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新たな町へ

317話 やっと昼食です 2

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「お待たせ、グレド……。食事の準備ありがとう」

「だ、旦那もう少し威厳を出さないと、舐められるぜ?」

「え!威厳、俺が…?威厳………出てないかな?」

《………まったく……出てませんよ?ククク》

『そこで、笑うなよ!』

「出てないから、舐められるんだぜ?」

 あぁ、誰かに……ニグスの件でも聞いたかな?

「アハハ、そうか?でも、俺が威厳出したら……みんなここには、居られないと思うなぁ~?」

「そうなのか……?」

「ヒッ!」

 また、ビックリだよ……。
 頼むから後ろからそっと、声を掛けて来るな!
 今度からゲイルの探知は切らずに、しておくかな。それともナビに頼むか?

「ゲイルか、威厳って分かるの?」

「あれだろ……偉い人が、弱い奴をいじめる?」

「ゲイルそれは、違うから。それは、単に嫌な奴だ!」

「……そうか……なら……?」

「ぶ、こりゃ無理か。ハハハ!」

 クレド笑うなよ?可哀想だぞ。ちゃんと教えてやってくれよ?

「そうですよぉ~。旦那様は、このままが良いです。優しい旦那様。それが一番です」

「優しくて、強い旦那が一番か?イリア?」

「そうですよ。それが良いです」

 あ、なんだか話しが逸れてる……。

「あぁもう、ほら腹へったから。みんな食べるよ?カシュー!カナルご飯だよ!こっち来なよ?」

「「今、行きます」」

 カナル、カシューがニグスを連れ戻ってくる。

「すみません。少し話しをしてて」

「そう?なら飯食べようか?」

「はい!皆さん揃ったところで?旦那様!」

「おう。では、頂きます!」

「「「「「「「「「頂きます」」」」」」」」」

 今日の昼のメニューは、おにぎりに、鳥のから揚げ、玉子焼き、イモモサラダ(ポテトサラダ)にユキのフライ、エビフライにサンドイッチ。
 そして、エビ団子入りスープ。

「おお、旨そうだ!クレド頑張ったね」

「イリアにも、手伝って貰いましたがね。頑張りましたよ!」

「頑張りましたよ!旦那様。ほら、どうぞから揚げです!」

 イリヤがフォークを目の前に出してくる。
 あ~んは、しないから!自分で食べてくれ。

「二人ともありがとう。ほら、みんな感謝して!」

 よし逸らせた!ナイス俺。

「ありがとうございます。あの頃の食事とは違って、美味しい物が食べれる。それにグレドが、頑張ってくれてるから、毎日美味しい物が食べれますね」

「本当に……。旦那様には感謝を!」

 マイナ!俺に祈るな!怖いから。
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