受け入れられなかった。
「どうして……私が……」
それが最後まで、彼女の口から零れる言葉だった。
昼前、看守が見回りに来た時、ミレイユは藁の上でぐったりと横たわっていた。最初、眠っているのだと思ったらしい。だが返事がない。肩を揺すっても、動かない。
「おい」
もう一度呼ぶ。
やはり返らない。
慌てて役人が呼ばれ、牢の鍵が開けられる。けれど、すでに遅かった。
恐怖と疲労と、何日もまともに眠れなかった心身の消耗。
そして何より、自分が“売られる側”まで落ちた現実に耐えきれなかった心が、そこで尽きていた。
誰の涙もない、ひどく静かな終わりだった。
その報せがフォルディア伯爵家へ届いたのは、その日の夕方である。
ローレンス伯爵は書斎で書類を前にしていた。
整わない帳簿。
遅れる返書。
長女がいなくなってから露わになった、数えきれない小さな破綻。
そこへ役人からの封書が運ばれる。
開き、読み、そしてしばらく一文字も言えなかった。
「旦那様……?」
側に控えていたグレアムが低く呼ぶ。
伯爵は返事をしない。
ただ紙を持つ手が、わずかに震えている。
「……ミレイユが」
ようやく出た声は、別人みたいに掠れていた。
「獄中で……死んだ」
その一言で、部屋の空気が凍りついた。
グレアムは目を伏せる。
驚きはあっただろう。
だが、すべてを知っていた者だけが持つ、言葉にしようのない重さも同時にあった。
継母イザベルはその報せを聞いた瞬間、その場に崩れ落ちた。
「そんな……」
声が形にならない。
「そんな……ミレイユが……」
泣き叫ぶというより、呼吸そのものがうまくできなくなったようだった。侍女たちが駆け寄るが、彼女は誰の手も振り払うことができない。ただ床に座り込んだまま、娘の名を何度も繰り返す。
だが、そこでどれほど泣いても、何も戻らない。
甘やかし、庇い、止めなかった。
長女へ押しつけ、次女の気分を優先し続けた。
その果てに、家も、娘も、取り返しのつかないところまで壊した。
ローレンス伯爵は窓辺に立ったまま動けなかった。
父として娘を救えなかった。
当主として家を守れなかった。
そして何より、長女がどれほどのものを背負っていたかを、手放したあとでしか知ろうとしなかった。
その後悔は、もう何一つ間に合わない形で胸へ落ちていた。
一方で、レーヴェン公爵家には、その報せは夜に届いた。
セレナはその時、窓辺で借りていた植物誌を閉じたところだった。
ノックのあと入ってきたのは、公爵夫人ではなくアルベルトだった。
その顔を見た瞬間、何かがあったのだと分かる。
「伯爵家から?」
セレナが先に問うと、彼は頷いた。
「うん」
短い沈黙のあと、低く告げる。
「妹君が、牢の中で亡くなった」
セレナは動かなかった。
すぐには言葉が出ない。
悲鳴も、涙も、驚きの声も。
ただ、胸の奥へ冷たいものが静かに落ちていくのを感じた。
「……そう」
ようやく出た声は、自分でも驚くほど静かだった。
アルベルトはそれ以上、余計な説明をしなかった。
“可哀想だった”とも、
“気をしっかり”とも言わない。
彼はただ少し近くへ来て、セレナが自分で立っていられる距離に立つ。
その沈黙がありがたかった。
しばらくして、セレナはゆっくり椅子へ腰を下ろした。
哀れみはある。
もちろんある。
ミレイユは最後まで、自分が何をしたのかも、本当には分からないままだったのかもしれない。誰かを踏みにじることを当然だと思い、自分が落ちる番になって初めて世界の冷たさを知った。
それは哀れだ。
けれど、戻ろうとは思わなかった。
あの伯爵家へ。
あの歪んだ檻へ。
長女として、後始末をするために。
それだけは、はっきりしていた。
「私は」
セレナは静かに言った。
「戻りません」
アルベルトは頷く。
「うん」
「哀れだとは思う。でも、あの家へ戻れば、また全部を“私が何とかすること”にされる」
それはもう嫌だった。
嫌だと、ようやく言えるようになった。
「私は、あの檻には戻りません」
その言葉は、悲しみの中から出てきたのに、不思議と強かった。
アルベルトは少しだけ目を細める。
「君は最初から、誰の所有物でもなかった」
その一言で、セレナは目を閉じた。
婚約者の所有物でもない。
伯爵家の便利な長女でもない。
妹の後始末をするための人形でもない。
最初から、そうだったのだ。
ただ、自分がそれを忘れるように生きてきただけで。
窓の外には春の気配があった。
寒さの奥で、庭の木々が新しい葉を準備している。
昨日まで気づかなかったほど小さな変化が、確かにそこにある。
「少し、外へ出たいわ」
セレナがそう言うと、アルベルトは何も問わずに頷いた。
庭へ出る。
夜風はまだ少し冷たい。
けれど凍えるほどではない。
二人で並んで小径を歩く。アルベルトは手を取らない。腕を引かない。前を急がない。ただ、セレナの歩幅に合わせて、同じ速さで歩く。
それがどれほど優しいことか、セレナは今、ようやく知る。
伯爵家では、誰かの気分に合わせて自分が歩幅を変えた。
婚約者には値踏みされ、義妹には奪われ、父母には支える側であることを当然とされた。
けれど今、隣の人は何も奪わない。
何かを強いない。
ただ、歩調を合わせる。
それだけで十分だった。
庭の奥で、セレナは一度立ち止まった。
夜気の中へ息を吐く。胸の中の痛みは消えていない。伯爵家を完全に忘れることも、きっとないだろう。父と継母のことも、ミレイユの最後も、どこかでずっと引っかかり続けるのだと思う。
でも、それでも。
「私、ようやく分かったの」
ぽつりと口にする。
アルベルトは黙って隣にいる。
「奪われたのではなかったわ」
セレナは続ける。
「婚約者を、未来を、何か大事なものを奪われたのだと思っていた」
けれど違う。
「あれは、私を壊す災厄だった」
ルシアンも。
伯爵家の歪みも。
妹の暴虐も。
それらを“失った”のではない。
ようやく手放したのだ。
アルベルトはその言葉を静かに受け止め、そして低く言った。
「なら、これからは君が選べばいい」
セレナは小さく笑った。
「ええ」
誰かの機嫌のためではなく。
家の体裁のためでもなく。
所有されるためでも、奪われるためでもなく。
自分で選ぶ。
その未来が、ようやく目の前にある。
春の庭を、二人でまたゆっくり歩き出す。
姉の婚約者を奪った義妹は、檻を焼いても自由になれなかった。
けれど、奪われたと思っていた女は、ようやく自分の人生を取り戻した。
朝は、ひどく静かだった。
ミレイユが最後に見た光は、牢の小さな明かり取りから差し込む、色のない朝だった。夜のあいだ一睡もできず、震えたまま藁の上に座り込み、足音のたびに怯え、鍵の音のたびに息を止めた。
売られる。
その言葉だけが、頭の中で膨らみ続けていた。
看守たちはもう昨夜の会話を忘れたように朝の見回りをしていたが、ミレイユにはそれがかえって恐ろしかった。自分の人生を地獄へ突き落とすかもしれない話が、彼らにとってはただの雑談だったのだ。
その程度のものに、自分は落ちた。
伯爵令嬢として、愛らしい妹として、誰より上に立てるはずだった自分が。
水差しが置かれる。
粗末な食事が差し入れられる。
いつもと同じ朝。
なのに、ミレイユの中では何かが限界を超えていた。
「いや……」
掠れた声が漏れる。
「いやよ……」
誰に向けて言っているのかも分からない。父か、母か、ルシアンか、見下した子爵夫人か、それとも格子の向こうの看守たちか。
助けてほしかったのではない。
ただ、こんな結末は自分にふさわしくないと、誰かに言ってほしかっただけなのかもしれない。
けれど誰もいなかった。
ミレイユは格子へ這い寄り、冷たい鉄に額を押しつけた。
思い出すのは、いつだって自分が奪う側だった頃のことばかりだ。姉の婚約者を奪った夜。使用人を怯えさせて満足した瞬間。母が自分を庇い、父が折れ、周囲が道を開けた日々。
あれが、永遠に続くものだと思っていた。
なのに今は、誰も道を開けない。
誰も怯えない。
誰も、自分を“失ってはならないもの”だと思っていない。
その事実が、最後まで受け入れられなかった。
「どうして……私が……」
それが最後まで、彼女の口から零れる言葉だった。
昼前、看守が見回りに来た時、ミレイユは藁の上でぐったりと横たわっていた。最初、眠っているのだと思ったらしい。だが返事がない。肩を揺すっても、動かない。
「おい」
もう一度呼ぶ。
やはり返らない。
慌てて役人が呼ばれ、牢の鍵が開けられる。けれど、すでに遅かった。
恐怖と疲労と、何日もまともに眠れなかった心身の消耗。
そして何より、自分が“売られる側”まで落ちた現実に耐えきれなかった心が、そこで尽きていた。
誰の涙もない、ひどく静かな終わりだった。
その報せがフォルディア伯爵家へ届いたのは、その日の夕方である。
ローレンス伯爵は書斎で書類を前にしていた。
整わない帳簿。
遅れる返書。
長女がいなくなってから露わになった、数えきれない小さな破綻。
そこへ役人からの封書が運ばれる。
開き、読み、そしてしばらく一文字も言えなかった。
「旦那様……?」
側に控えていたグレアムが低く呼ぶ。
伯爵は返事をしない。
ただ紙を持つ手が、わずかに震えている。
「……ミレイユが」
ようやく出た声は、別人みたいに掠れていた。
「獄中で……死んだ」
その一言で、部屋の空気が凍りついた。
グレアムは目を伏せる。
驚きはあっただろう。
だが、すべてを知っていた者だけが持つ、言葉にしようのない重さも同時にあった。
継母イザベルはその報せを聞いた瞬間、その場に崩れ落ちた。
「そんな……」
声が形にならない。
「そんな……ミレイユが……」
泣き叫ぶというより、呼吸そのものがうまくできなくなったようだった。侍女たちが駆け寄るが、彼女は誰の手も振り払うことができない。ただ床に座り込んだまま、娘の名を何度も繰り返す。
だが、そこでどれほど泣いても、何も戻らない。
甘やかし、庇い、止めなかった。
長女へ押しつけ、次女の気分を優先し続けた。
その果てに、家も、娘も、取り返しのつかないところまで壊した。
ローレンス伯爵は窓辺に立ったまま動けなかった。
父として娘を救えなかった。
当主として家を守れなかった。
そして何より、長女がどれほどのものを背負っていたかを、手放したあとでしか知ろうとしなかった。
その後悔は、もう何一つ間に合わない形で胸へ落ちていた。
一方で、レーヴェン公爵家には、その報せは夜に届いた。
セレナはその時、窓辺で借りていた植物誌を閉じたところだった。
ノックのあと入ってきたのは、公爵夫人ではなくアルベルトだった。
その顔を見た瞬間、何かがあったのだと分かる。
「伯爵家から?」
セレナが先に問うと、彼は頷いた。
「うん」
短い沈黙のあと、低く告げる。
「妹君が、牢の中で亡くなった」
セレナは動かなかった。
すぐには言葉が出ない。
悲鳴も、涙も、驚きの声も。
ただ、胸の奥へ冷たいものが静かに落ちていくのを感じた。
「……そう」
ようやく出た声は、自分でも驚くほど静かだった。
アルベルトはそれ以上、余計な説明をしなかった。
“可哀想だった”とも、
“気をしっかり”とも言わない。
彼はただ少し近くへ来て、セレナが自分で立っていられる距離に立つ。
その沈黙がありがたかった。
しばらくして、セレナはゆっくり椅子へ腰を下ろした。
哀れみはある。
もちろんある。
ミレイユは最後まで、自分が何をしたのかも、本当には分からないままだったのかもしれない。誰かを踏みにじることを当然だと思い、自分が落ちる番になって初めて世界の冷たさを知った。
それは哀れだ。
けれど、戻ろうとは思わなかった。
あの伯爵家へ。
あの歪んだ檻へ。
長女として、後始末をするために。
それだけは、はっきりしていた。
「私は」
セレナは静かに言った。
「戻りません」
アルベルトは頷く。
「うん」
「哀れだとは思う。でも、あの家へ戻れば、また全部を“私が何とかすること”にされる」
それはもう嫌だった。
嫌だと、ようやく言えるようになった。
「私は、あの檻には戻りません」
その言葉は、悲しみの中から出てきたのに、不思議と強かった。
アルベルトは少しだけ目を細める。
「君は最初から、誰の所有物でもなかった」
その一言で、セレナは目を閉じた。
婚約者の所有物でもない。
伯爵家の便利な長女でもない。
妹の後始末をするための人形でもない。
最初から、そうだったのだ。
ただ、自分がそれを忘れるように生きてきただけで。
窓の外には春の気配があった。
寒さの奥で、庭の木々が新しい葉を準備している。
昨日まで気づかなかったほど小さな変化が、確かにそこにある。
「少し、外へ出たいわ」
セレナがそう言うと、アルベルトは何も問わずに頷いた。
庭へ出る。
夜風はまだ少し冷たい。
けれど凍えるほどではない。
二人で並んで小径を歩く。アルベルトは手を取らない。腕を引かない。前を急がない。ただ、セレナの歩幅に合わせて、同じ速さで歩く。
それがどれほど優しいことか、セレナは今、ようやく知る。
伯爵家では、誰かの気分に合わせて自分が歩幅を変えた。
婚約者には値踏みされ、義妹には奪われ、父母には支える側であることを当然とされた。
けれど今、隣の人は何も奪わない。
何かを強いない。
ただ、歩調を合わせる。
それだけで十分だった。
庭の奥で、セレナは一度立ち止まった。
夜気の中へ息を吐く。胸の中の痛みは消えていない。伯爵家を完全に忘れることも、きっとないだろう。父と継母のことも、ミレイユの最後も、どこかでずっと引っかかり続けるのだと思う。
でも、それでも。
「私、ようやく分かったの」
ぽつりと口にする。
アルベルトは黙って隣にいる。
「奪われたのではなかったわ」
セレナは続ける。
「婚約者を、未来を、何か大事なものを奪われたのだと思っていた」
けれど違う。
「あれは、私を壊す災厄だった」
ルシアンも。
伯爵家の歪みも。
妹の暴虐も。
それらを“失った”のではない。
ようやく手放したのだ。
アルベルトはその言葉を静かに受け止め、そして低く言った。
「なら、これからは君が選べばいい」
セレナは小さく笑った。
「ええ」
誰かの機嫌のためではなく。
家の体裁のためでもなく。
所有されるためでも、奪われるためでもなく。
自分で選ぶ。
その未来が、ようやく目の前にある。
春の庭を、二人でまたゆっくり歩き出す。
姉の婚約者を奪った義妹は、檻を焼いても自由になれなかった。
けれど、奪われたと思っていた女は、ようやく自分の人生を取り戻した。
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