3年前にも召喚された聖女ですが、仕事を終えたので早く帰らせてもらえますか?

せいめ

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2度目

やってしまった

 陛下は優しかった。優しくて、じわじわと攻めるような感じ。

 そして今は2人で湯浴みしている。本当に信じられない。

 流石に体もベタついてきたので、部屋に戻りたいと話すと、陛下が私を抱っこして、浴室に連れて来てくれた。
 そして陛下が丁寧に私の体を洗ってくれている。恥ずかしいし、何だかくすぐったい。

「リーナ、アレクは随分と跡をつけてくれたようだ……」

 ああ……、そうだった。

「申し訳ありません。気付いたらそうなってました。」

「リーナは悪くないから謝るな。」

 そんなことを言いながら陛下も色々な所に跡を付けていた。そして、浴室でもやってしまった……

 帰れないと聞いてショックを受け、自暴自棄になりつつある私は、こんなに簡単に流されてしまう人間だったようだ。
 この先どうしよう……
 避妊もしてない……

「リーナ。このまま一緒にいたいのだが、仕事も沢山あってな……、すぐに終わらせてくるから、この部屋で待っていて欲しい。
 この部屋ならアレクも勝手に入れないから安心だ。昨夜から色々あって疲れているだろうから、ベッドで休むといい」

 確かに、転移魔法が使える王弟殿下が、勝手に部屋に入ってこないかと不安があった。

「はい。では、この部屋で休ませてもらってもいいですか?」

「ああ。すぐに戻るからな。」

 陛下は私の頭を撫でて、額にキスをすると部屋から出ていった。

 私、王弟殿下の妃か愛妾になるのかな?
 もう絶対に帰れないってこと?でも陛下ともしちゃったし、この先どうなるのだろう?カーティスのこともどうしようか?

 考え事をしていたら、知らないうちに寝てしまっていたようだった。





 フッと目覚めると、陛下が戻っていた。

「リーナ。起きたか?」

「……はい。」

 陛下は寝起きの私を見て優しく微笑んでいた。

「リーナ。とりあえず、将軍は牢から出てもらって今は客室に移動してもらった。
 見張りの騎士が付いて部屋からは勝手に出れないが、牢よりはまともに過ごせる。とりあえず今はこれで我慢してくれ。」

 陛下は私が落ち込んでいるから配慮してくれたのかな。

「陛下、ありがとうございます。……嬉しいです。」

「それとリーナの今後のことだが、後日、アレクも入れて話し合おう。」

「王弟殿下とは話し合わなければならないのですね?私はどうしても帰りたいし、王弟殿下と特別な関係になるのは難しいと思います」

「本当に申し訳ない……。リーナが帰ることは難しいのだ。
 リーナの体にはアレクか私の子が宿っている可能性がある。そんなリーナを離すことはできないし、側において置きたい。分かって欲しい……」


 やっぱり、王弟殿下と話し合わなければならないのかぁ。
 私はあの人が苦手なのに。何であの時にワインなんて飲んでしまったのだろう?

 ああ、後悔。……後悔、後悔だー!




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