33 / 40
33.姉弟 【勇者side⑫】
しおりを挟む
「クソが……クソがクソがクソがクソがああああぁぁ!」
痛みを、怒りで押さえつけ。
オレは立ち上がった。
「ブッ殺してやる……コイツだけは……絶対に……!」
オレは剣を抜き、シャル姉……いや。
シャルロッテをにらみつけ。
「うおああああああああぁぁ!」
全力で、ヤツに突撃したが。
「ダーク・ホーリーウォール!」
バキイン!
「うがああああああぁぁ!」
シャルロッテが繰り出した光のカベに、弾き飛ばされた。
「ムダムダぁ! シャルちゃんの防御は鉄壁でーす! へっぽこダイトくんなんかに、破れるわけがありませーん!」
「そのわりに……ハンター・ハルカにはカンタンに破られてたよなぁ……?」
勝ち誇るシャルロッテに、オレはニヤリと笑った。
「なにが鉄壁だ……へっ!」
「む……」
シャルロッテの頬が、ヒクリと引きつる。
「そーいう細かいとこ、イラつくんだよねぇ。ホンっとキラい」
いまいましげに吐き捨てると、シャルロッテは光のカベを消し去った。
「クソ……がああぁぁっ……!」
オレは剣を支えに、どうにか立ち上がるが。
「ダーク・ホーリーシュート!」
すかさずシャルロッテは、光線を放った。
バシュバシュバシュバシュッ! ドシュッ! ドシュッ!
「ぎぃぃぃぃああああああああぁぁ!」
光線に左腕と右脚を貫かれ。
オレは膝から、前のめりに崩れ落ちた。
「ぐが、ああぁぁ……」
両腕からも両脚からも、血がドクドクと吹き出している。
もう、立ち上がれそうもなかった。
「そろそろ、お別れみたいだねぇ?」
シャルロッテがゆっくりと、オレに近づく。
手には、ナイフが握られていた。
「やっぱりトドメは、自分の手で刺すに限るよねー!」
シャルロッテが近づいてくる。
ニヤニヤと、勝利を確信した表情で。
「遠くから魔法で殺しても、ちーっともおもしろくないし!」
もはや、ヤツとオレとの距離は、ほんの少ししかない。
「死ぬ直前と、死ぬ瞬間と、死んだあと! 一番イイ顔はどれかなぁ? シャルちゃんがちゃーんと、見比べてあげるね! キャハハハハ!」
そして、ついに。
シャルロッテの足が。
オレの目の前で止まった。
「それじゃあバイバイ、ダイトくん! 地獄でサリィちゃんと仲良く――」
「うおああああああああああああああ!」
ガシッ!
オレは気力を振り絞り。
両手で、ヤツの左足首をつかんだ。
「へ?」
間抜けな声を出すシャルロッテに、憎しみの限りを込めて。
「おおぉぉぁぁああ……」
オレは気合ともに、体内の魔力を高めていく。
ゴゴゴゴ……!
周囲の空気が、ビリビリと震えだす。
「な……な……? なななな何? 何なのよぉ?」
うろたえるシャルロッテに向かい、オレは答える。
「メギド……」
「えっ……?」
「体内の魔力を暴走させて放ち、触れている生物を焼き尽くす……。勇者であるオレの、切り札だぜ……」
「ひっ……!?」
ヤツの口から、悲鳴がもれた。
「使えば瀕死状態になる……。しばらくは回復も受け付けなくなるが……」
オレはニヤリと笑う。
「コレでテメエをブチ殺せるなら、安いもんだ……!」
「う……うそ……でしょ……?」
シャルロッテは、震え声でつぶやくと。
「は、離して! 離せ! 離せ離せ! 離せええええぇぇ!」
足に力を込め、オレの手を引きはがそうとする。
しかし。
「誰が離すかよぉ……!」
オレは死に物狂いで、シャルロッテの足首を握り続けた。
「地獄に行くのはテメエの方だ――」
「離せって言ってんでしょうがよおおおおおおぉぉ!」
ドガッ!
「ぐほっ……!」
頭に激痛が走った。
シャルロッテが右足のカカトで、オレの頭を踏みつけたのだ。
「離せ離せ離せ離せ離せ! いい加減にしろおおおおおおおおぉぉ! 離せええええええええぇぇ!」
ドガッ! ドガッ! ドガッ! ドガッ!
「あがっ……がっ……ぎ……!」
シャルロッテのカカトが、頭に雨あられと降り注ぐが。
「ぐぎ……ぐ……ぬぐぐぐ……!」
オレは耐えた。
耐えに耐えて、己に魔力をため込み続ける。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
「あと30秒だ……フィナーレまで、あと30秒だよ……! へへっ……!」
オレの宣言に。
「イ……イヤ……」
シャルロッテは、弱々しい声をもらしたかと思うと。
「イヤあああああああああぁぁ!」
耳をつんざくような、金切り声が響いた。
「ごめんなさいダイトくん許してごめんなさい! あたしが悪かったから殺さないで! あたしたち姉弟だよね! ふたりだけの姉弟だよね! これから一生ダイトくんに尽くすからぜったいだからお願いお願い助けて助けて助けてええええええええ!」
カカトの雨は止まった。
顔を上げると、シャルロッテはブザマに尻もちをついている。
完全に、腰が抜けたらしい。
「何が……姉弟だよ……」
オレはあきれた。
心の底からあきれた。
「姉らしいことなんて……一度もされたこと……ねえ……よ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
「さあ……フィナーレだ……」
「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤああああああああああ!」
「最後に……言わせてもらうぜ……」
「だれか助けてええぇぇ! サリィちゃんツカサちゃん助けて! 助けて助けて助けてよおおおおおおおおおおお! イヤだあああああああああああああ!」
「昔から……オレは……オレも……テメエが……テメエの、ことが……」
「ジョウカーでもいいからああああああああぁぁ! ハンター・ハルカでもいいからああああああああああ! 解呪師さんでもいいからああああああああああ! お願いだからああああああああああああ!」
「大キライ……だったぜ」
「イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだあああああああああああああああ!」
心地よい、シャルロッテの音色を耳にしながら。
オレは。
収束した魔力を、解き放つ。
「メギド……」
カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオン!
「あぎいいいいいいいぎゃああああああああああああああああああああ!」
巻き起こった爆風は。
一瞬で。
シャルロッテを黒焦げにした。
その、美しい光景に。
「へへっ……へへへっ……」
口からは自然と、暗い笑いがもれた。
「へへへへ! へへへへへへ! へへへへへへへへ! へへへへへへへへへへへへ!」
ひとしきり笑ったあとで、爆風がおさまると。
目の前には。
焼け焦げた消し炭の山。
すなわち。
シャルロッテだったものの残骸が、こんもりと残されているだけだった。
「ざまぁみやがれ……」
ふっと、体の力が抜けた。
オレは今度こそ、前のめりに突っ伏す。
意識を手放す瞬間、耳元で。
カツカツカツ……。
誰かの足音が、聞こえたような気がした……。
痛みを、怒りで押さえつけ。
オレは立ち上がった。
「ブッ殺してやる……コイツだけは……絶対に……!」
オレは剣を抜き、シャル姉……いや。
シャルロッテをにらみつけ。
「うおああああああああぁぁ!」
全力で、ヤツに突撃したが。
「ダーク・ホーリーウォール!」
バキイン!
「うがああああああぁぁ!」
シャルロッテが繰り出した光のカベに、弾き飛ばされた。
「ムダムダぁ! シャルちゃんの防御は鉄壁でーす! へっぽこダイトくんなんかに、破れるわけがありませーん!」
「そのわりに……ハンター・ハルカにはカンタンに破られてたよなぁ……?」
勝ち誇るシャルロッテに、オレはニヤリと笑った。
「なにが鉄壁だ……へっ!」
「む……」
シャルロッテの頬が、ヒクリと引きつる。
「そーいう細かいとこ、イラつくんだよねぇ。ホンっとキラい」
いまいましげに吐き捨てると、シャルロッテは光のカベを消し去った。
「クソ……がああぁぁっ……!」
オレは剣を支えに、どうにか立ち上がるが。
「ダーク・ホーリーシュート!」
すかさずシャルロッテは、光線を放った。
バシュバシュバシュバシュッ! ドシュッ! ドシュッ!
「ぎぃぃぃぃああああああああぁぁ!」
光線に左腕と右脚を貫かれ。
オレは膝から、前のめりに崩れ落ちた。
「ぐが、ああぁぁ……」
両腕からも両脚からも、血がドクドクと吹き出している。
もう、立ち上がれそうもなかった。
「そろそろ、お別れみたいだねぇ?」
シャルロッテがゆっくりと、オレに近づく。
手には、ナイフが握られていた。
「やっぱりトドメは、自分の手で刺すに限るよねー!」
シャルロッテが近づいてくる。
ニヤニヤと、勝利を確信した表情で。
「遠くから魔法で殺しても、ちーっともおもしろくないし!」
もはや、ヤツとオレとの距離は、ほんの少ししかない。
「死ぬ直前と、死ぬ瞬間と、死んだあと! 一番イイ顔はどれかなぁ? シャルちゃんがちゃーんと、見比べてあげるね! キャハハハハ!」
そして、ついに。
シャルロッテの足が。
オレの目の前で止まった。
「それじゃあバイバイ、ダイトくん! 地獄でサリィちゃんと仲良く――」
「うおああああああああああああああ!」
ガシッ!
オレは気力を振り絞り。
両手で、ヤツの左足首をつかんだ。
「へ?」
間抜けな声を出すシャルロッテに、憎しみの限りを込めて。
「おおぉぉぁぁああ……」
オレは気合ともに、体内の魔力を高めていく。
ゴゴゴゴ……!
周囲の空気が、ビリビリと震えだす。
「な……な……? なななな何? 何なのよぉ?」
うろたえるシャルロッテに向かい、オレは答える。
「メギド……」
「えっ……?」
「体内の魔力を暴走させて放ち、触れている生物を焼き尽くす……。勇者であるオレの、切り札だぜ……」
「ひっ……!?」
ヤツの口から、悲鳴がもれた。
「使えば瀕死状態になる……。しばらくは回復も受け付けなくなるが……」
オレはニヤリと笑う。
「コレでテメエをブチ殺せるなら、安いもんだ……!」
「う……うそ……でしょ……?」
シャルロッテは、震え声でつぶやくと。
「は、離して! 離せ! 離せ離せ! 離せええええぇぇ!」
足に力を込め、オレの手を引きはがそうとする。
しかし。
「誰が離すかよぉ……!」
オレは死に物狂いで、シャルロッテの足首を握り続けた。
「地獄に行くのはテメエの方だ――」
「離せって言ってんでしょうがよおおおおおおぉぉ!」
ドガッ!
「ぐほっ……!」
頭に激痛が走った。
シャルロッテが右足のカカトで、オレの頭を踏みつけたのだ。
「離せ離せ離せ離せ離せ! いい加減にしろおおおおおおおおぉぉ! 離せええええええええぇぇ!」
ドガッ! ドガッ! ドガッ! ドガッ!
「あがっ……がっ……ぎ……!」
シャルロッテのカカトが、頭に雨あられと降り注ぐが。
「ぐぎ……ぐ……ぬぐぐぐ……!」
オレは耐えた。
耐えに耐えて、己に魔力をため込み続ける。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
「あと30秒だ……フィナーレまで、あと30秒だよ……! へへっ……!」
オレの宣言に。
「イ……イヤ……」
シャルロッテは、弱々しい声をもらしたかと思うと。
「イヤあああああああああぁぁ!」
耳をつんざくような、金切り声が響いた。
「ごめんなさいダイトくん許してごめんなさい! あたしが悪かったから殺さないで! あたしたち姉弟だよね! ふたりだけの姉弟だよね! これから一生ダイトくんに尽くすからぜったいだからお願いお願い助けて助けて助けてええええええええ!」
カカトの雨は止まった。
顔を上げると、シャルロッテはブザマに尻もちをついている。
完全に、腰が抜けたらしい。
「何が……姉弟だよ……」
オレはあきれた。
心の底からあきれた。
「姉らしいことなんて……一度もされたこと……ねえ……よ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
「さあ……フィナーレだ……」
「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤああああああああああ!」
「最後に……言わせてもらうぜ……」
「だれか助けてええぇぇ! サリィちゃんツカサちゃん助けて! 助けて助けて助けてよおおおおおおおおおおお! イヤだあああああああああああああ!」
「昔から……オレは……オレも……テメエが……テメエの、ことが……」
「ジョウカーでもいいからああああああああぁぁ! ハンター・ハルカでもいいからああああああああああ! 解呪師さんでもいいからああああああああああ! お願いだからああああああああああああ!」
「大キライ……だったぜ」
「イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだあああああああああああああああ!」
心地よい、シャルロッテの音色を耳にしながら。
オレは。
収束した魔力を、解き放つ。
「メギド……」
カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオン!
「あぎいいいいいいいぎゃああああああああああああああああああああ!」
巻き起こった爆風は。
一瞬で。
シャルロッテを黒焦げにした。
その、美しい光景に。
「へへっ……へへへっ……」
口からは自然と、暗い笑いがもれた。
「へへへへ! へへへへへへ! へへへへへへへへ! へへへへへへへへへへへへ!」
ひとしきり笑ったあとで、爆風がおさまると。
目の前には。
焼け焦げた消し炭の山。
すなわち。
シャルロッテだったものの残骸が、こんもりと残されているだけだった。
「ざまぁみやがれ……」
ふっと、体の力が抜けた。
オレは今度こそ、前のめりに突っ伏す。
意識を手放す瞬間、耳元で。
カツカツカツ……。
誰かの足音が、聞こえたような気がした……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活
石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。
ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。
だから、ただ見せつけられても困るだけだった。
何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。
この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。
勿論ヒロインもチートはありません。
他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。
1~2話は何時もの使いまわし。
亀更新になるかも知れません。
他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
最強付与術師の成長革命 追放元パーティから魔力回収して自由に暮らします。え、勇者降ろされた? 知らんがな
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
旧題:最強付与術師の成長革命~レベルの無い世界で俺だけレベルアップ!あ、追放元パーティーから魔力回収しますね?え?勇者降ろされた?知らんがな
・成長チート特盛の追放ざまぁファンタジー!
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
付与術のアレンはある日「お前だけ成長が遅い」と追放されてしまう。
だが、仲間たちが成長していたのは、ほかならぬアレンのおかげだったことに、まだ誰も気づいていない。
なんとアレンの付与術は世界で唯一の《永久持続バフ》だったのだ!
《永久持続バフ》によってステータス強化付与がスタックすることに気づいたアレンは、それを利用して無限の魔力を手に入れる。
そして莫大な魔力を利用して、付与術を研究したアレンは【レベル付与】の能力に目覚める!
ステータス無限付与とレベルシステムによる最強チートの組み合わせで、アレンは無制限に強くなり、規格外の存在に成り上がる!
一方でアレンを追放したナメップは、大事な勇者就任式典でへまをして、王様に大恥をかかせてしまう大失態!
彼はアレンの能力を無能だと決めつけ、なにも努力しないで戦いを舐めきっていた。
アレンの努力が報われる一方で、ナメップはそのツケを払わされるはめになる。
アレンを追放したことによってすべてを失った元パーティは、次第に空中分解していくことになる。
カクヨムにも掲載
なろう
日間2位
月間6位
なろうブクマ6500
カクヨム3000
★最強付与術師の成長革命~レベルの概念が無い世界で俺だけレベルが上がります。知らずに永久バフ掛けてたけど、魔力が必要になったので追放した元パーティーから回収しますね。えっ?勇者降ろされた?知らんがな…
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる