水城先生は手を出したい(水城先生と麻都2)

ペッパーミントコーヒー

文字の大きさ
7 / 12

7、忍耐、そして忍耐あああああああああ!!

しおりを挟む
エッチ厳禁で、麻都がめっちゃ舌打ちする。

「ちぇっ、期待してお腹も洗っておいたのに」

はあああ???
この子、腸洗浄までやってんの?
マジでやる気か、つか、なんでそんな物やってんだよ。

「なんでそんなの知ってンの?」

「だってさー、水城がいつ僕を襲ってもいいように、準備してんの。
ほら、休みにコンビニのバイトして、そのお金でね、いろいろ買ってる」

自室に行ってガタガタと、机の引き出しの奥に隠してるアダルトグッズを1個見せる。
なんか並んだビーズがいっぱいの奴に、アナル用のバイブ。

あーもうアナル開発してますか。そうですか。

全くこの子は、みんなの前では超絶ぶりっ子なのに、2人になるとメチャクチャ積極的というか、発情期真っ盛りというか。
僕の方が襲われそうなんですが。

「とにかく、セックス厳禁!」

「誰にも言わないから!ねえ!」

いきなりシャツのボタンはずして服を脱ぎ始める。
僕は慌ててその手を止めて、ボタンを留めた。

「そう言う問題じゃないの!お父さんは、麻都と僕を信用して許してくれたんだよ?
それを裏切っちゃいけない。わかるね?」

麻都がうつむいて唇を噛む。
すねる麻都は超絶可愛い。


抱きしめたい!!
グチャグチャにキスしたい!!
アナルに指突っ込んでグチャグチャにかき混ぜてこすりまくってアンアン言わせて突っ込みたい!!!

バンバンバンバン!突きまくりたい!!ああああーーーーー!!

……………………

ふうううう……

「ほら、ゲームしよっ!麻都の好きなワイルドレースの新作入れといたから」

「ほんと?」

「ほんと、ほんと。その前に、晩ご飯予定無ければ、一緒にラザニア作ろうか。
手が込んでるから、今から作れば丁度いい」

「ラザニアって、あの本に載ってた奴?僕食べたことない!
ああ……でも、うちはオーブン無いんだ」

「コンロにお魚焼くとこある?」

「あっ!それならあるよ?」

「オッケーオッケー、材料にラザニア皿、一揃い持ってきたから作ろう。
あとはサラダ、コーンとポテトどっちが好き?」

「どっちも!」

「よーし、どっちも入れちゃえ!」



狭いキッチンで、麻都の可愛いエプロン姿にハアハアしながら、襲いたい気持ちを抑えて2人でご飯を作る。
麻都が妹にラザニア食べさせたいって言うので、多めにソース作って半分は作り方のメモと冷蔵庫に入れた。

「わあ!凄い、美味しそう!水城凄いね、料理屋さん開けるよ」

「学生の時、洋食屋でバイトしてたからね、見て覚えたんだよ。
一人暮らし長いし」

ギュッと後ろから抱きついてくる。
おお、至福!

「絶対一緒に暮らそうね」

「うん、そうだね」


麻都の……心変わりがなかったらね……


ひとときの……
あのホテルの夜がもたらした、麻都のこれは小さなロウソクの炎だと思ってる。
まだこの子は17だ。

大学に行って、学校も変わればまた違う恋が待ってるさ。
僕はセックスしない。
セックスしない僕への気持ちはどんどん薄れていくだろう。

そんなものさ、そんな感じ……

僕の恋は、なかなか本気で終わらない。
好きになっても片思い。そして転勤で終わる。

「美味しい!ねえ、またこれ作ってね!
ううん、違った!一緒に作ろうね。僕もお嫁さんになるなら料理覚えなきゃ」

「あはは!お嫁さんか~」


可愛い麻都、大好きだよ。


人差し指にキスをして、彼の唇にぴとっと当てた。
麻都がきょんとして、その指をパクッとくわえる。

「えっ!?ちょ、」

チュウッと吸って、口の中で指をベロベロと絡みつくように舐めた。

うわっ!はっ!く、クソなんだこの……うわあ、指の間攻めるなぁ!!

慌てて引っ込めようとすると、ガシッと手を掴んでヌルヌル口で出し入れして、1本1本チュッチュッチュッとしごき始める。


ひいいいいい!!!!やめてええええええ!!


その様があまりに扇情的で~~~~
あれだ!指フェラかっ!!!

「うわっ!ちょっ、待て!悪かった、許して!いやああ~~!

離せえええええええ!!」

「ちゅっちゅっちゅっクチュックチュックチュッちゅうう……

ぴちゃ、ぺちゃ、チュッチュッチュックチュックチュックチュッ

チュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッ

ぷはあ……ヒヒッ、立った?」

クソッ、このエロガキ!
指1本でやられたっ!!

ぬうう、くっ、くそおおぉぉ、ズボンにテント出来た。

「トイレで出してくる」

上着で前を隠して立ち上がろうとすると、キラッキラの目でのぞき込んでくる。

「僕がこすってあげる!口でしてあげよっか!ミルク飲んでもいいよ!」

「断る!」

飲むとか言うなあっ!!

麻都が僕の前にひざまずき、ペニスくわえてフェラする妄想がもわもわ浮かぶ。

うわっ!妄想消えろ!消えてくれ!!

うおおおお、出そう!!

出そうううううう!!!!出る出る!

確かトイレはここだったあああ!!ガチャン!バンッ!


………………


「ふう…………」

マジやばかった……

マジ、これから風呂と寝る時どうしよう。
麻都の入浴中はエアーポッド付けてロックの大音量だ。
寝る時は居間で寝よう。

今夜一晩、忍耐忍耐で、窒息して死ぬかもしれない。
俺はトイレの水を流しながら、大きなため息を付いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中  二日に一度を目安に更新しております

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

過保護な義兄ふたりのお嫁さん

ユーリ
BL
念願だった三人での暮らしをスタートさせた板垣三兄弟。双子の義兄×義弟の歳の差ラブの日常は甘いのです。

この変態、規格外につき。

perari
BL
俺と坂本瑞生は、犬猿の仲だ。 理由は山ほどある。 高校三年間、俺が勝ち取るはずだった“校内一のイケメン”の称号を、あいつがかっさらっていった。 身長も俺より一回り高くて、しかも―― 俺が三年間片想いしていた女子に、坂本が告白しやがったんだ! ……でも、一番許せないのは大学に入ってからのことだ。 ある日、ふとした拍子に気づいてしまった。 坂本瑞生は、俺の“アレ”を使って……あんなことをしていたなんて!

処理中です...