8 / 26
第2章:新たな挑戦と揺れる王宮の思惑
2-3
しおりを挟む
数日後。マイラはセレナの手配で、ルシアン・ベルナールと初めての面会を果たすことになった。場所は王都の中心部、貴族街と商業街のちょうど境目に位置する「ベルナール商会」の本部ビルである。
外観は石造りの堂々とした建物で、貴族の館ほどではないが、一介の商人が構える事務所としてはかなり立派だった。周囲にも倉庫や馬車の停留所があり、常に大勢の使用人や従業員が慌ただしく出入りしている。この辺りは高級店が立ち並ぶ区画でもあり、貴族もよく訪れることから治安も比較的良好だ。
マイラは屋敷から馬車で乗り付け、セレナと合流してからビルの入口へと足を運んだ。すると、すぐに案内係らしき人が二人を出迎える。
「本日はようこそ、グランシェル侯爵令嬢、そしてフォルト伯爵令嬢。私、ルシアン様の秘書を務めますロイと申します。どうぞこちらへ」
長身で穏やかな顔立ちの青年が深々とお辞儀をし、二人をビルの中へと導いていく。
廊下を抜けて三階に上がると、そこには応接室がいくつも並んでいた。柔らかな絨毯が敷き詰められ、壁には高級感のある装飾が施されている。一般的な商会の事務所とは思えないほど上品な空間だ。
「まるで貴族のサロンみたい……」
セレナが小声でそうつぶやくのを聞いて、マイラも同意見だった。実際、ルシアンが貴族社会を意識してこのような内装にしているのだとしたら、そのセンスはなかなかのものだろう。ロイは応接室のひとつを開けて二人を通し、
「少々お待ちください。ルシアン様がすぐに参りますので」
と告げて部屋を出て行った。
綺麗に整頓された応接室には、大きめのソファとテーブルが配置され、両側に緩やかな曲線を描く肘掛け椅子が置かれている。テーブルの上には香り高い紅茶と焼き菓子が並べられ、すでに来客を歓待する準備が整っていた。
マイラはセレナと向かい合うように腰を下ろし、一度小さく息をつく。ここに来るまで多少の緊張はあったが、部屋の雰囲気やセレナの存在のおかげで、それも幾分か和らいでいる。
そうこうしているうちに、扉がノックされ、秘書のロイが再び姿を見せる。後ろには紺色のスーツに身を包んだ、すらりとした男性が続いていた。端正な顔立ちに落ち着いた雰囲気をまとい、年齢は二十代後半くらいだろうか。これが噂のルシアン・ベルナールなのだと、マイラはすぐに察した。
「初めまして、ルシアン・ベルナールと申します。本日はお忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございます」
彼は柔らかな笑みを浮かべながら、マイラとセレナの前で恭しく一礼する。貴族の正式な儀礼ほど堅苦しくはないが、礼儀正しさが感じられる所作だった。
「グランシェル侯爵令嬢のマイラ・グランシェルと申します。こちらこそ、お時間を作っていただき感謝いたします」
マイラが自己紹介すると、セレナも「あらためてフォルト伯爵令嬢のセレナ・フォルトです。ご無沙汰しています」と軽く会釈する。ルシアンはにこやかに目を細め、
「セレナ様からは時々お噂を伺っておりましたが、お会いするのは随分と久しぶりですね。お元気そうで何よりです」
と声をかける。どうやら二人はやはり顔見知りのようだ。
一通りの挨拶が済むと、ルシアンは秘書のロイに目配せし、彼はさっと給仕用のワゴンを持ってくる。入れたての紅茶の良い香りが部屋に満ち、カップがマイラとセレナの前に丁寧に置かれた。
「では、お茶をいただきながら……早速ですが、本日のご要件を伺ってもよろしいですか?」
ルシアンがテーブル越しに姿勢を正して問いかける。マイラは喉を一度潤してから、事前に考えていた話題を切り出す。
「はい。まずは、私たちグランシェル侯爵家が今後進めたいと考えている事業について、ルシアン様のように広い人脈や経験をお持ちの方にアドバイスを頂戴したく参りました。詳細はまだ大まかですが、いくつか興味を持っていただけそうな案件があります」
その言葉を受け、ルシアンは穏やかに微笑みながらうなずく。
「存じておりますよ。グランシェル侯爵家はもともと北西の領地を中心に、豊かな農産物や牧畜品を扱っているとか。かつては金属鉱山も所有していたと聞きました。どのように新たな価値を生み出すお考えなのか、ぜひお聞かせいただきたいですね」
まるで事前にしっかり調べてあったかのような知識量だ。マイラは内心感心すると同時に、説得力を持った提案をしなくてはと気を引き締める。
「……お恥ずかしながら、私自身はまだ勉強中の身ですので、粗削りな点もあるかと思いますが、お付き合いいただけると助かります」
それからマイラは、父デゼルの方針と自分自身の考えを整理してきたメモを見せながら説明を始める。グランシェル侯爵家の領地には、四季折々の特産品や質の良い家畜が育つ環境があるものの、主な販売ルートは国内向けに限られ、販路の拡大が課題だった。そこで、国境を超えた交易や都市部の大規模商業との連携を視野に入れ、さらなる収益拡大を狙いたいというわけである。
もともと領地には鉱山もあったが、採算が合わず休眠状態。しかし実際にはまだ鉄鉱石や少量の希少金属が取れる見込みがあり、適切な投資や技術を導入すれば再度の採掘が可能になるかもしれない。また、山間部には優れた木材資源もある。それらをどう活用するかを検討している最中なのだ。
マイラの話を丁寧に聞いていたルシアンは、ときおり感心したように「ほう」と小さく声を上げながら耳を傾ける。説明を終えたところで、彼はカップを置いて微笑む。
「私の正直な感想を言わせていただけるなら、かなり有望な案件だと思います。王都周辺には人口が増加している地域も多く、特産品を供給する需要は高まっている。それに加えて、隣国との取引はここ数年で急速に拡大しており、今がまさに好機とも言えるでしょう。……私で力になれることがあれば、ぜひ協力させていただきたいですね」
その好意的な回答に、マイラの胸は高鳴った。ルシアンという人物は、単なる実業家ではなく、しっかりと先を読む目を持ち、人との縁を大切にする姿勢が感じられる。
「ありがとうございます。もちろん、具体的な契約や投資については父の判断も仰がなければなりませんが、もしルシアン様にお力添えをいただけるなら心強いです」
マイラが頭を下げると、ルシアンは手を軽く振って遠慮するような仕草を見せる。
「いえいえ、お礼を言うのはまだ早い。私はビジネスで動く以上、利益を得たいという思いがあります。そちらにも相応の利益を提供しつつ、こちらも正当な報酬を得る。その関係が築けるなら、ぜひ積極的に進めていきたいと思いますよ」
そうして二人は、セレナも交えながら具体的な可能性を議論していった。侯爵家が新たに投じられる予算や人材の有無、ルシアン側が持っている商会ネットワークの範囲、物流ルートの確保など、細かな部分まで話が及ぶ。いつしか時間はあっという間に過ぎ、気づけば窓の外は夕暮れに染まり始めていた。
「今日は大まかな方針をすり合わせただけですが、今後はより詳細な計画を練りましょう。……よろしければ、改めて私からグランシェル侯爵様にお会いする機会を頂戴してもいいですか?」
ルシアンがそう申し出ると、マイラは嬉しそうに微笑んで、「はい、ぜひお願いします」と答えた。セレナも「良い話が進みそうでよかったわ」と満足そうである。
応接室を出てロビーへ向かう途中、ルシアンはマイラに少し距離を詰めて話しかけてきた。セレナは後ろで談笑しているロイと何やら楽しげに会話している。
「……マイラ様。突然の質問で失礼かもしれませんが、実は私も王宮の最近の騒動について、少し気にしていることがありまして」
「騒動……ラウル殿下の婚約破棄のことですか?」
マイラが問い返すと、ルシアンは申し訳なさそうに首を縦に振る。
「はい。貴族や商人の間でも、グランシェル侯爵家の令嬢が一方的に捨てられたと……正直、物騒な噂が広まっています。私としては、それが影響して侯爵家が事業に乗り出すのを渋るような展開にならないか気にかけていたのです。ですが、今日お話を聞いて、マイラ様がとても前向きで意欲的だとわかって安心しました」
マイラは、ルシアンがそこまで配慮してくれることに驚きと感謝を覚える。
「お気遣いありがとうございます。確かに、今回の婚約破棄が家の名誉を傷つけた部分もあるでしょう。けれど、だからと言って私たちは立ち止まっているわけにはいきません。父も、私も、“新しい道を切り開く”と決めたんです」
その言葉に、ルシアンは柔らかな笑みを返す。
「素晴らしい決意ですね。……何かありましたら、いつでも遠慮なくご相談ください。私も私なりに、できる限り力を尽くしたいと思っていますので」
そう言う彼の目には真摯な光が宿っている。マイラはその視線を受け止め、かすかに頬を染めながらも静かに微笑んだ。
---
外観は石造りの堂々とした建物で、貴族の館ほどではないが、一介の商人が構える事務所としてはかなり立派だった。周囲にも倉庫や馬車の停留所があり、常に大勢の使用人や従業員が慌ただしく出入りしている。この辺りは高級店が立ち並ぶ区画でもあり、貴族もよく訪れることから治安も比較的良好だ。
マイラは屋敷から馬車で乗り付け、セレナと合流してからビルの入口へと足を運んだ。すると、すぐに案内係らしき人が二人を出迎える。
「本日はようこそ、グランシェル侯爵令嬢、そしてフォルト伯爵令嬢。私、ルシアン様の秘書を務めますロイと申します。どうぞこちらへ」
長身で穏やかな顔立ちの青年が深々とお辞儀をし、二人をビルの中へと導いていく。
廊下を抜けて三階に上がると、そこには応接室がいくつも並んでいた。柔らかな絨毯が敷き詰められ、壁には高級感のある装飾が施されている。一般的な商会の事務所とは思えないほど上品な空間だ。
「まるで貴族のサロンみたい……」
セレナが小声でそうつぶやくのを聞いて、マイラも同意見だった。実際、ルシアンが貴族社会を意識してこのような内装にしているのだとしたら、そのセンスはなかなかのものだろう。ロイは応接室のひとつを開けて二人を通し、
「少々お待ちください。ルシアン様がすぐに参りますので」
と告げて部屋を出て行った。
綺麗に整頓された応接室には、大きめのソファとテーブルが配置され、両側に緩やかな曲線を描く肘掛け椅子が置かれている。テーブルの上には香り高い紅茶と焼き菓子が並べられ、すでに来客を歓待する準備が整っていた。
マイラはセレナと向かい合うように腰を下ろし、一度小さく息をつく。ここに来るまで多少の緊張はあったが、部屋の雰囲気やセレナの存在のおかげで、それも幾分か和らいでいる。
そうこうしているうちに、扉がノックされ、秘書のロイが再び姿を見せる。後ろには紺色のスーツに身を包んだ、すらりとした男性が続いていた。端正な顔立ちに落ち着いた雰囲気をまとい、年齢は二十代後半くらいだろうか。これが噂のルシアン・ベルナールなのだと、マイラはすぐに察した。
「初めまして、ルシアン・ベルナールと申します。本日はお忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございます」
彼は柔らかな笑みを浮かべながら、マイラとセレナの前で恭しく一礼する。貴族の正式な儀礼ほど堅苦しくはないが、礼儀正しさが感じられる所作だった。
「グランシェル侯爵令嬢のマイラ・グランシェルと申します。こちらこそ、お時間を作っていただき感謝いたします」
マイラが自己紹介すると、セレナも「あらためてフォルト伯爵令嬢のセレナ・フォルトです。ご無沙汰しています」と軽く会釈する。ルシアンはにこやかに目を細め、
「セレナ様からは時々お噂を伺っておりましたが、お会いするのは随分と久しぶりですね。お元気そうで何よりです」
と声をかける。どうやら二人はやはり顔見知りのようだ。
一通りの挨拶が済むと、ルシアンは秘書のロイに目配せし、彼はさっと給仕用のワゴンを持ってくる。入れたての紅茶の良い香りが部屋に満ち、カップがマイラとセレナの前に丁寧に置かれた。
「では、お茶をいただきながら……早速ですが、本日のご要件を伺ってもよろしいですか?」
ルシアンがテーブル越しに姿勢を正して問いかける。マイラは喉を一度潤してから、事前に考えていた話題を切り出す。
「はい。まずは、私たちグランシェル侯爵家が今後進めたいと考えている事業について、ルシアン様のように広い人脈や経験をお持ちの方にアドバイスを頂戴したく参りました。詳細はまだ大まかですが、いくつか興味を持っていただけそうな案件があります」
その言葉を受け、ルシアンは穏やかに微笑みながらうなずく。
「存じておりますよ。グランシェル侯爵家はもともと北西の領地を中心に、豊かな農産物や牧畜品を扱っているとか。かつては金属鉱山も所有していたと聞きました。どのように新たな価値を生み出すお考えなのか、ぜひお聞かせいただきたいですね」
まるで事前にしっかり調べてあったかのような知識量だ。マイラは内心感心すると同時に、説得力を持った提案をしなくてはと気を引き締める。
「……お恥ずかしながら、私自身はまだ勉強中の身ですので、粗削りな点もあるかと思いますが、お付き合いいただけると助かります」
それからマイラは、父デゼルの方針と自分自身の考えを整理してきたメモを見せながら説明を始める。グランシェル侯爵家の領地には、四季折々の特産品や質の良い家畜が育つ環境があるものの、主な販売ルートは国内向けに限られ、販路の拡大が課題だった。そこで、国境を超えた交易や都市部の大規模商業との連携を視野に入れ、さらなる収益拡大を狙いたいというわけである。
もともと領地には鉱山もあったが、採算が合わず休眠状態。しかし実際にはまだ鉄鉱石や少量の希少金属が取れる見込みがあり、適切な投資や技術を導入すれば再度の採掘が可能になるかもしれない。また、山間部には優れた木材資源もある。それらをどう活用するかを検討している最中なのだ。
マイラの話を丁寧に聞いていたルシアンは、ときおり感心したように「ほう」と小さく声を上げながら耳を傾ける。説明を終えたところで、彼はカップを置いて微笑む。
「私の正直な感想を言わせていただけるなら、かなり有望な案件だと思います。王都周辺には人口が増加している地域も多く、特産品を供給する需要は高まっている。それに加えて、隣国との取引はここ数年で急速に拡大しており、今がまさに好機とも言えるでしょう。……私で力になれることがあれば、ぜひ協力させていただきたいですね」
その好意的な回答に、マイラの胸は高鳴った。ルシアンという人物は、単なる実業家ではなく、しっかりと先を読む目を持ち、人との縁を大切にする姿勢が感じられる。
「ありがとうございます。もちろん、具体的な契約や投資については父の判断も仰がなければなりませんが、もしルシアン様にお力添えをいただけるなら心強いです」
マイラが頭を下げると、ルシアンは手を軽く振って遠慮するような仕草を見せる。
「いえいえ、お礼を言うのはまだ早い。私はビジネスで動く以上、利益を得たいという思いがあります。そちらにも相応の利益を提供しつつ、こちらも正当な報酬を得る。その関係が築けるなら、ぜひ積極的に進めていきたいと思いますよ」
そうして二人は、セレナも交えながら具体的な可能性を議論していった。侯爵家が新たに投じられる予算や人材の有無、ルシアン側が持っている商会ネットワークの範囲、物流ルートの確保など、細かな部分まで話が及ぶ。いつしか時間はあっという間に過ぎ、気づけば窓の外は夕暮れに染まり始めていた。
「今日は大まかな方針をすり合わせただけですが、今後はより詳細な計画を練りましょう。……よろしければ、改めて私からグランシェル侯爵様にお会いする機会を頂戴してもいいですか?」
ルシアンがそう申し出ると、マイラは嬉しそうに微笑んで、「はい、ぜひお願いします」と答えた。セレナも「良い話が進みそうでよかったわ」と満足そうである。
応接室を出てロビーへ向かう途中、ルシアンはマイラに少し距離を詰めて話しかけてきた。セレナは後ろで談笑しているロイと何やら楽しげに会話している。
「……マイラ様。突然の質問で失礼かもしれませんが、実は私も王宮の最近の騒動について、少し気にしていることがありまして」
「騒動……ラウル殿下の婚約破棄のことですか?」
マイラが問い返すと、ルシアンは申し訳なさそうに首を縦に振る。
「はい。貴族や商人の間でも、グランシェル侯爵家の令嬢が一方的に捨てられたと……正直、物騒な噂が広まっています。私としては、それが影響して侯爵家が事業に乗り出すのを渋るような展開にならないか気にかけていたのです。ですが、今日お話を聞いて、マイラ様がとても前向きで意欲的だとわかって安心しました」
マイラは、ルシアンがそこまで配慮してくれることに驚きと感謝を覚える。
「お気遣いありがとうございます。確かに、今回の婚約破棄が家の名誉を傷つけた部分もあるでしょう。けれど、だからと言って私たちは立ち止まっているわけにはいきません。父も、私も、“新しい道を切り開く”と決めたんです」
その言葉に、ルシアンは柔らかな笑みを返す。
「素晴らしい決意ですね。……何かありましたら、いつでも遠慮なくご相談ください。私も私なりに、できる限り力を尽くしたいと思っていますので」
そう言う彼の目には真摯な光が宿っている。マイラはその視線を受け止め、かすかに頬を染めながらも静かに微笑んだ。
---
2
あなたにおすすめの小説
裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
完結 愛される自信を失ったのは私の罪
音爽(ネソウ)
恋愛
顔も知らないまま婚約した二人。貴族では当たり前の出会いだった。
それでも互いを尊重して歩み寄るのである。幸いにも両人とも一目で気に入ってしまう。
ところが「従妹」称する少女が現れて「私が婚約するはずだった返せ」と宣戦布告してきた。
あなたが捨てた花冠と后の愛
小鳥遊 れいら
恋愛
幼き頃から皇后になるために育てられた公爵令嬢のリリィは婚約者であるレオナルド皇太子と相思相愛であった。
順調に愛を育み合った2人は結婚したが、なかなか子宝に恵まれなかった。。。
そんなある日、隣国から王女であるルチア様が側妃として嫁いでくることを相談なしに伝えられる。
リリィは強引に話をしてくるレオナルドに嫌悪感を抱くようになる。追い打ちをかけるような出来事が起き、愛ではなく未来の皇后として国を守っていくことに自分の人生をかけることをしていく。
そのためにリリィが取った行動とは何なのか。
リリィの心が離れてしまったレオナルドはどうしていくのか。
2人の未来はいかに···
[完結]不実な婚約者に「あんたなんか大っ嫌いだわ」と叫んだら隣国の公爵令息に溺愛されました
masato
恋愛
アリーチェ・エストリアはエスト王国の筆頭伯爵家の嫡女である。
エストリア家は、建国に携わった五家の一つで、エストの名を冠する名家である。
エストの名を冠する五家は、公爵家、侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家に別れ、それぞれの爵位の家々を束ねる筆頭とされていた。
それ故に、エストの名を冠する五家は、爵位の壁を越える特別な家門とされていた。
エストリア家には姉妹しかおらず、長女であるアリーチェは幼い頃から跡取りとして厳しく教育を受けて来た。
妹のキャサリンは母似の器量良しで可愛がられていたにも関わらず。
そんな折、侯爵家の次男デヴィッドからの婿養子への打診が来る。
父はアリーチェではなくデヴィッドに爵位を継がせると言い出した。
釈然としないながらもデヴィッドに歩み寄ろうとするアリーチェだったが、デヴィッドの態度は最悪。
その内、デヴィッドとキャサリンの恋の噂が立ち始め、何故かアリーチェは2人の仲を邪魔する悪役にされていた。
学園内で嫌がらせを受ける日々の中、隣国からの留学生リディアムと出会った事で、
アリーチェは家と国を捨てて、隣国で新しい人生を送ることを決める。
貴方が側妃を望んだのです
cyaru
恋愛
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
大好きな旦那様はどうやら聖女様のことがお好きなようです
古堂すいう
恋愛
祖父から溺愛され我儘に育った公爵令嬢セレーネは、婚約者である皇子から衆目の中、突如婚約破棄を言い渡される。
皇子の横にはセレーネが嫌う男爵令嬢の姿があった。
他人から冷たい視線を浴びたことなどないセレーネに戸惑うばかり、そんな彼女に所有財産没収の命が下されようとしたその時。
救いの手を差し伸べたのは神官長──エルゲンだった。
セレーネは、エルゲンと婚姻を結んだ当初「穏やかで誰にでも微笑むつまらない人」だという印象をもっていたけれど、共に生活する内に徐々に彼の人柄に惹かれていく。
だけれど彼には想い人が出来てしまったようで──…。
「今度はわたくしが恩を返すべきなんですわ!」
今まで自分のことばかりだったセレーネは、初めて人のために何かしたいと思い立ち、大好きな旦那様のために奮闘するのだが──…。
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
妻よりも幼馴染が大事? なら、家と慰謝料はいただきます
佐藤 美奈
恋愛
公爵令嬢セリーヌは、隣国の王子ブラッドと政略結婚を果たし、幼い娘クロエを授かる。結婚後は夫の王領の離宮で暮らし、義王家とも程よい関係を保ち、領民に親しまれながら穏やかな日々を送っていた。
しかし数ヶ月前、ブラッドの幼馴染である伯爵令嬢エミリーが離縁され、娘アリスを連れて実家に戻ってきた。元は豊かな家柄だが、母子は生活に困っていた。
ブラッドは「昔から家族同然だ」として、エミリー母子を城に招き、衣装や馬車を手配し、催しにも同席させ、クロエとアリスを遊ばせるように勧めた。
セリーヌは王太子妃として堪えようとしたが、だんだんと不満が高まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる