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魔族の新年の祝い方!
day 2
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1日の夜。ルカはソワソワしていた。
昨日はアルバと裸で抱き合うだけで寝たから、今日こそは触ってもらえると思ったし、そういうことをするのだと思ったらドキドキして入念に風呂で体を綺麗にしたり、落ち着かず期待している自分が恥ずかしい。アルバの風呂を待つ間も暇つぶしに読んでいた魔導書に集中できずにもう同じページを何度も読んでいる。
アルバはゆっくりすると言っていた。いつも性急な目合いについていけずわけがわからないまま強い刺激に圧倒されているから、優しくしてくれるだろうかと期待して何を考えているんだと恥ずかしさに布団をかぶる。
何を期待して待っているんだ。アルバの風呂は遅く、待っている間ずっと落ち着かないことがバカみたいでいっそ先に寝てしまおうかと考えて、寝られないと目をパッチリあける。今朝からずっと疼いて仕方がなかった。アルバは何でもないような顔をして日中は一切ルカに手を出さず、普通においしいものを食べたり飲んだりしてゆっくりと過ごした。お風呂の前にも一言もなにも言わなかったが、もしかして期待しているのは自分だけなのではないかとルカは一抹の不安を覚える。
(するん……だよな?)
ルカが布団をかぶったままいると寝室の扉がひらいた。振り返るべきか迷い、今さら寝たふりでもきめこもうかと迷っているとギシ、とベッドが軋む音がしてそれからアルバがルカの頭まで被った布団を剥いだ。
「何してるんだ」
アルバと目が合う。ルカは隠れるものがなくなり、赤くなりながらも覚悟を決めた。
「……お前がおそいから、待ってたんだろ」
正直に言うとアルバはふっと笑った。
「いい子で待てて偉いな」
アルバはルカの頭を撫でる。撫でてもらえれば嬉しくてポカポカしたものの、これで嬉しいと思う自分は恥ずかしく、ルカはアルバの手を払い除けた。
「子ども扱いするなばかものめ」
無駄に不遜に振る舞ってしまったが、アルバはハイハイと気にしている様子もない。ルカはたまには自分から歩み寄るのも悪くないだろうと思い、アルバに近づき、胡座をかくアルバの膝のうえにのっかった。アルバの腕を持ってきて自分の身体に巻く。
さぁ構えという気持ちでルカが目を瞑るとアルバはわざとらしく物わかりが悪いふりをしてルカに聞いた。
「なに?」
「今日は触らせてやっても、いい」
ルカはアルバに頭を擦り寄せる。アルバはルカに回させられた腕のとおりにそのまま力を入れ、ルカをぎゅっと抱きしめた。
「光栄だな」
しばらくアルバはルカを抱きしめたまま動かず、ルカの、耳にキスを軽くしたりするだけで何も手を出してこないことに業を煮やしてルカは振り返りアルバを見た。
「……昨日の、新年祝の続き、するんだろ」
「なに、そんなに期待してたの?」
アルバが言い出したことなのにルカだけ期待していたみたいに言われて腹が立つ。
「しないなら寝るけど」
「もうこれだけいちゃついてるんだ。始まってるだろ?」
ルカは意味が分からずに頭にはてなを浮かべた。アルバはルカのパジャマのボタンに手をかけはずした。
「裸になるのがまだまだったな」
ゆっくり脱がされる間もルカは自分が期待しているのが分かった。まだ何もされていないのに下半身が反応しそうになって戸惑う。これじゃあ好色家みたいで嫌だ。
ルカは服を全てアルバに脱がされ、アルバも脱いで、昨日と同じように二人は裸になった。そのまま今度は向かい合わせで抱っこをしてアルバがルカにソフトなキスをする。昨日の寝る前はキスさえされることなく寝かされたから、唇が重なり合うだけで嬉しくてその先を期待した。けれどいくら待ってみてもアルバはいつもみたく深いキスをしてこない。深いキスをしないままアルバは口にキスをするのをやめ、おでこや鼻の先、顎や耳、首筋などにキスを始めた。それからルカをゆっくりとベッドに押し倒す。
ルカはベッドに押し倒されるだけで胸がたかなった。鎖骨や肩、うで、手のひら、指先、まるで確認でもするかのように一つ一つ丁寧にアルバはルカに口づけしていく。胸、肋骨、お腹、おヘソ、足の指先に至るまで細かにただひたすら肝心な部分を除いて全身へ軽いキスをした。
キス以上の強い刺激がないのに、ルカの口からは時折「ぁ…っ」や「ん…っ」など小さな喘ぎが漏れる。ずっともどかしい刺激ばかりでルカはもどかしく思ってはいたものの、多文化の儀式のようなものだと思いアルバにすべてまかせた。ほとんど何もされていないのに中心はお腹につきそうなほど張り詰め、ピクピクと動いて触られないまま雫が落ちて糸を引く。
恥ずかしくてルカはそれを拭おうとすると、性器に触れようとしているのだと思われアルバに手をぱちんと払われてしまった。
「触るな」
「さわってない」
ルカはムッとする。
「むしろ、そんなにキスばっかしてないで触れよ」
「今日は全身にキスして抱き合うだけだ」
最後まですると思っていたルカは純粋に驚いて目を丸くする。
「正気か?」
「やっぱり我慢出来ない?ルカは堪え性のない雑魚だからな。ここもいっぱい、ヨダレまで垂らして」
ルカはごくりと期待にのどをならした。
「さわって……」
アルバにアピールをするように少し腰を突き出すと、アルバは軽くルカのおでこにキスをした。
「だめ」
「なんで……っ」
「ルカの負け?ギブアップするの?ゆっくりしたいっていっただろ」
負けと言われると抵抗したくなる。でも我慢もできなくてどうにかまけといわずギブアップともいわず触ってもらえないかとルカは考えたものの、口からはただ不満がもれただけだった。
「ゆっくりって、いったけど……こんなまどろっこしいこと……」
「新年の儀式だから」
アルバがそう言うとルカは「でも」と腰を揺らした。
「ルカも俺にキスして」
ルカは役割を与えると大人しく従い、アルバの真似をするようにおでこに始まり、頭の天辺から足の爪先までアルバにゆっくり口づけた。
「上手、いい子だ」
アルバがルカを褒めると、ルカはまた先走りをこぼしてアルバにキスをねだった。
「ちゅーしたい……」
アルバはルカの言う通りにちゅ、ちゅ、と啄むようなキスをした。
「もっと……」
アルバがキスを続けるとルカは「ちがう」と口を開ける。
「それは明日までお預けな」
アルバはルカを撫でた。そして不満そうにするルカを抱きしめ、濡れた中心とお腹を軽く拭ってやってから布団に引きずり込み、足を絡ませる。
「今日はもうおやすみ、ルカ」
ルカは不満を訴えるかの如く小さく唸った。
アルバはそれを知らないフリをしてルカが自分で自分のものを触れないようにルカを抱きしめ、目をつむった。
昨日はアルバと裸で抱き合うだけで寝たから、今日こそは触ってもらえると思ったし、そういうことをするのだと思ったらドキドキして入念に風呂で体を綺麗にしたり、落ち着かず期待している自分が恥ずかしい。アルバの風呂を待つ間も暇つぶしに読んでいた魔導書に集中できずにもう同じページを何度も読んでいる。
アルバはゆっくりすると言っていた。いつも性急な目合いについていけずわけがわからないまま強い刺激に圧倒されているから、優しくしてくれるだろうかと期待して何を考えているんだと恥ずかしさに布団をかぶる。
何を期待して待っているんだ。アルバの風呂は遅く、待っている間ずっと落ち着かないことがバカみたいでいっそ先に寝てしまおうかと考えて、寝られないと目をパッチリあける。今朝からずっと疼いて仕方がなかった。アルバは何でもないような顔をして日中は一切ルカに手を出さず、普通においしいものを食べたり飲んだりしてゆっくりと過ごした。お風呂の前にも一言もなにも言わなかったが、もしかして期待しているのは自分だけなのではないかとルカは一抹の不安を覚える。
(するん……だよな?)
ルカが布団をかぶったままいると寝室の扉がひらいた。振り返るべきか迷い、今さら寝たふりでもきめこもうかと迷っているとギシ、とベッドが軋む音がしてそれからアルバがルカの頭まで被った布団を剥いだ。
「何してるんだ」
アルバと目が合う。ルカは隠れるものがなくなり、赤くなりながらも覚悟を決めた。
「……お前がおそいから、待ってたんだろ」
正直に言うとアルバはふっと笑った。
「いい子で待てて偉いな」
アルバはルカの頭を撫でる。撫でてもらえれば嬉しくてポカポカしたものの、これで嬉しいと思う自分は恥ずかしく、ルカはアルバの手を払い除けた。
「子ども扱いするなばかものめ」
無駄に不遜に振る舞ってしまったが、アルバはハイハイと気にしている様子もない。ルカはたまには自分から歩み寄るのも悪くないだろうと思い、アルバに近づき、胡座をかくアルバの膝のうえにのっかった。アルバの腕を持ってきて自分の身体に巻く。
さぁ構えという気持ちでルカが目を瞑るとアルバはわざとらしく物わかりが悪いふりをしてルカに聞いた。
「なに?」
「今日は触らせてやっても、いい」
ルカはアルバに頭を擦り寄せる。アルバはルカに回させられた腕のとおりにそのまま力を入れ、ルカをぎゅっと抱きしめた。
「光栄だな」
しばらくアルバはルカを抱きしめたまま動かず、ルカの、耳にキスを軽くしたりするだけで何も手を出してこないことに業を煮やしてルカは振り返りアルバを見た。
「……昨日の、新年祝の続き、するんだろ」
「なに、そんなに期待してたの?」
アルバが言い出したことなのにルカだけ期待していたみたいに言われて腹が立つ。
「しないなら寝るけど」
「もうこれだけいちゃついてるんだ。始まってるだろ?」
ルカは意味が分からずに頭にはてなを浮かべた。アルバはルカのパジャマのボタンに手をかけはずした。
「裸になるのがまだまだったな」
ゆっくり脱がされる間もルカは自分が期待しているのが分かった。まだ何もされていないのに下半身が反応しそうになって戸惑う。これじゃあ好色家みたいで嫌だ。
ルカは服を全てアルバに脱がされ、アルバも脱いで、昨日と同じように二人は裸になった。そのまま今度は向かい合わせで抱っこをしてアルバがルカにソフトなキスをする。昨日の寝る前はキスさえされることなく寝かされたから、唇が重なり合うだけで嬉しくてその先を期待した。けれどいくら待ってみてもアルバはいつもみたく深いキスをしてこない。深いキスをしないままアルバは口にキスをするのをやめ、おでこや鼻の先、顎や耳、首筋などにキスを始めた。それからルカをゆっくりとベッドに押し倒す。
ルカはベッドに押し倒されるだけで胸がたかなった。鎖骨や肩、うで、手のひら、指先、まるで確認でもするかのように一つ一つ丁寧にアルバはルカに口づけしていく。胸、肋骨、お腹、おヘソ、足の指先に至るまで細かにただひたすら肝心な部分を除いて全身へ軽いキスをした。
キス以上の強い刺激がないのに、ルカの口からは時折「ぁ…っ」や「ん…っ」など小さな喘ぎが漏れる。ずっともどかしい刺激ばかりでルカはもどかしく思ってはいたものの、多文化の儀式のようなものだと思いアルバにすべてまかせた。ほとんど何もされていないのに中心はお腹につきそうなほど張り詰め、ピクピクと動いて触られないまま雫が落ちて糸を引く。
恥ずかしくてルカはそれを拭おうとすると、性器に触れようとしているのだと思われアルバに手をぱちんと払われてしまった。
「触るな」
「さわってない」
ルカはムッとする。
「むしろ、そんなにキスばっかしてないで触れよ」
「今日は全身にキスして抱き合うだけだ」
最後まですると思っていたルカは純粋に驚いて目を丸くする。
「正気か?」
「やっぱり我慢出来ない?ルカは堪え性のない雑魚だからな。ここもいっぱい、ヨダレまで垂らして」
ルカはごくりと期待にのどをならした。
「さわって……」
アルバにアピールをするように少し腰を突き出すと、アルバは軽くルカのおでこにキスをした。
「だめ」
「なんで……っ」
「ルカの負け?ギブアップするの?ゆっくりしたいっていっただろ」
負けと言われると抵抗したくなる。でも我慢もできなくてどうにかまけといわずギブアップともいわず触ってもらえないかとルカは考えたものの、口からはただ不満がもれただけだった。
「ゆっくりって、いったけど……こんなまどろっこしいこと……」
「新年の儀式だから」
アルバがそう言うとルカは「でも」と腰を揺らした。
「ルカも俺にキスして」
ルカは役割を与えると大人しく従い、アルバの真似をするようにおでこに始まり、頭の天辺から足の爪先までアルバにゆっくり口づけた。
「上手、いい子だ」
アルバがルカを褒めると、ルカはまた先走りをこぼしてアルバにキスをねだった。
「ちゅーしたい……」
アルバはルカの言う通りにちゅ、ちゅ、と啄むようなキスをした。
「もっと……」
アルバがキスを続けるとルカは「ちがう」と口を開ける。
「それは明日までお預けな」
アルバはルカを撫でた。そして不満そうにするルカを抱きしめ、濡れた中心とお腹を軽く拭ってやってから布団に引きずり込み、足を絡ませる。
「今日はもうおやすみ、ルカ」
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